ゴキブログ一覧
2024 .10.11
白眼ワモンゴキブリ♀死亡
White-eyed Periplaneta americana ♀ died
今年6/29に黒眼♂と同居させた白眼♀が死亡しました.
軽く半年は生きるので,同居させる時期が遅すぎたのか.
それとももともと能力低下していたのか.
腹端部に糞の塊が付き始めると,もう産卵はしません.
これは死亡する少し前に撮影した状態.
跗節は外れ翅端もかすれています.
近いかなと思っていたのですが天寿を全うしたと思います.
2024 .10.10
Blaberus giganteus床替え
Cleaning of the breeding case of the Blaberus giganteus
Archimandrita tesselataに続きB.giganteusも大プラケに移しました.
皆翅が縮こまっています.
大型種はのびやかに伸びてほしい願いを込めて.
2024 .10.9
ヤエヤママダラゴキブリ激減と1齢幼虫少し
Rhabdoblatta yayeyamana drastically decreased and a few 1st instar nymphs
以前はガサガサいたのですが,すっかり静かになってしまいました.
明らかにWより短い寿命で死んでいる.
予想していたことですが,累代ヤバそうなのでとりあえず床替えしました.
1齢幼虫いた~.
良かった.
その数,10匹.
1卵鞘にも満たないですが,とにかく繋がりました.
これらは,小プラケで別飼育します.
親ケースも綺麗に作り直し.
個体密度が減ったので,これで残りの仔たちが産んでくれると良いのですが.
2024 .10.8
龍ヶ崎の爬虫類たち
Reptiles in Ryugasaki
部員がごみを捨てに行ったとき見つけました.
ヤマカガシです.
網に挟まり出れないでいるというので助けてやろうと,
ただ,その前にひと撮影していたら逃げられました.
ヌマガエルが多いのでいても不思議はないですが,久しぶりにいました.
さらにシャーマントラップを敷地内に仕掛けているのですが,トカゲが入ってました.
まあこんなこともあるのでしょう.
元気そうだったので逃がしてあげました.
この敷地内で確認できた爬虫類は,ヤマカガシ,アオダイショウ,ニホントカゲ,ニホンヤモリの4種.
今年はそろそろ見れなくなりそうですが,来年が楽しみです.
プチ野生の王国.
2024 .10.7
NHK取材
NHK
おはよう日本でネズミの問題について放送されました.
取材のときに頂いた土産.
NHKクッキーです.
皆でありがたくいただきました.
2024 .10.4
Archimandrita tesselata床替え
Cleaning of the breeding case of the Archimandrita tesselata
今まで中プラケで飼育していたのですが大きな種には狭そうです.
現在,大型種の飼育環境改善を行っている一環で,フラット大プラケに移しました.
本種は狭い容器で過密飼育しても大きさにあまり変化がなさそうですが,Blaberus giganteus などのBlaberus属の大型種は小さくなるようなので順次切り替えています.
変更後.
広々です.
マットが乾燥するまでは固型飼料からダニが出やすくなるので少量を小まめに与えます.
2024 .10.3
キョウトゴキブリも順調
Asiablatta kyotensis are also doing well.
本種も昨年より卵鞘の孵化が悪くなり,幼虫が少なくなっていました.
これもごちゃごちゃ物置きセットにしたら順調に増え始めました.
やはり湿度でしょうか.
まずは安心.
2024 .10.2
イエゴキブリ
Neostylopyga rhombifolia
一度クラッシュした個体群ですが,やっと安定してきました.
ごちゃごちゃ物置くと湿度が増すのか幼虫も普通に出始めてます.
彼らは湿度をためるの苦手のようですね.
若齢幼虫もミズゴケに多く潜んでします.
とりあえずめでたしめでたし.
2024 .10.1
ネッタイトコジラミはツル面を登る
Tropical bed bug could climb better onsmooth surfaces
ネッタイトコジラミはトコジラミと同様,私たちの住宅(特に寝室)に住みつき,血を吸う昆虫です.
日本でも数年前より沖縄をはじめ,東京,大阪,福岡などで生息が報告されています.
本種はトコジラミに比べ多くの殺虫剤に抵抗性を獲得していることで知られており防除が難しいといわれています.
行動ではツル面は登れないため,それを利用したトラップが海外では販売され使われています.
今日は,トコジラミはツル面登れないが,ネッタイは登れるという話です.
以下の論文に書かれています.
Kim, D. Y., Billen, J., Doggett, S. L., & Lee, C. Y. (2017). Differences in climbing ability of Cimex lectularius and Cimex hemipterus (Hemiptera: Cimicidae). Journal of economic entomology, 110(3), 1179-1186.
登れる理由に,脛節に生えている毛が,トコジラミより長いことを報告しています.
そこで,実際に飼育しているトコジラミで撮影して見ました.
左がトコジラミ,右がネッタイトコジラミ.
なるほど,量が多い.
研究では実験装置を作り科学的に証明しています.
興味のある方は読んでみてください.
日本ももっと研究しないといけませんね.
2024 .9.30
龍ヶ崎の9月の昆虫
Insects in September in Ryugasaki City
トックリバチの巣.
なんか初めて見るような気がします.
沢山いるハラビロカマキリ.
模型みたい.
マメハンミョウ.
これも生は初めてかもしれません.
沢山写真撮ったのですが,頭部にピント合いませんでした.
シロヒトリ背面.
腹面.
この顔と赤い色が仮面ライダーに出てきた怪人のようでどうしてもなじめません.
9月後半に入って増えました.
種名不明.
綺麗なガ.
ここに来て間もなく1年たちますが,初めて見る昆虫が沢山あります.
良いところではあります.
2024 .9.27
Hemithyrsocera pallliata孵化
Hemithyrsocera pallliata Hatching
成長が早いです.
幼虫で入手したのですが,すでに産卵して孵化までしてました.
カツオブシムシに見えますが,ゴキブリの幼虫です.
2024 .9.26
ヤエヤママダラゴキブリミカン食わない
Rhabdoblatta yayeyamana doesn’t eat Lemon leaf
ことにはミカン類の葉の出方が悪く,あまり本種に与える事が出来なかったのですが,シーズン終わるので喜ぶだろうと入れたのですが.
サクラの葉.
食べた痕が付いています.
レモンの葉.
全く食べていない.
思い付きで与えても,食べたり食べなかったりで結論出ないですね.
F2がまとまって取れたら真面目に実験しようかしら.
2024 .9.25
ワモンゴキブリ白眼♂×黒眼単為♀卵鞘2個目孵化
Periplaneta americana White-eyed♂ × Black-eyed ♀ ootheca 2nd hatching
4匹孵化.
孵化数少ないので精子が入っていない気がします.
交尾が終わっていれば,こんな過保護にしなくても育ちますが念のためいつも通りの処置をしました.
羽化は早くて4か月後でしょうか.
性別はもう少し大きくなれば調べやすくなるのでその頃には将来が見えてきます.
2024 .9.24
例のダニ駆除2
Extermination of usual mites 2
久しぶりに復活したPseudomops septentrionalis.
これもダニが~.
と言う分けで,これも熱湯で殺ダニしながら,1匹づつ拾って新容器に移します.
出ている容器.
熱湯(約70℃)用意.
虫体が付いていないかヤシガラひとつひとつを熱湯に.
まだ成虫になっていなかったので卵鞘を探す必要なくこの時期なら比較的楽.
終わりです.
1~3ヵ月は要観察.
2024 .9.20
クマネズミ
Rattus rattus
可愛い姿なのだがなつかない.
不思議なクマネズミ.
2024 .9.19
Decoralampra fulgencioi溺死
Drowning of the Decoralampra fulgencioi
水容器の量だけ見て管理しているとたまにこうなる.
通常水がこれだけ入っていれば,ガーゼが腐り落ちることはない.
多分何かのきっかけで水の吸い上げが悪くなり,ミズゴケまで十分な水が供給されなくなったことからゴキブリがガーゼを齧って切断し,この状況になったと思われる.
幸はやめに気が付いたので,ほとんどの虫体はふっくらとして健在であった.
皆さんも気を付けましょう.
2024 .9.18
Diploptera punctateの餌
Diploptera punctate feed
ゴキブリの餌やシェルター様にいくつかの植物を育てているが,ひょんなことから始めたプルメリア.
プルメリアの各部位には毒があることは知られており,ゴキブリにも影響があると使えないので,とりあえず同じ出身の本種のケージに入れてみました.
見事翌日には完食.
虫体も皆元気.
まあ,他の種も大丈夫だろうと少し安心.
葉などは事務所の周りにもいくらでもあるが,最近出不精になり拾うのはサクラの葉など敷地内だけ.
運動しなきゃ!
2024 .9.17
例のダニ駆除
Extermination of usual mites
最近5種類ほど新しい種を購入したのだが,結構な確率で例のダニが出る.
現在,私のところでは例のダニはなりを潜めここのところ全く見ていない.
唯一,シロアリ放飼&ヤエヤママダラ&キチャバネ放飼ケージはいると思うのだがこれは不思議なことに大発生はせず細々と生き残っている.
Paranauphoeta formosanaのケージ.
トビムシも少しいるが,動いているのはほとんどダニ.
到着直後も一応目視で発生の有無を確認し,いないだろうと判断して飼育環境を作っているが気が付くのこの状態.
世の中甘くない.
初齢幼虫が出現する前にやらないと,しばらくは手を付けられなくなるので今のうちに対処しなければいけない.
まずは,虫体が付いていないか確認しながら大きな材料を熱湯殺虫.
ミズゴケなどは捨てるにしても,殺虫して捨てないとこのダニ動きが早いのでどこに飛散するか予測不能.
虫体を回収しながら少しづつ熱湯殺虫を繰り返す.
ここまで減りました.
結構な手間です.
次はタッパーを飼育ケースにあけ,ヤシガラをすくいながら熱湯風呂へ投入.
若齢がいると思ったのですがこれ1匹だけ.
最初から混ざっていたのか不明.
これで終わり.
果たしてうまく防除できているか.
しばらく要観察のケージです.
2024 .9.13
青ヶ島のサツマゴキブリ産仔
Offspring of Aogashima Island’s Opisthoplatia orientalis
東ペの害虫調査で採集されたサツマゴキブリ.
出身は何と青ヶ島.
斎藤一三先生が青ヶ島では初めて採集し,記録した本種.
思い入れのあるゴキブリです.
2024 .9.12
ワモンゴキブリ単為生殖F16
Parthenogenetic F16 adults of the Periplaneta americana
長く細い触角.
翅も90点の出来.
1号としては上出来の姿です.
2024 .9.11
ヤマトゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Periplaneta japonica
順調に増えています.
Periplaneta全般に言える事ですが,水容器のガーゼが汚くなりやすいです.
こうなると,水か残っていても好感してあげた方が良いです.
翅が短い方が♀.長いのが♂.
現在成虫発生のピークでこれから卵鞘を産み,しばらくすると若齢幼虫が出てきます.
終齢幼虫の群れ.
シェルターの下面はこのように糞などで詰まるのでピンセットを突っ込んで風通しよくします.
出したゴミは脱皮殻も多く含みます.
本種はほとんど食べてくれないのでこのようにカサカサと堆積します.
終わりました.
2024 .9.10
ヨロイモグラゴキブリのトンネル
Tunnels dug by Macropanesthia rhinoceros
一年間のうちのほとんどを穴掘って生活しているので飼育していても姿を見ることが少ない.
この穴倉生活も2種類ほどあるようで,今時期は♀だけ潜り♂は外で過ごしている.
いつも,産むかと期待するがそううまくいかずいつの間にか同居している.
そろそろ生んでくれないとまずい年ごろだと思うのだが.
2024 .9.9
ヤママユ♂
Antheraea yamamai ♂
部のN代君が見つけてくれた.
ほぼ完品の綺麗な♂.
顔.
ドアップ.
ガ類の顔って昆虫には見えない.
横より.
脚がまた素晴らしい.
素晴らしい脚で指に止まってもらいました.
これ,長生きする動物ならペットとして人気出ると思いますね.
いじくりまわしていたら飛びたったので見送ってあげました.
童心に帰りますね.
2024 .9.6
クロゴキブリの炭カルが変
The calcium carbonate in the container for the Periplaneta furiginosa is odd.
Periplanetaのケージは20以上あるがクロゴキブリだけ炭カルの削れが早く無くなり方も変.
この現象はウスヒラタゴキブリでも少し出ているのだが,原因というかやはり何か変.
これは東京にいる頃は発生していなかったはず.
で,このブログ書いていて気が付きました.
炭カルをプラケに塗るのに溶く溶液は水でも良いのだがはじくのでエタノールを使用しているのは以前紹介した.
実はこのエタノール,営業所で余ったリンゴ酸配合のエタノールをもらったので,標本など保存が必要な用途以外はリンゴ酸配合を使用している.
使い切るまでであるが.
もしかして,クロゴキブリはリンゴ酸が好き?
たしかに,この減り方は擦れて減ったというより,舐めとられた様に縁が綺麗.
来週より普通のエタノールを使用して塗ったものを用意して試してみます.
2024 .9.5
コマダラゴキブリの餌
Rhabdoblatta formosana feed
相変わらず人工飼料はほとんど食べてないです.
わずかに齧っている?程度.
で,食べたのは外からとってきた樹の葉.
これはサクラ.
これはシラカシ?だっけな?
食べてくれるのはうれしいがどう考えても飼育頭数から見ると少ない.
これではF2など出そうもない.
ヤエヤママダラゴキブリとは食が見事に違う.
2024 .9.4
Thorax porcellana不調
Thorax porcellana is not well
最近産卵が確認されなくなりました.
現在わずかな産卵しない?成虫と幼虫が数匹いるだけ.
本種は,このような状況になると考え,2ケージに分けてかなりの期間飼育したが,大丈夫そうなので1つに統合したのだが,やはり予想は当たってしまったようだ.
持ち直してほしいのだが.
2024 .9.3
Rhyparobia maderae床替え
Cleaning of the breeding case of the Rhyparobia maderae
もう,マデラタワーは諦めてます.
なので汚れたら定期的に掃除を実施してます.
初齢幼虫は黒いのと黄色いのが2種います.
巷で言われるノーマル色とゴールデンといわれる個体の幼虫だと思いますが,分けてあげないと適当に混ざりあっています.
糞はサラサラなので,シェルターも長持ちするし,手間ない種ですね.
綺麗になりました.
2024 .9.2
トンボ池のヤゴはトンボではなかった
The dragonfly pond’s dragonfly nymphs were not dragonflies.
なんか小さい虫が沢山浮いている~.
と思って見ると小さなカゲロウでした.
どうもヤゴの初齢と思っていた物はカゲロウだったようです.
たしかに,鰓みたいなものが大きく,ヤゴっぽくないなと思っていましたが.
まあ,本物もいる可能性あるので維持はしていきます.
2024 .8.30
KGB近況
Hammerhead worm recent situation
2023年の冬に採集し,すでに2年経過しました.
本種の繁殖期は春だと思うので年齢は3歳になると思います.
ギネズ記録物です.
長さを測りました.
15cmはあります.
昨年,縮んでしまいダメかと思いましたが,復活し餌食いも良好です.
卵は2023年に春に産んだっきり産みません.
よく考えたら精子使い切り,交尾しないと産めないのかもしれません.
目指せ寿命とりあえず5年.
2024 .8.29
モリチャバネゴキブリ
Blattella nipponica
夜はゴキブリの時間です.
台風は関係ないのでしょう.
龍ヶ崎にて.
そういえば,ヤマトゴキブリは春に見ただけで夏になってからは1回も見ていません.
空が落ち着いたらトラップでも仕掛けてみます.