ゴキブログ一覧
2022 .11.17
ボールパイソン脱皮
Python regius sheds its skin
結局あの謎の行動は分からないまま脱皮した.
結局,新たに入れた大型水入れには入らずじまい.
アオダイショウと違い,脱皮殻もズタズタで修復不可能.
今後は,大きい水容器で様子見る.
アオダイショウともに脱皮が終わったので,来週ぐらいから餌を与えようと思います.
2022 .11.16
タマヤスデ
Pill-milliped
すでに糞だらけ.
本来なら床替えするところだが,時間が割けないので,交換までのつなぎにスギと10年以上前に採集したモクマオウ枯葉を与えた.
約一週間後.
変化なし.
食べない?
と思ったが,それぞれを退かして見ると幼体が複数いる.
古くから入れてあるスギは芯だけになっているし,適度な朽ち状態になると食べるのだろう.
いずれにせよ,早めに床替えします.
2022 .11.15
Diploptera punctata
Cleaning of the Diploptera punctata breeding container
久しぶりの登場です.
甲虫のような形態をしているゴキブリ.
植物質を多く食べるので,ダンボールで作ったシェルターはボロボロ.
ボロボロ.
糞は粒状でサラサラ(ためすぎるとこのように湿度が逃げずカビが出る).
移して.
終わり.
餌は現在もZFとMFを混ぜて与えてます.
2022 .11.14
Blaberus craniifer幼虫
Blaberus craniifer nymphs
終齢幼虫の黒死以降生まれた幼虫は成長し,この親成虫も普通です.
(当時の黒死老齢幼虫,詳細は2022/5/25)
あれは何だったのか?
幼虫が老齢になった時点で発生する可能性もあり,少し心配は残るが,まあ,今のところ正常に戻った.
本種は,2008年から飼育しており,おそらく日本に入りたての頃の系統だと思います.
現在流通している本種も,この系統が元親になっている可能性が高いと考えています.
2022 .11.11
ヘビの寿命
Life span of snakes
アオダイショウが脱皮しました.
皮も綺麗に剝いています.
そのうちメドゥーサ(日本語ではこれが比較的正しいらしい)が発生しそう(笑).
さて,脱皮をする=順調に成長しているイメージだが,いつまで成長(寿命)だろうか?
私より長生きするのか?
これは結構重い話です.
最近,ニシキヘビなどが逃げたり逃がしたりの話題が注目されています.
オオトカゲも逃げてますね.
飼育者のモラルが話題となっています.
そこで,ここにいる2種の寿命をネットで調べました.
諸説ありますが,アオダイショウが10~20年.記録は28年.
ボールパイソン10~30年.記録は60年.
飼い主が20歳の頃飼い始めれば十分最期を看取れますが,私のように60近い人が飼い始めたら無理ですね.
ちなみにペットで人気のリクガメ類を調べると,
人気のギリシャリクガメは20~40年とありますが記録は149年!??
これは大変なことで孫の代まで面倒を見てもらわなければならない.
もう一種長生きしそうなオオトカゲ類.
こちらも,20年前後とそれなりに長いですが,このグループだけは飼育下だと短くなり5~6年.
やはり,栄養や飼育施設の大きさなどがネックになり長生きは難しいようです.
しかし,万が一長生きすると,ヘビ(ボールパイソンくらいかな)やカメは百歩譲って身内が飼育する気になるかもしれないが,オオトカゲは難しそう(私は喜んで).
輸入爬虫類の流通は1989年頃から増えだし,1993年にトカゲ類が急増.
カメ類は2005年に急増しています.
この頃発売されたカメは現在15~30歳前後,当時30歳の人が飼い始めて飼育者45歳超え.
まだ大丈夫ですが,今後20~30年の間に長寿の外来爬虫類引き取り手問題が起きそうですね.
ムムムムム.
私は責任もって後始末しますからゴキブリ嫌いの人はご安心ください.
2022 .11.10
Rhyparobia maderae床替え
Cleaning of the Rhyparobia maderae breeding container
だいぶ汚れてきたので掃除しました.
このようになるまでの期間は約2か月.
汚れ方が遅い方です.
突起状構造物は成長していません.
これ見て思ったのですが,人の見方では綺麗に掃除されて喜んでるかな?ですが,ゴキブリにとってはゴミが散乱している方が良いのかもしれません.
2022 .11.9
ボールパイソンの謎の行動
Mysterious behavior of Python regius
またどデカい糞でもしたのかと思ったのだが何もなし.
ケース内は汚れていない.
横から見るとこんな感じ.
水容器にすっぽり入っている.
水容器に乗る行動は,糞をした時などは目にしたが,ここまで入ったのは初めて.
もしかして便秘?
水に入りたいのであればというわけで,大きめの水も入れたのですが,触りもしていなさそう.
脱皮?
何を語りかけているのだろう.
2022 .11.8
秋田のヤマトゴキブリ
Akita Prefecture Periplaneta japonica
本日会社に戻り,昨日頂いたヤマトゴキブリの飼育セットしました.
久しぶりの野外個体.
東京にも生息している本種ですが,本当に見る機会ないです.
全て幼虫で野外ではこのまま越冬して来春成虫になるはずです.
さてさて,室内ではどうでしょう.
2022 .11.7
FAOPMA PEST SUMMIT 2022 京都
FAOPMA PEST SUMMIT 2022 KYOTO JAPAN
京都に来ています.
昨晩到着し,ザ・プリンス 京都宝ヶ池に宿泊しました.
素晴らしいホテルです.
オープニングでは,菅前首相が挨拶され大変驚きました.
分かりますか?
目的は「日本のゴキブリ防除」についての講演ですがやっと終わり,緊張から解放されました.
関係者の皆さんありがとうございました.
会場では昔からのゴキブリ友達(人間です)にお会い出来き.
また,同業からはゴキブログの「ヤマトがやばい」を見てわざわざ採ってきてくれたり,コロナのおかげでほとんどの学会はWEB開催ばかりだったので,やはり対面が最高だと実感しました.
あらためて,皆さんありがとうございました.
2022 .11.4
Gromphadorhina portentosa
Gromphadorhina portentosa
Elliptorhina davidiのように減るものもあれば,本種のように増え始めた種もある.
動物の飼育とは思うようにいかない物です.
それが楽しくもあり悲しい部分でもある.
こうして見るとマダゴキの中でも風変わりな種だと思う.
2022 .11.3
アリの餌ゴキブリ
Ant food, cockroaches
ゴキブリは殆どがこのように女王がいる容器の横の容器に移動されます.
アリが咥えていると食べていると思ってしまいますが,全てこのように移動されるので,嫌いなだけ?顔も見たくない?
というのもあり,実態顕微鏡で確認しました.
クロゴキブリ.
脚などの細い部分は無くなっていますが,あまり食べられた感のない状態.
よく見ると,腹部や胸部に少し穴が空いたりしていますが,ガツガツ食べた感じはなし.
ヨウランゴキブリ1.
クロゴキに同じ.
ヨウランゴキブリ2.
こちらはかなり食べられた感がある.
生を好むというより,乾燥しても柔らかな肉質部を好む感じがする.
というわけで,何が良いか今一つ分からなかったが,ヨウランゴキブリは食べることが分かり,とりあえずなんでも与えてみようと思う.
2022 .11.2
ヤマトゴキブリの床替え
Cleaning of the Periplaneta japonica breeding container
前回の床替えの時,1ケース全滅した本種のこの系統.
もう1ケージは増えているので,今のうちにもう一つ増やした.
しかし見ての通り,シェルターは5年以上使っているので糞などの汚れがひどい.
これが体調を悪くする原因かもしれないので,増やす方は全て新しいもので作った.
ゴキブリ移し.
躊躇なくだいぶする個体.
引き返したり縁を登ったり,いろんなやつがいる.
両ケースとも増えてくれると良いのですが.
2022 .11.1
Elliptorhina davidi終了
End of the Elliptorhina davidi breeding
以前に幼虫が生まれていたので,一安心していたのですが・・・.
妙に寂しいなと思いよく見ると死んでいた.
残ったのは♂成虫2.
♂幼虫1.
繁殖の道は閉ざされました.
しかし,あるところに託してあるペアがいるので,これらが絶えたころ,増えていないか聞いてみようと思います.
マダゴキ類は好きなグループなのでこれからも増やして生きた色考えています.
2022 .10.31
Eucorydia forceps孵化
Eucorydia forceps hatching
この幼虫です.
難しそうな雰囲気だなと思っていましたが,うまく産卵して孵化しているようです.
2022 .10.28
ワモンゴキブリ床替え
Cleaning of the Periplaneta americana breeding container
3ヵ月放置の状態.
糞がケース内に目立つ.
水容器上の卵鞘.
餌に産み付けられた卵鞘.
それぞれ,親が生まれてすぐに水が飲めるよう.
餌が食べられるようにと産みつけたのでしょう.
幸せな卵鞘たち.
シェルターを移すと乾燥糞が溜まっています.
野外では,これらの糞はどのように消滅しているのでしょう.
掃除後撮り忘れたのでこれでおしまい.
2022 .10.27
クマネズミ達
Black rats
増えてきたので大部屋へ引っ越しと合わせて,大掃除をしました.
まだ警戒して本領発揮してませんが,いろんな個体がいます.
自由気ままです.
2022 .10.26
Panchlora sp
Panchlora sp
壁面に黒い糞が目立ち,汚くなってきたので新しいケースに交換した.
このケースは黄色が多く,ケースのレイアウトを工夫すれば結構華やかなケースになると思う.
幼虫がどれほど潜っているか見ていたらダニがいた.
一応綺麗に見えるが,ダニがいるよう注意ケースになった.
いつまでこの戦いは続くのか.
2022 .10.25
Thyrsocera spectabilis
Thyrsocera spectabilis
死にはじめました.
相変わらず卵鞘は1個も孵化しません.
この綺麗な黄色も早く標本にしないと見れなくなりそうです.
何とか1個でも孵化してほしいのですが.
2022 .10.24
Thorax porcellana翅の下
Under the wings of a Thorax porcellana
幼虫を保護している翅の下が気になっていたが,たまたま羽化不全個体が産仔していた.
この状態でも幼虫を背中に乗せているる事が出来ることに驚き.
良く観察するため,恐る恐る手に乗せ観察.
拡大.
腹部背面に張り付いていますね.
翅の間に潜り込んでいるイメージだったのですが,しっかりつかまっているようです.
幼虫の爪と褥盤が特殊なのか,それとも雌の背面の構造が特殊か.
次回はその辺も見てみたいと思います.
2022 .10.21
飼育下のアリ家族増え方
Increased number of worker ants in breeding environment
昨日.
今日.
2匹がそろって羽化.
女王1匹スタートしたのが7/5
3ヵ月半で働きアリ8匹.
約半月で1匹羽化する計算.
意外と増えない.
野外だともっと早いのだろう.
2022 .10.20
ヒメチャバネゴキブリ床替え
Cleaning of Blattera lateraris
小さなゴキブリですが,増えると汚れの速度が速くなります.
餌もなく死骸と糞が堆積しています.
清掃後.
これでも多いと思いますが,少ないより良いかと.
2022 .10.19
ワモンゴキブリ単為生殖F14孵化
Periplaneta americana parthenogenetic F14 hatchig
容器で保管していた卵鞘が孵化しました.
第一号です.
この幼虫たちは,両性生殖の幼虫より非常に弱い為,溺れない処置をした水容器に入れます.
孵化できたのは5匹のようです.
卵鞘の表面はカビが生えてますが,乾燥させると孵化がさらに悪くなるので今のところ容器保管でやっています.
中もこんな感じでカビが侵入しています.
よく孵化したと思います.
2022 .10.18
実りの秋
The harvest season
父島から拾ってきた種から育てたコーヒーです.
春に花をつけやっと実が赤くなり始めました.
実の数は20個もないのでコーヒーは作れませんが,うれしいですね.
今回渡島した際,この木の親を見たらびっくり.
地植えは実る量が圧倒的に違います.
それともう一つ.
実験で購入した後,アゲハチョウの呼び木となっていた文旦ですが実が大きくなってきました.
こんな鉢植えで実が育つとは思いませんでした.
熟したら味わってみたいです.
2022 .10.17
父島最終日
Last day on Chichijima
昨日,離島.
時間に少し余裕があったので,青い海を満喫してきました.
コペペ海岸.
小港海岸.
ハイビスカス.
アカガシラカラスバト.
コウガイビルの一種.
ジムカデの一種.
ニューギニアヤリガタリクウズムシ.
おがさわら丸と並走するカツオドリ.
船内ではぐっすり寝る事が出来ました.
2022 .10.14
父島2日目
Chichijima Island, Day 2
今日は日中作業の合間に見つけました.
昨日見れなかったオガサワラゴキブリ発見.
幼虫合わせて沢山いる.
生きているっポイ卵鞘.
この長さからコワモンか?と思ったら近くに死骸が.
前胸背板.
上翅.
そして幼虫.
ヒメチャバネゴキブリも目撃したのですが素早すぎて写真撮れませんでした.
2日間で6種.
後はオガサワラウスヒラタゴキブリとチャオビゴキブリが捕れるとフルコンプ.
しかし,明日は離島なのでこれで終了.
お疲れさまでした.
2022 .10.13
父島到着1日目
Arrival on Chichijima Island, Day 1
昨晩は大分揺れましたが,小笠原の天気は上々.
まずは宿舎に設置したトラップの確認.
たくさん仕掛けてあったのですがゴキブリだけ紹介.
台所.
ミナミヒラタゴキブリの幼虫.
物置.
ワモンゴキブリの初齢だと思います.
今回の父島は夜間調査が多いので早くもゴキブリ多数見かけました.
フタテンコバネゴキブリ雌成虫.
ミナミヒラタゴキブリ幼虫.
素早くて撮れない.
コワモンゴキブリ雌成虫(卵鞘付き).
ワモンゴキブリ雌成虫.
ついでに爬虫類両生類も.
活動中のオガサワラヤモリ.
寝ているグリーンアノール.
ライトで起きた?
入浴中のオオヒキガエル.
まだまだここは夏まっさかり.
2022 .10.12
父島へ出発
Depart for Chichijima
今日から一航海父島に出張です.
通常出発日はネタないので普通の内容か翌日の小笠原ネタになるのですが,今日はG見つけました.
船内でのことではないです.
ご安心ください.
こちら.
竹芝桟橋に向かう途中.
雌成虫です.
前から思っていましたが,この時期(晩夏)はクロゴキブリの潰れた個体を多く見る気がします.
船上よりお台場方面の景色.
どこかにヒアリがひそんでいるかもしれません.
2022 .10.11
長野の双翅目
Diptera in Nagano Prefecture
週末私用で帰省していました.
東京も寒かったのですが長野も一段と寒く,生き物など全く期待していなかったのですが,私的に興味ある昆虫に出会えました.
寒かったせいか,つかんでも逃げることなくお持ち帰り.
帰社してから標本作成と同定しました.
1匹目.
コガネオオハリバエ.
腹部の長い棘が腐食性のハエとの違い感じます.
2匹目.
ヘリヒラタアブ.
こちらは腹板の青さに惹かれ捕まえてしまいました.
昆虫図鑑で見ると青い箇所が黄色くなり,普通のアブ様ですが実物(乾燥したら黄色くなるのか?)は眼を見張るほどの水色で感動しました.
この2種,展翅して驚いたのですが翅が2枚の楽な事.
4枚あったら重なり方やバランスなどひと手間要するのですが,今回固まっていないこともあったのだと思いますが目からうろこでした.
2022 .10.8
アカボシゴマダラ他
Hestina assimilis and others
都内で害虫調査していたのですが寒すぎ.
こんな日にと思っていたのですが,意外な昆虫を発見.
飛んでいる姿は数回見ていたのですが,手に取るのは初めて.
さすがに寒いためか飛べないようです.
特定外来生物なのでしっかりと〆て,三角紙の代わりにコピー用紙に入れて持ち帰り.
しかし,蝶は足洗っていたのと通常ゴキブリなど展翅が必要ない昆虫ばかり相手にしていたので展翅板がない.
仕方なく,昔買ったスタイロ?を組み合わせ標本にしました.
もう1つ,寒くても元気なアメリカザリガニ.
アカボシ発見場所と近い場所で発見.
都内もいたるところに生息しています.
今後外来生物法改正施行後どのような対応がされるか興味があるところです.
2022 .10.7
アリの現在と好みのゴキブリ
Today’s ants and preferred cockroaches
働きアリが1頭羽化しました.
これで4匹.
本当は通算6匹いるはずですが,管理不手際でこの状態.
まだ寂しい数です.
食べてくれる餌も少しずつ増えてきました.
まずは,昆虫ゼリー.
そして菓子パンのチョコレート.
ニンジンもたまに齧ってます.
そしてゴキブリ.
チャバネゴキブリ若齢.
トルキスタンゴキブリ若齢.
ヨウランゴキブリ若齢.
ウルシゴキブリ若齢.
クロゴキブリ若齢.
与えましたが,すぐに食いはじめるのはクロゴキを代表とするPeriplanetaの若齢幼虫でした.
ネットではトルキスタンなどと書かれているのですが,この写真に写っているように与えて1日たっても無視されています.
一方,クロゴキは食べた後巣の近くにあるのが嫌なのか別のようにに移動させます.
しかし,移動させた後も気になるのかごそごそ齧っているようです.
というわけで,しばらくはクロゴキの幼虫を与えようと思います.