ゴキブログ一覧
2025 .9.30
タケノホソクロバ
Fuscartona martini
珍しく六本木に出かけました.
エレベーターを降りたときに気が付いたズボンに黄色いゴミ?
と思ったらタケノホソクロバでした.
地下鉄からビルまでササ類の茂みなど通っていないのですがどこで付いたのかよくわかりません.
とりあえず,フィルムケースに入れ確保.
用が済んでから長旅をして事務所に戻りました.
さあこいつをどうするかと見るとケース底に糸を履いて蛹化の準備をしています.
納得です.
六本木には少し早く着いたので,近くのベンチに座って待っていたのですが,その時蛹化場所を探してうろついていた本種が体のどこかに登ってきたのでしょう.
小さかったのでまだまだ成長するかと思っていたのですが秋なのでこんなサイズなのかもしれません.
私を慕ってついてくれたのなら大事にしないといけないですね.
来年まで保管します.
2025 .9.29
Hemithyrsocera vittata続々孵化
Hemithyrsocera vittata hatching one after another.
ダニ駆除で分けていた卵鞘が続々と孵化がはじまりました.
すでに3つ目.
孵化した幼虫は,念のためダニ排除した親容器とは別に保管しています.
何度も紹介していますが若齢幼虫はアリのようです.
2025 .9.27
Paranauphoeta basalis ダニ駆除
Construction of a Mite-Free Breeding Container for Paranauphoeta basalis
今日は本種.
今日見ると息を吹きかけても出てこない.
しかし,いない訳はない.
過去に何度もこれに騙されて,安心から突き落とされたことか.
と言う分けで実行しました.
まずはダニフリーにした虫体を入れる容器を準備.
熱湯風呂も用意しますがここでは省略.
この状態から虫体を拾わないようにミズゴケ,葉,ヤシガラなどを片っ端から熱湯風呂へ入れていきます.
大分さっぱりしました.
ここで気が付いたのは若齢幼虫がいない.
いたらいたで小さいのは別するのが大変なのでいない方が楽なのだが少し不安.
死亡した幼虫がないので,死んでいるわけではなく♀が産んでいない.
はたして,たまたま産仔する直前のタイミングだったのか?
来ればっかりは待つしかないので先に進める.
一旦虫体を新しい容器に入れ,ヤシガラを少々を振りかけ虫体をヤシガラに何度かくぐらせ,もう一回新しい容器に虫体を移す.
目視でダニがいないのも確認しながら,用意した飼育容器に移します.
餌を入れて完了.
1ヵ月経過観察をします.
2025 .9.26
徘徊性のダニ駆除について思うこと
Thoughts on Eliminating Micro-Wandering Mites
この徘徊性のダニの駆除ですが,ゴキブログチャンネルでもお伝えしましたが,マダガスカルゴキブリ類と同居している徘徊性の大型(1mm以上)のダニは,どうも虫体には無害.
マダゴキにとっては存在していた方が良い.
では,今回駆除対象にしているこのダニはどうかというと,本種も徘徊するだけで虫体には何ら影響はないようである.
事実,Eucorydia linglongは,上のような状態にもかかわらず大繁殖してくれている.
よく見ていると,ダニは虫体には目もくれずひたすら走り回っているだけ.
しかし,下の映像のように高い場所に登る習性?があるのか,知らないでいると速やかに登り,気が付かず別のケージを触ると次から次へと生息域を広げていく.
ゴキブリの繁栄をとるか,人の快適さをとるか.
なので現在,ルリゴキブリが今までにないほど劣勢になってしまったところに,たまたまこのダニが入ったので放置しているが,なんとなくだが滅びずに繋いでいる.
このダニはいなくても,虫体の勢いと飼育環境がマッチしていれば不要なんだろうが,飼育環境が問題あるときはこのダニが問題を除去してくれているような気がする.
皆さんはどちらを取りますか?
こちらでは,Eucorydia linglongのダニ大繁殖区と,排除区のふたつを作りどうなるか様子を見てみたいと思います.
乞うご期待.
2025 .9.24
レプトミンのモデルチェンジ
ReptoMin model change
最近多用していたレプトミン[超大粒]ですが,新たに買おうとしたら今まで使っていたパッケージと違うことに気が付きました.
何が違うのか?
いろいろ見ると,どうも色が緑から薄茶色になっている?
ネットで見ると移りによっては緑にも見える写真はあるが,容器の絵やそもそも旧タイプを売っているところが少ない.
現在食べてくれている製品をあまり変えたくないのですが違いが良くわからないので新旧バージョンを購入しました.
両方とも[超大粒]ですが,左の新バージョンのパッケージは餌の色が茶色っぽい.
中身です.
やはり色が緑ではない.
メーカーはカメの健康向上のためのさらなる改良としているが,色が・・.
このように,常食としているMFと同じ色.
レプトミンはMFに比べ割高なので,全ての種に与えているわけではなく,MFをあまり食べない種や繁殖を頑張ってほしい種に与えている.
そのため,MFと色が同じだとまずは与えていたかが分かり難く,食べているかの観察するのに「ンン」となりそう.
まあ,見分けは仕方ないとしてゴキブリが今まで通り食べるのか分からない.
そこで,いろんな種に両方与えてみました.
与えてから1週間後です.
サツマツチゴキブリ→わからん.
キチャバネゴキブリ→わからん.
イエゴキブリ→両方食べる.
ルリゴキブリ→両方食べるが新が多いか?
モリチャバネゴキブリ→旧タイプ?
ウルシゴキブリ→両方食べるがわずかに新の勝ち?
Pseudoglomeris magnifica→両方食べるが旧タイプの勝ち?
ということで,ほとんど変わらないようですが私的には旧タイプの方が食べている気がする.
しかし,もう販売されなくなるはず(超大粒以外は残るのか?).
しばらくは使い分けや新たな製品を考えたいと思います.
2025 .9.22
単為生殖Eupolyphaga sp.卵鞘
Eupolyphaga sp. oothecae of parthenogenetic.
4月に採卵した卵鞘はいまだに孵化せず.
生きていた♀成虫もすべて死亡したので最後の望みの卵鞘確保した.
このグループの卵鞘は両性生殖しても変形しているのが多いがやはりこちらの方が多く感じる.
早ければ10月には孵化が始まるはずだが,4月分が全く孵化しないのでこれも怪しいかもしれない.
2025 .9.19
秋の龍ケ崎
Autumn in Ryugasaki
大分涼しくなった昨今.
芋虫たちが蛹化のため樹を降りてきました.
まずはモンクロシャチホコ.
桜といえばアメリカシロヒトリだったのですが最近はモンクロばかりとなりました.
ヒロヘリアオイラガ,
モンスズメ?
洗い場のマスに落ちて出ようと困っていたので外に出しました.
胴部のシミが気になりますが仕方なし.
シマヘビ幼蛇.
涼しくなったのかヘビ類を見かけることが多くなりました.
可愛いですがこのサイズでも噛んできます.
元に戻すと小さな草むらに潜り見失いました.
不思議と思い探すと丸くなってジッとしています.
こうやって難を逃れるんですね.
最後にニホンヤモリ.
バッタを狙っているようです.
後半月もすると,この辺も寂しくなると思います.
あー,それまでにやることが沢山ある.
どうしよう.
2025 .9.18
Hemithyrsocara vittataダニ駆除
Construction of a Mite-Free Breeding Container for Hemithyrsocara vittata
3種目.
ダニの状態.
左が熱湯風呂.
本種の飼育は,タッパー内だけヤシガラが入っているのでルリゴキブリより断然楽.
ヤシガラをひとつひとつゴキブリ虫体が付いていないか確認し熱湯へ.
これは卵鞘が付いているので外して保管.
タッパーの底にも卵鞘があるので回収.
タッパーが空になったら熱湯風呂で殺虫.
最後は飼育ケージ内に残ったミズゴケを少しずつ虫体や卵鞘が付着していないか確認しながら熱湯へ.
あらかた熱湯へ入れたら最後に残った虫体を一旦から容器に入れダニの有無を確認.
分けた卵鞘.
結構見つかりました.
これらはダニの卵が付着しているかもしれないので孵化するまで湿ったミズゴケを少し入れ別保管.
そして完了.
1ヵ月は様子を見て根絶か判断します.
2025 .9.17
青ヶ島2
Aogashima Island 2
早くも離島日.
午前中に各所へのあいさつで回り,空いた時間で近場の展望台へ.
道中拾ったタマムシ.
マメツダ.
可愛い植物です.
伊豆諸島では普通に見ますが,東京,茨城では見たことないです.
島で唯一の居酒屋.
営業は不定期のようですが昨晩は運よく飲みに行けました.
帰りはヘリが予約取れなかったので船に乗るため港へ.
断崖絶壁に造られた港.
昔は大変だったと思います.
乗船です.
よくある写真ですが青ヶ島全景.
今回の訪島では,思いがけない方々とお会い出来,また沢山の方にお世話になりました.
大変良い出張が出来ました.
感謝いたします.
2025 .9.16
青ヶ島1
Aogashima Island 1
まずは中継地.
大晴天.
そして憧れの青ヶ島です.
今年の離島運はあまりよくありませんでした.
宿の予約が出来ない.
帰りの船だけ取れない.
飛行機が壊れる.
台風が大発生,などなど.
なので今回も心配していたのですが,私が予約に絡まないとすべてうまくいくことが分かりました.
目的はもちろんゴキブリ探し,もあるのですが仕事です.
一日の仕事が終わり,夕ご飯まで時間があるので夕日を見に展望台へ.
晩御飯を食べ散歩中に見つけた昆虫.
言わずと知れたサツマゴキブリ♀成虫.
トゲナナフシ?
写真は撮りませんでしたが,カタツムリも沢山いました.
ゴキブリは全体的には他の島より少ない感じですね.
と言う分けで1日目はおしまい.
良い一日でした.
2025 .9.12
Panchlora niveaダニ駆除
Construction of a Mite-Free Breeding Container for Panchlora nivea
続いて本種.
作業の手順や配置はEucorydia linglongと同じ.
Eucorydia linglongより楽なのはケージ全体マットではないこと.
ミズゴケや大きな資材はピンセットで虫体が付いていないか確認しながら熱湯風呂へ.
1♂が入っているのは飛んだので叩いたら落ちてしまった個体.
しかし,たまに見逃してこうなる個体も出てしまった.
旧ケージ内が虫体だけになってから一旦別の容器に移す.
移した状態.
ここで,目視でダニを見つけ潰す.
それを,少量のヤシガラに混ぜてヤシガラ洗浄.
さらにもう一回清潔な容器に虫体だけ移す.
それらを用意した飼育ケージに入れて完成.
成功していると良いのですが.
2025 .9.11
ツチカニムシ科
Chthoniidae
ダニを排除したケージを眺めていたら走り回るダニ?がいる!
慌てて匙で拾い潰そうとしたらツメがある.
カニムシかもしれない.
拡大すると何か違う.
さらに拡大.
動きが早くこれ以上は諦め.
胴部がやけに長く,下膨れ.
しかし,どこかで見たと思い書籍「東洋のガラパゴス小笠原」を見るとカニムシの仲間であったがツチカニムシというグループに入るらしい.
ツチカメムシは馴染みだが,ツチカニムシは舌を噛みそうな名前.
トビムシを食べるらしいので,もしかしたらダニを食べていたのかもしれない.
と言う分けで元のケージに戻してダニ退治をお願いした.
逃がした後に「日本産土壌動物」を見ると,検索表が載っていた.
同定できたかもしれない.
次捕まえら同定します.
2025 .9.10
Eucorydia linglongのダニ排除ケージ構築
Construction of a Mite-Free Breeding Container for Eucorydia linglong
ずーと忙しく,手を付けれませんでした.
しかし,放置すると他のケージにも侵入する可能性が高くなったので実行しました.
現在,Eucorydia linglongが元となり,Hemithyrsocera vittata,Panchlora nivea,ルリゴキブリ,Paranauphoeta basalis(以上発生が酷い順)が棚で隔離位置に並べてあります.
まずは,元凶となり最もダニが酷いEucorydia linglongから開始.
ダニの状況は2025.2.25のブログを参照ください.
準備です.
右端がダニ発生飼育容器.
ダニは炭カルも突破するのでガムテープで捕獲するため貼っているがこれでも突破する個体もいる.
真ん中はダニが群がる床材やシェルターを投入し殺虫するための熱湯(75℃).
左下は,スプーンで土付き虫体拾って,虫体だけをさらに拾うための容器.
左上はダニを除いたと思われる虫体を投入し,ヤシガラで洗浄する容器.
一番上の泡立った小プラケは,使っている給水カップをダニごと入れるために用意.
熱湯と同じ目的だが熱湯は瞬殺のうえ,いれたものが冷えればすぐに飼育容器に戻せるのでよい.
このマットにスプーンを入れ幼虫を拾う.
拾って幼虫だけ分けた状態.
この状態でも,虫体の隙間をダニがかなり歩いているので,粘着綿棒やガムテープ丸めた物で排除する.
それを少量のヤシガラ入れた容器に,ダニが入らないように幼虫だけ入れる.
そしてダニが落ちるようにガサゴソ振ってダニ落しする.
そこからもう一度綺麗なカップに幼虫を分ける.
分けた容器内をさらに目視でダニがいないか確認.
そしてやっとこの幼虫たちをあらかじめ用意した新ケージに投入.
新ケージ1個目.
2個目(餌まだ入れてない).
今日はこれで終わり.
これだけやっても過去の経験ではダニが再発することがある.
まだたくさん残っているが,一度やると慣れてくるのでこういった作業は根詰めて続けてやった方が良い.
2025 .9.9
アオダイショウ脱皮した!
Elaphe climacphora shed its skin!
あんなに皮がふやけても脱皮しないのは初めてなので心配で心配で.
と言いつつも夜はぐっすり寝てしまったが朝見ると脱皮していた(⌒∇⌒)(⌒∇⌒)(⌒∇⌒)!
(虫かご蓋は脱皮取っ掛かり用)
なんでこんなにうれしいのかふと考えてしまった.
もしかしたら脱皮できずに死んでいるかもしれない心配があった.
そして,こんなにも私を拒否しないヘビはいまだにいないことに気が付いた.
本当になすがまま,されるがまま.
別に弱っているわけではなく,この個体はここに来てからズーとそう.
大事にしないといけないですね.
あらためてこの仔の大事さを実感した出来事でした.
2025 .9.8
アオダイショウが脱皮しない
Elaphe climacophora that won’t shed its skin.
ボールパイソンと同時期に眼が白濁したのですが,まだ脱皮してくれません.
白濁以降水に入りっぱなし.
昨日,水が汚れていたので脱皮直前の個体には触れたくなかったのですが交換しました.
その時も暴れずおとなしく.
脱皮がきつい年齢なのか?
年齢が分からないだけに心配です.
で,よく見ると皮がすでに剥離しています.
こんなの初めて見ました.
皆そうなのか?
それとも脱皮をする体力がいのか?
おーい,頑張れ!
2025 .9.5
ウスヒラタゴキブリ孵化幼虫
Newly hatched nymphs of the Megamareta pallidiola pallidiola
餌交換などメンテしていたら見つけました.
まだ色づいていない孵化したばかりの1齢幼虫.
拡大.
腹部に緑の部分が見えます.
卵由来の物でしょうか.
このサイズでも触角を動かし何かを感じようとしているようです.
可愛いですね.
2025 .9.4
クロゴキブリ出現
A Smoky brown cockroach appeared.
龍ケ崎の事務所では初記録.
最近N代君ともう少し上の地域のゴキブリ調査しているのですが,そのあたりでは普通に見るのですがこの敷地内は初.
物陰に隠れようとしたので方向転換.
ブレる.
仕方なく捕獲.
クロゴキの顔ってお世辞にも可愛いとは言えないような.
でも良く見ると可愛いか.
♀.
飼育しようと思ったのですが,久しぶりのクロゴキで気合が入りすぎ,おなかが出てしまったのでこの仔にはかわいそうだが記念すべき龍ケ崎1号標本になってもらいました.
2025 .9.3
モンキーポッド挿し木完敗
Monkeypod Cuttings: complete defeat
8月中旬に,自作発根剤で最後の自力発根を目指しましたが完敗です.
挿して半月もしないうちから茎の色が変わり始めました.
現在.
抜いてみましたが当然根などなし.
発根剤買うか・・・.
でも,次挿し木できる時期は枝が伸びる10月過ぎになりそう.
挿し木時期ではない気がする.
最後の手段 取り木 するか.
でもう1つプルメリアも7月に挿していました.
こちらは,先端に生長点のある2本が茎にしわが入り抜くと腐っていたので処分.
現在,手前1本は芽が成長してきたので多分OK.
奥のもう一本もはじめは芽が出ないのでダメかと思っていましたが,最近小さな芽が出てきました.
多分いけそう.
2025 .9.2
フタホシモリゴキブリ床替え
Cleaning of the Sigmella schenklingi breeding container
見た目はリュウキュウモリゴキブリに似ているのですが,飼育の不安定さはモリチャバネゴキブリに似ている気がします.
飼育ケージ内の色が単調になりがち.
以前2系統飼育していましたが,1系統幼虫が出なくなり絶えてます.
本種は生息地が局地的なので関東からは気軽に捕まえに行けません.
床替え後.
タッパー用土は今のところ必須.
水容器の上の用土地帯が若齢幼虫のお気に入り場所となっています.
2025 .9.1
アカズミゴキブリ
Periplaneta kijimuna
いろいろ手は尽くしているのですが幼虫が出ません.
シェルターには卵鞘が埋め込まれているのですが孵化していないようです.
♀も高齢化してきていると思われ,そろそろヤバい状況です.
今まで2ケージで管理していましたが,精鋭を集めて1ケーズに集約しました.
神頼みです.
2025 .8.29
久米島のヒメマルゴキブリ
Perisphaerus pygmaeus of Kumejima.
調子が上がらないです.
幼虫が3匹しか確認できませんでした.
大量死してからケージ換えていないので,死骸沢山ありますが幼虫死亡はやはり変.
これに関しては原因不明.
沖縄産はガンガン増えているのでヒメマルゴキブリの飼育は「容易」の認識だったが,思い起こすと約20年前,当時としては珍しかった本種を知人から分けてもらい飼育したがうまくいかなかった悔しい記憶がある.
もしかして,野外品は累代を重ねるまで難しいのかもしれない.
この3匹に期待したい.
2025 .8.28
ボールパイソン脱皮
Python regius sheds its skin
遅くに戻ると脱皮していました.
糞も出ておりOK.
脱皮は,頭部はすべてむけ,胴の背面だけ残ったプチ失敗.
洗い場に行き,2分くらいで全部むけ綺麗になりました.
今回は,6月に脱皮して以降餌食べず,8月に入って急にマウス食べ始め,15匹程度食べた時点で目が白くなりました.
なんかヘビって食事を楽しむというより,生きるために食べるといった食欲なんでしょうか.
2025 .8.27
トビイロゴキブリ回復
Periplaneta brunnea Recovery.
殺菌卵鞘孵化幼虫が順調に育っています.
1カップ1卵鞘の幼虫が入っているので,7個×24卵として168匹の幼虫がいると思います.
これの系統の親はすべて死亡し,間一髪で子孫を残せました.
カップの管理が必要ないサイズまで育ったのでまずは小プラケに移します.
防虫シートを入れ完成.
これで一般の飼育管理棚に戻します.
結局トビイロゴキブリは飼育している3系統全てが発症(感染)を受けましたが,全て回復できたと思います.
予防は過密な飼育をしないこと.
ワモンより低密度でシェルターなどもワモンに比べれば短期間で交換した方が良いと思います.
そして幼虫が死亡はじめたら,早めに卵鞘を確保することです.
2025 .8.26
Allacta bimaculata幼虫
Nymphs of Allacta bimaculata
幼虫が大きくなってきました.
中齢まではいきませんが肉眼でも特徴が見えるようなサイズ.
頭部,前胸背板前縁から側縁,後胸,後方の腹部背面などが黄褐色になります.
♀成虫.
長生きしてます.
2025 .8.25
龍ヶ崎のモリチャバネゴキブリ
Blattella nipponica in Ryugasaki
最近成虫をよく見かけるようになりました.
水洗場にいた成虫.
事務所扉に付着していた成虫.
いずれも昼間.
あまり逃げないので裏から撮影.
♀ですね.
この敷地で最もよく見るゴキブリは本種.
そういえばヤマトゴキブリは今年まだ見ていません.
一度敷地内のゴキブリ採集を本格的にやってみようと思います.
2025 .8.22
ツチゴキブリの飼育
Keeping Margattea nimbata nimbata
本種もモリチャバネゴキブリ同様飼育は難しくない.
しかし,何かの原因で卵鞘が孵化せず成虫だけになり,気が付いたときはすでに再生できない状態になることがある.
今回も鹿児島系の本種が変?
6年も飼育していて今突然.
6に何かあるのか?
すでに手遅れ.
残っていたのは成虫5匹.
死骸は成虫ばかり.
だいぶ前に幼虫が孵化しなくなっていたと思われる.
本産地以外に全部で4産地飼育しており,楽観視していた.
ケース越しに残りの成虫の雌雄を確認したがすべて♂.
多分♀に何かが起きたのではないかと思う.
まあ,やったことは戻らない.
教訓に今いる系統を守るしかない.
2025 .8.21
Pachnepteryx pruinosaの白い卵鞘
White Oothecae of Pachnepteryx pruinosa
若齢幼虫が出てきていたのであまり触らずに暖かく見守っていました.
水容器を交換しようと取りだしたら白い物が付着しています.
?ゴキブリ飼育経験の中でも初めて見る色の物体.
卵鞘です.
いや~,感動しました.
ゴキブリがこんな色を作れることにびっくり.
剥がして拡大.
下面は紫?
野外で見かけても卵鞘とは思わないかもしれません.
世界は広い!
幼虫.
成虫と同じで動きが早い.
ちなみにこちらが成虫.
2025 .8.20
Lucihormetica verrucosa床替え
Cleaning of the Lucihormetica verrucosa breeding container
100種以上飼育しているが,こんな状態で維持できているのは本種だけ(水容器は写真では撤去しています).
似ているといえばオオゴキブリやクチキゴキブリ(水餌無し),ルリゴキブリ類もマットに水に餌なのだが,少し違う風景がある.
成虫の死骸が目立ってきたこともあり,マットを総交換しました.
篩で虫体を取り出します.
若齢は目から落ちるのでその都度拾って新ケージ入れます.
完成です.
昔同属のL. subcintaも飼育してましたが絶えてしまい,探しているのですが海外でも飼育している人はあまりいないようですね.
飼育は難しく,何度も埼玉にあったお店に買いに行った記憶があります.
懐かしいです.
2025 .8.19
モンキーポッドの挿し木 4
Monkeypod cuttings 4
懲りずにまた挿し木しました.
といっても,すぐにこんなに成長してしまい,頭をもたげる状態です.
今回は少しでも発根をよくするため,ネットに出ているクエン酸とホッカイロを使った液体を作り使いました.
それがこちら.
これでダメなら素直に発根剤買います.
ばっさばっさと切りつめ.
挿し穂は沢山.
手製発根剤?に2時間ほど浸し,
バーミキュライトに挿しました.
さてさてどうなるかお楽しみです.
2025 .8.18
Therea petiverianaとT. bernhardti
Therea petiveriana and T. bernhardti
Domino Cockroach(白水玉の方)が絶えてしまったので,最近2か所から購入して飼育してます.
両方とも幼虫で入手し,やっと成虫になってきました.
ムム,なんか違う.
そういえばヨーロッパのあるサイトにTherea petiverianaとT. bernhardtiの2種が掲載されていて,その違いを簡単に説明していたのを思いだして見てみました.
現在は,T. bernhardtiしか扱ってませんでしたが,その違いの説明は残っていました.
それによると,昔(20年以上前)から流通していたDomino Cockroachの多くはT. bernhardtiで,海外のブリーダーで間違えていたと記されています.
それでは実際の違いです.
簡単(本来は交尾器やもっと細かい箇所を見るべきだが)に言うと,
後翅の色と大きさ:
T. petiverianaは茶色で後種○○様により大きい(♂)
T. bernhardtiは黒く小さい(♂)
背面から見て右前翅の左前翅との重なる部分の色:
T. petiverianaは茶色.
T. bernhardtiは茶色くならない(♂)
以下左が,T. petiveriana,右がT. bernhardti.
それと,これは文献等では見つけていないですが,前翅後方にある水玉の形ですが,
T. petiverianaは前翅の後方にある水玉が,丸まるように閉じています.
T. bernhardtiは前翅側縁に接する部分が側縁に向かって開いている.
となります.
そこで,私の元で維持していた個体は何だったのか?
2007年に日本のブリーダーから分けて頂いた物ですがこちら(当時撮影した写真).
どうやらT. bernhardtiのようですね.
と言う分けで,本ブログのカテゴリーは2種に分けました.
他にも細かく見ると尾肢の長さや体長など沢山ありそうです.
皆さんのお手元にあるのは何でしょうか?
興味がある方は確認してください(♀は後翅が♂より大きく,前翅の茶色も薄いかもしれません.♂で見ましょう)
もしかして,いずれにも属さない種もいるかもしれません.