ゴキブログ

2024 .3.15

春の到来

カテゴリー:植物

The coming of spring



本社近くの緑地帯に今年もつくしが出てきました.

龍ヶ崎はというと.

つくしはまだ.
色が茶色ですから都会に比べると寒いことが分かりますね.
しかし,虫たちは動き出しているようで寒い北面の壁に張り付いていました.


見たことある幼虫ですが,ヨトウガかな?

室内にも初めてのハエトリ.
しかし,浅草で見慣れたアダンソンではなくミスジハエトリのようです.
どの程度環境の変化があるのか今後楽しみです.

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2024 .2.9

トコジラミの潜み場所

カテゴリー:

Hiding Places for Bed Bugs

昨日,今日と千葉でペストコントロールフォーラムが開催され,関東という事もあり久しぶりに参加しました.
学会とは違い研究発表は多くありませんが,新しい話題がいくつもあり大変勉強になりました.
で,夜は懇親会も盛り上がり,新たな研究の話や,人脈が作れました.
遅くなるのでホテルも予約しておきました.
さて,宿泊といえば最近はトコジラミ.
私も講習会などで,持ち帰らないように「こうしましょう」みたいな話をします.
そこで,今回泊まった部屋を参考に写真を撮ってきました.


まずは,部屋の四隅の血糞確認.

ヘッドボードの壁側.

掛け時計の裏側.

壁周りに貼られた装飾木材の貼付け際.

カーテンの上部折縫い皴や壁紙.
みんな異常無し.
翌朝も異常無し.
私の体は,トコジラミに対して感作されてますが,翌朝も異常無し.
大体泊まるのはこのホテルですが,まだ一度もお目にかかったことはありません.
一応念のため.

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2023 .11.22

ヒメヤママユ

カテゴリー:

Saturnia janasii


夜,新事務所の周りを歩いていたら都会では見ない大きさのガがいました.
やはり大型の昆虫は何の種であれ嬉しいですね.
外の気温は測りませんでしたが,普通の昆虫が活動する気温ではないです.
早速拾って種の確認.
クスサンの小型?と思いましたがこんなに小さいはずはなく,やはり図鑑で調べました.

ネットが普及した現代でも,キーワードが出ないときは図鑑が一番はやい(大型種に限る).

ヒメヤママユ♂のようです.
死んでいるかと思いましたが,室温において置いたら少し動き出しました.


動かないので写真は撮りやすいですが,すぐに横になってしまいます.
翅も触角もボロボロなので盛大に子孫を残して燃え尽きた個体でしょう.
来年は幼虫を探して見たいと思います.

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2023 .11.1

信州の秋

カテゴリー:植物

Autumn in Shinshu

私用で実家に戻りました.
この時期に帰るのは社会人になって初めてかもしれません.
ちょうど紅葉の時期だったようで花よりGな私ですが,道端に車を止め写真撮りたくなりました.


伊那の山々.
時間はまだ2時を回ったところですが山は夕方のようです.


木曽には珍しく山の中の池.
昔は河童が出そうな不気味なイメージでしたが,大人になっていってみると動植物など興味深い生き物がいそうで夏に期待場所です.
モリチャを探しましたがさすがに見つかりませんでした.

しかし,蚊柱が太陽の光で光っており,うまく写真に撮れていました.


ヤネホソバの餌によさそうな地衣類.
これだけあれば沢山飼育できそうです.

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2023 .10.5

アゲハ ラッシュ

カテゴリー:

Swallowtail butterfly outbreak

こんな小さな木なんですが.









大から小まで10匹以上付いています.
今シーズン最多.
でも全てナミアゲハ.
他の種が見たい.
こうなると,キアゲハの幼虫が懐かしいです.

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2023 .9.15

未同定昆虫

カテゴリー:シロアリ

Unidentified insects

この仕事をしていると様々な昆虫を入手する機会がある.

これもその一つ.
輸入された家具から発生したカンザイシロアリの一種と思われる.
いつかは同定して事例報告と考えて飼育しているが一向に進まず,今でも定期的に羽蟻を生産している.
シロアリネタは他にもあるが,ゴキブリとネズミが優先してしまい,全然進まない.
まあそれはそれで幸せかな(笑).

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2023 .8.30

アリ現れる

カテゴリー:

Ants appeared


机に出没.
過去にはハエトリ,ゾウムシ,ダニ,チャタテなど様々な訪問者があったがアリは初めて.

無視もできないので同定するとトビイロケアリと判明(多分).
こうして仕事がたまるのであった.

そうだ,飼育していた蟻はこちらの不注意で全滅させてしまいました.
ごめんなさい.

アリは難しい!

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2023 .8.25

触角の白毛

カテゴリー:

Antennal white hair


Periplanetaの触角に発生している白い毛.
気にはなっていたのですが実害がないため放置していたのですが,やっと原因が分かりました.
たまたまの別件で,ゴキブリの寄生虫を調べる過程で判明しました.

正体はなんと菌.
ラブルベニアというらしいです.
昆虫界では有名のようで検索すると様々な昆虫に寄生する映像が出てきます.
今回知ったきっかけは,札幌に生息するヤマトゴキブリが,これの感染で減ってきている.
そうです.
「北海道大学・ラブルベニア」で検索すると出てきます.
確かに,こちらで飼育しているヤマトゴキブリでもわずかに見らます.
実際のところ,ヤマトゴキブリは累代が長くなると減少を始めます.
が,これが原因?
現在私のところではPeriplanetaが最も激しく発生しています.


しかし,こんな状態になっても減る様子はなく,普通に増えています.
ただ,怪しい菌には変わりないので,他のPeriplanetaに感染しないようにしないといけないですね.
皆さんのところでは出ていますか?

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2023 .8.14

ヨツボシホソバ

カテゴリー:

Lithosia quadra

帰省してました.


台風の前の青空.
河原は涼しいですが,日差しは昔に比べ強くなったように思えます.
ゴキブリを探しましたが数年前にヤマトゴキブリを捕まえて以降見つけれていません.

娘が見つけた虫.
昆虫も昔に比べ少なくなったと思います.

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2023 .8.4

レモンのアゲハチョウ

カテゴリー:

Swallowtail butterfly on lemon

今年も飛来したのはアゲハチョウだけのようです.

珍しく,食樹上で蛹になるようです.

通常はこのように,屋根下などの風雨の影響の少ない場所なのですが.
建物が暑すぎて移動を断念したのでしょうか.

葉裏とはいえ直射日光が当たる場所です.
無事に命が生まれると良いのですね.

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2023 .7.27

キスジゴキブリ&タバコシバンムシ?!

カテゴリー:キスジゴキブリ

Centrocolumna striata striata & Lasioderma serricorne ? !




今回は順調に増えている.
これからが難しくなるはずだが,今回はヒメクロのようにいろんな餌を与えているのでこの結果がどうなるか楽しみである.
のもつかの間.


タバコシバンムシ.
室内にいることは分かっていたが,ケース内にも侵入していた.
餌山を作っているのでそこに入り込んだら除去は難しい.
ダニと違い,その気になれば駆除は出来そうなのでしばらく様子を見ます.

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2023 .6.30

カシワマイマイ?の寄生蜂&寄生蠅

カテゴリー:

Parasitic wasps and flies on Lymantria Mathura

沖縄から届いたカシワマイマイの幼虫と蛹?
幼虫からはハエ幼虫が出てきたことはお伝えしました.
それも成虫となり,ついでに蛹からはハチが出てきました.
蛾の姿は見る事かないませんでした.
野外の鱗翅目幼虫の寄生率は高いですね.


で,こちらがハエ成虫.
ヤドリバエ科の一種だと思いますが種は分かりませんでした.
毛が長く,腐肉に誘引される種とは少し違います.
変わった形が多いので見るのは好きですが,種まで判定するのは私にはできないので,興味としては綺麗だな,珍しいなで終わってしまいます.

こちらがハチ,
寄生蜂も形が変わっており好きな昆虫ですがこれまた種は分かりません.
これらは昆虫の世界では普通に見られますが,同様に脊椎動物に寄生して内部を食い成長し,最後に宿主を殺して増殖する種がいたら恐ろしいです.
そう考えると,エイリアンって実在しても不思議ではないかなと思ってしまいます.

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2023 .5.31

沖縄から届いた謎の虫たち

カテゴリー:

Mysterious insects from Okinawa

沖縄営業所のN村さんに毒虫依頼したら届きました.


まずはこちら,カシワマイマイと思しき幼虫..なんですが,輸送中に寄生蠅脱出.
すでにボロボロ.

それはそれで楽しみだが,ハチの方が良かったかな.

蛹もなり立てでカラフル.
遠目ではお菓子みたいで綺麗ですね.
どんな蠅が出る事か楽しみが増えました.

もう一つが謎の蛹.


ぶら下がり蛹なので,こんなものを作り取り付けました.
これももしかしたら寄生なんとかが出る可能性があるので飼育箱に入れ観察します.
カシワマイマイの蛹に似ているのですが,ネットで見ると黒い棘がこれにはないのでこれも羽化してからの楽しみとします.

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2023 .4.28

ニュウハクシミ

カテゴリー:

Ctenolepisma calvum


話題のニュウハクシミ.
1900年代初頭にスリランカで発見されて以降,中米,ヨーロッパ諸国へ広がり,現在17か国から記録があるようです.
我が国では,北海道、宮城県、東京都、福岡県、長崎県で見つかっています(Shimada et al. 2022).
単為生殖で繁殖するので,これ1匹で増えていく事が出来ます.

シミの飼育は,いろいろやりましたがうまくいきませんでした,
こいつは増えてくれるでしょうか.

Shimada, M., Watanabe, H., Komine, Y., Kigawa, R., & Sato, Y. (2022). New records of Ctenolepisma calvum (Ritter, 1910)(Zygentoma, Lepismatidae) from Japan. Biodiversity Data Journal, 10,

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2023 .4.20

モフモフの蛾

カテゴリー:

Fluffy Moth


朝から研修で龍ヶ崎に行ってたのですが,可愛い蛾がいました.
ものすごいモフモフ感.

触角の繊細な作り.

正面.
これはたまらん.
こんなに特徴あるなら種名はすぐにわかるだろうと思ったのですが,ネットの「モフモフ」「蛾」検索では見つかりませんでした.
仕方ないので図鑑見ましたが,図鑑は全て展翅してあってサッパリイメージが一致しない.
諦めました.

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2023 .3.29

小さなゾウムシ

カテゴリー:

Small weevil


机で仕事をしていると,くるくる飛んで目の前に小さな虫が落下.

デジカメで拡大するとゾウムシであることは分かる.
シギゾウムシだろうか.
それにしても小さい.
昔は肉眼でも見えただろうと思うと歳を実感する.
動きが早く,静止時間が短い為中々鮮明な写真が撮れない.

仕方なく裏面.
あまりにも小さすぎて同定は諦めました.
これからどんどん暖かくなることは間違いなし.

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2023 .3.20

アリ産卵開始

カテゴリー:

Start of ant spawning

昨年の11月頃から育っていたと思われた卵や幼虫が消えました.
食べられたのでしょう.
しかし,やっと産卵を開始しました.

卵が10個ほど見られます.
働きアリも8月に2匹食べられてからは欠損なく,長い個体は半年以上生きてます.
こんなに小さいのに意外と長生きなのには驚きました.
外で見る小さなアリでも,長い命があると思うとうかつに踏みつけられません.
早く行列を見てみたいです.

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2023 .3.2

テラニシシリアゲアリ

カテゴリー:

Crematogaster teranishii

働きアリが増えたらじっくり観察しようと思っていましたが,昨年11月の羽化以降羽化せず.
現在は幼虫も見当たらなく,発育途中の虫体は食べられたようです.

そこで,飼育容器ごと実態顕微鏡下で観察しました.
「前伸腹節刺は長く針状」ここを確認したかったのですが,コンデジ拡大ではハリブトシリアゲアリの感じだったのですが,ちゃんと針状に突出しています.
どうやら,この「針状」は初期に生まれた小さな個体は針になっておらず,それを見ていたのですが,後半に羽化した大きな個体では針になっていました.
(でも,違うよと思った方はコメントください)

というわけで少しすっきりしましたが,相変わらず餌食いがパッとしない.
昆虫を食べるならと思い,コウガイビルに与えても食べなかった豚肉を入れていました.

食べてますね.
2匹も.
まあ何より.
今年はどこまで増えるか楽しみです.

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2023 .1.11

雑事 24

カテゴリー:Gromphadorhina oblongonataキチャバネゴキブリワモンゴキブリ

Little things 24

まずは産卵.

ワモンゴキブリの曲がった卵鞘.
無事産下されましたが,孵化するかどうか.

キチャバネゴキブリ産卵
まだF1です.
体に比べて太いですね.


ナミホシヒラタアブ?
この時期に屋外で凍えていました.
そのおかげで写真は撮り放題.

Gromphadorhina oblongonotaですが,大きな♂成虫にが出ました.
でも,もう少し大きくなります.

少し変わった場所から採集されたニセセマルヒョウホンムシ?
セマルではないかとも考えているのですが,交尾器を見ないと判断できなさそうなので,文献取り寄せ確認する予定.

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2022 .11.3

アリの餌ゴキブリ

カテゴリー:

Ant food, cockroaches

ゴキブリは殆どがこのように女王がいる容器の横の容器に移動されます.
アリが咥えていると食べていると思ってしまいますが,全てこのように移動されるので,嫌いなだけ?顔も見たくない?
というのもあり,実態顕微鏡で確認しました.


クロゴキブリ.
脚などの細い部分は無くなっていますが,あまり食べられた感のない状態.
よく見ると,腹部や胸部に少し穴が空いたりしていますが,ガツガツ食べた感じはなし.

ヨウランゴキブリ1.
クロゴキに同じ.

ヨウランゴキブリ2.
こちらはかなり食べられた感がある.
生を好むというより,乾燥しても柔らかな肉質部を好む感じがする.
というわけで,何が良いか今一つ分からなかったが,ヨウランゴキブリは食べることが分かり,とりあえずなんでも与えてみようと思う.

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2022 .10.21

飼育下のアリ家族増え方

カテゴリー:

Increased number of worker ants in breeding environment


昨日.

今日.
2匹がそろって羽化.
女王1匹スタートしたのが7/5
3ヵ月半で働きアリ8匹.
約半月で1匹羽化する計算.
意外と増えない.
野外だともっと早いのだろう.

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2022 .10.11

長野の双翅目

カテゴリー:

Diptera in Nagano Prefecture

週末私用で帰省していました.
東京も寒かったのですが長野も一段と寒く,生き物など全く期待していなかったのですが,私的に興味ある昆虫に出会えました.
寒かったせいか,つかんでも逃げることなくお持ち帰り.

帰社してから標本作成と同定しました.
1匹目.




コガネオオハリバエ.
腹部の長い棘が腐食性のハエとの違い感じます.

2匹目.



ヘリヒラタアブ.
こちらは腹板の青さに惹かれ捕まえてしまいました.
昆虫図鑑で見ると青い箇所が黄色くなり,普通のアブ様ですが実物(乾燥したら黄色くなるのか?)は眼を見張るほどの水色で感動しました.
この2種,展翅して驚いたのですが翅が2枚の楽な事.
4枚あったら重なり方やバランスなどひと手間要するのですが,今回固まっていないこともあったのだと思いますが目からうろこでした.

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2022 .10.8

アカボシゴマダラ他

カテゴリー:

Hestina assimilis and others

都内で害虫調査していたのですが寒すぎ.


こんな日にと思っていたのですが,意外な昆虫を発見.
飛んでいる姿は数回見ていたのですが,手に取るのは初めて.
さすがに寒いためか飛べないようです.

特定外来生物なのでしっかりと〆て,三角紙の代わりにコピー用紙に入れて持ち帰り.

しかし,蝶は足洗っていたのと通常ゴキブリなど展翅が必要ない昆虫ばかり相手にしていたので展翅板がない.
仕方なく,昔買ったスタイロ?を組み合わせ標本にしました.

もう1つ,寒くても元気なアメリカザリガニ.
アカボシ発見場所と近い場所で発見.
都内もいたるところに生息しています.
今後外来生物法改正施行後どのような対応がされるか興味があるところです.

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2022 .10.7

アリの現在と好みのゴキブリ

カテゴリー:

Today’s ants and preferred cockroaches


働きアリが1頭羽化しました.
これで4匹.
本当は通算6匹いるはずですが,管理不手際でこの状態.
まだ寂しい数です.

食べてくれる餌も少しずつ増えてきました.
まずは,昆虫ゼリー.
そして菓子パンのチョコレート.
ニンジンもたまに齧ってます.
そしてゴキブリ.
チャバネゴキブリ若齢.
トルキスタンゴキブリ若齢.
ヨウランゴキブリ若齢.
ウルシゴキブリ若齢.
クロゴキブリ若齢.
与えましたが,すぐに食いはじめるのはクロゴキを代表とするPeriplanetaの若齢幼虫でした.
ネットではトルキスタンなどと書かれているのですが,この写真に写っているように与えて1日たっても無視されています.

一方,クロゴキは食べた後巣の近くにあるのが嫌なのか別のようにに移動させます.
しかし,移動させた後も気になるのかごそごそ齧っているようです.
というわけで,しばらくはクロゴキの幼虫を与えようと思います.

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2022 .9.21

シリアゲアリのゴキブリ好み

カテゴリー:

Types of cockroaches preferred by Crematogaster


7月から飼育はじめて5匹の働きアリが誕生しましたが2匹食べられてしまいました.
そのため現在はまだ4人家族です.
最初は私が触ってダメージを与えたのが原因かと思ったのですが,それも少なからずはあった可能性がありますが,どうも動物質を与えないといけなかったと思い起しています.

それで今は,ゴキブリ類の若齢を峰打ちにして2~3日おきに与えているのですが,全く手を出さない種があるようです.
今のところの結果
クロゴキブリの若齢 ○
ウルシゴキブリの若齢 ○
フタテンコバネゴキブリの若齢 ○
ヨウランゴキブリ 若齢 ×

銀紙の上にクロゴキブリとヨウランゴキブリを配置したのですが,この状態です.
ヨウランは3匹与えましたが,いずれも近寄ろうともしない.
忌避物質でも持っているのでしょうか.
面白そうなので,幼虫が小さな種は一通り与えてみようと思います.

ついでなので,今まで食べたと思われるもの一覧です.
菓子パンにかけてある白い砂糖(意外と菓子パン好きです).
菓子パンに入っているチョコレート(硬い物).
昆虫ゼリー(古く乾燥気味になってカビが生え始めた頃に齧ってた).

現状まとめると,チョコとゴキブリの幼虫が今のところよく食べる印象です.

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2022 .9.14

今日のアリ

カテゴリー:

Today Ants

昨日のトビイロゴキブリケースに炭カル塗ったのですが,やはりあれだけいると想定外が起きるもの.

捕らえたが潰れたのでアリに入れてみた.
女王アリは働きアリから餌をもらうだけだと思っていたが,自分でも食べるのですね.
餌は昆虫ゼリーと菓子パンの砂糖くらいしか与えていなかったのですがお口にあっておらず空腹だったのか?

実は,ケースの不備でアリが脱走したのでケースを作り直し,新しいケースに移した時働きアリにダメージ与えたのか2匹喰われてしまいました.

現在1+2匹.
働きアリで同定しようと思っていたのですがもう少し増えるまでお預けとなりました.
それにしても,アリ飼育は小さすぎて意外と難しい面があると初心者は感心しております.

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2022 .9.5

今日のアリ

カテゴリー:

Today’s Ants



1匹の働きアリが出現以降,続々(と言っても少しずつ)羽化してきました.
でもあまり動きがないですね.
列を作るわけでもなく.
飼育は,まだ少ないので場所も取らず,机の片隅でOKですが,ゴキブリの方が楽かな.
ただ親子の関係が見ることができるので,そういった面では面白いと思う.

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2022 .8.30

アリ羽化

カテゴリー:

Emergence of Ants


やっと羽化しました.
女王が一人で世話して大変だと思っていましたが,これで少しは楽になるのかな.
種類はシリアゲアリ属のようです.

ハリブトかテラニシだと思うのですが,前伸腹節刺がまだ近づいて観察できないので同定はもう少し後に回します.

もう一種はやはり卵が孵化しないのか幼虫も育っておらず一人きりです.
可哀そうですがどうにもできません.
様子見てます.

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2022 .8.25

身近な昆虫3種

カテゴリー:

Three species of arthropods that are around us


冬の寒さで葉が枯れたタコノキの葉を整理していたら出てきました.

となりのレモンにいた幼虫の蛹でしょう.

反対側見てガッカリ.
都会の真ん中でもいろんな生物の関わり合いが観察できます.

室内にはこんな動物.
カシノシマメイガですが小さい.
いつも大きさなど測らないのですが,明らかに小さい.

最後,アダンソンハエトリ

夜,ゴキブリのケージをジッと見つめていました.
ケース内で小さなゴキブリが矢印のところで動いています.

なぜ捕れないんだろ~?

ン?
止めた.


去って行かれました.
ハエトリの眼ってすごいですね.
どのように見えているのでしょうか.

詳細はこちら

2022 .8.18

浅草のクマゼミ

カテゴリー:

Cryptotympana facialis captured in Asakusa

今年は本当にセミが少ない.
あまり出歩かないせいもあるが,今年見かけた落ちていたセミ2匹目がこれ.

暗くなった夕方,屋上に出ると薄明かりにセミが落ちているのを発見.
ミンミンにしては黒いなと思い拾うとやはり真っ黒.
最初ミンミンの黒化型と思い電灯の下で見るとクマゼミに似ている.

腹面もー,ミンミンではない.
オオオオオオ,ク・マ・ゼ・ミ~.
昨年鳴き声を聞いた本社への道を通るときはいつも,クマゼミの鳴き声が無いか気にしていたのだが,今年はセミ自体が鳴かない.
そんな状況だったので,今年2匹目でクマゼミー,しかも採集ー
ついうれしくて,ゴキブリミニシェルターに乗せて写真撮りまくりました.


詳細はこちら

2022 .8.10

アリ飼育2

カテゴリー:

Ant breeding 2


小さい方の育蟻.
分かりにくいですが上の方に蛹らしきもの.
下は幼虫が確認できます.
働きアリが羽化するのに意外と時間かかるのには驚きました.
そして,親アリは一人で頑張るな~と感動しています.
種類は働きアリが羽化したら分かると思います.

一方,大きいアリの状況.

卵ばかりで幼虫見えず.
これは未交尾か?
これも経験の1つ.
最後まで面倒見ます.

詳細はこちら

2022 .8.2

アリ飼育

カテゴリー:

Ant breeding

ここ数年ヒアリの調査を行っているせいか,女王アリ(ヒアリじゃないよ)を拾う機会(多分気が付く)が多くなった.
過去にも何回か飼育はじめたが,1回も産卵しなかった(させれなかった?).
今回また現場で2種を見つけてしまったので,ダメだろうと思いつつ容器に入れたら両方とも産卵し,どうも幼虫に育っているように見える.

その1.

種は不明.

その2.
こちらも不明.
1の2回りほど大きい.
分かる方教えてください.

それにしても,ゴキブリとは違い,女王が卵や幼虫を世話する姿は初めて見ましたが良い物ですね.
また,ゴキブリより小スペースで飼育スタートが出来手軽です.

詳細はこちら

2022 .7.13

お台場にて

カテゴリー:爬虫類

In Odaiba, Tokyo.

仕事で行ってきたのですが,初めてアカボシゴマダラを見ました.
知り合い曰く,普通に見られる.
幼虫もエノキでよく見る.
なのだが,幼虫はおろか成虫?成虫はおろか幼虫?まあどっちでも良いが見たことがない.
田舎ではエノキと言えばオオムラサキで,子供の頃は越冬幼虫を捕まえてきて飼育したのであの変わった形の幼虫は今でも憧れ.


もう少し近くで鮮明な写真を撮ろうと思いましたがここまで.

その他にもカナヘビ沢山.

樹液が出ている木がありハナムグリ,
夏の昆虫採集を思い出しました.
良い一日でした.

詳細はこちら

2022 .7.4

雑事23

カテゴリー:トビイロゴキブリ

Little things 23


調子が優れないトビイロゴキブリの1齢幼虫.
体表がゴツゴツしており動きが緩慢.
たまにいます.


机に現れた小さな生き物.

拡大.
チャタテムシでした.
コンデジ撮影なのでこれが最大.
住家に潜り込んでいればよい物を,こんな目立つところに出てくるとはよほどの事情があったのでしょうか.


レモンについたアゲハ幼虫.
大分成長しました.
多分ナミアゲハでしょう.
無事に成虫になれると良いのですが.

詳細はこちら

2022 .6.24

実り始め

カテゴリー:植物

Beginning of harvest

コーヒーの花が咲いたことはお伝えした.

全ての蕾は開花しなかったが,開花した花は結実し大きくなってきている.
嬉しいですね.

ついでに外の柑橘類.
毎年花だけは咲いていましたが,今年は1個実が落ちずに少しミカンぽくなっている.

もひとつ,アゲハ類の幼虫も出現.

ただ,昨年よりこの鉢に鳥が砂浴びに訪れるようになってから,幼虫が食われているような気がする.
まずは何の鳥が来ているか確認してみようと思う.

詳細はこちら

2022 .6.17

オオキンカメムシ

カテゴリー:

Eucorysses grandis

先日,品川ふ頭方面に仕事で行ったのですが.

休憩中に変な生物がいないか道路脇をキョロキョロしていると,カナブン大の昆虫が向かって飛んできました.
色が黄色だったので甲虫ではないとは思った物の,見たことない.
スズメバチ?掴むか?かわすか?
仕事中にアナフィラキシーで運ばれるとそれはそれで騒ぎとなるので,かわして後を追うとなんとオオキンカメムシ.

はじめて捕獲しました.
カメムシ目は最近はトコジラミ類しか興味の対象ではなかったのですが,これは別格ですね.
で,自分で捕まえてみてよく観察することができたのですが,腹面のピンクが何と鮮やかな事か!

本種は関東にいないと思い込んでしましたが,調べると珍しくはないことは分かりました.
しかし!飛んでいる姿は迫力がありましたね.


その後,クロゴキブリっぽい幼虫とモリチャバネゴキブリを捕獲.
充実した一日でした.

詳細はこちら

2022 .5.9

放置したゴキブリトラップの結果

カテゴリー:爬虫類

Cockroach trap capture results

久しぶりに実家に帰り家の中を調べていたらゴキブリトラップが出てきました.
いつ仕掛けたか忘れましたが,家の中に何がいるか調べようと思い置いたものです.
一番の目的はゴキブリで,ヤマトゴキブリならまあ普通.
クロゴキブリなら「やった」てな感じだったのですが,すっかり忘れていました.
結果発表.
1つ目.

カマドウマ.
想定内.
2つ目

カマドウマ.
想定内
3つ目.

クモ他.
想定内だがゴキブリはいないのに少し驚く.
4つ目最後.
(この順番は実際にトラップを回収した順です)

ガーン.

ヘビ~.
もっと早くトラップを確認していれば,種類も確認できたかもしれないが,こうなると諦め.
家の周りでは子供の頃から一度も見たことなかった?が,ここ数年内でもヘビがいることに感動.
しかも幼蛇ということは,親や子供が複数いる可能性もある.

この最後のトラップが一番興味深く,他にもセスジシミと思われるシミが捕獲されていた.
この家にいるんだと嬉しくなりました.
皆さんも同居動物を調べるなら粘着トラップが一番ですよ.

ちなみにこのトラップを置いた場所は最下層の地面に面している入口の内側に置いた物で,室内がこんなに湿度高いというわけではありません.
念のため.

詳細はこちら

2022 .2.4

ヤネホソバの皮膚炎

カテゴリー:

Dermatitis caused by Eilema fuscodorsalis

ここ1年ほどヤネホソバを追っかけていますが,幼虫採集するときは素手で行っています.
すでに100匹以上を指でつまんでいますが,一般的に言われる痒みは出たことがありません.
まあ,おっさんの老化した指先は毒針も歯が立たないとは思っていますが,本当に痒くなるのか疑問に思っていました.
先日,某会議でN秋先生の講演を見て思い付き,たまたまフレッシュ個体が入手できたので実験しました.

手はどう見ても反応出そうもないので,まだ柔らかそうな前腕部に毛を押し当ててみました.
10秒ほどピンセットでニュルニュルもみもみ押し付けます.
ヤマビルの時もそうでしたが見ている箇所に神経が集中するのかチリチリかすかな痛みがあります.

3~4分ほどして少し痛た痒くなってきました.
しかし,おっさんの腕はシミや血行不良やらでわずかな炎症は形として見えないですね.

それ以上することないので毒針の撮影.

針の根元に黄色い球状の膨らみがあります.
毒々しいですね.

抜いてさらに拡大.
球状の中に毒でもあるのでしょうか.
そうこうしているうちに20分ほど経過しましたが,痒みは収まりました.
数日後変化があればお知らせします.
なければこれで終わり.

詳細はこちら

2021 .11.8

イガ類の飼育

カテゴリー:

Tineidae rearing

鳥の巣から回収した鱗翅目の幼虫飼育.
多分イガの仲間だと思います.

なのでエサはこれ.

巣から回収した羽です.

幼虫の個体数によりますが,このサイズのビンだと2~3日で食べつくします.
羽は他の動物が付いているかわからないので-30℃以下の冷凍庫に入れて殺虫後に与えます.

詳細はこちら

2021 .10.27

アリの卵

カテゴリー:

Ant eggs



卵は増えてきましたが孵化しているのかよくわかりません.
餌も食べているかよくわからず,慣れない生き物を飼育すると心配事が増えます.
それがまた楽しいわけでもあるのですが.

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2021 .10.13

ワンダーカマーその2

カテゴリー:

Wunderkammer Part 2

娘が見事1っ発引き当てた白.

相変わらずのぐにゃっぐにゃ.
宣伝に使われている物とは素材が違うのではないかと思うくらいグニャグニャ.


前回同様ポットのお湯を入れて1分ほどして形成しました.



ゴキブリ,ミミズのコレクターは押さえておいてもいいかな.
黒色はそれだけ売っていれば買うけど,運だけではもういらない.

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2021 .10.11

禁断のアリ飼育

カテゴリー:

Forbidden ant breeding(antlion)

アリの飼育は昔から多くのマニアの間で行われていることは知っていました.
流行はしてもアリだけは手を出さないと思っていた.
が,最近女王アリを拾う機会が多く,殺すのも忍びないと始めてしまった.

T岡さんによるとハリブトシリアゲアリらしい
飼育法を調べると,石膏を敷くと良いとあるが,なかったのでタルクにヤマト糊と水を混ぜて固まらせたものを使用.
食いそうなもの入れても食べている気配なし.


気が付くと幼虫らしきものがいた!
何を食べているのだろう.
まあ,まだ1か月程度なのでお試しということで.

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2021 .9.21

ゴキブリ修正

カテゴリー:ゴキブリ

Modify the shape of a model of the cockroach

娘が出先で見つけて買ってくれたものを受け取った.
ワンダーカマー というシリーズのゴキブリほか.
狙いは当然ゴキブリ.


ネットで見ると,良い形をしているので期待していたが,開けるとちょっとね.
ミミズもクタクタ.
これで400円はないだろ!
で,樹脂系は温めると成形しなおすことができるだろうで,お湯につけてみた.

試験的にシーボルトミミズっぽいやつ.

伸びました.
冷えるまで待っても元に戻りません.


本命,ゴキブリ投入.

1分ほど入浴させてこれはミミズと違い細かいパーツがあるので展足板で冷めるまで固定.

この色だと,どう見てもおもちゃに見えるので驚くことはなさそうですね.
形が修正できることが分かったので,黒と白も出してとお願いしておきました.

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2021 .9.3

ヤネホソバ 卵

カテゴリー:

Eilema fuscodorsalis eggs


産みたて.

時間とともに緑に変化.

孵化が近づくとこのような状態になりる.

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2021 .8.18

ヤネホソバ 生態

カテゴリー:

Eilema fuscodorsalis,Ecology

近飼育をしている関係で,いろいろ面白い光景が観察できる.


成虫.


脱皮直後で自分の頭部を食べる幼虫.
まだ体毛が乾ききっていないのかバサバサしている.

蛹新旧(黒が旧).
この幼虫の餌は「地衣類」.
食性も変わっている.
こうして眺めていると,大変興味深い生き物だ.

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2021 .8.5

浅草のクマゼミ

カテゴリー:

Black cicada, Cryptotympana facialis in Asakusa

今朝,本社へ移動中にクマゼミの鳴き声を聞きました.
浅草に勤めて10年以上ですがここで聞いたのは初めてです.
平和島や海岸沿いはいると聞いていたので,毎年セミの声は気にかけてたのですが,ついにご対面?聴.
昨年はコロナで外出が少なく,セミの声自体を聴くことが少なかったので,昨年も鳴いていたのかも.
そこで,ネットで軽く調べましたが,浅草の情報は出てこなかったのでいずれにしても最近のことかもしれません.

声を聞いたのはこのあたり.
2010年のある調査では,関東一円分布しているとなっているので,ここに住んでいる人にすれば珍しくはないのかもしれません.
が,数年前に同じく浅草でモンキアゲハを見た時と同じくらいの驚きでした.

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2021 .7.30

ハネカクシの翅出し

カテゴリー:

Wing out of a Staphylinidae


事務所内に初登場.
ハネカクシです.
たぶん,動物の餌として持ち込んだ野外採集物について入ったのでしょう.



珍しいのでカメラで追っかけていたら,翅が出てきました.
翅出すところは初めて見ました.

こうなると別の生き物ですね.
遠目では羽蟻のように見えます.
この後,プッ と飛んで見失ってしましました.
最近室内でアダンソンハエトリが目に付くようになってきたので,餌食になってしまうかもしれません.

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2021 .7.16

コーヒーにトビムシ

カテゴリー:

A springtail in Coffee


何かいると思ったらトビムシ溺死.

近くで撮ろうと思ったが,湯気で写らないから遠目で.

なんでだと思ったが机上を見ると何匹か跳ねている.

拡大するとまあ可愛い.

原因はこれ.
プリンカップにはTherea olegrandjeaniの幼虫が入っているのだが,そこから抜け出したらしい.
しかし,不思議とトビムシは汚いイメージが全くない.
とりあえず死骸だけ出しておいしくいただいた.
これがチャタテムシだったらと考えたが少し悩む.
たばこシバンムシだと・・これも少し悩む.
ノミバエだったらNO!
境界はハエかその他?
でも,ノシメマダラメイガも鱗粉浮きそうで嫌かも.

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2021 .6.24

ガジュマルクダアザミウマ

カテゴリー:植物

Gynaikothrips uzeli



ベランダに置いてあるガジュマルの葉が見事に貝状態なので割ってみた.

ダニかアブラムシの仕業かと思ったらアザミウマっぽい.
ネットで調べると本種と判明.

悪そうな顔をしているといつも思う.
ウルトラマンに出てくる宇宙人のようだ.
本州以南,小笠原にも侵入しており,ガジュマルの新葉に寄生し,寄生葉は吸汁・加害によりケロイド状の凹凸を生じて極めて見苦しくなる(上住,1988).
見事な表現.
まさにその通りです.

このような状態の葉は多くはないが,増えると嫌なので摘み取るとこれだけ発見.
しばらくは様子見です.

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2021 .6.21

雑事18

カテゴリー:植物爬虫類

Little things 18

3月15日にモモタマナのハダニ駆除を行ったが,完全復活している

葉裏を見てもシミ一つない良い状態.
葉もいい感じに枯れてきており,ちょうどストックが減っていたので都合よし.
ちなみに鉢上に養生テープをしているのは,イエシロからのクロバネキノコバエ類が移っていないか確認するために貼ったが,発生はなく面倒なのでそのままにしてあるが,植物の生育には問題ない感じ.


室内飛ぶコバエ類は慣れっこになりつつあるが,おかしな飛び方をする虫がいたのでよく見ると寄生蜂っぽい.
写真を撮った直後,すごいスピードで消え去った.
室内の鱗翅目は,たまにカシノシマメイガはいるが年に1~2回しか見ないのでそれの寄生蜂ではなさそう.
やはり,Periplaneta属に寄生するヤツだろうか.

ボールパイソン脱皮.
今回はくるんと剥けた.

脱皮前.

明らかに色が違いますね.

脱皮殻.
野球のボールみたい.
脱皮前にマウスをモリモリ食べていたので調子がよかったのでしょうか.

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2021 .6.17

ショウジョウバエの殺虫

カテゴリー:

Insecticide for fruit fly

飼育室内に春以降たまに数匹のショウジョウバエが飛んでいる.
ノミバエも日によって数匹飛んでいる.
発生源は全く不明.
ちょうど1年前にも同じようなことを書いているが,毎年同じことの繰り返し.
こんなんでは,PCO失格といわれそうだ.
が,どうも内部発生ではなく,サッシの隙間から入ってきているのではないかと最近は考えている.
見ていると,レールのところから飛び出す虫を見ることがある.
殺虫は,当然殺虫剤は使いたくないのでアルコールスプレーか洗剤スプレー.
最近は洗剤が多い.

かけるとこんな感じで張り付いて死亡してくれる.

床に落ちた個体.
アルコールも洗剤も一長一短あるので使い分けをした方がよいだろう.

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2021 .6.7

机の虫

カテゴリー:

Bugs that came on my desk

白っぽく薄っぺらな生き物が手の表面で跳ねていたので,新手のノミか?と思ったが小さくて見えない.
どんどん小さいものが見えなくなってきた.
とりあえず逃がしては正体不明のままなので手のひらで軽く峰打ちを食らわせ眠らせた.

寝た.
と ここで,「峰打ち」って何?と思い調べてみた.
私としては,死なない程度に動きを止める動作の意味で使ったが,調べると知らないことがたくさんあることに驚かされる.
「峰打ち」とは刀の背で打つこと.ok.
一応殺すことを目的としないことのようだが,実際には一般的な打ち方ではなかったそうだ.
なぜなら「侍は殴りあいの時は抜刀しない.抜刀するときは必ず敵を殺すとき」らしい.
そりゃそうだ.納得(詳しくはネットで見てください.なるほど話があります).
で 戻って.
正体はアザミウマの1種でした.
植物の汁を餌とする農業害虫ですね.
外を歩いてきたので体に付着したのでしょう.

殺してはいないので立ち上がる.
こうして見るとかわいい顔(外見)をしているのだが,農家の方にしてみると大害虫ですね.

もう1種.
ノミバエ類.
こいつは室内に1匹いただけで仕事ができなくなるほど不快です.
先日珍しく外食(一人食いの店です)したら,目の前を1匹走り回っており,広い店内なのでどこかに行けばよいのにしばらく視界内をうろうろしていた.
よっぽど「パシン」とつぶそうかと思ったっがまあ,大人は黙って食事を終えた.
下手すりゃ,食べた物の中にも入っていたかもしれぬが,それを想像すると食べられなくなるので,「虫いる」として食べた.

こいつも机に飛来.
走り回る.珍しく一発で仕留めることができた.
峰打ち.

動き出したのでエタノールをかけてとどめをさす.
潰してしまうと写真撮っても使えないので,この手加減が難しい.

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2021 .6.2

ヤネホソバの交尾器

カテゴリー:

Male genitalia of the Eilema fuscodorsalis

ヤネホソバと思いつつも図鑑見ても今一つ確証が持てない.
成虫を見て図鑑と比較しても,展翅するとなんか違う?
幸い,原色日本蛾類図鑑に主要Eilema属の交尾器が図示されていたので,観察してくることにした.
交尾器の摘出はゴキブリで慣れてはいたが鱗翅目は初めて.

が簡単にできた.
各部の細かい名称はパスして形態だけ見ると見事ヤネホソバでした.
(間違っていたらご指摘ください)
蛾類は生きているときの静止状態は翅を閉じた状態が多く,生体の写真から同定するのは大変です.
というか,無理なんでしょう.
良い本ないのでしょうか.

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2021 .5.20

ヤネホソバの餌2

カテゴリー:

Eilema fuscodorsalis feed.2

水槽の緑の藻状のものは少し食べたように見えたが結論はNO.


そこでたまたま淡水エビの水槽内で大発生していた緑の藻?を一旦乾燥させてから与えてみた.
これもNG.
次なる物は,前から目をつけていた樹皮に付着している地衣類?


乾燥していると色が褐色なので食べそうにないかと思っていたが,水かけると緑になりいかにも「地衣類」ぽくなった.

ケースに入れて,さまよい歩いている幼虫を乗せてしばらく放置してみるとみんな一斉に食べ始める.


おお~,良かった.

翌日.
これなら手間はかかるが累代飼育もできそう.

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2021 .5.12

ヤネホソバの餌

カテゴリー:

Eilema fuscodorsalis feed

どの図鑑を見ても食物は地衣類とある.
浅はかな私は,地衣類=苔と思い込み前回ミズゴケを与え,摂食を目撃した.
それをいいことに,ミズゴケを食べる=苔を食べると思い込んだが,やはり違うようだ.
その時与えたのは,保管して時間が経過した緑のミズゴケ.
今思えば,ミズゴケの表面に藻が発生して緑色となりその藻を食べたのだと思う.
おかげで,あの時以降数匹の幼虫を飼育したがすべて死亡している.
日本地衣類学会のHPを見てみると,「地衣類は、菌類と藻類が共生関係を結んでできた複合体」とある.
地衣類をこけと呼んでも間違いではない.


とあるが本種の餌はコンクリートなどの表面にうっすらと発生するこのような藻のようなもの(地衣類)だろう.


実際に入れると食べている.
緑がはげてブロックの地色が出ている箇所は食べた部位.

苔はやはり見向きもしない.
これはある意味大変なことである.
このような藻の生えているところは,大きな石やブロックなど部分的に剥がして持ってくることができない.
このブロックは以前から敷地内に放置されていたもので,これしかない.
意外と小さな物には生えていない.


そこで目を付けたのがヤドカリ飼育ケースの壁面に生えた緑の物体.
これを食べるか試してみる.

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2021 .4.30

苔から発生した虫

カテゴリー:

Insects arising from moss



ヤネホソバを飼育するために屋上から採集してきた苔だが,ヤネホソバは死亡し小さな虫が発生していた.

拡大.
クロバネキノコバエ類がよく出るのだが,ユスリカのようです.
小さな虫も拡大すると本当にきれいな模様をしているのに驚かされます.
それにしてもほんの一握りの土付き苔だったのですが,2匹発生しました.
身近な土に如何にたくさんの微小昆虫が生息しているかわかります.

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2021 .4.15

ヤネホソバ飼育2

カテゴリー:

Raising Eilema fuscodorsalis Part 2

昨年採集した個体は,ミズゴケを食ってくれたのだが,蛹にならずに死亡した.

今年,まだ幼虫.?
もう幼虫.
ん?
というわけで,今回は生きている苔で挑戦.

1匹目.

2匹目.
なんか落ち着きますね.
盆栽のような幼虫(深い意味なし)風情があります.

すでに成虫も出ていました.

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2021 .3.23

クロゴキブリ リメイク

カテゴリー:クロゴキブリ

Remake a Smoky-brown cockroach

以前発売されていたカプセルトイのクロゴキブリをもう少しクロゴキブリチックにした.

モデルは沢山いるので困らない.

まずはモデルとなる♀成虫を用意.
塗料は
クリアーブラック
クリアーブラウン
クリアーレッド
ピュアブラック を用意した.
筆もタミヤの3本セット.
結構なお値段しました.

左はノーマル.
右が加工後.
手を加えたポイントは,前胸背板の光沢と黒さ.
ウルシゴキブリにならないような翅の茶色保持.
最近は,左のような茶が強いクロゴキブリもよく見かけるが,和名を優先して作りました.

ついでに,裏にはタイピンの使わない物を加工してピンを取り付け,スーツにも装着できるようにしました.
どこかで見かけたら声をかけてください.

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2021 .3.22

雑事16

カテゴリー:キスジゴキブリルリゴキブリ植物

Little things 16



ハカラメの花が中途半端です.
暖かくなったので一気に開花すると思ったのですがここから進まないです.
例年のようにこのまま枯れてしまうのでしょうか.



トビムシは着実に増えています.
加湿環境のケージには全て入れるようにしています.


昨年冬にもらったキスジゴキブリの幼虫ですが,いつの間にか羽化して死んでいました.
今年は採集しに行こうと思います.


Eucorydia tokaraensis
ミズゴケに好んで産卵しています.
本属は,ある程度過密で飼育したほうが,維持しやすいようですね.

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2021 .1.18

雑事 15

カテゴリー:爬虫類

Little things 15


現在1匹だけとなったオガトカ.
これ以上は追加する予定もないのでこの個体が最後.
2年前に採集した個体なのでそろそろ寿命も近いかも.
出来る限り快適に過ごさせたい.

続いてボールパイソン.


脱皮しました.
本当に規則正しく3か月間隔.
ただ,今回は久しぶりの失敗.
顎下から腹面,首背面に皮が残り,顎まわりをむくのに手こずった.


も一つ.
トビムシのまじめな飼育を始めました.
ゴキブリを飼育しているケージだと餌も与えていないのに爆増するのだが.
単独で飼育して増やそうとすると多少増える程度.
ネットで調べると,ビール酵母や麦類が餌に良い様な事が書かれていた.
早速棚を探すと大体必要な物が揃った.


まず餌から試す.
ビール酵母と押し麦.
春頃続きをお知らせします.
でも,日差しは春らしくなってきましたね.
サクラが待ち遠しいです.

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2020 .12.3

ヤネホソバの飼育

カテゴリー:

Breeding of the Eilema fuscodorsalis


現場調査で採集してきました.
ヤネホソバは,PCOの間では知らな人がいない有名な昆虫.
しかし,私が撮りだめている写真ファイルに入っていなかった.
近年(といっても1990年以降)発売されている害虫本にも最近は減った.
と必ず書かれている.
現代では希少な昆虫です.

そんな珍しい虫ですから,飼育しないわけにはいかない.
ただ,餌が地衣類なので,何喰わそうかと思ったのですが,ワモンゴキブリ初齢幼水入れ用のミズゴケストックケースがちょうどよく緑に藻が出ていたので入れてみました.


あっさり食べた.
ミズゴケが乾燥して,壁面に付着している部分を齧っている.
アゲハの幼虫だってこんなにあっさり食わないと思うほどあっさり.
よほど腹減っていたのか?


ミズゴケを食ってくれるのであれば食草の入手の心配もいらない.
ゴキブリのように放置飼育が出来そうです.

蛹越冬するそうなので,来年春羽化するまでしばらく楽しめそうです.

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2020 .12.1

サソリモドキ

カテゴリー:多足

Mastigoproctus floridanus

買えなくなって引き取ったというジャイアントビネガロンをK﨑氏から頂いた.

国内種より大きく迫力がある.


腹もパンパンで如何にもメスっぽい.
ポイでは何なので調べると良い文献が見つかった.
Barrales-Alcalá, D., Francke, O. F., & Prendini, L. (2018). Systematic Revision of the Giant Vinegaroons of the Mastigoproctus giganteus Complex (Thelyphonida: Thelyphonidae) of North America. Bulletin of the American Museum of Natural History, 2018(418), 1-62.

雌雄の判定は,sinistral pedipalp trochanter(着桿状突起(秋山,2001))の形状を見ればわかるようで,雌であることがわかった.


拡大.
直感というのも鍛えると当たるようになる.
チャバネゴキブリ科も成虫は腹部の大きさを見れば大体雌雄は当たる.
♀は腹がでかいというのは,節足動物では結構使える.
また,種も同定するとMastigoproctus floridanusっぽいことがわかった.
このポイは,他属まで見る時間がないので,ジャイアントビネガロンのインボイスを信じて同定した.
種名が判明するのは飼育者としてはうれしいことで,飼育にもさらに熱が入るというものである.

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2020 .11.30

雑事 13

カテゴリー:アマミモリゴキブリシロアリ多足

Little things 13

餌に生えたカビ.
小型種で床材を入れた種はこのようにカビが出やすい.


数がそれなりにいたりたくましい種は,うまく食べてくれるが,飼育始めの個体数が少ない場合は,これで餌が食べられず,滅ぶこともある.
雑種とは言え,人工的な飼育環境では栄養が偏るのだろう.


今年夏に採集したセグロシミですが増えないですね.
雄なのか,雌だが交尾できていないのか.
しかし,過去に飼育したシミの中では,長期間続いている方です.
昔は普通に家にいたらしいですが,今本当に見なくなってしまいました.


2年前に採集したヤマトシロアリのケースです.
採集した時,タマヤスデが混ざっていたのは知っていましたが,その後は小型のムカデがいることくらいしかわかっていませんでした.

今日,給水するとたまった水の中から苦しくなったのかタマヤスデが出没.
2年も寿命はないので,結構な数が中にいるのかもしれない.
ブラーミニメクラヘビも入れてあるり,行方が分からないので年内中に確認したいと思います.


3年前に沖縄で採集された家具にを加害するカンザイシロアリの一種の糞.
まだ生きています.
まだまだやれることが沢山ある.

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2020 .9.14

雑事9

カテゴリー:多足爬虫類

Little things 9

涼しくなりました.
先週末の出来事を.


いつもの場所のいつものヤモリ.
今回は,窓を開けたら見失ってしまいましたが,♂だったので間違いないでしょう.


レモンについた幼虫ですが,いつもより黄色い気がするのだが?
またアゲハでしょうか.
今年最後の幼虫です.




タマヤスデ幼体.
卵かと思ったら広がって脚がでました.
外国産もこんな簡単に増えれば楽ですが.

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2020 .8.21

雑事 7

カテゴリー:Therea olegrandjeaniリュウキュウクチキゴキブリ爬虫類

Little things 7


Therea olegrandjeani
給水管理中.
♀はボリュウームがあり,体型的には♂より好きです.
腹端部がそそります.


リュウキュウクチキゴキブリの初齢幼虫
長い間飼っているが,初めて見たような気がする.
やはり小さい.


大久保のI口さんより,またまた頂いちゃいました.
クロスズメバチ.
子供のころ,母の兄弟がタバコの煙を巣に吹き込み,麻痺?させて素手で巣を採っていたのは今でも鮮明に覚えている.
あの頃は危険な昆虫という認識がなく側で見ていたが,今からい思うとよく刺されなかったと思う.
私の田舎ではジバチと呼び,夏になるとたまに八百屋で巣ごと売られていました.
今でも売っているのだろうか?


複眼がすごいですね.


例のアオダイショウに咬まれた咬み痕.
咬まれてから約5分後.
本当は出血したが,さすがにそれは使えないかなと思い,洗って撮影.
「チリ」とした痛みがある程度.
小さな歯が引っ掛かるので傷は沢山出来る.
こいつから咬まれたのは初めて.
まあ,たまには良しとしましょう.

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2020 .8.13

雑事6

カテゴリー:爬虫類

Little things 6


アオスジアゲハの蛹.
本社の前のガードレールにて.
あまりにも目立つ場所で蛹化している.
取られなければよいが.
この辺りは街路樹にクスノキが多いのでたまに幼虫とかも見ることがある.


セグロシミ脱皮直後.
ふ頭の雑材の下で見つけました.
シミって屋内の乾燥した場所に好んで生息していると思ったのですが,屋外にいるんですね.
父島やドバイでは外で見たことあるのですが,温帯でもそうなのでしょうか.
産卵してくれると良いのですが.



シロマダラ脱皮.
殻の長さ48cm.
もう少し大きくなって,大型のヤモリを食べるようになってもらわないと.
餌のストックがなくなりそう.
そういえば,脱皮殻の長さと実際の体長って一致するのだろうか?
次回,計測してみます.

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2020 .7.15

ケラの味

カテゴリー:

Mole cricket taste



最後の昆虫ケラ.


内容量15g.
ここのところ雨が続き湿度が高いのでこの状態で入っていると全て出して測る気になれない.
まああるでしょう.


見た目もケラ.

気になる味は,美味しい!
今まで食べた素揚げ昆虫の中では№1.
コオロギよりおいしいと思う.
これなら酒のおともに全量食べれます.

カブトムシはあまり見たことがないのでそれなりに経験としては良いが度胸試し的.
味を楽しむならケラ.
サソリは量が少なすぎてそればかりが記憶に残る.
残った物は,湿気らなければ来週半ばころみんなで食べたいと思う.

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2020 .7.6

カブトムシの味

カテゴリー:

Beetle taste

I口さんから頂いた虫.
第2弾.


カブトムシ.
表ラベルにはXylotrupes Gideonとあるのでヒメカブトなのかな.


販売店は上野界隈.
ここから本社に行く途中にあるようです.


開けるとこんな感じで乾燥剤とともに入っています.


見た目は日本にもいるカブトムシに似ています.
これ食べ慣れると,夏の道路に落ちている死骸も拾って食べてしまいそうなリアルさ.
サソリで気になりだしたので,一応重量を計測.


こんなもんでしょうか.
国産メジャー食料品だとクレーム来るでしょうね.
さて問題の味です.
♂をいただきました.
鞘翅は予想より硬くなく,タガメの翅より粘りがないので噛み砕く事が出来る硬さ.
♂の角も小さかったためか意外ともろく,噛み砕く事が出来た.
味は土臭さというか腐葉土臭さのような,あまり味わったことのない味がします.
ただ,エグミ?のようなものはない.
今まで食べた昆虫類の中では,独特の味がした.
調理方法が,茹でただけ?
のようで,塩分や調味料で味付けすればもう少しイケるのではないかと思う.
残りは,協会の集まりに来た方々と分け合いたいと思います.

詳細はこちら

2020 .7.2

今ころの虫たち

カテゴリー:

Insects of this season


イエカ類
給湯室におりました.
これが事務所に入り込むと面倒なので,給湯室を閉鎖し中で写真を撮るだけとって処理しようと思いましたが,狭い室内でも蚊の位置をとらえて写真撮影が出来たのは総時間の約2割.
後は見失って,探してばかりいました.
そう考えると,広い場所で入り込んだ1匹を物理的に仕留めるのは至難の業だと理解しました.


時を同じくして事務所階段にカシノシマメイガ.
本種は,貯穀害虫とされていますが,見ても1匹程度.
普通の蛾といったイメージですね.


で,この尻上げポーズはよく見る姿勢なのだが,♂♀両方がとるポーズなのか?
ネットで調べたが答えは不明.
最も多かったのは「成虫のとるポーズ」とだけある.
なんか,何かをコピペしたように雌雄には言及していない.
ノシメマダラメイガ・コカクモンハマキ・コナマダラメイガの未交尾の♀は,この尻上げが報告されており,本種も同じではないかと思うのだが意外と調べられていないのかもしれない.
ご存じの方いましたらご教示ください.
ちなみにこの行動は「calling pose」と呼ぶそうだ.

この辺に詳しい先生方に聞けばよいのだが,これだけでわざわざ連絡するのも悪いので,解決しなければ今度お会いした時にでも確認してみます.

詳細はこちら

2020 .6.29

サソリの味

カテゴリー:

Scorpion taste

新大久保のI口さんから,昆虫食品をたくさんいただきました.


左からカブトムシ,サソリ,ケラ.
一度に食べるのはもったいないので,今回は一番高価そうな中央のサソリから頂きます.


まずは,パッケージの観察.
クリアーの丈夫なケースに入り高級感満載.


ラベルも結構詳しく学名まで書いてある
種名:Mesobuthus martensii 2匹入り
タイ製
内容量:1.5g



胴部は3匹入ってい後腹部が1匹分.
まあいっか.


一応重量も測りました.
ムムムムム.
Made in Thailand.

肝心の味は,コオロギと違いが分からなかった(結構味音痴なので感覚的な事は聞き流してもらいたい).
しかし,この経験は大きなことで,サソリとコオロギの味に関しての話題に入れるようになった.
I口さんありがとうございます.
次回はカブトムシをレポートします.

詳細はこちら

2020 .6.23

ナミアゲハの蛹

カテゴリー:

Swallowtail butterfly pupa



やはり寄生されていた.
発見できた蛹2個中2個.
100%です.
こう考えると,空を飛んでいる成虫は,種類を問わずスゴイ奴なんだとつくづく思う.


その側には新芽に産み付けられた新しい卵が.
種類を検索したが,回収して顕微鏡観察が必要そうなので孵化するまで待つ.
ナミアゲハの可能性が高いと思うが・・.

詳細はこちら

2020 .6.11

寄生蜂の正体

カテゴリー:イエゴキブリ

The identity of the parasitic wasp


蛹に寄生蜂の確認をした後,翌日も寄生蜂が付いていたので撮影し,写真を見ていたら昨日の室内の寄生蜂に似ていることに気が付きました.


同じですね.

ちなみに,アゲハチョウに寄生する昆虫を調べていたら,アオムシコバチ以外にも,ブランコヤドリバエExorista japonica, クワゴヤドリバエE. sorbillans , カイコノウジバェBlepharipa zebina, アゲハヒメバチTrogus mactator, クロハラヒラタヒメバチCoccygomimus luctuosus,キアシブトコバチBrachymeria obscurata , Pediobius sp.の計7種も寄生していたと報告がありました(高木,1976).
すごい数ですね.
私も昔いろんな幼虫を飼育しましたが,ハチはまだ,まだ,少しは救われますが,ハエが出てきたときは(確かウジが出る?幼虫からだっけな)ぞっとした記憶があります.
結局ここにいた幼虫は,2個の蛹を残しどこかに消えました.
1匹でも無事羽化するといいですが.

引用文献
高木正見(1976)アゲハの蛹寄生蜂としてのアオムシコバチの生態. 日本応用動物昆虫学会誌, 20(3), 157-163.

詳細はこちら

2020 .6.8

飼育室に出るコバエ

カテゴリー:

Small flies in the breeding room

捕虫器2台.
発生しやすい場所の管理.
一応侵入対策に窓は開けないようにしているが,入る?発生している?


窓辺は,室内にいる昆虫類の発見場所にもなる.

ここに,なぜかコバエがかなりの頻度で飛んでいる.
当然,捕虫器にも捕獲があり,さらに原因不明.




いつも,アルコールで麻痺させて除去しているが,集めてみました.


最近,双翅目の同定をしなくなった(出来なくなった?)のと,超忙しく専門外の事に割く時間がない(余裕がない?)ことから正確に同定はしないが,面白いことに左上段に寄生蜂がいる.
前からコバエの除去をしていて,あれ?と思っていたがやはり間違いない.
形態から見ると,以前クロゴキに発生した種とは違う.
この部屋ハエやその他の昆虫類もいるので別目的か?
一応,予想で中央はヒョウモンショウジョウバエ,その後方はノミバエ類,中央下はニセケバエ類,左右上下の黒大型はミギワバエかな?
この写真でわかる方いたら,ご教示ください.

ちなみにこの「コバエ類」の中で,「コバエ〇〇〇〇」的な商品に捕獲されるのは多分2匹だけです.
コバエって一言で言っても,簡単ではないです.

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2020 .6.5

ナミアゲハ

カテゴリー:

Papilio Xuthus



期待もむなしくナミアゲハ.


よく見るとキンチョウの葉下に蛹.


寄生蜂らしきものがついてます.
拡大してみましたが,産卵しているようには見えません.
しかし,半数はやられるでしょうね.


このように,観察しやすい場所で蛹化してくれるとその後を追うのが楽でいいです.

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2020 .5.28

雑事 2

カテゴリー:爬虫類

Little things 2


ビート.



トコジラミ探知犬訓練中の戯れ.
ナオ.



トカゲケージ内にいたコオロギ初齢そっくりだったプチプチのノミバエ.
プチプチは良いのですが,この腹にある卵を思うとぞっとします.
やはり好きになれない.


最後にシマヘビと戯れました.
もっと凄い写真もありましたが,封印しておきます.

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2020 .5.27

雑事1

カテゴリー:植物

Little things 1



昨年実験で使った文旦.
捨てるのがはばかれたので,植え替えておいたのが,すでにアゲハ類の幼虫が付いていた.
まだ,今年に入ってアゲハ類が飛んでいるのは見ていないが,いつの間にか産卵されていた.
チョウの趣味も薄らいだが,子供のころからあこがれていたモンキアゲハやナガサキアゲハは別格.
いまでも見たい.
特に飼育マニアとしては成虫もさることながら,あの独特な色合いの幼虫を見てみたい.
今年は来てくれるだろうか?

それとモモタマナ.

やっと光合成が出来るまでになりました.

実生苗もすくすく成長しています.

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2020 .4.20

ホソヒラタアブ?とモモタマナ発芽

カテゴリー:植物

Episyrphus balteatus ? and Terminalia catappa germination


日曜日の夕方,ベランダの多肉植物の葉に止まっていたアブ.
今年に入り,この建物でハエ以外の綺麗な昆虫は初めてのような気がして思わず二度見した.

撮影しているると飛び立っていった.
新成虫だろうか.



ついでに,枯れかけたモモタマナが新芽を出した.
ここまでくればもう大丈夫だろう.


万が一を想定して蒔いた種も多数発芽した.
コロナで外の風景が灰色に感じてしまう最近ですが,自然の生物はマイペースで生きています.
羨ましく思えた一瞬でした.

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2020 .4.17

トビムシ珍入

カテゴリー:その他

Rare contamination of springtail


豆腐を食べようと思ったら黒い物が.
ゴミの雰囲気ではないのはすぐにわかった.


まあ遠目でもこの業界の人なら正体はすぐにわかるだろう.
トビムシ.

先ほどまで,ゴキブリの管理をしていたので体についていたのが落ちたようだ.
トビムシは今更生息環境に戻すのも面倒なので,豆腐から出ていただいた.

野外種飼育の際,トビムシパワーは侮れないですよ.
救世主のように見えます.

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2020 .1.27

1月のイエバエ

カテゴリー:

Housefly in January


先週土曜日午前.
屋上に横転しながら飛ぼうとしているハエ発見.
暖かい日は結構見かけるが,この状態は起きた直後か?
気温は11℃.

種類はイエバエ?だと思ったがこの写真では胸背板の黒状斑が1,2,3,・・?
翅脈はイエバエのようだがおかしい.

で,先ほどの写真を見ると1,2,3,4.
光の加減でしょう.
しかし,こんなに違って見えるとは知りませんでした.

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2019 .12.27

昆虫食

カテゴリー:

Entomophagy

本社で納会がありました.
早いもので2019年もあと少しで終わります.
そして,今年の更新も本日で終わり.



最後を飾るにふさわしい?セミの素揚げが納会で振舞われました.
といっても一部のマニアが作ってくれたそうですが.
今頃セミの幼虫があるということは,冷凍保存していたのでしょう.
詳しく聞くのを忘れましたが,とりあえず,おいしくいただきました.

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2019 .11.6

おがさわら丸出航後

カテゴリー:小笠原諸島

After departure of the Ogasawara Maru

昼に立ち寄った街並み.
閉店している.
おが丸出航中は休業することは知っているが,見たのは初めて.

街中も当然歩く人がまばら.
今日,室内で見つけた昆虫.

カミキリ.

ミナミヒラタゴキブリ.

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2019 .10.10

ゴキブリとニクバエ

カテゴリー:クロゴキブリ

Cockroach and Meat fly

嫌われ生物の2ショット

だいぶ時間のたったクロゴキ死骸にニクバエが寄ってきていた.
まだ食べるところがあるのだろうか?
大した事ない写真だが,この組み合わせは初めて写真にとらえた.
私,この写真気にいっています.

ついでにアオダイショウのアクロバット.
すごいですね.
ウロコ1枚1枚が手足の役割をしているのでしょうか.

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2019 .9.13

ダンゴムシ ガチャ

カテゴリー:その他多足

Pill bug gacha

先日協会の会議があり,同席したI口さんよりいただきました.
大人気でどこも売り切れ,それで中野まで行って回してきたそうです.

昔は私もガチャをよくやりましたが,最近は興味がなくなっていましたがこれは良いですね.
久しぶりにあの興奮を思い出しました.
今度見つけたらやってみます.

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2019 .9.10

セスジスズメ幼虫

カテゴリー:

Theretra oldenlandiae caterpillar

この前野外に出た際見かけました.
猫みたい,かわいい?
終齢幼虫に近いようで,大きくムチムチ.
飼育しても蛾になるので長期間この姿を楽しむことはできない.

この姿で成虫の動物なら,結構人気が出たと思う.
ダンゴムシより人気が出るだろう.

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2019 .8.29

チャタテムシ??迷走??混入?

カテゴリー:

Chatterbug??Wander??Mixing?

仕事中.

動いている.

どう見ても表面にいるように見えない.

やはり中にいる模様.
モニターってそんな構造?

まあ,壊れなければ良いが.
初めての,久しぶりの,ほのぼのビックリでした.

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2019 .7.29

ヨモギエダシャク?

カテゴリー:

Is this a Ascotis selenaria cretacea?

父島に自生するハカラメの一種だが,葉が凸凹となり,大きな糞が落ちている.

裏を見ると簡単に犯人が見つかった.
しかし,こんな外来植物を食べるとは何者だろう.

しかも,もう一種一緒に植わっているがそちらは無傷.

調べたが蛾の幼虫はよく分からない.

大きさと広食性から本種と判断したが,この写真で判断できる方.
ご教示ください.

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2019 .7.19

ミルワーム

カテゴリー:小笠原諸島爬虫類

Mealworm

ご存知ミルワーム.

成虫はこちら.
チャイロコメノゴミムシダマシ.
昔から飼育はしていたが,出番はアノール釣りの餌ぐらいしか使っていなかった.

ふっと考えたら爬虫類の餌になるといまさら思いつき,オガトカに与えたら喜んで食べた.
本当にいまさらの発見でした.

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2019 .7.3

品川埠頭の昆虫

カテゴリー:クモ類ワモンゴキブリ

Shinagawa wharf insect

仕事でうろついて来ましたが,面白い生物がいました.
以前から,モリチャバネゴキブリがいることは知っていましたが,ワモンゴキブリもいるようです.
夜にたぶんマンホールから出てきて徘徊しているのでしょう.
踏まれて潰れた個体が複数歩道に張り付いていました.
潰されなければ朝には暗渠に逃げ込み見つけることはできなかったでしょう.
この♂は丁寧にはがして持ち帰り標本にしました.

他にも都内では見ることが減ったタケノホソクロバ.

カマキリもこんなに?と思うほどいました.
場所が場所だけに外来種?

卵を抱えた比較的大きなクモ.
なかなかよい生物探索スポットかもしれません.

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2019 .4.15

シラミバエ羽化不全

カテゴリー:

Failure to emerge

イワツバメの巣から採集した蛹が羽化.

が,しばらくらっても出て来ない.

この状態でクルクル回っているだけ.

仕方ないので,顕微鏡下で殻を割ってやった.

やはり,翅と脚が曲がっている.

同定はまだ.

 

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2018 .12.13

アワテコヌカアリ

カテゴリー:

Tapinoma melanocephalum
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大阪で発生した.
「体長約1.5 mm。体色は褐色と淡黄色の2色性を示す。」(JAnt)
本種はたまに建物内で発生があり,小さいためイエヒメアリと間違われる.
イエヒメアリのように,どこにでも巣を作るといった悪質な生息はしないようだが,室内で出ると不快だ.
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腹側.

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2018 .12.5

父島初日

カテゴリー:

The first day of Chichijima
定刻の11時に到着.
天気は曇りだが結構暑い.
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野外で調査中に気が付くと蚊が沢山集まっていた.
手に来た蚊.
内地であればヒトスジシマカ.
こちらでは?
何だっけ.
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PC050473%EF%BC%91.jpg
町にのみに行った帰りにトイレで昆虫採集.
ミナミヒラタゴキブリの成虫が数匹いました.
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体長約5mmの小さなカミキリ.
これは久しぶりに見ました.

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2018 .12.3

イエヒメアリ

カテゴリー:

Monomorium pharaonis

PB060445.jpg
久しぶりの発生.
大阪からである.
昔は集合住宅やペットショップで大発生し,駆除の依頼が結構な数あった.
しかし,最近はベイト剤がよくなったのか,ほとんど話を聞かなくなった.

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2018 .10.11

カマキリの思い出

カテゴリー:

Memories of the Mantis
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2015年12月2日に,放置した卵のうより孵化したカマキリ.
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その時の初齢幼虫が,ブックスタンドに収納された本のカバーに付着した状態で出てきた.
懐かしく思い,目を凝らして見たが,よく見えないので(歳とともに目が・・・)カメラの力を借りた.
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今まで私の煩雑な卓上の本立てで,姿を保っていたことに感動した.

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2018 .9.19

仕事終わり

カテゴリー:

Finished work
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ふと見ると,ウバタマムシ発見.
父島では珍しくなりました.
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出港.
最近見るポイントは,見送られる人が投げ落とす各種花束.
青い海に落ちると南国の雰囲気のよい写真が取れます.
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右が兄島.
左が弟島.
中央が西島.
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夕焼けもきれいでした.

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2018 .9.5

夜に出会った動物たち

カテゴリー:

Animals encountered at night
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休憩に小港散歩.
晩御飯を食べた後,大上山公園に出かけた.
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定番のワモンゴキブリ.
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こうゆう光景は,熱帯夜の東京でもあまり見ることはありません.
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卵鞘をもったコワモンゴキブリ.
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孵化したてのオオムカデベビー.
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気に止まっていたクロメンガタスズメ.
小笠原にいる昆虫の中では大型種.
今夜は,写真こそ取れなかったが,オオコウモリを見ることが出来ました.
小笠原に通うこと十数回目にして初.
感動しました.

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2018 .9.4

珍しい生物

カテゴリー:

Rare animals
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日中は,野外にネズミの籠を仕掛けに入りました.
対象はクマネズミです.
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洲崎の磯にいた異様な魚.
ミノカサゴに墨をかけて黒くした外見.
ハナミノカサゴの幼魚のようです.
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昨年より目をつけていたとある施設のガラスに貼られたポスターの裏に挟まっていたセイボウの一種.
もしかしたら完品かも.
最後に,たまたまウミガメ孵化ベビーの放流会があると聞き行ってきた.
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やわらかく,小さなアオウミガメの子供でした.

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2018 .9.3

小笠原出張

カテゴリー:

Business trip to Chichijima
土曜日竹芝桟橋出港.
今回は,NPO小笠原在来生物保護協会の活動で,学生6名と出発です.
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シロテンハナムグリ.
デッキにて死骸発見.
死骸でよかった.
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夕暮れ.
台風21号の影響で風が強く結構揺れました.
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翌日の父島.
まだ揺れは残っていましたが,気持ちの良い青空が広がっていました.

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2018 .8.17

ネコノミ

カテゴリー:

Ctenocephalides felis
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イヌに寄生しているとの話から,もしかしたらイヌノミと期待したが,残念.
ネコノミでした.
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しかし,幼虫が捕獲できました.
赤いのはイヌの血液.
幼虫は,動植物性の有機物を餌とするが,成虫が排泄した宿主の血液が含まれる糞を好むとされています.
宿主に取り付いて血を吸うわけではありません.

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2018 .8.3

アゲハチョウ科幼虫 続き

カテゴリー:

Papilionidae larvae, Sequel
いつの間にか幼虫が3匹ついていた.
こうゆうの楽しいです.
なんか,突然プレゼントをもらったようでうれしいですね.
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色が黄色い.
アゲハチョウ以外の種かと思い,ネットで調べるが,突起の様子からまたもやアゲハのようだ.
まっ,そのうち変わった種が来るだろう.

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2018 .7.24

アゲハチョウ羽化

カテゴリー:

Emergence of swallowtail butterfly
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無事に羽化していました.
小中学生の頃,幼虫を採って羽化させていましたが,寄生蜂やハエがあまりに多かったのを今でも思い出します.

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2018 .7.13

蛹化場所

カテゴリー:

Pupation location
前回観察したときの大きさからして,蛹化が近いと思っていましたが,すでにいなくなっていました.
食樹からは慣れた蛹を探すのは大変です.
まあ見つからないだろうと思いつつ,雨風のしのげる身近な場所だけ探すと簡単に見つかりました.
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樹から2mほどの場所.
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後は寄生蜂が気になるところです.

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2018 .7.10

アゲハチョウ幼虫

カテゴリー:

Swallowtail butterfly larvae
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飼育棟屋外に植えてあるミカン科の植物にアゲハチョウの幼虫がついていた.
もっと変わったアゲハが産卵しないかと毎年見ているが,変わった種はきたことがない.
関東には,ナガサキアゲハやモンキアゲハなども侵入してきているそうなので,それらの産卵でもあると,昔嗜んだチョウ熱でも再発するかもしれない.

詳細はこちら

2018 .7.10

アゲハチョウ幼虫

カテゴリー:

Swallowtail butterfly larvae
P7020561.jpg
飼育棟屋外に植えてあるミカン科の植物にアゲハチョウの幼虫がついていた.
もっと変わったアゲハが産卵しないかと毎年見ているが,変わった種はきたことがない.
関東には,ナガサキアゲハやモンキアゲハなども侵入してきているそうなので,それらの産卵でもあると,昔嗜んだチョウ熱でも再発するかもしれない.

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2018 .6.22

ゴマダラカミキリ

カテゴリー:

Anoplophora malasiaca
P6170530.jpg
屋上で発見.
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この季節,通勤時に路上でたまに見かけるが,屋上は初めて.
これだけ大型の甲虫は,普通都会で見かけることが少ないが,本種は意外と普通にいて驚かされる.
今日から小笠原です.
珍しい生き物を探してみます.

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2018 .5.10

押蟷螂

カテゴリー:

Pressed mantis
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久しぶりに開くとこんなものがはさまっていた.
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2015年12月02日に孵化したオオカマキリの幼虫だと思う.
2年半の時を経て対面.
本を見た後,また同じ場所に挟んでおく事にした.
発生当時にこの本を読んだからだと思うが,それにしても記憶がない.

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2018 .5.1

ハネカクシあらわる

カテゴリー:

A rove beetle emerges
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今までいろんな昆虫類が机にきたが,ハネカクシはあまり記憶がない.
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写真を撮るなどハンドリングしていたが,隙を突いて飛んでいった.
以前は,種名を調べたが,最近はよほど気になる昆虫でないとスルーするようになってしまった.
やはり,ゴキブリが一番.

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2018 .4.27

クマバチ

カテゴリー:

Xylocopa appendiculata circumvolans
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外出した先で発見.
少し時間があったので,何枚か写したがなかなか止まって取らせてくれない.
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夏が来るなと改めて実感.

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2018 .4.11

トコジラミ

カテゴリー:

Cimex lectularius
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たまたま,撮影しやすそうな個体が入手できた.
私としては,今まで撮影した中でもよい出来だと思う.
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だいぶ暖かくなり,トコジラミの繁殖が活発になります.
ご注意してください.
遠目では,こんな感じに見えます.

詳細はこちら

2018 .2.27

ウシカメムシの啓蟄

カテゴリー:

Keichitsu (awakening of insects) of Alcimocoris japonensis
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今年の啓蟄は3月6日.あと1週間ほど.
ぴたりと動く事はないはずなので,見逃さないようにと,毎日観察していたのですが,ついに昨日,日中動き始めました.
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しかし,夕方はいつもの場所で就寝.
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今日,会議室で打ち合わせをしていると,ついに飛んだり,壁をうろつき始めたため,窓を開け葉の上においてやると10分後にはいなくなっていました.
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結局雌雄は確認できませんでしたが,無事旅立ってよかったと思います.
少し寂しいですが.

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2018 .2.16

今日のウシカメムシ

カテゴリー:

Living conditions of Alcimocoris japonensis
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向きが変わっている.
よく見ると,周囲の葉に水滴のような跡が付着していた.
糞尿か?
だとすると,調子のよいときはこの周りをるのかも知れない.
この場所からいなくなったら目覚めの日になるのだが,再発見するのは大変そうだ.

詳細はこちら

2018 .2.9

ウシカメムシ 2

カテゴリー:

Alcimocoris japonensis 2
前にも書いたように,いつも使っている打ち合わせ室の植物についている.
室温は毎日使用しているので,日中は暖房により20℃は超えている.
週1回程度思い出すと見ていたのだが,まったく移動していないので,もしや死んでいる?のかと思っていた.
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ところがどっこい,向きが変わって同じ場所にいる.
もしかしたら,暑苦しくて寝返りを打ったのかもしれない.
安心と同時に,何時までこの状態でいるのか気になりだした.
啓蟄ころ動きだすと感動するのだが.
あと20日ちょっと.
楽しみである.
で,こうなると飼育できるか気になる.
ネットで見ると,どうやら出来るらしい.
飼育するなら繁殖を狙うのだが,雌雄がわからない.
簡単に前胸背板の形状でわかるような気がしていたが,ゴキブリのように腹端部を見ないとわからないようだ.
今起こして確認するのは可愛そうなので,動き出したら確認することとした.
それから考える.

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2018 .1.22

ウシカメムシ

カテゴリー:

Alcimocoris japonensis
japonensisだったんですね.
ghtfhtd-1.jpg
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会議室の植物の葉についていた.
P1210013%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.jpg
この辺.
毎日使う部屋だがまったく気がつかなかった.
いつから居たのだろう.
接近して写真を撮ってもまったく動かない.
死んではいないと思うので,越冬中?
きれいな昆虫です.
大雪になるのを察して入ってきたのか?
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詳細はこちら

2017 .10.2

サビキコリ

カテゴリー:

Agrypnus binodulus
P9300156.jpg
これまた週末,洗濯室の床を這っていた.
この室内で甲虫類は今年初めて.
窓も閉まっているし,どこから侵入したのだろう.
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深度合成をしたら,どこかで見たことあるような写真が出来上がった.

詳細はこちら

2017 .9.29

アゲハモドキ

カテゴリー:

Epicopeia hainesii
昨日,南大沢に行った際,道路わきでおかしな物体を見つけた.
最初は,カイガラムシが超集団で蝋を出していると思ったがでかすぎる.
よく見ると,ガの幼虫だろうことはわかったが,見た記憶がない.
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写真撮ったが,真っ白でピントが合わない.
本当に白い.
見事な白さ.
後で調べたら,アゲハモドキの幼虫だとわかったが,久しぶりに驚いた.
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ちなみに成虫はこちら.
昔,多摩動物園内で撮影した個体.

詳細はこちら

2017 .9.27

キンバエ大発生

カテゴリー:

Greenbottle outbreak
先週末より室内で飛び始めた.
最初は外から入ってきたか,ちょうど腐肉に集まるハエの収集をしていたので,それが逃げたと思ったのだが,違った.
室内でもハエを飼育しており,殺虫剤をまくわけにもいかず,ハエたたきとエタノールで捕獲する.
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この類のハエは高いところと突出した場所の良く止まる.
ハエタタキを取りやすいようにと配置したらそれにも止まる.
こうなると使えない.
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エタノールをかけると量によっては翅が瞬間的に濡れて床に落ちる.
それをピンセットで拾い,石鹸水容器に.
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半日もしないうちにこれだけ捕まった.
害虫を殺すのが仕事だが,これでは仕事どころではない.
原因は一応特定しました.
再発はないはずです.

詳細はこちら

2017 .9.19

京浜東北線内の迷入虫

カテゴリー:

Invaded insect in Keihin Tohoku Line
帰宅中の電車内でカナブンほどの昆虫が飛んでいた.
乗り合わせた客は,声こそ出さないが,不快そうな雰囲気が漂っていた.
私も気になったが,ジロジロと正体を見極める行為は変人に思われそうなので,目の端で追っていた.
すると,右下方で姿が消えたので,何気に持っていた鞄に目をやると,止まっている.
セセリチョウだ.
ラッキー,写真撮りたいと思ったが,電車内混んでいたし,こんなもの撮ったら白い目で見られそうだし,それで飛び立ったら私のせいにされそうだし,のだしだしで思いとどまり,静観していた.
このまま川口まで連れて行こうかどうしようか考えたが,赤羽で多くの人が乗ってくる.
人ごみに押され間違いなく車内に飛び立つだろう.
そうなれば救出不可能.
IMG_0572.jpg
で,赤羽で一旦降り,ホームの影で撮影.
そこで放蝶し車内に戻った.
戻るとき,車両内の1名と目が合った.

詳細はこちら

2017 .8.15

帰省2017 2

カテゴリー:

Homecoming 2017 2
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大きなカワゲラの成虫.
昔は電灯の下にたくさんいましたが,今はあまり見なくなりました.
トビケラ・カワゲラ・カゲロウ.
水生昆虫の総称は似た様なものが多く,いまだに混同してしまいます.

詳細はこちら

2017 .8.14

帰省2017 1

カテゴリー:

Homecoming 2017 1
実家に帰っていました.
ほとんど雨だったので家屋害虫を探しました.
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早速娘が居間から見つけてきた昆虫.
ハネカクシの幼虫だと思い,逆引きしたんですが少し違う?
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毎度のことのコバエ類.
ノミバエ.
P8160249.jpg
ショウジョウバエ.
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コバエを追っていると,母がこんなものあるよ と出してくれた食卓カバー.
懐かしい.
子供のころはよく使っていましたが,今はあまり見かけないですね.
しかし,ネットで調べると今でもいろんな種類の製品が販売されています.
ただ,この製品は網の目が2mmほどあるので,コバエの侵入をどこまで防げるか?
ショウジョウバエは防げそうですが,ノミバエは難しそうに見えます.

詳細はこちら

2017 .6.19

寄生蜂?

カテゴリー:

Parasitoid wasps ?
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いつものクロゴキが発生している部屋の入り口天井.
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普段ゴキブリ以外いない場所にかわいい虫がいる.
形態から寄生蜂のようだが,クロゴキ卵鞘に寄生するゴキブリコバチより大きい.
こんなゴキブリしかいない場所にわざわざいるならゴキブリ目当てとしか考えられない.
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ワモン卵鞘持ちと同居させたが,まったく興味がない様子.
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図鑑で調べるとアカアシブトコバチに似ている.
そういえば,この通路の外で,ニクバエの捕獲をしたので,その際発生した可能性アリ.
納得.

詳細はこちら

2017 .6.8

昆虫スナック

カテゴリー:

Insect snacks
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麻布大学のTら先生からタイの土産をもらいました.
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原料はタイ語で書いてあるので詳細はわかりませんが,パッケージの写真からコオロギと鱗翅目の蛹だとわかります.
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中身.
両方ともに,油で揚げてあるので食感はサクサク.
川エビの唐揚げのように中身がある感じはしない.
まあ,蛹など中身を感じるのもなんか想像しがたいが.
味に関しては,コオロギは普通のサクサクスナック系と同等.
普通に食べられるが,蛹は独特の後味が残る.
おそらく,通は蛹を好むのかもしれない.
しかし,素人の私はコオロギで十分だ.
日本にも蜂の仔など昆虫食文化はがあるが,佃煮や瓶詰めが多く,高額で買う気にならない.
こういった手軽なお菓子があると土産としても買ってみようかと思うのだが.

詳細はこちら

2017 .5.24

キンバエの羽化

カテゴリー:

Emergence of flies
P5190006.jpg
アノールのえさ用に購入したサシが羽化始めました.
P5190004.jpg
羽化する時,頭部にある額嚢を膨らませ,蛹から脱出するそうです.
P5190005.jpg
この瞬間は,ホント見ていて飽きない.
笑ってしまいます.
昆虫って面白いです.

詳細はこちら

2017 .5.9

蚊の室内侵入初日

カテゴリー:

First seeing date of the Culex pipiens complex 2017
続いて連休中の,もう1つの初見日.
2017年5月6日
室内にアカイエカ群の飛来.
P5060049.jpg
短時間で仕留めましたが,見失うと気になって仕事が手に付かなくなります.
P5060055.jpg
P5060059.jpg
P5060063.jpg
3ポーズ.
このように動かなくなった被写体は,深度合成に最適.

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2017 .1.4

落ち葉拾い

カテゴリー:

Pick up fallen leaves
P1020022.jpg
長野に帰省した際,餌の落ち葉を拾いに行きました.
この辺もクマやサルが出没するようになり,1人では山奥まで入る度胸が無くなりました.
幸い,木曽ではゴキブリは山にいないので,ゴキブリ探すなら町中で十分ですが.
P1020016-1.jpg
その途中お寺の塀に張り付いていたカワゲラの一種.
冬なので動かないだろうと油断したら動きが早くピンボケとなる.

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2016 .12.13

カメラ交代

カテゴリー:

Change of camera
IMG_0432.jpg
ついにカメラを買い換えました.
リコーCX3からオリンパスTG-4にバトンタッチとなります.
その間にリコーGX200が多少混ざりましたが,主力はCX3でした.
本当に使いやすいカメラだったと思います.
期待のTG-4は,うわさに聞く深度合成が備わっています.
早速,小型のゴキブリで試したら,動き回って×.
そうでした.
今までは,動いているゴキブリでも,一瞬でも動きを止めればそこそこ撮れていましたが,深度合成は数秒間シャッターが落ちるので,一瞬の停止ではダメなことが分かりました.
で,死んでいる虫で撮りなおし.
ナガヒョウホンムシ.
RIMG2246.jpg
こちらがCX3.
PC130002.jpg
こちらがTG4.
腕が悪いのかどちらも代わり映えしないようですが,こちらの方が,各所鮮明に写っています.
今後,もう少し訓練しますが,生きているゴキブリに深度合成は難しそうです.

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2016 .12.12

チョウバエ幼虫

カテゴリー:

Moth fly larvae
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調査に出かけたときに見つけた.
幼虫はビルの汚水槽や雑排水槽内部で発生し,写真にとるのは大変だが,たまたま開放空間の水溜りで大発生していた.
最近は,住宅のユニットバス内部で発生し,難防除な害虫になっている.
よく見ると気持ち悪い生き物ですね.

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2016 .12.8

トイレのニセセマルヒョウホンムシ

カテゴリー:

The Gibbium aequinoctiale that was in the toilet
RIMG2252-1.jpg
事務所トイレ手洗い場のホーローに張り付いていた.
ネズミが出ているビルではたまに見かけるが,この建物では初.
用を足して見つけたのだが,肉眼では何だか分からず,写真を撮って拡大してやっと種が判明.
歳を感じる.
と,まて.
最近見ていないせいもあるが,ニセセマルヒョウホンムシより小さく色が明るい?
万が一,セマルヒョウホンムシかもしてないので一応確認.
RIMG2243.jpg
私も,久しく本種に接していないので,何が違うか良く分からないので書籍(図説貯蔵食品の害虫)を引っ張り出し確認.
複眼が大きい(複眼の長径は両複眼の距離の1/2)ので,ニセセマルと判定.
久しぶりにゴキブリ以外の昆虫を真剣に観察した.

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2016 .9.29

カーテンのシミ

カテゴリー:

The stain on the curtain
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飼育室のカーテン.
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広げるとこのようなシミが付いている.
ホテルの客室であれば,ほぼ間違いなくトコジラミの糞.
この室でトコジラミも飼育しているので,最初は逃げたと思ったが,よく調べると正体はコオロギ.
g58kjl85-3.jpg
このときは,それを餌として狙っていたのか,ハエトリの仔が潜んでいた.
最近,個人住宅でトコジラミの発生が増えている.
カーテンにシミが付いていたら正体をはっきりさせないと,後々大変な事になる可能性があります.
要注意.

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2016 .9.27

アゲハ幼虫

カテゴリー:

Swallowtail larvae
RIMG1926.jpg
屋外に置いてある,何でも植える鉢に蒔いたミカン類の小さな苗木にアゲハ類の幼虫が付いていた.
子供の頃は蝶に凝っていたのでうれしいことである.
色合いと地域と樹からナミアゲハかなと思うが,最近は当時見られなかった熱帯の種が分布を広げていると聞くので,昔見たことの無い終齢幼虫になるかもしれない.
が,こんな小さな樹に2匹も付いて果たして蛹まで成長できるのだろうか?

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2016 .9.21

脱出

カテゴリー:

Escape
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ちょうどコクゾウムシがビニール袋に穴を開けて脱出しているところ.
検体で預かっていたが,忙しくて少しの間このまま置いておいたら脱出している事が判明.
RIMG1888.jpg
簡単に抜け出すのでピントを合わせる隙が無く,折角のチャンスがピンボケとなった.
はたしてハエトリの餌になるのか.
そういえば,室内では最近ハエトリの姿を見なくなった.
この餌を目当てに戻ってくるのだろうか.

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2016 .8.15

木曽の生き物2016

カテゴリー:

Creature of Kiso of the summer 2016
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近くの足湯に行った際,綺麗な水だまりに発生していたボウフラ.
同定しようと少し採集したが,蛹になったので今のところ不明種.
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山で見つけたニホンミツバチの飼育小屋.
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ブルーベリーに来ていたコガタスズメバチ.
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白樺葉上にいたカメムシその1.
成虫なのだが,種はわかりませんでした.
羽化直後ではないだろうか.
RIMG1754.jpg
幼虫.
これまた不明.
RIMG1759.jpg
電柱影にいた大型のハエトリグモ.
これまた,不明.
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ムクゲコノハ幼虫.
蛹化の為か食樹から離れた場所で発見.
RIMG1760.jpg
モコモコの蛾.
RIMG1763.jpg
最後に,最近凝っているツバメの巣.
一日は雨に降られましたが,それ以外は好天に恵まれ,良い夏休みでした.

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2016 .7.12

暴走シロアリ床換え

カテゴリー:

Exchange of the breeding cage of Coptotermes formosanus taking runaway
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蓋するもの全てを食い尽くす勢い.
頭の黄色いのが兵儀.
同色は職議.
gh65g4h54h-4.jpg
先日急場しのぎでおいた餌木を裏返すとこの状態.
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右の大プラケに引越しを行なう.
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元のプラケ内は見事な巣が出来上がっていた.
ひっくり返して配置したが,兵儀がものすごい勢いで襲ってくる.
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痛くはないが,顎が指に突き刺さり,抜こうとすると兵儀をつぶす事になる.
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一応,終了.
思ったよりスムーズに行かなかった.
この後どうなるか,楽しみである.

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2016 .7.7

カテゴリー:

Mosquito
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また侵入していた.
昨年より多い.
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そのため,エタノールスプレーはたえず机の横に置いている.
仕留める時は,どこかに静止している時が一番.

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2016 .6.21

ケブカクロバエ

カテゴリー:

Aldrichina grahami
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室内に侵入する昆虫で一番困るのは,蚊類.
次に,ノミバエ類.
しかし,ノミバエは発生場所がわかってきたので近年発生はない.
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次がこの大型のハエ類.
仕事をしていて目の端端を猛スピードで横切られると,集中が切れる.
アルコールスプレーも,追い詰めないと仕留められない為,ハエタタキの出番となる.
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が,まだ室内に侵入前に見つけたので,湯沸しに追い込んで,自慢の「手をすっている」うちにアルコール処理にて仕留めることが出来た.

詳細はこちら

2016 .5.25

スズメトリノミ

カテゴリー:

Ceratophyllus farreni chaoi
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珍しいものを採集した.
次回,プレパラート標本をつくりお見せします.

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2016 .5.17

ハエトリ出現

カテゴリー:

Jumping spider appearance
どこで越冬していたかわからないが,室内に姿を現した.
55-1.jpg
ちょうど餌が無かったので,探していたら消えていた.
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この部屋に出現する小型昆虫は,最近ではイエカ類・シバンムシがごく僅か.
餌捕れているのだろうか?

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2016 .5.11

イエカまた侵入

カテゴリー:

A culex invades it again
また飛んでいた.
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備えあれば憂いなし.
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お見事.

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2016 .4.26

事務所に飛来したイエカ

カテゴリー:

The culex which invaded the office
5478h-1.jpg
蚊が侵入.
ヒトスジにしては早いかと思ったら,イエカでした.
手でやんわりと叩いたのでゆがんでしまった.
5478h-2.jpg
チカイエカにしては小さい.
コガタかとも思いましたが,なんか違う.
手物にある検索表を引いたら,マイナーな種で,同定できませんでした.
標本は保管しておき,文献見つかったらサイド同定します.

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2016 .3.29

トコジラミの飼育

カテゴリー:

Breeding of the bedbug
RIMG1392-3.jpg
餌やり中.
この絵柄は中々使いづらい.
が,緊急避難的に仕方がない.

詳細はこちら

2016 .3.2

カイコのチョコレート

カテゴリー:

Silkworm-shaped chocolate
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富岡製糸工場からのお土産で頂きました.
S川所長有難うございます.
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葉の部分には,桑の葉のパウダーが練りこまれているそうです.
カイコには,カイコのパウダーを練りこんでくれると尚いっそう良かったかも.
味は,葉はチョコ味.
確かに,何か苦味のような物が混ざっている.
カイコは、クッキーか何かの固形物が入っており,食感を葉と区別しているあたりは良く考えて作っている.
説明書にも,「考案」とあったが,その通りでした.

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2016 .2.8

都市有害生物管理学会

カテゴリー:

The 37th Society of Urban Pest Management, Japan meeting
先週末,慶應義塾大学にて年次大会が開催され参加してきた.
あいにく写真を撮り忘れたので,私の発表したネッタイトコジラミの話でも.
巷で問題になっているトコジラミは,いまや珍しい生き物ではなくなっている.
それに近い種で,形態が良く似たネッタイトコジラミCimex hemipterusという種がいる.
RIMG1416-1-1.jpg
写真左.
右2個体はトコジラミ.
この種は,熱帯地方に多く見られ,日本国内では南西諸島に生息するとされている.
しかし,日本におけるネッタイトコジラミの記録はほとんど存在しない.
そこで,沖縄県で捕獲されたトコジラミを調べたら,ネッタイトコジラミが含まれていた.
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見分ける違いは前胸背板の形態.
これはネッタイトコジラミだが,前胸背板の側縁が広がりがない.
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それに比べ,このトコジラミは,薄く広がっている.
それと,側縁の立毛がネッタイは立っているが,トコは寝ているのが特徴.

詳細はこちら

2016 .2.8

都市有害生物管理学会

カテゴリー:

The 37th Society of Urban Pest Management, Japan meeting
先週末,慶應義塾大学にて年次大会が開催され参加してきた.
あいにく写真を撮り忘れたので,私の発表したネッタイトコジラミの話でも.
巷で問題になっているトコジラミは,いまや珍しい生き物ではなくなっている.
それに近い種で,形態が良く似たネッタイトコジラミCimex hemipterusという種がいる.
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写真左.
右2個体はトコジラミ.
この種は,熱帯地方に多く見られ,日本国内では南西諸島に生息するとされている.
しかし,日本におけるネッタイトコジラミの記録はほとんど存在しない.
そこで,沖縄県で捕獲されたトコジラミを調べたら,ネッタイトコジラミが含まれていた.
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見分ける違いは前胸背板の形態.
これはネッタイトコジラミだが,前胸背板の側縁が広がりがない.
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それに比べ,このトコジラミは,薄く広がっている.
それと,側縁の立毛がネッタイは立っているが,トコは寝ているのが特徴.

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2016 .1.20

ヨツモンマメゾウムシの床換え

カテゴリー:

Cleaning of the breeding case of the Callosobruchus maculatus.
47huki4-2.jpg
タイミングを逃すとこんな状態になる.
生き残っている虫体も30いない.
47huki4-3.jpg
生き虫だけ移す.
こうして,被害にあった小豆と新鮮なものを比べると,いかに重要な害虫であるか良くわかる.
47huki4-4.jpg
これだけいれば十分累代できる.

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2015 .12.11

机上コーナー

カテゴリー:

Corner on the desk
年末だからと言う訳ではないが,キーボードの回りを掃除した.
ついでに,周りに転がっている害虫たちを整理してみた.
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よく考えたらすべてもらい物であった.
どれも大切なもので,誰から頂いたかすべて覚えている.
特に手前の黒くて,足が6本ある動物はお気に入りの物.
だいぶ以前紹介したかもしれないが,インドに行った際,私が所かまわず虫を探していたのを見かねた同行者が,行った先の博物館で販売されて本種を見つけ,プレゼントしてくれた.
これを見るたびに思い出す.

詳細はこちら

2015 .12.2

カマキリ孵化

カテゴリー:

Hatch of the mantis
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事務所に放置していたオオカマキリ卵嚢が孵化してしまった.
ちょうどこの時外出しており,事務所に来ていた社員が回収しておいてくれたが,回収もれが結構いたようだ.
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本社でやったら大変な騒ぎになっていただろう.
「冬の室温放置孵化」は,小学生の頃は良くやったが.
まさかこんなに早いとは思わなかった.
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机の周りにもちらほら.
この室内に生息している昆虫は,タバコシバンムシ・ノシメマダラメイガ・セスジシミ・たまに迷い込むユスリカ程度.後はアダンソンハエトリ.
ただ,この時期個体数が多いのは多分ハエトリ.
私の知らない場所で,熾烈な戦いが起きているかもしてない.

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2015 .11.19

腹面から見た害虫

カテゴリー:

Ventral view of the pest
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ガラスの外に止まっているチカイエカ.
RIMG1291.jpg
同じくチョウバエ.
これらはたまたま現場で撮影したが,ガラス下面からの撮影も面白そうだ.

詳細はこちら

2015 .11.2

ハエ入りビニールバック

カテゴリー:

Grip seal bags of fly print
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S木さんからの贈り物.
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中にはハエがプリントされたジッパーつき袋入っています.
箱には食べ物を入れるような印刷がある.
大人同士のシーンではアリだが,子供のシーンでは,使い分けないとブラックになりそう.
RIMG1178-314x236.jpg
ちなみに,手近にあった食品を入れてみる.
違和感はないですね.
良い商品.

詳細はこちら

2015 .10.13

コスズメ

カテゴリー:

Theretra japonica
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朝方,応接の観葉植物に止まっていました.
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まだ,体が冷えているせいか,しばらく手に止まっていましたが,そのうち飛んで行きました.

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2015 .9.24

アカイエカ襲来

カテゴリー:

Common house mosquito (Culex pipiens pallens) invasion
今年は,事務所内で蚊に襲われる回数が少なかったように思う.
今回は多分初侵入ではないかと思われるイエカ.
アカイエカだと思うが,ヒトスジとは飛翔する雰囲気が違います.
最初,蚊ではないと思うほど普通に飛んでいた.
RIMG0978.jpg
アルコール散布で,酔っ払った所を捕獲.
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この建物の水槽内では発生していないと思うので,敷地外からきたと思うが,ここでは珍しいお客である.
ojvgcgh-1.jpg
蚊は細い昆虫であるが,無駄を排した良くできた形をしていると思う.

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2015 .8.24

木曽の生き物2015

カテゴリー:

Creature of Kiso of the summer 2015
夜,腹ごなしに散歩に出たが,相変わらずゴキブリを見かけない.
クワガタやカブトムシもいない.
RIMG0884.jpg
が,毎年のことだがツバメのねぐら.
「ツバメ」って正式な和名だったんですね.
学名はHouse(Barn) Swallow
「ゴキブリ」のような通称だと思っていた.
これだけいるのであれば,餌になる昆虫類は多いのだろう.
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1匹だけで,手の届きそうな軒下にいた個体.
翌日はいなくなっていたので,皆に合流したのでしょう.
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駐車場にいた,カマドウマの一種.
捕まえてきて,同定すればよかった.
RIMG091jh1.jpg
モコモコの蛾幼虫.
久しぶりに疾走しているのを見ました.
スジモンヒトリの幼虫でしょうか?
今年は,粘着トラップを設置したので,冬か来年の夏に確認したいと思います.

詳細はこちら

2015 .8.14

鹿児島県その他の生物in 2015夏

カテゴリー:

2015 Kagoshima other creatures collection in summer.
ゴキブリを探す過程でそそられた生き物たち.
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暑い夏といえばクマゼミ.
東京でも鳴いているようだが,未だ聞いたことがない.
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コガタアカイエカ.
だと思う.
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抱卵中のトビズムカデ.
かなり大きな個体だったが,仔がいたので採集せず.
しかし,刺激したので食った可能性大.
ムカデの幼体は沢山見つかりました.
今頃仔ムカデが出る時期なのでしょう.
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排水側溝内.
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アシダカグモ成体が等間隔に張り付いていました.
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ヤモリ集団産卵場所.
未孵化卵がまだいくつもありました.
孵化ベビーはアシダカに見つかったら一発で餌食でしょう.

詳細はこちら

2015 .8.7

鞄にチャタテムシ

カテゴリー:

The book louse which attached to a bag.
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最近出張が多い.
搭乗待ちをしていたら,動くものが.
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良く見るとチャタテムシ.
会社から持ってきたか,電車で移ったか.
いずれにしろ1匹なので,つぶして完了.
チャタテムシでよかったが,トコジラミの現在の広がりを考えると,どこにいても不思議ではない.
皆さん気をつけましょう.

詳細はこちら

2015 .8.5

トコジラミ整列

カテゴリー:

Standing in line of the bedbug
RIMG0761-314x232.jpg
1列に並んだ卵と,そこに集合した1齢幼虫.
集まってくるようです.
RIMG0766-314x232.jpg
いつもの発言ですが,幼虫は可愛く見える.
話し変わりますが,8/9(日)放送のTVに出演します.
スカパーなので,見られる方は少ないかもしれませんが,こちらに少し写っています.
http://www.bs-sptv.com/monokurabe/
面白い番組です.

詳細はこちら

2015 .8.3

ど根性アブラゼミ

カテゴリー:

Gutsy large brown cicada
本日,スカイツリーの展望台に上りました(虫が出たとかではありません).
RIMG0837-314x236.jpg
いつも見上げている事務所を,今日は見下ろして写真を撮ったり一般の人同様の楽しみ方をしてきました.
中央の建物が私が常駐している建物です.
が,やはり見る場所が変.
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RIMG0842-314x236.jpg
鉄塔にしがみついているアブラゼミ発見.
こんな高いところまで飛んでくるのですね.
高層ビルなどでは,外壁に風が当たり,ビル風に乗って,様々な昆虫類がビルの屋上に飛来します.
とはいえ,日本一のビルはあべのハルカス300m.
ここは,第2展望デッキ350m.
しかも,構造は風が抜けるような鉄骨.
ど根性ですね.

詳細はこちら

2015 .7.7

車にチョウバエ

カテゴリー:

The sandfly which came flying to a car
ついでに車ネタをもう一つ.
asrwqeq.jpg
ドアに付着したチョウバエ.
飛ぶ虫の中では殆ど警戒心が見受けられない種だ.
結構接近しているが,逃げようとする素振りを見せない.
ハエトリグモなどの格好の餌になりそうだが,本種が大量に飛んでいる汚水層室などではハエトリは見たことがない.
良く見るのは,巣を張るひょろ長いクモ.
良く考えたら何のクモか知らない.
調べてみます.

詳細はこちら

2015 .6.17

ネッタイトコジラミ給餌 2

カテゴリー:

Feeding of the Cimex hemipterus 2.
RIMG0560.jpg
RIMG0563.jpg
癖になった.

詳細はこちら

2015 .6.11

蚊拓

カテゴリー:

Mosquito print.
今年初の事務所内へのヒトスジシマカ侵入.
ホント仕事が手につかなくなる.
RIMG0606.jpg
コメカミあたりに止まったところを,必中.
RIMG0604.jpg
魚拓ならぬ蚊拓.

詳細はこちら

2015 .6.9

アオスジアゲハ羽化

カテゴリー:

Emergence of the imago of the Graphium sarpedon
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コンクリートジャングルの片隅にはりついていた.
蛹化のためにここにいることは予想できたので,写真だけ撮り,通り過ぎた.
が,よく考えれば,ビルの外壁で蛹になれば,間違いなく清掃でばらばらにされる.
回収し机の傍に容器に入れ,放置していた.
順調に蛹になったものの,次なる試練「寄生蜂」の可能性があり,羽化はあまり期待していなかった.
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今日見ると羽化寸前.
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羽化し易いようにホワイトボードに貼り付け,しばらく別の作業をして気が付くともぬけの殻.
この葉っぱについているとばかり思ったがいない.
飛んだ?ハズも無く,落ちた?で下を探したら無事羽が伸びて静止していました.
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この後,外に飛んでいきました.
やれやれ.

詳細はこちら

2015 .6.4

ネッタイトコジラミの給餌

カテゴリー:

Feeding of the Cimex hemipterus
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RIMG0415-314x236.jpg
ネッタイトコジラミの特徴は,前胸背板の形状などがよく知られていますが,腹短部の剛毛が長く,肉眼でも「もさもさ」しているのが分かります.
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RIMG0434-314x236.jpg
RIMG04401-314x236.jpg
最近は,直ぐに反応が出るようになりました.
これで,どこに泊まってもトコジラミを探知できます.

詳細はこちら

2015 .6.2

シミ類の餌

カテゴリー:

Bait of silverfish
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シミが餌を食べる瞬間をはじめてみた.
以前から,餌にはトイレットペーパー・テトラミンなど与えてはいた.
紙には穴が開くので食べていると思われたが,食べきって追加するほどの食欲も見られず,テトラミンもカビが生えて何だか分からなくなる.
で,そうこうしていると少しずつ減っていき,いなくなる.
先日,殺虫剤散布から復活したシミに,お昼のパンの破片を落とすとちゃんと食べてくれた.
シミというと,古書などの紙類の被害がどうしても優先し,完全な和食昆虫のイメージがあった.
そのため,パンのようなバターを使ったものを食べるとは思いもよらなかった.

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2015 .5.26

セスジシミに殺虫剤かけたが復活

カテゴリー:

I sprayed an insecticide on Ctenolepisma lineata , but revived
応接室にて接客中,突如ノシメマダラメイガが目の前を飛び始める.
しばらく,我慢したが断念.
殺虫剤を散布するため追っていくと,シミの姿が.
ノシメマダラメイガは絶命したようだが,シミは生かしておきたい.
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カップに捕り,霧を吹いて様子見ることにした.
結果は復活.
めでたしめでたし.
現在飼育中.

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2015 .4.28

害虫ガチャ

カテゴリー:

Gatya of the pest
またもや関西のS田さんより頂きました.
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今度は
「裏庭の生き物~土壌生物大全~」
「日本の動物コレクション 外来生物」
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ミミズを選択するあたりの思いっきりのよさにしびれます.
大きさも実物大?
土壌動物といえばゴキブリも含まれます.
次回は,ホラアナゴキブリでも作って頂きたい.

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2015 .4.21

沖縄出張1

カテゴリー:

Business trip to Okinawa 1
沖縄に行ってきました.
仕事の合間に,そこらへんの石や落ち葉をひっくり返して見つけた生物達.
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名護市内で見つけたザトウムシの一種.
これは物陰に隠れていたが,大宜味村ではスゥイープィングしたら捕虫網に沢山入った大型の種もいた.
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大宜味村石下にいたタマヤスデとババヤスデ科の一種.
タマヤスデは,何処で見つけても複数が同じ場所にいることが少ないですね.
この時も,この場所にはこれのみ.
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帰り際に,レンタカーを返して少し時間があったので,近くのがじゃんびら公園で見つけた寄生蜂.この公園は20分ほどしか探せませんでしたが,変な生き物が結構いました(後半へ).

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2015 .4.20

ヒトスジシマカ孵化

カテゴリー:

Incubation of the egg of the Aedes (Stegomyia) albopictus
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日曜日に,屋外放置したオビトラップを確認すると,幼虫発見.
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動いて写真では分からないので,顕微鏡下で撮影した.
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1齢幼虫.

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2015 .4.13

ヒトスジシマカ卵

カテゴリー:

Egg of (Asian) tiger mosquito
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最近少し雨が降り,ヒトスジシマカ屋外産卵観察容器にも水が少し溜まった.
しかし,まだ幼虫は見当たらない.
産卵されていないトラップを見ていても意味がないので,産卵されているか確認した.
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産卵材がコルクなので見つけ難いが,結構産み付けられている.
そろそろ孵化することだろう.

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2015 .2.23

ラクダムシ

カテゴリー:

Inocellia japonica
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ヒメクロゴキブリのケージを観察すると成虫が・・?
見たことのあるゴキブリではない虫がいる.
しかし,名前が出てこない.
カゲロウの仲間だろうと思うが該当せず,カマキリモドキに雰囲気が似ているが違う.
それほど時間がかからずに行き着いたのはラクダムシ.
見たことがある気がしたが,初めてだろう.
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結構綺麗な昆虫.
近縁でキスジラクダムシがおり,中々奥の深い昆虫のようなので,はまって見るのも良いかもしれない.
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本命のヒメクロはこちら.

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2015 .2.10

チモシーから発生したタバコシバンムシ

カテゴリー:

The cigarette beetle which occurred from timothy.
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ネズミの寝床として保管してあったチモシー.
粉が舞うので良く見るとタバコシバンムシが発生していた.
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繭.
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袋の中にもかなりの数が発生していた.
タバコシバンムシといえば,畳が発生源となることで有名である.
畳のイグサはイグサ科.
チモシーはイネ科.
タバコシバンムシにとっては変わらないのでしょう.
そういえば本種,草食動物用固形飼料にも大発生するので皆さんご注意ください.

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2015 .1.26

ハエどまり

カテゴリー:

HAEDIMARI (The place at which a fly stops)
週末,鶴岡出張でした.
合間を見て旧青山本邸を見学.
北海の漁業王と呼ばれる青山留吉の故郷青塚にある巨大な屋敷です.
建築もさることながら,都会では見ることが少ない変わったものをいくつか見つけました.
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こちら,題にある「ハエどまり」というもの.
少し異様な雰囲気がありますが,ハエを天井に留まらせない為の物.
ハエが白い物に止まる習性を利用したもののようです.
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普通の折鶴が,糸で吊るしてあります.
昔の人はいろいろな事を良く知っていましたね.

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2015 .1.19

トコジラミ樹脂標本

カテゴリー:

Resin specimen of the bedbug.
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社内外勉強用に作らせたトコジラミ入り樹脂標本.
国外のメーカーが作成した.
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全て実物が入っており,良く造ったと思うほど細かい仕事だ.
これは雌雄成虫.
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1齢幼虫.
ゴキブリやシミ,貯穀害虫があっても良い.

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2015 .1.7

セズジシミ間一髪

カテゴリー:

Narrow escape of Ctenolepisma lineata
昨年末にK田君から頂いたセスジシミ.
年明けに飼育タッパーを見ると内部で結露している.
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確認すると中のティッシュがカビだらけ.
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中を確認すると,本当に間一髪でやばそうな状態.
成虫もカビの中でよたっている.
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幼虫もかろうじて生存していた.
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何をさて置き,通気の良いタッパーに移すことに.
水加減が難しい.
狭い飼育環境は,一歩間違うと逃げ場のない単一な悪劣環境に変化する.
害虫と言えど,飼育するとその難しさが良くわかる.

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2014 .11.21

ハグロケバエ集団越冬?

カテゴリー:

Group hibernation of Bibio tenebrosus
少し古い話となってしまうが,お蔵入りさせるのも勿体ないので登場.
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当社鳥害担当のI井さんが埼玉の自宅周りで発見した虫.
発見日は2014年10月26日.
ネットで調べると,「地獄虫」と呼んでいる地方もあるらしい.
なんとナイスな呼び名.
道端で遭遇したら「ぞっ」としそう.
確かに,いきもの嫌いな人が見たら,そのものでしょう.
正体は成虫にしてみないと確定できないが,情報を集めてみるとハグロケバエの幼虫の可能性大.
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こちらは,過去に撮影した成虫.
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採集もして来てくれたので,記念撮影し,土に潜らせベランダの日陰にて越冬させてみる事にする.

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2014 .11.18

ブドウトリバ

カテゴリー:

Nippoptilia vitis
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事務所内侵入昆虫.
屋外ではたまに見た記憶があり,「変な形」とぐらいでしか感じていなかったが,室内にいると正体を調べたくなるもので調べました.
まあ,蛾の一種とはすぐに分かる.
が,検索キーが上手く的中せず,形態の写真で調べたので手間取った.
日本にいる蛾の種類は4,500種もあり,どうしても毒蛾などのマイナスイメージと毛虫が嫌われ,子供受けは良くないようだ.
私も,子供のころは蝶には興味があったが,蛾は興味が無かった.
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だが,本種のように綺麗とかではなく,「不思議な形」が面白いと思うようになってきた.

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2014 .11.11

クサビノミバエ

カテゴリー:

Megaselia scalaris
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今回,コワモンゴキブリのケージに侵入していたノミバエはクサビノミバエでした.
今まで発生していた種が本種なのかは不明ですが,多分そうでしょう.
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背面より.
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蛹.
検索すると,ゾンビマシーンのような記事が見受けられます.
ゴキブリもそうなるのか?
しばらく観察しようと思います.

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2014 .10.29

ユウレイヒメマキムシ

カテゴリー:

Eufallia unicostata.
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最初見た時,砂糖菓子の中に潜りすぎて砂糖が付着した個体かと思った.
正体をO木部長に聞いたらすぐに判明.
彼の家にもたまに出るらしい.
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最近,生きた状態で沢山もらったので,ゴキブリに与えているカビの生えた固型飼料を投入.
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ついでにナガヒョウホンムシもいたので投入.
本種のホストは知られているが,発生環境は良く分からんので,一緒にした.
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ゴキブリのカビ飼料はいくらでもあるので,こんな感じで累代できれば楽ですね.

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2014 .10.27

油断大敵!今度はコワモンゴキブリにノミバエ侵入

カテゴリー:

Security is a great enemy.
Megaselia sp. invaded into the breeding cage of Periplaneta australasiae this time.
全く油断していた.
捕虫機に捕まる数も激減していたので,本当に油断していた.
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ふと,いつもの様に捕虫紙を見ると,見慣れたシルエットの虫がやけに多い.
どこかで出ているはずだが,端から確認するしか方法は無い.
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発見.
コワモンのケージ.
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防虫シートを見ると,無数に穴が.
そういえば,このコワモンは炭カル突破後紙を齧っていた記憶がよみがえる.
そのまま放置していたやつだった.
室内では蓋を開けることが出来ないので,屋上に手作業.
ノミバエは大気開放.
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新しいケージには,虫体のみをピンセットで移す.
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乾燥したように見えるケージだが,シェルターをどけると,ケース底面に無数の蛹.
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シェルターをバラすと中に蛹.
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蛹拡大.
これだけしつこいと,今まで ノミバエsp.だったが,成虫の写真をしっかり撮影したくなった.

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2014 .10.15

ノミバエのその後

カテゴリー:

After of phorid flies extermination.
Blaberus giganteusの駆除後に捕虫紙を交換.
ケースメンテのたびに,防虫シートの穴開きには気をつけ,セロテープで塞いでいる.
注意してみると,結構な数のシートに穴が見つかった.
皆さんもご注意下さい.
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今日の結果,どうやら内部発生の確率は少なくなったようだ.

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2014 .9.9

アダンソンハエトリ来机

カテゴリー:

Hasarius adansoni visit to my desk.
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視界の片隅に動く物発見.
最近,ヒトスジシマカが頻繁に進入するので,ドキッとしたが.
一安心.
それにしても,事務所内には,現在発生している昆虫はいないはずなのだが.
ヒトスジシマカなどの飛翔する昆虫も捕食しているのだろう.
他にも,私の気が付かない獲物を探す事が出来るのだろう.
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書籍の間に消えていった.

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2014 .9.3

話題のヒトスジシマカ襲来

カテゴリー:

Aedes albopictus invasion of the topic
デング熱で話題になっているヒトスジシマカ.
この事務所にも今日2匹襲来.
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こいつがPCの前を横切ると,仕留めるまで仕事がストップする.
今回は,仕留めて気がついた.
この血は,私の耳の裏で食事したもののようだ.
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こいつは,アルコールスプレーにて.
この所,事務所1階でもまとわり付いて来る個体を処理したし,突然見るようになった.
まあ,偶然だろうが.
こういう騒ぎになってわかるのだが,今までの日本の衛生動物はいかに平和だったか.
日本では,不快害虫化した感のある衛生動物だが,今一度,その秘めた恐ろしさを考え直す時期が来たのかもしれない.

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2014 .9.2

イエコの病気

カテゴリー:

Disease of the Acheta domestica
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アノール飼育(許可済)のためにイエコをキープしているのだが,結構病気になる.
症状は,「ぴょんぴょん」跳ねなくなり,後脚を引きずるような歩き方になる.
成虫にならずに死亡する.
死亡するとこのように黒くなり,異臭を発する.
容器に,コバシャ等の虫除けをしておかないとすぐにノミバエが入り込み,ノミバエの発生源になる.
近くに売っていれば良いが,都度使用量を購入したいのだが,通販を利用すると,送料の面で,多めに購入するとこういった事態になりやすい.
こうなると,後は死んでいく前に,その他のムカデやクモなどの病気が関係無さそうな種の餌にとっとと与えてしまうしかない.

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2014 .8.15

 ミナミカマバエ

カテゴリー:

Ochthera circularis
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例のO木部長からもらったミギワバエの一種.
前回は,「カマアシミギワバエ」としたが,今日調べなおしたら「ミナミカマバエ」らしいことが分かった.
結構普通に見られるようだ.
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背面からでは普通のハエのようだが.
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顔がハエらしくない.

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2014 .8.5

アカイエカ発生源

カテゴリー:

Site of incidence of Culex pipiens pallens
近くの神社でヒトスジシマカ幼虫を探した.
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いかにも何かいそうな水溜り.
ボウフラが沢山いたので,ヒトスジがいるだろうと思い,数十匹お持ち帰り.
研究室で同定したら全てイエカだった.
たぶんチカイエカ.

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2014 .7.31

セスジシミ短命

カテゴリー:

Ctenolepisma lineate which finished ephemerally.
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採集してから1ヶ月ともたなかった.
原因不明.
気がついたら,僅かに脚を動かせる状態まで衰弱していた.
水も2日に1回,餌も数種入れていたのだが.
害虫も,なかなかデリケートな種が多い.
また採集しようと思うが,室内に設置したトラップには,全くシミ類は捕まらない.
不思議な生き物だ.

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2014 .7.10

ヒトスジシマカ来社

カテゴリー:

Aedes (Stegomyia) albopictus comes to our office.
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帰社して座ろうと思ったら,椅子から待ってたとばかりに飛び立った.
すぐに処理しようと思ったが,結構まとわり付くので吸血シーンの撮影と思い,少しねばったが,見失いそうな雰囲気になってきたのでやむなく御用.
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ひたい.
少し見苦しいが,あまり見ないでしょう.
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手のほうにも.
ヒトスジシマカの発生源は,家の周りの小規模な水溜り.
マンションではあまり発生しないが,一戸建てでは多い.
駆除は,成虫対策は蚊取りマットなど.
幼虫は,花立,空き缶,古タイヤ,竹の切り株,植木鉢の水受けなど.
気がついた水溜りは捨てましょう.

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2014 .7.3

セスジシミ来社

カテゴリー:

Ctenolepisma lineata came to our office.
2年前に見たのが最後の記録である.
その後,トラップなどを仕掛けてあったが,捕獲されたことはなかった.
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それが,こんなに身近に.
しかも,夜食を食おうと割り箸を取ろうとしたら眼が合った.
ラッキー.
シミにしてみれば不幸?
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さて,メスだろうか?
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次回,室内探索を行なう予定.

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2014 .6.25

たぶんアカイエカ幼虫

カテゴリー:

Many Culex pipiens pallens larva
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近くの神社から採集してきた.
ヒトスジシマカだろうと思って素早く採集してきたが,イエカであった.
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悔しいので,写真を撮り現在成虫にして同定中.
恐ろしげな風貌である.
が,愛嬌も見え隠れする形態が特長?
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蛹.
鬼ボウフラとも呼ばれ,素早くよく泳ぐ.

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2014 .6.24

ノシメマダラメイガ発生

カテゴリー:

Plodia interpunctella occurred.
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事務所に発生.
毎年,多くはないが,数匹発生する.
本種は貯穀害虫として有名で,チョコレート菓子が大好物.
ペットの鳥やネズミ類を飼育していると,餌の穀類にいつの間にか発生している.
夜間に成虫は飛び始めるので,見つけたら,開封された穀類の加工食品をチェックしよう.
事務所の発生原因は,以前保管していたヒマワリや穀類の掃除残しと考えられる.

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2014 .5.27

宝石の輝き 飽血トコジラミ

カテゴリー:

The bedbug after sucking blood which shows brightness of jewelry.
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飽血したトコジラミ.
フラッシュをたいて撮影した写真.
後で画像を確認して驚いた.

詳細はこちら

2014 .5.23

沖縄出張の成果

カテゴリー:

The result of the Okinawa business trip.
雨にたたられ,ゴキブリ2種しか見ることが出来なかった.
出発前日は,全日良い天気であったのに.
沖縄の所長に聞いたら,予報は全くあてにならないとの事.
しかし,21世紀にそこまで外れるかと思ったが,本当に当らない.
おそろしや.
が,オガサワラゴキブリの野外交尾が確認でき,ワモンゴキブリも採集できた.
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上が雄.
夜行性なので,交尾も夜かと思ったが,昼真でも関係なくするようだ.
この場所では,雄が普通に生息していた.
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雄幼虫.と思われる.
名護の道路脇で小雨のすきにスウィーピングを試みたが,カマキリ,カメムシ,ハゴロモ類,他ばかり.
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良く入ったのはタイワンキドクガ幼虫.
どこにでもいました.
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巨大なアシヒダナメクジ.
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コロギスの一種.
はじめて見ましたが,綺麗な昆虫ですね.
仕事では,時間が取れないですね.
これを教訓に,次回はもう少し準備したいと思います.

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2014 .4.16

タバコシバンムシ

カテゴリー:

Lasioderma serricorne
だいぶ暖かくなりました.
あちらこちらから,害虫発生の連絡が普通になりました.
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今日届いた虫.
良く似た種にジンサンシバンムシがある.
簡単に見分けるポイントは,触角の違い.
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タバコはこのように各節の大きさ形が同じ.
ジンサンは,先端3節が大きく長い.
ジンサンが最近見つからない.

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2014 .2.14

冬にガガンボ?

カテゴリー:

Tipulidae of winter ?
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雪の降るこんな寒い日に,建物内とは言え,飛んでいる虫がいるとは驚いた.
ガガンボだと思い,写真撮るだけで,後で調べたがさっぱり分からない.
ネットをぐるぐる回って,やっとこれにたどり着いた.
ウスモンガガンボダマシ Trichocera maculipennisだと思います.
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ガガンボダマシ科は,冬に発生するそうだ.
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外はこんな状態なのに.
冬の自然下で活動する昆虫を見るのはうれしいですね.

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2014 .1.23

PCOが興味を持ったアメリカの生物

カテゴリー:

The American living thing in which PCO got interested
昨年,N課長がアメリカを旅行した際,見つけた生き物たち.
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小笠原で繁殖しているグリーンアノールの原産地フロリダ,マイアミにて.
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さらに,フロリダ,オーランドにてブラウンアノールとおぼしき個体.
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デュラップの色がグリーンアノールに比べ鮮やか.
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フロリダ,マイアミのバス車内にいたというチャバネゴキブリ幼虫.
靴についているのがすごい.
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ニューオーリンズ路上でワモンゴキブリ死骸.
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雄でした.
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そして,アメリカといえばトコジラミ.
やはり,結構な数のホテルで,トコジラミを見たそうです.
PCOじゃなかったら,お持ち帰りしていたことでしょう.

詳細はこちら

2013 .12.11

チカイエカ幼虫

カテゴリー:

Larva of Culex pipiens molestus.
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たまたま幼虫を入手することが出来た.
こうして,写真を見ると繊細なつくりをしており,感心してしまう.
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蛹.
呼吸管が角のように見えることから,鬼ボウフラと呼ばれる.
チカイエカは,名前の如くビルの地下水溜まりに適応した蚊である.
一般的に蚊の雌は,産卵する為の栄養に血液を必要とするため,吸血しないと産卵が出来ない.
しかし,チカイエカの発生源である地下のマンホール内に吸血源などある訳がなく,当然産卵できないが,本種は1回目の産卵に限り無吸血で産卵できる能力を獲得した.
その為,吸血源の無い場所で増殖が可能となり,都市害虫となった.
その他にも,閉所での交尾が可能であるとか,休眠しないなど,都会の夜の帝王的なバンパイアーである.

詳細はこちら

2013 .12.10

オガサワラハイイロカミキリモドキ 蛹

カテゴリー:

Eodia cinereipennis ogasawarensis. 
今年6月に採集したイエシロアリ付き材をシロアリ生息確認の為,ばらした所,シロアリは発見できず,変わりに本種の蛹が出てきた.
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現地では,シーズンになると普通に見られる害虫であるが,一応小笠原固有種となる.

詳細はこちら

2013 .11.29

アカイエカ?

カテゴリー:

Culex pipiens pallens
今年は,現場以外で蚊成虫を見ることはないかと思っていた矢先.
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給湯室で発見.
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しかも,イエカsp.
この建物で見た蚊は,ヒトスジシマカのみだったので,さらに驚き.
この時期に見つけると,思わず吸われてもいいような気になる.

詳細はこちら

2013 .11.25

キミャクヨトウ

カテゴリー:

Dictyestra dissecta
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飼育棟の階段にうずくまる蛾.
危うく踏みそうになったが,何か変だと思い,よくよく見るとどこかで見た事のある蛾が.
でも思い出せない.
ヤガ科で検索するも,該当は見つからず.
所蔵の「原色日本蛾類図鑑(下)」で発見.
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今日は風が強く,蛾も急場をしのいでいたのだろうか.
しかし,作業が終わり事務室に戻ろうとこの場所を見たら,すでに消えていた.
この時季に,こんな大きな昆虫に出会えるとは思ってもいなかった.

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2013 .11.11

ツェツェバエ

カテゴリー:

Glossina
双翅目・ハエ亜目・ツェツェバエ科(Glossinidae)に属する昆虫の総称.吸血性で,アフリカトリパノソーマ症(睡眠病)の病原体となるガンビアトリパノソーマやローデシアトリパノソーマなどの媒介種として知られれいる.
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A氏に頂いた標本.
自己採集品だったはず.
小さい昆虫ながら,ちゃんとまとめられて標本となっている.
これは宝物ですね.
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近年は,WHOの努力により,発症者数は減ってきているようだが,未だ大変な病気のようである.

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2013 .11.1

アオバアリガタハネカクシ

カテゴリー:

Paederus fuscipes
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先日,埼玉県鶴ヶ島に昆虫類の調査に行った際,出てきた甲虫.
目的は全く別の種であったが,さすがにこの時期になるとあまりいない.
飽きていた所に突然現れた.
ハネカクシの中では目立つ綺麗な体色をしている.
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本種は,ペデリン(Pederin)という毒素を持っており,刺激すると分泌し,皮膚に付くとやけどのような症状になることで有名.
私は体験したことがなかったので,何でも体験派としては,良い機会だとおもったが,少し寒くて,テンションが上がっていなかったので止めときました.
次回をお楽しみに.

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2013 .9.19

ホリカワクシヒゲガガンボ

カテゴリー:

Ctenophora (Pselliophora) bifascipennis
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給湯室床に転がっていた.
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摘むと,まだ身体は柔らかかったので,軽く展足したところ.
触角から♂なのが分かる.
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ガガンボにしては,「綺麗」である.
最近は,虫類の「綺麗」を理解出来る人が少なくなった気がする.
害虫でも,綺麗な箇所は綺麗なのだが.

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2013 .9.18

オナガシミ復活2

カテゴリー:

Revival of Ctenolepisma longicaudata.Part2.
今年,3月に復活したオナガシミ.
順調に成長,繁殖している.
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乾燥を好む種は,湿度は苦手のようだ.
かといって,適度な霧吹きも必要.
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成虫と共に,銀白色の幼虫(赤矢印)が美しい.

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2013 .8.19

木曽の昆虫

カテゴリー:

The insect of Kiso.
帰省した際,見かけた昆虫類.
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木曽馬にまとわり付くシロアブ.
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たてがみ内にいたアブを叩き落したらこちらはアカウシアブでした.
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駐車場街灯下にいたカマドウマ.
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家の洗面台脇にいたヤマトゴキブリ1齢幼虫.
最初,チャバネゴキブリの2齢かと思ったが,木曽の住宅内にチャバネがいる可能性は非常に低い.
何とか2匹確保したので,運がよければ2年後くらいに卵鞘が拝めるかもしれない.

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2013 .7.1

湯沸し場のヒメイエバエ

カテゴリー:

Fannia canicularis of a office kitchenette.
いろんな虫が集まる我が給湯室.
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今回はヒメイエバエ.
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くつろいでいるが,油断するとどこかに飛び去ってしまう.
どこからともなく,見事に侵入してくるこの手のハエ類.
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ジッとしていてくれると手を出すことは避けたいが,事務所内に入ると面倒なので,エタノールの餌食となってもらった.
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2013 .6.19

網戸にヒメイエバエ

カテゴリー:

Fannia canicularis which invades into there being a screen door.
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網戸をしてあるにもかかわらず,侵入する双翅目.
今日はヒメイエバエ.
このフロアーも昆虫(害虫)を飼育している為,殺虫剤は使えない.
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これが便利.
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ニクバエ クラスでも,しつこく追えば仕留められる.

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2013 .6.14

ツゲノメイガ成虫

カテゴリー:

The imago of a Glyphodes perspectalis
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事務所5階階段室壁に1日中とまっていた.
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口吻を伸ばしている様子はまるで蝶のようだ.
それにしても,蛾類成虫を同定する際,利用するのが図鑑であるが,図鑑の写真(絵)は,羽を広げて展翅(当然だが)しているので,蛾類の多くが生存時に見せる形態と違ってしまい,大変見ずらい.
こういった状態の図鑑は作れない物だろうか.
か,もしかしたらすでに存在するかもしれないので,ご存知の方は教えて下さい.
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初齢幼虫.

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2013 .5.29

ヒトスジシマカ

カテゴリー:

Aedes albopictus
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事務所給湯室で発見.
蚊類は,Vectorとして重要な衛生害虫であるが,いくつかの種は綺麗な体色をしている.
ヒトスジシマカも寝ている時に発見したら,間違いなく叩き潰すが,昼間のしかも狭い部屋に追い込んだ場合は,良い観察対象である.
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しばらく写真を撮った後,夜までいてもらっても困るので,エタノール霧吹きで御用とした.
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これでは,何だかわからない.
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水に浮かべた絵がこちら.
少し画像処理をした画.

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2013 .5.21

枝豆とホシチョウバエ

カテゴリー:

Green soybeans and Psychoda alternata.
協会の懇親会でナイスショット.
チョウバエとノミバエがテーブルを走り回り,酒のつまみになっていた.
さすがPCOの集まり.
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こんな写真を喜んで撮ったり,「いい写真だ」と後で送れと依頼されたり.
忘れていたので明日送ります.
この枝豆‘Sは,残さず胃袋に.
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おしぼりにも.
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害虫も画像処理をすると,結構見られる絵になる.

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2013 .5.14

ノミバエ侵入

カテゴリー:

Indoor invasion of Phoridae sp.
昆虫飼育室内には,現在研究用のグリーンアノールも飼育している為,毎朝,カーテンを開けている,
その時,窓にコバエが2匹飛んでいるのを発見.
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すかさずエタノール噴霧にて捕獲.
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見てびっくり,ノミバエである.
ケージ内での発生では無いと思うが,しばらく用心しないとまた大事な種が不幸な目にあってしまう.
ノミは好きだが,ノミバエは嫌いだ.

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2013 .4.1

タバコシバンムシ再発2

カテゴリー:

The recurrence of Lasioderma serricorne 2.
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今年もまた発生してきました.
ぷ~ん と飛んでました.
最初の発生は,開封した殺鼠剤をホストに.
前回は,昆虫標本+??.
今回は?
やはり前回の??を突き止めないとダメなようですね.
こうしている間にも新たな発生源が出来ているかも知れないです.
もう少し,目に付くようになったら,本格的に調査を開始します.

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2013 .3.13

オナガシミ復活

カテゴリー:

Revival of Ctenolepisma longicaudata
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ダメかと思ったが,復活してきた.
絶望の淵からの復活.
よかったー.

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2013 .1.29

シリモチハナレメイエバエ

カテゴリー:

Pygophora confuse
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先週の金曜日,トイレに迷い込んだハエ1匹.
イエバエだろうとブログネタに捕獲したのが運の尽き.
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イエバエでない.
翅脈からヒメイエバエ科の当たりをつけたが,該当なし.
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しかも,腹端部が見たことない形状をしている.
ヒメイエバエと思い込んだ為,篠永 哲著 「日本のイエバエ科」があるにもかかわらず,他で検索し諦めていた.
で,O木所長に見せたら「イエバエ科の脚の黄色い種を見たよ」といわれ,篠永 哲著 「日本のイエバエ科」で調べると,ちゃんと載っていました.
しかも,カラー写真,検索表と図付きで.
と言う訳で解決しました.
シリボソハナレメイエバエ属
シリモチハナレメイエバエ
が,万が一違っていたら教えて下さい.
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ハナレ目です.

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2013 .1.21

硫黄島 1月の生物 2

カテゴリー:

The creature which was seen in Iwo-To in January,2011.2.
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路上を徘徊するワモンゴキブリ.
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壕内のワモンゴキブリ幼虫.
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植物上のミナミヒラタゴキブリ.
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アシナガキアリ?.
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他,昆虫2種.
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ホオグロヤモリ.
懐かしいですね.

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2013 .1.10

硫黄島 1月の生物 1

カテゴリー:

The creature which was seen in Iwo-To in January,2011.
今回は鱗翅目.
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メンガタスズメと思い込んでいたが,どうやら違うようだ.
かといってエビガラスズメとも違うようだ.
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蝶少し.
昔は蝶小僧だったつもりですが,今は全く判らなくなってしまいました.
ゴキブリなら得意なのですが.

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2012 .12.20

トビムシ

カテゴリー:

Collembola
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飼うとはなしに飼っている生き物.
放飼した訳ではないが,いつの間にかいた.
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拡大して初めて,その面白さがわかる.

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2012 .12.10

NHK出演

カテゴリー:

It appeared on NHK.
先週のクローズアップ現代 スーパーナンキンムシにチョイ役で出ました.
見た方もいらしたのではないでしょうか.
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龍ヶ崎の事務所内.
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駆除中のインタビュー.
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当ブログでも何度か紹介しましたが,トコジラミ(ナンキンムシ).
この番組の内容は,脅しでも何でもなく,現在のトコジラミの現状です.
実際は,もっと広がっているかもしれません.
家の中に持ち込んだら最後,駆除は大変です.
常時,部屋の中に蚊が何匹も飛んでいるような状況です.
トコジラミが家屋内に侵入する原因は,旅行(国内,外)の際,泊まったホテルの部屋に発生していて,知らぬ間に持ち帰る場合が多いと思われますが,発生した家の住人に聞くと,旅行なんて数年していないとか,ホテルには泊まった事がないケースが多くあり,どこから侵入したか,分からない事も多くあります.
アメリカでは,女性が彼氏の家でトコジラミを貰ってきて,自宅で繁殖し,トラブルになるトコジラミ破局など様々な問題が発生しているようです.
現在の日本の状況は,アメリカの数年前の状況と考えられると平尾先生も言われていました.
あと2~3年後は日本も同じ様な状況になる可能性があります.
皆さんの部屋の壁四隅,ベットのヘッド周りやマットレスなど,点検してみてはいかがでしょう.
あと,痒みの原因を,ダニと勘違いしているケースも発生初期にはよく聞きます.
年末も近いことですし,今のうちに身の回りの総点検でもしてみてはいかがでしょう.

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2012 .11.28

捕獲されたフサヒゲハヤトビバエ

カテゴリー:

Captured Leptocera caenosa
久しぶりにO木所長登場.
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捕獲され,落ち込んでいるフサヒゲハヤトビバエだそうです.
気持ちが伝わってきます.
実に素晴らしいショットですね.
本種の幼虫は腐食性で,動植物の腐った物を餌とする.
そのようなものが存在し,温度が高ければ場所を選ばずに発生する.

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2012 .11.15

冬に飛ぶアブラムシ

カテゴリー:

The Aphidoidea which flies in winter.
最近,晴れた午後の街路樹の下を通ると,小さな虫が光に照らされて無数に飛んでいるのを見ることがある.
何だろうと思っていたが,勇気を出して捕まえたところ,アブラムシであった.
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これは南大沢で捕獲した虫.
さすがに種名までは検索する気になれないので,アブラムシという事で.
冬に飛ぶ虫といえば,雪虫が有名である.
雪虫を調べてみると,トドノネオオワタムシが有名だが,ほかにも何種類か冬に白い綿をつけて飛ぶ種がいるそうでる.
私の田舎の長野でも,冬になると沢山飛んでいたのを思いだす.
東京にいる今となっては,簡単に採集も出来ず,何の種かわからないが,機会があれば調べてみようと思う.

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2012 .10.19

またノミバエ

カテゴリー:

Reincarnation of Phoridae
飼育室に,ノミバエが飛んでいるので,おかしいとは思っていたが,怪しいケースは全く正常.
外からの侵入も考えられる捕獲数なので,それほど危機意識は持っていなかったが,やはり発生源が室内にあった.
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ヒメチャバネゴキブリの中.
発生数は5,6匹程度だったが,完全駆除しなければどこに飛び火するか分からないのがこの種の恐ろしいところ..
殺虫剤は使えないのでいつものアルコール駆除.
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この大きさの虫であれば簡単に動きを封じ込める.
希少種に入られたら一大事なので,数十匹を新容器に移し,他は淘汰する.
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左がエタノール,右がゴキブリを捕獲して移すプラビン.
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以前は,ショウジョウバエ培養に使っていたが,お役御免になり,採集ビンに使っている.
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すっきりしたが,これだけいればすぐにもとの数に回復する.
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侵入した原因を考えたが,コバエ防止シートに空いた1mm程度の穴.
これしか考えられない.
気をつけましょう.

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2012 .10.15

龍ヶ崎 秋の昆虫

カテゴリー:

Insecta found in Ryugasaki during autumn.
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階段を登れずうろついていたカメムシ幼虫.
体色が濃紫のメタリックに発色して綺麗だ.
シロヘリクチブトカメムシの幼虫ではないかと思うが.
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研修所の入口脇にあった鉢皿に生き物発見.
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コシマゲンゴロウ.
久しぶりに見ました.
夕方暗くなってきた頃,窓から巨大な飛行物体が.
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ケラでした.
ケラって飛ぶんですね.
知っていたような気がするのですが,実際飛んできた時はなんだかさっぱり分かりませんでした.
クロゴキブリの飛翔と同じ感動でした.

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2012 .10.10

エタノール殺虫 その2

カテゴリー:

Insect killing using alcohol. Vol.2
エタノールによる殺虫は,微小な昆虫に威力を発揮する.
前回はヒトスジシマカでしたが,今回は強敵ニクバエ.
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止まった瞬間を狙い,必死に霧吹きのコックを握り何とか仕留める事が出来た.
一度飛行能力が殺がれればこちらのもの.
しかし,そこいらじゅうアルコール臭が漂う事になるのは仕方ない.
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こうなると何の種かさっぱり分からない.
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乾燥させてポーズをとらせたついでにハエのオモチャとの比較.
こんなものでしょう.
ちなみにシリアカニクバエでした.

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2012 .9.21

カネタタキ

カテゴリー:

Ornebius kanetataki Matsumura
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机の上に突如出現.
捕まえる前に何とか写真を撮ろうとするのがブロガーの悲しい性.
見たことはあったが,種名は出てこなかった.
直翅の人に笑われるかもしれないが,ゴキブリは幼虫だろうが大体分かるが,この辺の種はさっぱり分からない.
捕獲して,図鑑調べたらすぐ判明したが,結構きれいな種だと気づいた.
そういえば,最近机まわりで,チチチチチチのような聞きなれない音を耳にしていた.
個人的には,ヤドカリが鳴いている・
鳴きヤドカリ?
ぐらいの認識だったが,正体がやっと分かった.
それにしても,種小名がkanetatakiとは.
素晴らしい.

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2012 .8.28

鼻の虫

カテゴリー:

The insect which came out when blowing the nose.
汚い話で恐縮ですが.
外出から帰社後,鼻をかんだ際,ティッシュをたまたま見たら,何か存在してはいけないと訴える黒い小さな異物が目に入った.
そのティッシュの写真はさすがにNGとして.
正体は.
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アザミウマの一種であった.
腹節末端が管状である事から,クダアザミウマ亜目の一種のようだ.
まだ生きて動いていた.
外出中に吸い込んだのだろう.
本種は植物に寄生するため野外には普通に生息している.
しかし,体長は1~2mm前後の種が多く,存在に気がつく人は少ないと思う.
飛んでいたのが1匹だけという事はないと思うので,口から入ったものはすでに胃袋に到達しているのかもしれない.

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2012 .8.20

タバコシバンムシ発生

カテゴリー:

Cigarette beetle occurred.
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事務所内に設置した捕虫機.
ふと見ると沢山付いている.
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コバエ系だと嫌だが,どうやらタバコシバンムシのようだ.
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一応,顕鏡して確認.
間違いなくタバコシバンムシ.
さて後はホスト探しだ.
可能性は殺鼠剤.
商売柄こういったサンプルやら使いかけやらは沢山ある.
ネズミの固型飼料あたりが怪しいが,どれも異常なし.
では最近頂いた荷物の中で・・・.
で,これが犯人でした.
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やはり殺鼠剤でした.
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中はこんな状態.
物は冷凍殺虫して保管.
後は室内に散った成虫を駆除するだけ.
何とか,ほかに入りこまずにいて欲しいが,気がつくのは来年あたりだろう.

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2012 .8.9

ミルワーム

カテゴリー:

MEAL WORM
甲虫目ゴミムシダマシ科
チャイロコメノゴミムシダマシ
Tenebrio molitor という学名で,ヨーロッパ原産のようですね.
一昨日の放置可能昆虫で思い出しました.
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本種はかなりいい線いってると思います.
うちで大量放置飼育している昆虫で,最も古いのはもちろんこのミルワーム.
ミールワームが正しそうですが,日本では「ミル」が一般的のようです.
チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫.
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こいつは,フスマさえ入れておけば,後は何もしなくても生きています.
フスマがなくなっても,共食いしながら餌が来るのをじっと待っています.
いろいろと害虫を飼育しましたが,こいつが№1です.

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2012 .7.24

ハエ取り関連

カテゴリー:

Fly poison machine.
先週は博物館ラッシュだった.
たまたま行った病院の脇にあった博物館.
小規模だったが,無料の看板に誘われ訪問.
こちらは科学でなく,郷土博物館だった.
浦和市の歴史物が陳列.
あまり興味なかったが,害虫駆除の歴史コーナーが魅かれた.
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町内会の殺虫.
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噴霧器.
これはコレクターアイテムだ.
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ハエ取りビン.
現在復刻版で販売されている.
ネットで検索すると見つかる.
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ハエ取り箱.
これは欲しいですね.

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2012 .7.5

ガイマイゴミムシダマシ

カテゴリー:


Alphitobius diaperinus.

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グリーンバナナローチケージに異変.
こんな事ではいけないのだが,忙しく,繁殖順調な種は目が行届かなくなっている.
全ての種の飼育環境を見直している最中だが,こんな事も.
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飼育頭数が逆転していた.
幼虫うじゃうじゃ.
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成虫うじゃうじゃ.
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床換え後.
結局,グリーンバナナは30匹いなかった.
冷や汗出ますね.
皆さんもご注意あれ.

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2012 .6.22

硫黄島 6月の生物 1

カテゴリー:

The living thing of Iwo-To. June, 2010.The 1.
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作業中に出てきたオオムカデ.
結構大きく見えるが,これより巨大な個体を見たことがある.
それは残念ながら死亡してしまった.
父島にも同種と思われるオオムカデが生息している.
来週行くので楽しみだ.
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窓に止まっていた蜂.
硫黄島の坑内にはゴキブリヤセバチをよく見かける.
ワモンゴキブリの卵鞘目当てと思われる.
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アカカミアリ.
1匹程度ならチクリとする程度.
群れてやられたら酷く腫れるそうだ.
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その巣.
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鳥.

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2012 .6.21

事務所に迷惑客 エタノール殺虫

カテゴリー:

The visitor who is annoying to the office.
I kill insects with ethanol.
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普通の事務所ビルならチカイエカ.
私が入っているビルはマンホールが無いので多分アカイエカ.
昆虫飼育室,この事務所も実験用昆虫を実験・飼育しているので殺虫剤は一切使わない.
そこで登場するのが,ハエ叩き.
しかし,今回の迷惑客は蚊なので,ハエ叩きを取りに行く間に逃げられてはいけないのと.
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このサイズの昆虫なら消毒用エタノールで取り押さえられるのでこいつでシャワー.
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処理後.
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ちゃんと御用となった.
ショウジョウバエサイズまで楽勝.
イエバエも追い詰めればこれで捕獲できる.
まだ生きているので,これで安心せずしっかり捕獲し,ついでにキレイな複眼でも見せてもらう.
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害虫の体も,よく見ると綺麗ですよ.

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2012 .6.15

事務所の珍客

カテゴリー:

Unexpected guest of the office.
前の事務所はハエトリグモやクロゴキも訪れた.
この事務所になって始めての来客.
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ナミテントウ.
忙しい仕事の合間で「ホッ」とした瞬間.
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ネットで調べると,4紋型というタイプのようだ.
どこから入ってきたのか.
室内にはアブラムシもいないので,窓から退去してもらった.

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2012 .6.13

ヤマトヤブカ

カテゴリー:

Aedes japonicus.
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O木氏より.
なかなか綺麗に撮りますね.
私には出来ません.
林に普通に見られ,発生源(ボウフラ)は岩の窪みの水溜りや樹洞,廃棄された機器の水溜り,墓石の水溜りなど.

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2012 .5.18

硫黄島の生物 2010年4月

カテゴリー:ヤドカリ

The living thing of Iwo-To. April, 2010.
昨日のブログの2枚目の写真にもう一種類写っていました.
分かりますか?
薄茶のゴキブリ.
ミナミヒラタが右手に写っています.
今日はその他の生物.
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シジミチョウ.
種名はわかりません.
唯一分かったのはメスアカムラサキでしょうか.
昔はチョウをやってたのですが,最近は害虫ばかりで名前忘れてしまいました.
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ムラヤマムネコブサビカミキリ Prosoplus bankii.
街灯などに飛んできます.
igjfiodg4gasd-7.jpg
オカヤドカリ.
全身,眼柄も赤色からすると,サキシマオカヤドカリ かもしれません.
このときはこの種が沢山いました.
次回は6月頃.

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2012 .5.16

博多&トイザラスおもちゃ

カテゴリー:

Hakata & the toy currently sold at Toys ” R ” .
今日は博多に日帰り出張してきました.
風邪で声が出ない,なのにTV取材.
九州朝日放送の西田さん,内村さん,スタッフの皆さん,関係者の皆さん,有難うございました.
内容は放映されてからお知らせします.
さて,先週末久しぶりにトイザラスに行ってきました.
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その成果.
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ついでにハエも.
ゴキブリ(大)とハエは「のびーるインセクト」3歳以上.
の商品.
3歳以上でよかったです.
歳を取るのもたまには良いですね.
ゴキブリ(小)はゼンマイ駆動で動く仕組み.
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お気に入りは,ゴキブリ(大).
南米のMegaloblatta blaberoides を思わせる大きさと出来.
価格もこの時は200円ほど.
欲しい人は売り切れないうちにどうぞ.

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2012 .5.9

チビクロバネキノコバエ発生

カテゴリー:

Bradisia agrestis occurred.
ノミバエの発生以降,双翅目の発生はなかったが,最近またキノコバエが発生した.
本種は,湿った植物質が発生源となりやすく,クワガタなどをやっている方は,ショウジョウバエ同様悩まされていると聞きます.
最初の発見は,目の前を飛んでいたから.
小さい割には目に付く虫である.
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こんな感じ.
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で,捕虫器を見てみると結構捕まっていました.
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拡大.
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こんな虫です.
発生源(侵入原因)を調べたら最近購入した昆虫マットでした.
その後,密閉袋に収納し,その後発生は見ていませんが,マットに潜り込んでいたらしばらくしてどこかのケージから大発生があると思われます.
しばらくは様子見となります.
昆虫マット購入は気を付けましょう.

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2012 .5.7

卓上ZOO

カテゴリー:

The small zoo on a desk.
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昨日頂いたカニムシ.
サイズが小さいだけに飼育ケースも小さい.
直径4cmにも満たないケースでも,本人は広々.
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その奥は,ついでに持ってきてもらった茨城産マイマイカブリ.
その左はヒメヒョウホンムシ.
逆は工場内水溜りより採集してきた環形動物.
この中で最も騒々しいのはマイマイカブリ.
カタツムリを食べるのを観察すまでは飼育しようと思うのだが.
小さい生き物は鳴く虫を除いて静かでいい.

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2012 .4.17

チカイエカ

カテゴリー:

Culex pipiens molestus
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ビルの湧水槽などに多く生息する.
特徴は
① 一回目の産卵を無吸血で行う事が可能.
② 狭所交尾性. 
③ 非休眠性.
④ 人血嗜好性.
昨晩訪れたネズミの現場で目撃したので記念撮影した.
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刺されなければ嫌いな生き物ではない.
しかし,一度発生すると,駆除が厄介なケースが多く,甘く見ていると痛い目にあう.

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2012 .3.29

フェモラータオオモモブトハムシ

カテゴリー:

Sagra femorata.
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K田君よりもらった.
噂は聞いていたが,綺麗な虫だ.
中国南部,インド,タイなど東南アジアに分布する.ハムシとしては大型の種.
外来種で,ペット昆虫が逃げ出し定着したとも言われている.

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2012 .3.28

シミ類の飼育

カテゴリー:

Breeding of silverfish.
英名ではSilverfish と思っていたが,Wikimediaによると「bookworm」とも呼ぶらしい.
シミ類の飼育は,カンザイシロアリ同様,水は与える必要ないようなイメージであったが,マダラシミを飼育した際,その言葉を信じ,水を与えなかったら簡単に全滅した.
そこで,現在は飼育環境には水の噴霧はしないが,水皿を入れるようにした.
すると,全滅しなくなった.
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これは,オナガシミの容器.
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タッパーで,餌はトイレットペーパーとテトラミン.

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2012 .3.27

ヒメヒョウホンムシ

カテゴリー:

Ptinus clavipes.
成虫体長3mm内外.
雌雄異型で雄は細長く,雌はラグビーボール型.
従って,この個体は♀.
成虫の発生は,通常の昆虫類と違い,秋から春にかけて発生する.
ホストはネズミの糞,皮,乾燥キノコ,宇空くそう動物死体,貯穀類など.
過去に,神奈川でも,冬に大発生した記録がある.
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大阪の営業所から送られてきた.
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喰いそうな物を入れ,放置.
同じヒョウホンムシ科のニセセマルヒョウホンムシGibbium aequinoctialeは飼育下でも容易に増やす事ができるが,本種は入手自体がまれである事も含め,飼育している人は少ないだろう.

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2012 .3.23

セスジシミ

カテゴリー:

Ctenolepisma lineata
シミ類は,死亡すると乾燥状態では縮んでしまい,標本にする気がなくなる.
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たまたまこの個体は,直後のように良い状態で発見されたので,写真が取れた.
今の事務所に越してきた時に採集して,繁殖を試みたがダメであった.
現在シミ類は,非常に少なくなり,見る事も無くなりつつある.
一応害虫なので,保護せよとは云わないが,見つけたら捕獲して飼育するのも楽しいと思います.
餌はトイレットペーパーを良く食べます.

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2012 .1.18

アメリカカンザイシロアリの出家?

カテゴリー:

An ordination into priesthood of Incisitermes minor
カンザイシロアリの飼育は,外から観察し難く、順調に餌木より糞が排出され手いるのを見て、「よしよし」となる.
たまに,ターマトラックが手元にあると、それを当てて生きているのを実感できる.
数日前,餌木の表面を女王と数匹の幼虫が出歩いていた.
そのうち木中に戻ると思ったが,増えも減りもせずこの場所にいる.
どうもこの場所に住み着くようだ.
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こうなると俄然面白くなる.
しばらく観察し,変化があれば登場してもらおう.

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2012 .1.13

イエシロアリ4年もの

カテゴリー:

The nest of Coptotermes formosanus for the 4th year.
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4年前に1ペアからスタートしたコロニー.
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引越し後,置き場所が無く,窓下の寒い場所に放置してあったのだが,最近の冷え込みがきつい為,生きているか土を掘ったら元気に出てきました.
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拡大.
頭が黄色いのが兵蟻.

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2011 .12.26

ハエのおもちゃ

カテゴリー:

Toy of a lifelike fly.
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磁石で張り付くようになっている.
以前,トンボなどをモチーフにした張り付き昆虫を見たことはあるが,ハエは初めて.
まあ,誰もこんな物は買わないだろう.
レジの前にあった雑虫トレーからハエの勢いでムカデも購入した.
購入先は写真から判断してください.
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リアルな出来の悪さ,しかし,特徴は良く出ている.
こんな大型のハエは日本にはいないが,熱帯にはいそうなサイズ.
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同じパッケージの中に大・中・小などサイズはばらばら.
いかにも手作り.
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しかし,気に入った.
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ムカデもこうして見るとそれなりに見える.

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2011 .12.20

コウガイビル

カテゴリー:

Bipalium sp
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またまた変わった生き物を頂きました.
よくよく見ると結構面白い生き物だと今更ながら気づいた.
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ネットで調べると,海外には色彩も華やかな種があるようで,また海外で探す生き物のレパートリーが増えてしまった.
しかし,ひとつ困った事に本種の正体がわからない.
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口は体の中央部と聞いたが,頭部の裏側に口のような物がある.
知っている方がいましたら教えていただきたいと思います.
ちなみに採集地は日本です.

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2011 .11.30

ムクゲキノコムシの一種

カテゴリー:

Ptenidium sp.
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O木所長より頂き物.
食品残渣に発生していたらしい.
後翅がかわいい.
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ムクゲキノコムシ科(Ptiliidae)は,みな2mm以下の大変小さな甲虫のようで,ダニと見間違える大きさだ.
これの幼虫も小さければ,卵などもっと小さいはず.
まだまだ知らない生き物が沢山いる.

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2011 .11.8

ハナアブ類の幼虫

カテゴリー:

Larva of drone flies
近所の墓地に,ヒトスジシマカ成虫を採集に行った.
この時期でも4匹ほど私の血を吸いに寄って来た.
さすが墓地.
噂には聞いていたが,この時期でもちゃんといるとは.
ついでに,ボウフラがいないか水溜りを見ると,あまり気持ちのよくない生き物が.
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いつ見ても,ぼや~とした変な生き物である.
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くねってます.
久しぶりに見たので見入ってしまい,採集する蚊に吸血された.
スポイト等を使い,ボウフラを探したが見つからない.
こんな様な生き物ばかりであった.

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2011 .10.19

ネットに首ったけ

カテゴリー:

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狭山に行った際,茶畑に張られたネットの風景.
飛んできて,ネットに気がつかず突っ込み挟まったか?
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とも思ったが,こいつはもがきながら脱出しようとしている.
ちょうど頭が入るサイズなので,止まった際,飛び越える事をせず,潜り抜けようとして身動き出来なくなり,こうなったのではないだろうか.
笑えるほどこのネットにくっついていた.

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2011 .9.26

トコジラミ

カテゴリー:

昨年あたりから日本でも問い合わせが多くなった害虫.
半翅目
トコジラミ科
学名 Cimex lectularius
和名 トコジラミ
英名 Bed bug
別名 ナンキンムシ
今年はさらに多い.
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以前は宿泊施設が中心でしたが,今年は一般の住宅でも繁殖している事例が多くなり,来年はもっと大変な事になりそうです.
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成虫を中心に赤→卵.
黒→糞(血糞).
青→初齢幼虫.
トコジラミは,カメムシの仲間なので,触ると異臭を放ち,不完全変態なので,ゴキブリのように幼虫,成虫が同所に潜み同じ物(血液)を食す.
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お持ち帰りした虫体.
ゴキブリと違い,逃がしたら大変な事になる生き物.
採集しても,飼育はしない方が良いと思います.
ちなみに,一般住宅への主な侵入経路は,旅行などで泊まった時に,お土産として持ち帰る事が多いようです.
皆様ご注意を.
先週はインセクトフェアがあり,1年ぶりのご挨拶に行ってきました.
会場でお会いした方々,お疲れ様でした.

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2011 .8.9

タガメ

カテゴリー:

突然O木所長より「タガメいかんかえ~」のメール.
私,タガメの実物見たことがないので,即答しようと思ったが,現状を考えると恐らく殺してしまうと思い,写真だけ頂く事にした.
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立派な個体である.
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現在は,O木所長が大事に飼育している.
採集場所は茨城県のとある街灯.
茨城はまだまだタガメが生存出来る環境が残っているのでしょう.
一度は自分で採集してみたい種ですね.

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2011 .7.27

インドの生物4

カテゴリー:

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つる性の植物に沢山いたツチハンミョウの一種.
Actenodia属ではないかと思うが不明.
日本のツチハンミョウはクロ単色だが,これは綺麗である.
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スズメガの一種ではないかと思うが,触ると腹節を曲げギイギイ音を出していた.
これもまた綺麗な種.
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オオトカゲの一種.
まだ小型のようであったが,初めて野生の個体を見た.
デリー近郊には結構普通に生息しているらしい.
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孔雀.
ハトやカラスと一種に,孔雀が街中に普通におり,飛んでいる姿は圧巻である.
端に映っているのは,動く車内から撮影している為.
詳しい種名がわかる人が居たら教えてください.

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2011 .7.26

インドの生物3

カテゴリー:

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街中で普通に見るカラス.
こいつは前回も登場したかもしれないが,まあいいでしょう.
体色はツート.
餌のあさり方や,人が近づいても逃げようとしない慣れ方は,東京のカラスそのもの.
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同じく街中で人よりも堂々と歩いている牛.
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昨日のオオトカゲ死骸近辺より採集した糞虫2種.
小さいほうはブルーに輝き,臭いが綺麗.

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2011 .7.25

インドの生物2

カテゴリー:

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インド郊外のグルガオンにあるホテルのテラスに飛んできていたシロアリの羽アリ.
ペアを探したのですが,すでに羽を落としどこかに行ってしまっていました.
朝に翅付きで落ちていることから,早朝飛ぶのでしょうか.
インドには当然ながら日本より多くのシロアリがいるようで,大小さまざまな羽アリを見ることが出来る(運と探し方によると思うが).
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これも同じくホテルの,部屋扉の下で死んでいたカメムシ2種.
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落ちていた蚊.
ハマダラカの一種でしょうか.
室内には薬剤臭がしたので,殺虫剤でも散布したのでしょうか.
インドは,マラリアが流行しており,蚊の対策は重要のようです.
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今は雨季にあたるため,町のあちこちに水溜りが出来,私が見た側溝の水溜りには,悪夢のような数のボウフラがいました.

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2011 .7.23

インド北部の生き物 1

カテゴリー:

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前回に続きまたいました.
緑と黄色のツートンバッタ.
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幼虫.
腹背に赤色の大きな点を生じる
幼虫も毒々しい色をしている.
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宿で捕獲されたワモンゴキブリ
体長は意外と小さい.
屋外芝生にいたイグアナに似た爬虫類.
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そして何と,「オオトカゲ」がいると情報を得,探すといました.
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死骸ですが.
その下には綺麗な糞虫がいました.

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2011 .7.21

インド到着

カテゴリー:

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空港着陸前.
デリーは現在雨季だそうで,確かに天気も悪く,水溜りが見て取れる.
着いてはじめて見かけたゴキブリ.
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チャバネゴキブリの幼虫だと思う.
見つけてはしゃいで写真撮っていたら,ホテルの人が来てつぶしてしまった.
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日中屋外で見つけたカナブン.
その他,いくつかいたが,後日にお見せします.

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2011 .7.14

セスジシミ

カテゴリー:

新事務所引越し完了.
思わぬ出迎えを受けることになった.
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セスジシミ(だと思う;正確な同定はもう少し落ち着いてから).
前入居者は革製品を扱っていたらしく,下の階のK田君も見た~と喜んでいた.
これでシミのコレクション種は4種,飼育もコツが分かればなんとなくいける.
長寿で場所もとらず,匂わず,騒がず手間要らず.
飼育者も少なく,面白いグループだと思います.

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2011 .6.28

捕虫器

カテゴリー:

引っ越した距離は1kmにも満たないのだが,
新しい室内にケージを納め,整理をしているとゴキブリコバチがケージの蓋についているのを発見.
写真も撮り忘れるほどあわてて処理したが,好みの卵鞘臭でもあったのか,わずかな時間でよく侵入したものだ.
一応,全ケージにはノミバエも入れないようにと,防虫シートは入れているが,入ったら一大事.
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そこで捕虫器.
この製品,誘虫ランプは6Wと小型だが,置き場を取らず結構捕まる.
価格も安い.
ただ,ゴキブリコバチが誘引されるかは,調べていない.
hotoyi-1.jpg
2週間でこんなに捕まっている.
ほとんどがノミバエ類.
幸いに寄生蜂は捕獲されていないようだが,こんなに室内にいたとは驚きである.
また,立ち上げまで時間がかかりそうである.

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2011 .6.3

カシノシマメイガ

カテゴリー:

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飼育室は外から他の昆虫類が入らないように,また,中から出ないように,扉の開放管理をしていたのだが,引越しにともない,開放時間が明らかに長くなっていた.
と,中型の蛾が1匹飛んでいる事に気がついた.
止まった個体を観察すると,本種であった.
どうも.ゴキブリの飼育環境を好むようで,引越し開始するまでは室内での目撃は全く無かった.
外から誘引されたと考えるしかない.
意外と屋外には普通に生息しているのかも.

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2011 .5.9

ヒメフンバエ & ヒトテンツヤホソバエ

カテゴリー:

茨城のO木所長より.
4/8の撮影.
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ヒメフンバエ Scathophaga stercorariaこうして見ると,ハエにも綺麗な種がいますね.
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ヒトテンツヤホソバエ Sepsis monostigmaこれも艶が有り,いい感じです.
いずれも腐敗物に発生.

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2011 .4.20

トルコカクムネヒラタムシ

カテゴリー:

茨城のO木所長より.
トルコカクムネヒラタムシ.
Cryptolestes turcicus
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体長は2mm内外.
貯穀害虫として重要な昆虫.
トルコカクムネらしい写真を送れといったらこれが来た.
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頭循前縁拡大.
本種はここが直線でなく,曲線になる事で,多種と見分けるらしい.

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2011 .3.15

ハエのおもちゃ

カテゴリー:

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害虫好きのT澤所長からもらいました.
黒のボディーに眼だけ雑に赤茶に塗っているだけですが,リアルな出来です.
錦糸町界隈で購入したそうですが,ネットで調べると3個入りで500円から100円と結構売られている.
最近の商品でしょう.
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裏面もハエおもちゃの割には細かな作りとなっている.
種としてはクロバエに近いと思われる.
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もう一種持っているが,出来栄えはこちらの方が断然良い.
昨晩は,いろいろやる事があり会社に泊まりました.
職場にはテレビが無く,有っても見ている時間も無く,本日,メールにていろいろ知らされました.
皆様,一番大変な時と思います.
頑張りましょう.

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2011 .3.2

トコジラミ 卵

カテゴリー:

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現在,PCO業界で話題となっている「トコジラミ」の卵.
当社でも話題の昆虫であります.
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拡大.
産卵後約24時間の卵.
1mm程の大きさで,いかにもカメムシといった形をしている.
現在,様々な場所で繁殖・増殖しており,近いうちに皆さんの家庭にも侵入すると言われている.
気を付けて下さい.
私も,会社で飼育(自宅で趣味で飼育している人はいないと思うが)しているので,家に持ち帰らないよう,万全の注意をしている.

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2011 .2.15

ニューヨーク土産

カテゴリー:

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ニューヨークに出張していた社員に貰った.
いいですね.
タバコをやめた今となっては,害虫が一番のお土産.
「えっ,ミルワームは害虫ではない?」
そうかもしれません.
今は,餌昆虫として大変役に立っている有益な昆虫かもしれません.
しかし.
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何と,メイガ類の幼虫が糸を張っていました.
たぶんノシメマダラメイガだと思いますが,生きているかは今のところ不明.
と言う訳で害虫です.
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裏面.
この御菓子.
バーベキュー味,チーズ味,メキシカンスパイス味,の3シリーズがあるようで,日本人も,海外のお土産として買って帰る人がいるようです.
Larvetsという会社が作っています.
買うときは,袋の中に糸が張っていないか確認して買ったほうが良いかも知れませんね.
これはチーズ味.
味は,・・・・.
チーズの味はせず,居酒屋の「川海老のから揚げ」を食べているような食感と味でした.
不味くはないと言ったところ.
ただし,メイガが入るような梱包は問題あるような気がします.

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2010 .12.22

10月5日に移し替えたシロアリとメクラヘビ

カテゴリー:

約2ヵ月半経過.
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地表は静かである.
トビムシが無数に走り回っている以外,大きな生物の気配はない.
どうなっているのであろうか.
表面に配置しているデバイスを掘り返したが,シロアリはいなかった.
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中間層に埋設してあるデバイスを割ったら出てきました.
メクラヘビも潜って逃げる姿を確認したので,両種とも健在のようだ.

詳細はこちら

2010 .12.2

蟻の展足

カテゴリー:

集めるのは好きなのですが,標本作製は苦手です.
従ってあまり無茶はしないのだが.
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針は微針を使い触角や脚を固定する.
しかし,ここまで小さいとちょっとはまりそうである.
以前43のフルディテールを作っていた頃の感覚が甦ってくる.
今はいいが,乾燥後はどうやって整理するのだろうか.

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2010 .11.26

シラミバエの蛹

カテゴリー:

昨日,シラミバエ成虫を頂いたN氏より,今度は蛹を頂きました.
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これは野外で見かけても,何かのタネかと思い,採集しないでしょうね.
とてもハエ類の蛹とは思えません.
どちらかというとマルカメムシ類のクモの巣に撒かれて臭くてクモも食わずに放棄された死骸のようです.
鳥の巣にこれが転がっているのでしょうか.
今まで,鳥の巣にはあまり興味ありませんでしたが,これから少し探してみようかと思います.

詳細はこちら

2010 .10.26

ハワイからのゴキブリ

カテゴリー:

今月,10月20日~23日までハワイにてNPMA(National Pest Management Association)が開催され,当社社員も参加してきました.
私は,「日本のハワイにしょっちゅう行っているからいいだろ.」
という訳でもないのですが,留守番.
お土産に「いろいろ採ってきて」とお願いしておきました.
そしたらすごいゴキブリを貰ってしまった.
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パッケージ.
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カッコウの良いゴキブリ.
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本体からゴキブリを分離.
これだけでもいい.
中にモーターが入っていて,回転の振動でゴムで出来た無数の脚が小刻みに動き,不思議な動きをするおもちゃ.
日本でも同様のおもちゃが販売されていたと思うが,ゴキブリはさすがになかったと思う.
「Legend of Nara Battling Bugs」で検索すると商品出てきます.
国内販売は未確認.
ゴキブリはまだ数種類あるようだ.
ハワイも小笠原諸島同様,大陸と一度も繋がった事のない海洋島で,様々な生物が独自の進化を遂げているという.
どのようなゴキブリが生息しているか一度この目で見たいと思っている.
ちなみにハワイにはイエゴキブリやマダラサソリ(同種か近縁種)などが庭先にも普通に生息しているらしく,このブログを見たハワイ在住の人に写真を送ってもらって確認したが,驚いた.

詳細はこちら

2010 .10.25

シラミバエ2種

カテゴリー:

本日,Y研究所のNさんよりシラミバエをいただきました.
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こちらは体長4mmほどの緑の体色をした種.
綺麗.
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腹面.
脚先の強靭な爪で体毛をつかみ,鳥の体にしがみつくのでしょう.
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口器.
非常に生きが良く,飛んで逃げるためプラスチック容器の外から撮影.
多少(結構)ぼけているが勘弁ください.
この個体は生きているので産幼虫まで観察したいのだが,雌雄が分からない.
♀なら可能性はある.
続編はその辺の結果次第.
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こちらは2mmほどの小型種.
これで,前回の種と合わせて3種コレクションが出来た.
こうなるとやはり同定したくなる.
また,集めたくなる.
九大の昆虫目録では23種記載されているようで,ゴキブリの種に比べれば半分.
意外と面白い.

詳細はこちら

2010 .10.7

オナガシミ

カテゴリー:

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シミ目
シミ科
Ctenolepisma longicaudata
体長15mmにもなる大型種.
シミ類は近年,マダラシミがペットルートで流通しているが,見なくなった昆虫である.

詳細はこちら

2010 .10.5

イエシロ完食

カテゴリー:

メクラヘビ容器.
はたしてシロアリは全滅したのだろうか.
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確認のためひっくり返すがシロアリは1匹も発見できず.
これではメクラヘビも飢え死にしてしまう.
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ヘビをとるか,シロアリか.
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シロアリ容器はまだあるので3年物のシロアリ容器に投入.
このシロアリ.
タッパーのプラスチックの蓋に穴を開けていた.
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さすがイエシロ.
こうして考えると,シロアリ食いのメクラヘビ飼育は結構きつい.

詳細はこちら

2010 .10.4

宝石ローチ

カテゴリー:

DSCN6358.jpg
元になったゴキブリは何でしょう.
(答えは明日以降に)
某美大の学生が作品を作るとの事でゴキブリを提供した.
それがこのような姿となり,写真が送られてきた.
DSCN6343.jpg
その他の作品.
話では結構高価な宝石が使用されているらしい.
綺麗に出来ており,販売していたら即購入したいが,高そう.
数年前に海外では生きたマダゴキに宝石をはり,「動くブローチ」とかで話題になった.
それはそれで良かったが,私はこちらの方が断然素晴らしいと思う.
これがその後どうなったかは現在捜査中.

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2010 .9.16

メクラヘビによるイエシロアリ駆除効果

カテゴリー:

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約3週間前の状態.
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今日の状態.
見た目は全滅.
その側にメクラヘビ(緑←)がいる.
2年物の巣なので,女王は結構大きくなっているはず.
メクラヘビの口には入らないと思うが,職蟻がいなくなれば当然滅ぶであろう.

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2010 .9.2

メクラヘビの食欲

カテゴリー:

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少し数が減っているような気がする.
ヘビの食欲とシロアリの繁殖スピードのバランスが取れるとこのまま両種飼育できるのだが.

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2010 .8.30

オオメコバネジョウカイ ?

カテゴリー:

夏に実家に帰った際,山で捕まえた謎の虫がやっとわかった?
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キベリコバネジョウカイ
ニセキベリコバネジョウカイ
クロズコバネジョウカイ
と接戦の末本種となった.
kiberi-2.jpg
決め手は大きな複眼.
kiberi-3.jpg
それと黒色の前胸背.
間違っていたら教えてください.

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2010 .8.25

カンザイシロアリ

カテゴリー:

今年に入り採集したカンザイシロアリ.
kannza.jpg
コロニーは特別大きく無いはずだが,羽アリが出ていた.
餌はセントリコンシステムのデバイス.
これをホチキスで丸く組んで入れてある.
被害材からコロニーを割り出し,デバイスの周りに撒いておいたら上手く食い入ってくれた.
普通,イエシロアリ・ヤマトシロアリも春から初夏にかけて羽アリを飛ばすが,
カンザイシロアリは気候がよければ一年を通して発生するといわれる.
kannza-1.jpg
カンザイシロアリの羽アリは頭部も含め体色が茶褐色で,羽が濃褐色なのが特徴.
カンザイとは言え,水は必要なようで,定期的に切り吹いてやると調子良さそうである.

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2010 .8.24

イエシロアリ 対 ブラーミニメクラヘビ

カテゴリー:

昨年の6月に採集したペアがコロニーを大きくしていた.
RIMG0135.jpg
こんなになっているとは,全く気が付かなかった.
なぜ気が付いたかと言うと,メクラヘビがヤマトシロアリタッパー内を食い尽くしたので,たぶんそれほど殖えていないであろう,このタッパーにメクラヘビを投入した.
その直後に気が付いた.
RIMG0136.jpg
こんなに綺麗に観察できる状態であれば,投入しなかったのに・・.
はたして,メクラヘビの食欲と,イエシロアリの繁殖とどちらが勝るか?
たぶん,食欲だと思うが・・.

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2010 .8.16

カシノシマメイガ発生源

カテゴリー:

以前,飼育室内に発生しているとお知らせしたが,ついに発生源を発見.
kasinosinma.jpg
こちら.
Blaptica dubia のケージを開けると2匹飛び出した.
kasinosinma-1.jpg
いつの間に侵入したのか不明であるが,ゴキブリの飼育マット内に発生するのは,本種とガイマイゴミムシダマシぐらいであろう.
あの適度な湿度が良いのであろうか.

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2010 .8.13

アゲハモドキ

カテゴリー:

Epicopeia hainesii.
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仕事で多摩動物公園に行ってきた.
園内のアジサイの葉の上に止まっていた.
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実は,今まで一度も実物を見たことが無く,こんなに小さいとは思っても見なかった.
綺麗な昆虫である.
ここは昆虫が好きな人であれば,一度は行った事があると思う.
園内には,ゴキブリが常設展示されており,展示の仕方は勉強になる.
他にもハキリアリやグローワームといったホタルのように光るハエの幼虫などを見ることが出来る.
グローワームは現在繁殖が軌道に乗り,以前にもまして多数の幼虫(光)を見ることが出来るようになったとの事.
是非一度いかれてはどうだろう.

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2010 .6.28

カシノシマメイガ

カテゴリー:

Pyralis farinalis
本種は,食品工場などで話題になる蛾類で,ノシメマダラメイガよりはるかに大きく,夜間街灯に飛来する蛾に雰囲気は似ている.
綺麗な蛾で.何度か飼育しようとしたが,手を抜くとすぐ絶える.
ゴキブリには関係なさそうだが,たまにゴキブリ飼育断念等による,ケージごとゴキブリを貰い受けると,本種が発生していることがある.
kasinosimameiga.jpg
それがいた.
ケージに張り付いていた.
最近,ノミバエが飼育室内で飛んでおり,原因解明の為,全ケージ確認したら2匹見つかった.
これまた原因がわからない.
これで最近見かける害虫は,クロゴキブリも入れて3種になってしまった.
少し本腰を入れなければならないだろう.

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2010 .6.12

チャイロネッタイスズバチ

カテゴリー:

これより離島します.
着くのは明日の午後3時過ぎ.
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ウエザーステーションより.(たぶん東京方面)
海がきれいである.
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こちらは,旭日山付近のジャングル.
zyangu-2.jpg
山の駐車場付近で見かけたチャイロネッタイスズバチ.
外来種である.
小笠原諸島,父島,兄島,弟島に定着している.
地表でホバリングしていたところをうまく撮ることが出来た.
大型のハチといえばオガサワラクマバチもいるが,こちらは撮るチャンスがない.

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2010 .6.10

オガサワラカミキリモドキほか

カテゴリー:

オガサワラカミキリモドキ Eodia ogasawarensis  
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ランプ虫とも言われ,刺激するとカンタリジンを含む体液を出し,それに触ると水泡を起こすと言われる.
とわいえ,小笠原の固有種である.
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その蛹.
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ビロウの枯葉についた卵鞘.
オガサワラウスヒラタゴキブリかミナミヒラタゴキブリのものだろう.
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イエシロアリの群飛.
規模はまだまだだが,今まで見た中では大きかった.
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しばらくすると,羽を落としペアになっている個体が沢山地面を徘徊している.
このうちの何%が巣を構築できるのだろうか.

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2010 .6.4

 「ムシの日」

カテゴリー:

「6月4日」 ムシの日です.
言われて気が付きました.
虫の日は自慢のゴキブリ(虫)を・・・.
らしいので,自慢ではないですが,あまり見ることの出来ないショットを.
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♂成虫3頭.
結局,最終的に成虫になったのは,♀1,♂4.
大失敗である.

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2010 .3.26

ハトシラミバエ

カテゴリー:

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双翅目
シラミバエ科
Ornithomyia avicularia aobatonis Matsumura
体長は5mmほどだが,生きていればもう少しありそうだ.
現場で採集されたもので,ハト関係の仕事は沢山したが,これは初めて見た.
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翅は体長より長く,頑強な後肢が特徴.
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頭部
幼虫がどんな形をしているのか非常に興味がある.

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2010 .3.10

ヤマトシロアリ 4ヵ月後

カテゴリー:

最近忙しく,放置していた.
セットして4ヵ月後の状態.
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シロアリが見えない.
朽木マットは乾燥しているのか,湿っているのか判定できない.
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上部セントリコンデバイス破片を触ったら中が外皮残して空洞となっていた.
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数匹しか確認できない.
今後どうするか?
検討中.

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2010 .2.4

八重山諸島 黒島産 アブ

カテゴリー:

黒島産 オガサワラゴキブリより 発生.
結構分布が広いようである.
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面白い止まり方だ.
最近良く出るので,1週間に1度ほどの頻度で覗いていると,発見する.
こんなに沢山取れるのであれば,交尾させ累代しても良かった.
後の祭りで皆展翅してしまった.
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背面より.
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腹面より.
次回行ったら沢山捕獲して,調べたいものだ.
が,まず同定を先にすべきだろう.

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2010 .2.3

ヤマトシロアリ 空中蟻道

カテゴリー:

今年の1月初旬に倉田君にもらったヤマトシロアリ.
ミニケースでセントリコン用の餌木を使い飼育していたが,妙なタワーがケースから出ている.
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kuutuyuu-1.jpg
拡大.
35mmの空中蟻道を造っていた.
kuutuyuu-3.jpg
ケースの中を見ると,蟻道がケースの角を走り回っている.
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上から見ると蓋はされておらず,まだまだやる気満々のヤマトシロアリ.
巨大コロニーに育って欲しいものだ.

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2010 .2.1

ヤマトシロアリ 3ヵ月後

カテゴリー:

セットし直してから3ヶ月,まだ生きていた.
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木屑の様子は至って良好.
少し乾燥していたので隙間より水を入れた.
入れた箇所にシロアリが集まってきている.
水分を求めていたのか,突然の水の浸入に驚いているのかは不明.
yamakeika-1.jpg
最近忙しく,殆ど気にとめていなかったが,
シロアリが作ったトンネルも増え,今のところ上手く暮らしているようだ.

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2009 .11.20

ヤマトシロアリ リセット後

カテゴリー:

リセットからまだ一月も経たないが,すでに新しいマットに侵入している.
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よほど,上部プリンカップ内の餌木が美味しくないのだろう.
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光の下に出しているので,恐らく自然の行動をとっているわけではないと思うが,
生き物の営みは面白い.
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コノコロニーはまだ兵蟻が1匹も発生していない.
コロニーが小さすぎて,それ所はないのだろう.

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2009 .11.16

イエシロアリ コロニー崩壊

カテゴリー:

ヤマトシロアリに続きイエシロアリも息絶えていました.
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そう簡単にはいかないと思っていましたが・・・.
ティッシュでは難しいのでしょう.
黒い空洞の中には女王蟻の骸と線虫,そしてダニが繁殖していました.
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シロアリにしろ,土中性の生き物が死ぬと不思議と線虫が出ます.
シロアリの中に生息していったとしか考えられません.
不思議です.
悔しいので,朽木マットで再挑戦します.

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2009 .11.10

ドバイの生き物 その2

カテゴリー:

砂漠と言えばスカラベ.
ラクダのいそうな場所に行けばいるかと思ったが,
仕事で行っているのでそんな余裕は無く,発見できず.
その代り側溝に落ちていた糞虫発見.
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街中にはラクダはいないが,猫が多いのでその糞を食べるのであろうか?
街中のアスファルトやコンクリートなどの上にたまに落ちている.
たぶん土の上だとすぐに潜って見つからないが,潜りそこねた奴が見つかるのだろう.
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♂の個体.
体長30mmほどある.
dooobaaii-6.jpg
砂漠なのにトンボ.
リゾート都市なので,プールや植栽用の散水の水溜りで発生しているようで,結構見ることが出来た.
しかし,やはり飛ぶ昆虫はインドより少ない.
蝶もアゲハチョウを一度見たきりであった.

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2009 .11.9

ドバイの生き物 その1

カテゴリー:

ドバイに行ってきました.
仕事です.
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ドバイはご存知の通り,砂漠が多く生物も少ないイメージでした.
しかし,見かけた生き物はインドより多く,個人的には楽しめた気がします.
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乾いた石をひっくり返すと大体どこにでもいるマダラシミ.
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屋外に多く,当然屋内にも侵入してきている.
最近,NPMAでラスベガスに行った社員も,屋外の石の下で発見したと言っていた.
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同時に石の下に沢山いた甲虫.
茶色の種と黒の種の2種見つけたが,種名は調べていません.
硬そうな甲虫です.
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壁についていたカメムシ.
アオクサカメムシほどの大きさで,後脚が長く見たことの無い種でし

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2009 .11.5

インドの生物 おまけ

カテゴリー:

思わぬ写真を頂きました.
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これはアグラ駅前で車に乗る直前の数分時間があったので,
瓦礫の中の生物を探している図.
こんなに頭が白かったとは・・・.
ここでは,ゴミムシ類しか見当たらなかった.
ゴミが散らかっており,いかにもゴキがいそうだったのだが.
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こちらは,サソリを採集しているところ.
物売りの人が集まってきて,「何か買え」
と「何してんだ」と,めちゃくちゃ.
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採ったサソリをビンに入れた途端,見せろとばかりに奪われた.
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さすがに外野がうるさく,立ち去ろうとしても付いてくるおっさん.
今思えば懐かしい.

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2009 .11.2

ヤマトシロアリ飼育再挑戦

カテゴリー:

中プラケで朽木を入れて飼育すれば出来るのであるが,
それでは観察がし難い.
というわけで、再チャレンジ。
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綺麗に洗浄し、殺菌も完了したケース.
入れたのは250円ほどで売られている昆虫マット.
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つめた後,意外と量が入った.
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ここにティッシュから非難してきていたコロニーのカップを接続.
さて,下のケースに移動してくれるであろうか?
飼育温度は26℃ほどで行う予定.

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2009 .10.30

イエシロアリ飼育経過

カテゴリー:

ヤマトシロアリがダメだったので,イエシロアリも考えた方が良さそうである.
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とりあえず現在は,小さな空洞の中で若虫を育てている.
このティッシュも色が変色し始めている.
yamasaigo-1.jpg
拡大.
茶色が女王蟻.
まだまだ小さい.
これはもう少し様子を見ることにするが,変色の進行によっては交換も考えた方が良いかもしれない.

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2009 .10.29

ヤマトシロアリ飼育終結

カテゴリー:

餌材として使用しているティッシュペーパーの色が変わってきているのは気が付いていた.
しかし,シロアリ飼育にはあまり影響は無いだろうと高を括っていたが,
今日見ると,ティッシュエリアにはむなしく通路の跡があるだけで,
シロアリの姿が無い.
yamasai.jpg
上部につけたプリンカップの材を割ると,中に空洞を作り生息していた.
yamasai-2.jpg
yamasai-1.jpg
拡大.
ティッシュの変質により,逃げ出したのだろう.
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ティッシュを出してみると,カビが生え不味そうである.
幸いな事にシロアリは生きていたので,近々に今度は朽木マットをつめ,
再チャレンジしたい.

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2009 .10.21

インドの生物 まとめ

カテゴリー:

「まとめ」る程,滞在も経験も無いですが感想を.
日中は蝶が目立った
白や黄色の蝶が沢山飛んでいました.
当然ながら捕虫網を持っている人は,誰もいません.
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インド門に沢山飛んでいたシジミチョウ.
郊外に出るとハエが多かった.
地表にはあの大型の蟻が多く,湿った土壌中に丸くなるワラジムシがいた.
しかし,大型のタマヤスデ類は残念ながら発見出来ず.
爬虫類はヤモリの他に,尾がオレンジの綺麗なトカゲを見かけたが,
遺跡の隙間に潜り撮る事が出来なかった.
デリー市内に住んでいる人の話では,庭に30cmを越えるトカゲ?が住み着いているといっていた.
探してみたが,残念ながら発見できなかったが,市内には結構様々な生物が棲んでいるのかもしれない.
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最終日にナショナルミュージアムで久宗さんに頂いた「虫」.
ヒゲが2本あるゴキブリに似た謎の昆虫??
結構気に入って現在机の周りを徘徊している.
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水溜りにいる牛.
家畜かと思っていたが「野ウシ」らしい.
他にもサル・リス・犬がおり,
ネズミもいるらしいがデリー市内では見ることが出来なかった.
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サル.
やはり観光客は皆珍しいらしく,写真を撮っている.
観光で来るにはこの時期(乾季)のデリーはいい街かもしれません.
しかし,生き物を探すのであれば真夏の5,6月(45℃になるらしい)の前後が適しているのではないかと思います.

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2009 .10.16

インドの生物 その2

カテゴリー:

同じく「ファテプールシークリー」.
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地面を見ていて良く目に付いたのが頭部の大きな巨大な蟻.
体長は15mmほどあり,街中から郊外まで,朝から深夜まで活動していた.
最初はあまりに大きいのでうれしくて盛んに写真を撮ったが,
後からどこにでもいる事が分かった.
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前種より一回り小さい尻(腹部)を上げせわしなく走り回る蟻.
ゴキブリを探して落ち葉をかき分けていたら,手に痛みを感じたので見てみると,
この蟻が噛み付いていた.
特別痛くは無いが,いきなり咬まれ驚いた.
これも前種がいる場所では必ず見かけた.
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これは蟻に似た昆虫.
たぶんハチの仲間ではないかと思う.10mmほどの大きさ.
腹部背面の水玉が綺麗だ.
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壁面にクマネズミとも違う糞が無数に落ちており,気になっていたが,
遺跡の暗がりの中をライトで照らすと,無数のコウモリがいた.
ネズミを探していてコウモリに出会えるとは思わなかった.

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2009 .10.15

インドの生物 その1

カテゴリー:

10月10日から15日までインドへ出張してきました.
インドの衛生動物調査です.
行った場所はデリー.
とは言え,日曜日は事務所が休みなので,
郊外にある世界遺産を見学方々いろいろ探してみました.
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ここは「ファテプールシークリー」.
文化遺産はどうも苦手なので,どうしても目は下のほうに行ってしまう.
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ここで一発目にはがした石の下にいたのは,何とサソリ.
初日からこれでは結構色んな生き物が見れるかと思ったが,サソリはこれ1個体だけ.
RIMG0245.jpg
部屋に持ち帰っての撮影(もちろん死んでいます.)
この場所では他にも黄色とクロの縦じまバッタ.
india-96.jpg
Poekilocerus pictus(Fabricius)と思われますが,この色彩にはびっくり.
体長も大きく,6cm内外.
♀のようである.
ガイドの人に聞いたら,沢山いるとの事.
所変われば虫変わる.
しかし,この時期は乾季にあたり,ゴキブリの気配はあまり無い.

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2009 .10.6

オオシロアリ

カテゴリー:

先日,爬虫類の友人より奄美のお土産として,
リュウキュウクチキゴキブリ他をもらった.
その容器の中にいたのがこのシロアリ.
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右下にいる個体.
リュウキュウクチキゴキブリ幼虫と体色は良く似ているが,ゴキブリではない.
Hodotermopsis-sjostedti-13.jpg
しかも大きい.
10㎜近くある.
Hodotermopsis-sjostedti-5.jpg
これだけ大きいとゴキブリ近縁というのも理解できそう.
Hodotermopsis sjostedti Holmgren, 1912
と思われるが,元々ゴキブリを採ったとき,朽木と一緒に混ざったと思われる虫の為,いたのはこの1匹と兵蟻の頭部のみ.
Hodotermopsis-sjostedti-1.jpg
巨大である.
咬まれたら痛そう.
唯一いた幼虫は,後日標本にしようと朽木と一緒にしばらく放置したら,溶けて無くなっていた.
残ったのはこの頭部だけとなった.
このシロアリも飼育したら面白そうである.

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2009 .9.14

イエシロアリ飼育

カテゴリー:

今年の夏に採集したイエシロアリペアを,アリ観察セットに入れた.
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6月に採集したペアは,今日の時点で若干の幼虫と卵が観察できる.
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拡大.
茶色く見えるのは女王の腹端.
上方の粒々が卵.
その周りに幼虫がいる.
それにしてもペアで採集してから3ヶ月.
もう少し大きなコロニーに成長していると思ったが,意外と小さい.
年数の経った一般的なイエシロアリの巣の大きさから考えると,
もっと成長は早いと思っていたが,意外と遅い.
飼育温度や餌にもだいぶ左右されるのだろう.
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周りを厚紙で囲い,ヤマトシロアリと共にしばらく放置する

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2009 .9.2

シロアリ飼育 経過

カテゴリー:

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1ヶ月前とあまり変わらないが,シロアリの通路は太く広くなっている.
yanatosiiku-1.jpg
拡大.
たまに兵蟻が確認できるが,90%以上は職蟻である.
未だにティッシュはカビ等が出ることなく,見た目綺麗な状態を維持している.

詳細はこちら

2009 .8.27

アルゼンチンアリ in 廿日市市

カテゴリー:

昨日まで広島に出張していました.
目的はいろいろありましたが,一つはアルゼンチンアリ.
一度は調査したいと思っていた廿日市市.
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ついにその状況をこの目で見る事が出来ました.
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アルゼンチンアリの害①:室内を徘徊し不快.
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アルゼンチンアリの害②:他のアリ類を駆逐し,植物害虫を保護.
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アルゼンチンの生態の特徴 : どこでも繁殖.
普通にいます.
しかし,どこにでもいる訳ではなく,まだ地域は限られています.
ぱっと見は普通のアリで,意識して同定でもしないと,本種とは判りません.

詳細はこちら

2009 .8.17

ヤエヤママダラゴキブリ 寄生アブ

カテゴリー:

2007年冬に友人が採集した♀成虫の腹部から出てきたアブ.
アブの割には綺麗.
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手元に来た時は腹部が卵鞘を持っているかのように膨らんでいた.
しばらくしてケースの掃除をすると大きな蛹がマットにある.
飼育室内でこんな巨大な不明種が自然発生する訳も無く,
おそらく,腹部に寄生していた幼虫が脱出し,蛹になったと思われる.
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蛹(脱皮殻).
同定を試みたが,自力ではさっぱり解らなかった.
ゴキブリはその後もしばらく生きていたが,
結局子供を生むことも無く★となった.
どなたかわかる方がいれば,教えて頂きたいと思います.

詳細はこちら

2009 .8.4

シロアリ飼育 続き

カテゴリー:

去年夏の終わりに,処分品で安く購入した蟻の観察用品があることを思い出し,
本来は土を入れ,蟻を入れるのであるが,土の代わりにティッシュ.
蟻の代わりにヤマトシロアリを入れた.
ベースは1ヶ月ほど前に紹介したヤマトシロアリ飼育プリンカップ.
%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AA%E8%A6%B3%E5%AF%9F-4.jpg
プリンカップの下部にシロアリが移動できる穴を開け,
これを蟻飼育キットの上部蟻投入口に接続した.
そして側面の観察面に黒い厚紙をクリップで固定.
接続直後に観察キットに移動をはじめた.
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半月ほどして見てみると,上のプリンカップには全くいなくなり,
皆,下の空間に移動した.
%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AA%E8%A6%B3%E5%AF%9F-3.jpg
拡大.
シロアリの行動が良く分かる.
どのくらいの期間飼育できるか楽しみである.
この蟻の観察キット,もう1つ買ってあり,
中が手狭になったら接続して見たいと思う.
ちなみに,イエシロアリのプリンカップは,上手く行かず半分が死亡していたので,ティッシュはやめ,土に埋め直した.

詳細はこちら

2009 .6.29

シロアリ飼育

カテゴリー:

ヤマトシロアリの飼育.
シロアリ類の飼育は以前より行なってきた.
しかし,土や木材を入れると,観察するには難しい状態となり,
良い方法が無いかと考えていた.
たまたまある本に,コロニーが小さいうちは木より紙のほうが食べる.
とあったので,早速紙のみの飼育をおこなってみた.
siroarisiiku.jpg
直径8cmほどのプリンカップに,ティッシュを湿らせて詰め込み,
ヤマトシロアリ50匹ほどのコロニーを投入.
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約1ヵ月後の状態.
ティッシュに道を開け,活動しているのが観察できる.
今のところティッシュも劣化していないので,見た目にも「綺麗」に見える.
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裏から.
傾けるとシロアリがプリンカップをすべり一方移動してしまう.
ヤマトシロアリは,刺激に敏感なため,
この飼育方法での頻繁な観察は控えたほうが良いと思うが.
でも,見えるので結構気になってみてしまう(笑).
siroarisiiku-6.jpg
こちらは,今チャレンジ中のイエシロアリニンフセット.
半年は変化がなさそうである.

詳細はこちら

2009 .3.19

映画「おくりびと」の製作に当社が協力しました

カテゴリー:

映画「おくりびと」がアカデミー賞を受賞しました.
製作会社,俳優・スタッフ等関係者の皆様おめでとうございます.
私もこの一連のニュースを見るたびに,すごい事になったと思っていました.
あまりにも偉大な賞を受賞したため,ここで使う事を少し控えていたのですが,
「映画エンドロールの美術協力に(株)シー・アイ・シーと流れるが,
あれは害虫駆除のシー・アイ・シーなのか?」という問い合わせが結構あり,
ご紹介する事としました.
映画を見た方なら気がついたかもしれませんが,
映画の中に衛生動物が出てきます.
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そう,イエバエの幼虫です.
→ がかわいい幼虫達です.
他にもたくさん映っています.
イエバエの幼虫は温度等の環境が良いと,驚くほど短期間で急成長ます.
孵化から蛹まで一週間ほどで成長してしまいます.
撮影に使う幼虫は終齢の一番成長したサイズでの使用が望まれた事.
輸送時の温度や使用するまでの保存温度環境が予測しにくい.
等を考慮し,撮影に使用する予定日から逆算して採卵.
幼虫成長の微調整は低温を利用し,何段階かの幼虫を作り送りました.
という訳で,たかがイエバエ幼虫ですが,
うちの部員が一生懸命育てた昆虫たちが出演した作品が,
あのような名誉に輝き,非常に嬉しく感動しております.
当然内容がすばらしい事は言うまでもありません.
まだ見ていない方は,是非見て頂けたらと思います.

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2008 .11.17

ゴキブリコバチ

カテゴリー:

卵鞘の写真を取りつつ,駆除として卵鞘を撤去した.
すると窓に群れる小さな虫を発見.
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ゴキブリコバチTetrastichus hagenowii (Ratzeburg)である.
本種は産み落とされた卵鞘に産卵し,約1ヶ月ほどで30前後の新たなハチが卵鞘横に穴を開けて脱出する.
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寄生され,ゴキブリではなくハチが脱出した後の卵鞘.
小さな穴が横に開く.
稀に2つあいている卵鞘もある.
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背面から拡大.
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大きさは2㎜内外と非常に小さく,屋内だから発見しやすいが,
野外であれば発見は難しいだろう.

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2008 .10.16

標本加害される その2 被害と犯人

カテゴリー:

この箱には,日本国内に産する多足類(特に大型種)を入れていたのであるが,
クモ類は大丈夫であったが,ヤスデ類がかなりやられた.
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ヤスデ類は食害ではなく,腹部と台紙の隙間に入り込んで繭を作られ,
歩肢が繭で絡め取られてしまった.
ムカデもこの通り.
脚の間に白く見えるのは幼虫.
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犯人は箱の各所に成虫の死骸が転がっており,
一目でタバコシバンムシと判断できたが,
子供の頃,標本を食べるのはいつもヒメマルカツオブシムシであったので,
シバンムシによる被害には少し驚いた.
長野と東京で地域差のようなものがあるのだろうか.
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一応拡大して同定をした.
触角の形状が違うのでタバコシバンムシLasioderma serricorneと確定.

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2008 .10.15

標本加害される その1被害

カテゴリー:

数ヶ月に1度,現場から同定依頼等で集まってきた,
珍しい害虫(この前はオオナガシバンムシを始めて同定した)の標本や,
ゴキブリの標本を箱に収めるのであるが,
ムカデの箱がとんでもないことになっていた.
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写真中央にムカデが3体並んでいたのだが,真ん中が影も形もなくなっている.
左隣のオオムカデは小笠原で採集した20cm近くある個体だったのであるが・・.
残念である.
ドイツ箱は気密性に優れ,外から虫が侵入した経験が無かったので油断した.
おそらくドイツ箱に収納する前の,乾燥させている状態の時に,
虫が付いているのを気づかず収納したせいであろう.
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アノールの乾燥標本も見事にやられた.
こうなれば骨格標本になるまで,食べてもらう事にする.

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2008 .8.29

クロゴキブリの天敵 ハエトリグモ

カテゴリー:

飼育施設内は一年中加温しているため,クロゴキブリが繁殖している.
最近,あまりにも増えすぎたので,掃除機による駆除を行っているが,
助けてくれる生き物もいる.
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クロゴキブリ初齢幼虫を捕獲したハエトリグモ.
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拡大.
自分と同じ大きさのゴキブリをくわえている.
アダンソンハエトリ♀でしょうか.
結構ハエトリも最近増えつつあるような気がする.
東京でアシダカグモが捕れれば,放飼しようと考えているが未だ見たことが無い.
従って,クロゴキ成虫は野放し状態であ

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2008 .8.28

上海土産

カテゴリー:

街中の虫屋で虫入れを購入した.
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このように分解して,虫を入れる.
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大きさはこんな感じ.
別の店はこの入れ物専門店があり,象牙で装飾されたものや,
高級骨董品のようなものも販売されていた.
ちなみにこれは10元.日本円にすると150円ほど.
中に入れる虫達は5元~10元で売られていた.
(今入っているゴキおもちゃは日本で購入)

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2008 .7.14

小笠原の生き物 夏編その8 アメヒト

カテゴリー:

夕日に輝くアメヒト.
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三日月山遊歩道にて.
アメヒトとはアメリカシロヒトリのこと.
前回,母島での本種は紹介した.
桑の木を調べると結構ついている.
夕日が綺麗でアメヒトの長毛が金色に輝いていた.

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2008 .5.23

ヤマトシロアリ群飛

カテゴリー:

シロアリと言えば郊外の住宅地を連想するが,
東京都心部でもこの時期は羽アリが飛び立とうと群れているのをよく見かける.
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これは上野の生き物大好き所長が撮影した物.
場所は水道橋の街路樹.
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羽アリと一緒に兵蟻や職蟻も出てきていた.
見送りにきたのであろうか?
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「さようなら,元気で.」とでも語りかけているように見える.

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2008 .5.19

小笠原の生き物 オガサワラアメンボ

カテゴリー:ヤドカリ

コペペ海岸にて.
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小笠原で観察しやすい天然記念物の一つ.
父島ではオガサワラゼミやオガサワラトンボなどの固有の昆虫類は,
ほとんど見なくなったと聞く.
もう一つの天然記念物.
オカヤドカリ.
普段見かけるのはアフリカマイマイの殻に入っているのだが,
サザエの貝に入っている個体を初めて見た.
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2008 .5.13

小笠原の生き物 ハエ類

カテゴリー:

車で走っていると,オオヒキガエルの轢かれた死骸が目に付く.
道路で一番多いのはオオヒキガエル,次にクマネズミ.
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3月にきたときはイエバエやニクバエらしきハエが結構飛んでいたが,
今回はこの複眼の巨大な頭でっかちなハエしかたかっていなかった.
このハエ最初に来た2月には枯枝に数珠状に止まっており,
気にはなっていたが,捕まえて調べるところまでは踏み出せないでいる.
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拡大すると,こんな感じの意外と愛嬌のある風貌である.
通常ハエ類成虫の雌雄は複眼間の間隔により見分ける.
左上の左右の眼が接しているのが♂.
右下の複眼の間に隙間があるのが♀と思われる.

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2008 .5.12

小笠原の生き物 チョウバエ

カテゴリー:

小笠原の屋外で仕事をする際は,一応トイレの場所をチェックしてある.
大きな島ではないので,宿まで戻るのも良いが,やはり時間がもったいない.
良く行くのは三日月山や小港・コペペ海岸.
浄化槽があるところであれば大概は見つける事が出来る.
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どうも内地にいる種とは違うような気がするが,
持ち帰り同定するまでの元気が無かった.

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2008 .5.9

小笠原の生き物 軟体動物

カテゴリー:

この場所は狭い場所で,沢山の外来種に出会える.
ニューギニアヤリガタリクウズムシ
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本種は特定外来生物の為,生きて持って帰る事はできません.
陸生貝類を捕食する為,小笠原のカタツムリを絶滅に追いやっっている.
その餌となっているアフリカマイマイ.
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こちらも同様島より持ち出し出来ません.
2年前にきたときより増えている気がする.
両種とも広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis )の宿主とされる.

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2008 .4.25

小笠原の生き物 ナゾの卵鞘とカンショオサゾウムシ

カテゴリー:

枯れたヤシ科の葉と思われる,
葉の折れ目にミナミヒラタかオガサワラウスヒラタの卵鞘が付いていた.
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この他にカンショオサゾウムシも別の葉に付いていた.
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なお,同定はS研の昆虫学者K氏にして頂いた.
ありがとうございました.

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2008 .4.14

ヒメカツオブシムシ 成虫

カテゴリー:

体長4㎜.体色は黒色.
世界中に分布する害虫種.日本国内の発生は年1回.
5~6月に成虫が発生する.
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私の家は,商売柄なのか害虫は殆どでないが,
本種成虫は毎年決まって一匹か多くて二匹室内に出没する.
毎回,飼育するのだが繁殖したためしがない.

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2008 .4.11

ヒメカツオブシムシ幼虫

カテゴリー:

都内営業所より珍しい幼虫が送られてきた.
ヒメカツオブシムシ幼虫である.
カツオブシムシ科の甲虫で,害虫として扱われているが,
都市部ではあまり見かけなくなってきている気がする.
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幼虫の特徴として,体色は赤褐色で芋虫状.
腹部末端に目立つ数十本の長毛の束がある.
幼虫は動物質を好み,削り節や剥製標本,毛皮,絨毯や生糸等を加害する.
せっかくなので,ハツカネズミの死骸を入れたら,早速食べ始めた.
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2008 .3.19

アメリカカンザイシロアリ

カテゴリー:

シロアリ目 ISOPTERA 
レイビシロアリ科 Kalotermitidae
Incisitermes minor HAGEN
現在関東地方にを含め全国的に話題となっているシロアリ.
2年ほど前に10匹ほど頂いた個体をクヌギの乾材に入れ,
飼育していたつもりであったが,あまりにも変化がない為,その木を切ってみた.
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2年かけてこんな状態では死滅したと思ったが,
穴の中にシロアリの腹部のような物が一瞬確認出来た気がした.
どうも生きているようだ.
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こちらがこの材に入れたシロアリたち.
このシロアリは現在,関東では神奈川や東京などの一部の地区に,
かなりの確率で生息していると聞く.
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これが糞の拡大.
顆粒状の砂のような糞を天井等から降らすのが発見のポイントととなる.

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2008 .3.6

啓蟄とハエトリグモ

カテゴリー:

今日は暦の上で「啓蟄」と言われているようで,
私的にこの言葉は心ときめく響きがあります.
しかし,特別この日を境に生物たちが多くなるわけでもないのだが,
朝の気温も気のせいか温かく,
郊外に行けば昆虫類が活動しているような気にさせてくれる.
そこで昨日の続きとなるのだが,室内に持ち込まれた土壌は,
室温により一足先に冬眠からさめる.
ヒメアリのタッパーの中もコバエやらハエトリグモやらが顔を出し始めた.
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ハエトリグモはクモ目,ハエトリグモ科のクモ類の一般的な呼び名で,
都市部にも普通に生息しおり,アシダカグモのように巣をつくらず,
徘徊しながら餌となる昆虫類を捕食する.
いわゆる益虫である.
私の家にもたまに顔を出し,虫嫌いの家族の中でも結構人気者になる.
触っても咬む事もせず(咬めないのかも),
もう少し大きければ愛玩用ペットとして流行したかも知れない.
これがどうもコバエ類を捕食しているらしく,
コバエが出てきてもいつ間にかいなくなっている.
コバエ類は一度発生すると,マットを総交換しなければならず,
非常に面倒くさい.
初期のうちに駆除出来れば非常に楽である.
さて,結果やいかに.
写真のハエトリグモ種名が保育社原色日本クモ類図鑑ではわからなかった.
わかる人がいれば,教えて頂きたくよろしくお願いします.

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2008 .3.5

ヒメアリとコバエ

カテゴリー:

ヒメアリ(monomorium intrudens)は本州以南に生息する小さなアリである.
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希に家屋内に侵入して来るが,殆ど問題にはならない種.
近い仲間でイエヒメアリは家屋内専門の小型の蟻で,室内の至る所に営巣し,
食卓の上や密閉していない食品に群れて集り,大問題となる.
近年特にビル内で発生し,難防除種として問い合わせが多くなっている.
ゴキブリに関係ないようだが,実は関係がありまして,
ゴキ採集の際,土ごと採集してきた土に大量に紛れ込んでいたのでいた.
もったいないので,いずれ時間のあるときにしっかり同定&標本作製&写真撮影するつもりでタッパーに入れ放置しておいた.
大概こんな土にはコバエ類(大体チビクロキノコバエが多い)が発生する.
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土中にはこの手の幼虫がわんさか生息しているのだ.
放っておくと脱出して様々な土用品(観葉植物等)にうつり問題となる.
カブトムシマットに発生するのもこの種が多い.

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2008 .1.21

アタマジラミ

カテゴリー:

アタマジラミ Pediculus humanus humanus
ペストコントコントロール業界では,だいぶ前から話題になっていた昆虫である.
話題にはなるが,本種やケジラミは人の体に直接生息し,
建築物等には生息しないため駆除の対象には殆どなり得ない.
コロモジラミは希にビルや公共のトイレに○ー○レスの人が着替えをした際,
床面に大量に落っこちる.
すると我々が呼ばれ,同定及び駆除をする事になるのだが,ケジラミは未だ見た事がない.
最近の読売夕刊にも出ていたが,今 巷ではアタマジラミが話題となっている.
テレビでも特集を組んで放送していた.
当然ペストコントロールを行う弊社にも,同定依頼が舞い込む事も.
先日も営業所から「アタマジラミ」の卵らしき物が届いた.
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間違いなくアタマジラミ卵であった.
私にも小学校に通う子供がおり,気にはかけているが,未だ発見出来ない.
しかし,噂では流行していると聞いており,気が抜けない.
個人で行える予防方法としては,
1.洗髪を親が定期的に行い ゴシゴシ洗う.
2.洗髪後親がドライヤーで乾かす.(この時熱による殺虫と,卵の発見が出来る.)
子供に気を付けろと言っても無理である.
もし見つけたら,保健所等の情報を確認し,適正な処置を行う.
ちなみに,シラミ類は寄生する宿主によって特異的に分化しており,
例えば猿にはサルジラミ,アザラシにはアザラシジラミが寄生し,
どれも普通のシラミの形態をしているが,
唯一象に寄生するゾウハジラミは,口吻が長く突出し,象のように見える.
何もそこまでまねしなくても良いと思うのだが.
参考文献:加納六郎,篠永哲(2003)新版日本の有害節足動物.東海大学出版会,21pp.

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2007 .12.17

ヨコズナサシガメ刺咬事例

カテゴリー:

昨日電車に乗っていると,正面に立っている女性が小さな声でなにやら困っている.
何事かと見ていると,旅行鞄の上にサシガメらしき物がはっている.
どうやらそれを見て,クモー?何これ?とやっているようだ.
どうしようか悩んだが,もしやヤニサシガメかと思い,声をかけた.
近寄るとヨコズナサシガメ幼虫とわかったが,まあ刺されはしないだろうと思い,素手で取った瞬間,やられた.
やせ我慢して手持ちのサンプルケースに収納.
何喰わぬ顔でしばらく,そのまま乗っていると,額から妙に汗が出てきた.
若い子に久しぶりに声をかけたせいか,はたまた以前オオトビサシガメにやられているので,アナフィラキシーショックか?
相手がゴキブリなら冷や汗は出ないだろうに,などいろいろ考えていたら目的地に着いたので,とっととさよならをした.
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刺されて15分後の状態.
また貴重な体験ができた.
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犯人.
オオトビサシガメ成虫とヨコズナサシガメ幼虫,どちらが痛いか?
私が経験したトコでは,オオトビサシガメ成虫の勝ち.
痛みは1時間程度で治まり,痕だけはまだ残っている.

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2007 .11.19

アルゼンチンアリ採集

カテゴリー:

アルゼンチンアリLinepithema humile
外来生物調査のため神奈川県の生息地へ現在の状況と,標本としての個体を採集に行ってきた.
本種は外来生物法が施行され特定外来生物に指定されている.
したがって生きたままの移動は禁止されています.
ご注意を.
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生息していた場所は以前発表になった場所の駐車場の残材下.
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あわただしく動くアリを複数確認できた.
写真中央にぼけたアリが写っている.
こんな時海野先生であれば見事な写真を撮るだろうなと思いつつ撮ったがやはり全く駄目だった.
採集した個体はその場で70%アルコールのビンに収納.
体長は2㎜ほどしかなく,肉眼で本種と他のアリを見分けるのは慣れが必要である.
正確には実体顕微鏡により,細部を拡大し『日本産アリ類画像データベース』を参照すると,たちどころに同定できる.

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2007 .11.1

長野の生き物 ミヤマツノカメムシ

カテゴリー:

学会前日に泊まった旅館の室内で見つけた.
ミヤマツノカメムシ Acanthosoma labiduroides Jakovlev は体長13-16㎜.
北海道から九州まで分布.家屋内に侵入するのは希ではないだろうか.
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秋の山地の旅館であれば,この時期カメムシの越冬は普通なので,室内で見られるか期待していたが,期待通りであった.
しかし,本種が家屋内に侵入するのは希ではないだろうか.
この時期に家屋内に侵入するカメムシ類で有名なのはクサギカメムシ・スコットカメムシ・マルカメムシであるが,さすが老舗旅館.
もてなしも冴えている.(嫌みではありません)
早速採集ケースに収納した.
一緒に泊まっていたメンバーも私と同類のため,こうゆうお客は大歓迎である.
翌朝,窓からの景色も最高であった.
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2007 .10.31

長野の生き物 ジョロウグモ

カテゴリー:

さらに同じく公園内のクヌギ樹皮上にジョロウグモ Nephila clavata L.KOCHを見つけた.
中央に♀成虫,少し上に♂成虫,雌の後方に白く見えるのが卵嚢である.
卵嚢を採集してきて飼育しようと一瞬考えたが,現在アシダカグモも手に負えなくなっておりやめた.
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長野はジョロウグモよりナガコガネグモの方が多いと思っていたので嬉しかった.
しかも両親に子供も揃っての家族の記念写真である.
本種は人里に多く,1年1世代の発生.卵嚢は木の幹に産み付けられる.
卵はそのまま越冬し,翌春孵化する.
北海道を除く日本全土に分布.

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2007 .10.30

長野の生き物  カムフラージュ

カテゴリー:

アマガエルのいた公園のケヤキの樹皮に表面に群がっていた.
白い紙の上で観察すると,毒々しい赤の混ざった目立つ色彩なのだが,樹皮上ではこれが全く目立たない.
ヨコズナサシガメ Agriosphodrus dohrni (Signoret) は体長16-24㎜の大型のサシガメで,昆虫やクモなどを補食する.都市の公園にも希に見られる.
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これも見事なカムフラージュである.

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2007 .9.26

沖縄の生き物 その2

カテゴリー:

帰る当日,時間調整で首里城に立ち寄った.
ここでもフタテンコバネ幼虫がいた.何処にでもいる.
目に付いたのは花に来ていたスズメガの1種.
クロホウジャク??ガ類は素人なので間違っていたらごめんなさい.
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今のデジカメは私の様な素人でも手軽に,この様な写真が簡単に撮れてしまう.

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2007 .9.25

沖縄のその他の生き物 その1

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○座○のトイレ内は結構色んな昆虫がいた.
入口ベンチに張り付いていた,アシヒダナメクジ.
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伸びた長さは10㎝近くあった様な.
しかし,トイレでこれの写真を撮るのはみんな見ているので,結構辛いものがある.
あと,男子用小便器に小さなカマキリがいた.これも写真を撮ろうと思ったが,たぶん使えないと思いやめた.
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帰り際,駐車場奥の茂みにオオゴマダラが群れで飛び交っているのを発見.
私,幼少の頃はチョウ小僧であったので,感動して茂みの中まで入って,しばらく見とれていた.気が付くとものすごい蚊の大群に囲まれていて,写真を撮るだけとって退散した.

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2007 .8.30

信州で出会った昆虫 3

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木曽川沿いの外灯に良く来ている虫.
この虫,動きが非常に素早く,走ると当時に飛び回る様な行動をする,嫌われどころがクロゴキブリに近い昆虫である.
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子供の頃はガの一種と思っていたが,大人になって同定をしたら,実はトビケラの一種とわかった.
これが,屋外の外灯には沢山来ている.家の中にも結構普通に入ってきている.
東京であれば間違いなく不快害虫として大騒ぎになるところだが,自然と親しんでいる人たちは,このぐらいでは騒ぎもしない.

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2007 .8.29

信州で出会った昆虫 2

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岡谷の遊園地内で見つけた.ザトウムシだと思う.日陰の柱に付いていた.
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拡大してみると,その体はエイリアンの様で興味をそそられる.近年,外国よりヒヨケムシだのウデムシなどが輸入されているが,国産の本種の様な生き物も魅力いっぱいである.卵は?幼生の形態は,餌を食べる瞬間は?はまりそうなのでそっとしておいた.
時間があれば生態を観察したいと思う.

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2007 .8.28

信州で出会った昆虫

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昨日,長野に行ってきた.最近は昼間の昆虫はいれば捕るが,興味は夜の昆虫になってしまった.(変な意味はない)しかし,夜中にいい大人がごそごそと人の家の壁際を探していると非常に怪しまれるし,ゴキブリを追っかけていると体裁が悪い.しかし,今回はヤマトゴキブリ成虫♂が1匹取れた.これは嬉しかった.雌ならもっと良かったのだが,その付近では見つける事が出来なかった.
子供の頃,学校のイチョウの木に大発生していたクスサン若齢幼虫をマッチ箱に入れて,ペットにしていた.そのクスサン成虫とも何年かぶりの対面が出来た.と思い家に帰り同定したらヤママユガのようだ.しかし,『ガ』とはいえ綺麗なものは綺麗である.
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2007 .8.17

ネコノミ Ctenocephalides felis BOUCHE

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昨日,ノミの調査に行った.我々が行った日は残念ながらノミは死骸しか見つからなかったが,ネコノミであった.原因は天井に侵入した中型哺乳動物.糞の状態からしてハクビシンではないかと考えられたが,宿主を確認していないので断定は出来ない.
近年,ヒトノミやイヌノミは絶滅に瀕しているらしく,私も一度も見た事がなければ,話すら聞いた事がない.犬にネコノミが寄生しているのは今や普通らしい.(A大学,U教授)よってタヌキやハクビシンもネコノミの被害にあっていると思われる.
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ノミ類は完全変態の昆虫で,幼虫はウジの形をしており,室内のゴミ類を餌として成長し,蛹になり脱皮してやっと吸血する成虫となる.
従って,吸血されないようにするには,寄主である野生動物を身の回りから遠ざけ,またはきれいに洗い,幼虫の生息している寝床を掃除しなければ,幼虫から成虫へと成長を遂げたノミが吸血に向かってくる.

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2007 .7.31

カマアシミギワバエ亜科 Ochtherinae

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営業所より変わった昆虫が送られてきた.
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カマキリのような脚を持つハエである.
カゲロウの仲間に同じ様な脚を持つ「カマキリモドキ」がいるが,
本種の方が脛節が太く,力強く感じられる.
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本種の含まれるグループはミギワバエ科で,多くのミギワバエ科幼虫は水中の腐食植物質や微生物を食しているが,本種幼虫はユスリカなどの幼虫を,成虫は他の昆虫を捕食しているらしい.
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成虫口器周辺の拡大である.
顎のような物は無く,どの様に食べるのか非常に気になる.確認できればまた,その様子をご紹介したい.
引用文献
田中和夫(2000)屋内害虫の同定.(2)双翅目の科の検索表.家屋害虫

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