ゴキブログ一覧
2024 .12.18
コマダラゴキブリは順調
Rhabdoblatta formosana is doing well.
本種はWの若齢幼虫から飼育した成虫のF1.
ヤエヤママダラゴキブリは,W成虫から産まれた幼虫のF1.
スタート地点は微妙に違うだけのように思うが,コマダラ幼虫は今のところ元気.
数が少ないからだろうか.
これからが勝負ですね.
2024 .12.17
先のペストロジー学会での1枚
A shot from the recent Pestlogy Gunma meeting
写真が手に入ったのでご紹介します.
R昆虫館のYさん.
T大学のHさん.
バレバレかもしれませんが.
皆さん当日はありがとうございました.
しかし,肌の色つやが全然違いますね(笑).
年齢を実感した瞬間でした.
2024 .12.16
Symploce pallens
Cleaning of the breeding case of the Symploce pallens
安定して良く増えます.
この飼育状況はチャバネゴキブリと一緒です.
チャバネに比べ糞に水分が少なく,臭いもほとんどないです.
サラッサラ.
カンザイシロアリの糞みたい.
恒例の移し.
これ書いていてフト思ったのですが,このゴキブリも茶色い翅のゴキブリですね.
よく考えると,多くのゴキブリが「チャバネゴキブリ」です.
それを束ねる「チャバネゴキブリ科」というのは良いネーミングですが,1種に限定すると相応しくなさそうです.
和名は難しいです.
2024 .12.13
ヤエヤママダラゴキブリF2
Rhabdoblatta yayeyamana F2
9月に産まれた幼虫たち10匹.
多分脱落はしていないと思うが,今のところ育っている.
F1の轍を踏まないようにすごい設備を作りたいと思います.
2024 .12.12
Archimandrita sp.
Archimandrita sp.
今のところ順調に増えている.
A. tesselataと変わらない感じ.
板を上げるとこんな感じでいる.
2024 .12.11
Periplanete americana emergence
羽化したばかりの雌に,もっと羽化したばかりの♂を同居させました.
雌はお姉さんになりますかね.
雌と雄の触角とのやり取りに癒されますね.
途中後脚のキックや後半の中脚キック.
こちらも絶妙な触れ方で感情を持っているように見えます.
それから30分後.♂の翅が伸びてきました.
1時間30分後↑.
ちょっと失敗しちゃいました.
3時間30分後.↑
8時間30分後.↑
10時間30分後.
19時間後.
やっと前胸背板に黒味が出ました.
2024 .12.10
龍ヶ崎の12月
December in Ryugasaki City
早いものでもう12月も終わりに近づきました.
夏は沢山の昆虫たちがいて都内とは違った楽しみがありましたが,さすがに動物は見なくなってます.
アカボシゴマダラ幼虫は元気かとエノキを見に行ったのですが,落葉激しく見つけれませんでした.
地表の落ち葉を少し探しましたが発見できず.
代わりにキノコ発見.
こんな寒くても出るんですね.
Archiblatta hoevenii飼育していたら餌であげれたのですが.
懐かしい.
ついでにまわりを見ていたら,名前の分からぬ蛾がいました.
冬に出るガもいますが,これは夏の生き残りでしょうか.
これからしばらく様々な会合があり少し忙しくなります.
お体気を付けましょう.
2024 .12.7
ヤエヤママダラゴキブリ
Rhabdoblatta yayeyamana
積極的繁殖をするため終齢幼虫から成虫を少数飼育していたケージですが,幼虫のまま全滅してました.
乾燥した雌雄終齢幼虫.
こうゆうのが続くと,自分の才能の無さを痛感します.
しかし,まだ偶然取れたF2とシロアリ放飼ケージが残っているので次なる計画を実行してみたいと思います.
2024 .12.6
ホラアナゴキブリの餌
Food for the Nocticola uenoi
ホラアナゴキブリの餌は,固型飼料の粉やリンゴ,ニンジンのカットした時の極小の破片をたまに与えていたのですが,最近はこちらを与えています.
成分は煮干し,乾燥イトミミズ,やわらかプチコーンの千切れた粉状の破片.
無理に作るのではなく,それぞれの容器の底にたまっている自然にできる粉を容器に集めて保管しているだけ.
実際に与えた状態.
拡大.
今のところカビることなく,1週間で風化します.
床も1年以上替えて買えてないですが,これを与えるようになってから増えました.
有翅虫が多いときは3匹ほど舞い上がりあせるほどです.
長期間床替えなしの秘訣?は大型のトビムシは故意に入れない.小さな種は何やっても入りやすいので阻止は無理そうですが.
それと例の徘徊性ダニ入れないです.
このダニは結構ブリーダーで出ている気がします.
クワカブブリーダーにも広がっているようです.
気を付けましょう.
2024 .12.5
ヒメクロゴキブリ1齢幼虫
1st instar Sorineuchora nigra
リンゴカットを食べる1齢幼虫.
遠くから見るとトビムシと間違えそうな大きさ.
これでも成長して脱皮間近のように見えます.
クロゴキブリやワモンゴキブリの1齢幼虫は野外でも割とすぐ見つけること出来ますが,本種は見逃すか潰しそうですね.
成虫との比較です.
可愛いですね.
2024 .12.4
第40回日本ペストロジー学会群馬大会
The 40th Japanese Society of Pestology Gunma meeting
昨日,今日と日本ペストロジー学会群馬大会に参加しました.
最近は2題発表するのですが,今回は応募多数となりゴキブリとネズミで迷いましたが,旬なネズミの発表をしました.
お会いしたかった方々と会うことができ,有意義な大会でした.
今年はこれでおしまい.
来年3月は都市有害生物管理学会.
4月は長崎で日本衛生動物学会が開催されます.
これから新たなネタつくりが忙しくなります.
2024 .12.3
ドブネズミ
Brown rat (Rattus norvegicus)
野生個体です.
このポーズ,普段姿勢です..
飼育しているとおとなしく見えますが,指入れるとパクリとされます.
もう一匹.
こう見えても野生のドブネズミはレプトスピラやハンタウイルスなどを持っています.
決して飼育などはしないようにしましょう.
2024 .12.2
顔なしマイマイカブリ
Headless Japanese ground beetle
朝,建物犬走にうごめく大型の甲虫を見つけた.
この時期にしては珍しいので何だろうと見たが,んんん?
オサムシ?
なんか変.見慣れているが見慣れない??
マイマイカブリのようだが不気味.
ひっくり返そうとしたが不気味.
不気味なわけが分かった.
千と千尋のカオナシに似てる.
しばらくして気になったので見に行ったらまだ生きていた.
私はどうすればいいんだ.
推測するに,頭部を鳥かネズミに齧られたがそこで終わってしまい,傷に体液が出てきて固まった.
2024 .11.29
伊藤さん訪問
Visit photographer Mr. Ito
本日,奈良の仕事場を訪問.
ゴキブリ全種図鑑のお礼や,今後の相談などをさせていただきました.
忙しい中,ご対応いただき有難うございました.
記念撮影.
なんか酔っ払いみたいですがホント嬉しかった.
ついでに本にサインも頂きました.
お顔はブログ使用許可もらいましたが,サインはさすがにと思い隠してあります.
2024 .11.28
リンゴ酸の影響
Influence of malic acid
ウスヒラタゴキブリの炭カルがすぐ無くなる件で,リンゴ酸を入れていると好んで食べられるのではと考え,通常のエタノールで塗った物に変えました.
その結果.
2か月経過の八丈のウスヒラタゴキブリケージ.
まだ残っています.
1か月後の鹿児島のウスヒラタゴキブリのケージ.
1ヵ月持ちませんでした.
実験方法が良くないですね.
同じ系統で同じ数量を入れないと結局のところよくわかりません.
同じ数を入れての実験は,出来ますが手間がかかりすぎ優先順位低すぎるのでしばらくリンゴ酸なしで飼育します.
2024 .11.27
アメリカザリガニの交尾時間2
Red swamp crayfish mating time No.2
8:50に確認.
10:02の状況.
13:07まだやってると思ったら
離れました.
今回は4時間超え.
やはり長いようですね.
2024 .11.26
シロアリケージの状況
Termite breeding cage conditions
イエシロアリはまた勢力を増してきました.
新女王が出たのでしょう.
この中にはそれ以外にゴキブリ4種が生活しています.
ヤエヤママダラゴキブリ.
こちらの虫体は中々成虫に加齢しないです.
まだ数匹いるようです.
しかし,死亡する個体もいるので広々していても環境的には今一つなんでしょう.
次はアカズミゴキブリ.
♀成虫.
♂と幼虫.
キチャバネゴキブリはササっと見ただけなので生きた虫体は見つからず,死骸だけ.
最後,スズキゴキブリ.
溺れていました.
♂成虫でした.
どれかひとつでも幼虫が出ると良いのですが.
2024 .11.25
オガサワラゴキブリ属の最近の飼育法
How to keep recent breeding of the genus Pycnoscelus.
以前は,中プラケに水容器と固型飼料で飼育していましたが,定期的に乾燥による減少を繰り返していました.
それによりいくつかの系統が全滅しています.
最近別の研究が忙しく,本属は手を付けれないので,全滅回避の少数大事大事飼育にしました.
深底のプリンカップにヤシガラと餌はニンジンです.
蓋にはティッシュを挟みダニ防止.
これにしてからは例のダニはこの属からは発生しなくなりました.
場所も今までの1/5ほどになり,他の種を置くのに助かっています.
その代わり,毎週1回はニンジンを入れる作業が出来てしまいました.
2024 .11.22
アオダイショウ脱皮手助け
Helping a Elaphe climacophora shed its skin
以前,ボールパイソンの脱皮手助け用にダンボールに穴をあけた物を入れたことあったが,なくても脱げることから使わなくなっていました.
ちょうどボールパイソンに続き,アオダイショウも眼が白くなったので,素直に脱げるように入れてました.
これを
こんな感じで.
そして脱皮完了.
綺麗にむけているようです.
しかし,殻を見ると3つに切断されています.
旨く行くときは1本で抜けるので,途中で切れてやり直しがあったのでしょう.
多分苦労したのかと….
次回はボールパイソンと合わせもう少し考えた物を入れようと思います.
2024 .11.21
Paratemnopteryx colloniana 床替え
Cleaning of the breeding case of the Paratemnopteryx colloniana
before撮り忘れました.
ケージ底の糞と卵鞘と虫体.
そして作業中.
どんどん登って来る(笑).
動画撮ろうと思いましたが,それどころではありませんでした.
♂成虫.
こうして見ると綺麗な形をしていますね.
終わりです.
また半年は水と餌の追加で維持できます.
2024 .11.20
ヤエヤママダラの幼虫移し替え
Rhabdoblatta yayeyamana nymphs
かろうじて10匹程度産まれたF2幼虫でしたが,すくすくと育っておりケージを小プラケから中プラケに移しました.
移し終えた後,飼育ケージの底を確認しましたが,死骸は0.
綺麗な状態です.
F1の中齢幼虫は大量に死亡したのですが,とりあえず良い状態でしょう.
F3を目指します.
次回はシロアリケージに移した個体たちの状態をレポートします.
2024 .11.19
ボールパイソン脱皮
Python regius sheds its skin
恒例の脱皮だが,今回は見事に失敗.
この散乱した皮が苦労を物語っています.
一番嫌がる頭が残ってしまった.
こんなにひどいのは久しぶり.
可哀そうだがまずは温浴.
そして少しずつだましだましむいていく.
作業中は写真無し.
無事終了.
体重は2.8㎏.
もう変化ないですね.
これが減り始めたらまずい前兆.
やはり,健康管理に体重は重要です.
私の体重もここ10年以上今のところほとんど変化なし(笑).
2024 .11.18
ダメな水苔
Bad water moss
今年野外から採集したモリチャバネゴキブリが滅んだ.
通常は最低でも,1年は飼育できるのだが,飼育当初からミズゴケにカビが生えるのが気にはなっていた.
どうもそれが原因か?
幼虫が死亡し,卵鞘を付けても凹んで孵化せずそのままメスも死亡する.
怪しいと思ったらすぐに殺菌なり,コマ目に変えるなり手を打ちましょう.
2024 .11.15
カマキリの幼虫
Mantis nymph
朝回収してきた暗視カメラに付着していたようです.
設置していたのはこの事務所の周りなので,夏に沢山いたカマキリたちの子供でしょう.
しかし,今頃孵化するのでしょうか.
大きさから昨日今日ではなく,1週間以上は経過している大きさです.
ここのところ11月の気候ではなかったので,目覚めてしまったか?
外に放しましたが,こちらを見つめる目が何か寂しそう.
2024 .11.14
ワモンゴキブリ白眼♂死亡
White-eyed Periplaneta americana male died
翅ボロになり死亡しました.
果たして雌と交尾出来たのか,
次雌が死亡したら解剖してみようと思いますが,Peripranetaの貯精嚢分かりにくいんですよね.
脚が外れてホントボロボロ.
お疲れ様でした.
2024 .11.13
新島の謎の植物
Plant grew from an unknown seed picked up on Niijima.
新島の街中の雑木林内で拾った実(とちの実より2まわりほど大きい)を土に入れたら出てきた植物.
私はてっきり木になる植物と思ったのだが,よくわからん芽が出てきました.
しかも,3本(3葉?).
鉢をひっくり返せば,拾った実から伸びているのか分かると思うのですが,枯れても嫌なのでこの状態で何に育つか見ています.
ネットで見ても木なのか草なのかシダなのか全くわからず検索もできない状態.
大きな実だったのですぐわかると思ったのですがお手上げ.
わかる方いらしたら教えてください.
2024 .11.12
コマダラゴキブリの飼育
Breeding of Rhabdoblatta formosana
ヤエヤママダラと違いこちらはW若齢幼虫からの飼育.
W品は幼虫スタートでも成虫スタートでもWF1は問題なく産まれるようで順調です.
餌も量を食わない感じでしたが,数が増えれば減りが分かり易くなるので食べているのが実感できます.
葉も食べてます.
若齢.
まだ元気な成虫.
ヤエヤママダラの成虫短命は,やはり何か原因があるのです.
2024 .11.11
アメリカザリガニの交尾時間
Red swamp crayfish mating time.
アメリカザリガニは,昨年(2023年6月)より条件付特定外来生物に指定されました.
それにより野外への放出,販売目的の飼養,輸入等が禁止されました.
ただしペットとして個人で飼育したり,知り合いに無償で譲り渡すことは禁止されておらず許可なしで飼育できる特定外来生物となります.
こちらでも,現在飼育中.
グリーンアノール,ニューギニアヤリガタリクウズムシに次いで3種目.
本題の交尾です.
初めて見たのですが理解しやすい姿勢と方法だと思いました.
この時12:50.
15:45.
約3時間経過してもまだやっている.
ネットで見ても時間はあまり書かれてなく30分が見つかる程度.
18:00.
さすがに終わったようですね.
双方ともお疲れさまでした.
現在飼育している皆さんはくれぐれも外に放たない.
また,今飼育していない人は,長期間飼育できない場合は捕まえて来ないようにしましょう.
2024 .11.8
ヤエヤママダラゴキブリ予想通りの結果
Breeding of Rhabdoblatta yayeyamana is expected.
まずは特大プラケの結果.
残念ながらこのケースを片付ける時が来ました.
♂×.
唯一残っていた♀×.
♂×.
残り♂のみ.
これらは意外と良好なシロアリケージに合流させました.
次,中プラケの少数管理群.
成虫が産卵せずに死亡しています.
残り幼虫は♀入れて3匹.
初めて飼育したときはF4くらいまでいけたと思うのですが,難しい.
とりあえず,中プラケは残し.
最後,F2小プラケケージ.
幼虫が小さいうちは死亡低いようで多分10匹くらいはいると思います.
今回いろいろな条件変えて試して少しづつですが経験値が増えました.
まだまだいろいろ考えていきたいと思います.
2024 .11.7
ワモンゴキブリおまけ付き卵鞘
Periplaneta americana ootheca with an extra
親.
こちらは産下された単為生殖ので年に1回出るかどうかの珍品.
分かりにくいですが右が腹側になります.
普通は左の薄ピンクの飛び出した部分だけ産んだ後,食ってこの産卵は一旦は終わるのですが,今回は頑張って途中で正常に産卵が開始されようです.
しかし,よく見ると右側は皴があり萎縮したようになっています.
果たして孵化するか.
楽しみです.