ゴキブログ一覧
2012 .2.27
仲良し
Husband and wife of a black rat?
雌雄は確認していないが,ペアだと思う.
雄同士も有かもしれないが・ ・ ・ ・ .
驚いて1匹逃げた.
2012 .2.24
Pseudomops septentrionalis床換え
Cleaning of the breeding case of a Pseudomops septentrionalis.
本種も入手後,1年半ほどタッパーのマットは交換していなかった.
交換前.
あちらこちらのシェルターに糞が沢山付着している.
汎用のダンボールシェルターにも成虫を中心に潜んでいる.
幼虫は湿った場所を好むようだ.
完成.
2012 .2.23
卵鞘から毛?
Hair has come out from ootheca?
Deropeltis erythrocephalaの孵化の終わった卵鞘.
何か毛のようなものが動いている.
想像の通り,1齢幼虫が入っていた.
昨日のワモンと違い,普通に孵化していて,割ると元気に逃げ迷っていた.
大人になると♂はこんな感じ.
2012 .2.22
ワモンゴキブリ孵化卵鞘内
The inside of ootheca where Periplaneta americana hatched.
ワモンゴキブリの卵鞘は一般的には14卵ほどが入っている.
この卵鞘から孵化した幼虫は8匹.
その為,中を観察した.
卵数は13個.
孵化直前の卵と途中で発生の止まった卵など5つほど中に残されている.
1時間ほど放置すると,この中の1匹が孵化.
しかし,両後脚のふ節が曲がって固まり,正常な歩行が困難な状態で孵化してしまった.
孵化時期がずれると言う事は,たとえ生きていても,何かしらトラブルが発生してしまったのだろう.
2012 .2.21
ヤエヤマキスジゴキブリの床換え
Cleaning of the breeding case of a Symploce yayeyamana.
アマミモリゴキブリに続いてヤエヤマキスジゴキブリ.
これも飼育開始後,約1年後には「ウジャウジャ」と沢山増えた.
しかし,アマミモリ同様,飼育環境に土壌を使用している為,飼育ケースは掃除しても,マット自体までは,交換していなかった.
約2年経過したマットや付随する落ち葉の様子.
葉上の白いのは,カビとも水垢とも判断しかねる自然界では有り得ぬ葉っぱ.
シェルターとして入れている落ち葉に付着する死骸や糞.
飼育環境ではどうしても自然界では起こり得ない状態になってしまう.
現在主に使用するマットの構成は,木の細切りチップにミズゴケ,朽木マット,乾燥落ち葉の手もみ粉砕片をミックスし,乾き難くマット内に空間が出来るようにゆるく敷き詰める.
幼虫を拾う際,種によっては「拾う行為」から逃げる傾向のある種がいる.
そんな傾向がある種は潰したりもろもろ時間がかかる.
本種は手を入れると,忌避と言うより誘引気味に指にまとわり付くので捕獲は楽である.
総交換後.
アマミモリは極力全ての虫体を拾う様に努力したが,今回は一匹残らず拾わないといけないほど数が減っていた.
皆様注意いたしましょう.
2012 .2.20
アマミモリゴキブリの床換え
Cleaning of the breeding case of a Episymploce amamiensis.
床換えにおいて,飼育環境に土壌を使用する種は,その中の卵鞘や,初齢幼虫の「拾い」が大変な為,飼育ケースは掃除しても,マット自体までは,簡単には掃除できない.
したがって,2009年7月に親を入手してから一度も交換していなかった.
マットは死骸や古い卵鞘や死んだ卵鞘の残骸が溜まっている.
カビ卵鞘.
多分生きている卵鞘.
確かめるには,10cm程の高さから硬いテーブルの上に落としてみると,中が詰まった「コツン」と言う音がする.
孵化卵鞘,もしくは死亡卵鞘は,音が聞き取れないような軽い音がするので生死の有無はこのポイントで判断している.
作業中.
カビが発生したり,死骸や糞が付着したミズゴケや落ち葉.
総交換後.
極力全ての虫体を拾う様に行なったが,やは生体の数は予想より多くはなかった.
飼育開始から約2年半だが,MAXに増えていたのは1年後位だった気がする.
野外種で,マットを使う種の場合,マットの更新は1年サイクルがベストだろう.
2012 .2.17
ワモンゴキブリの再生能力 最後
Reproduction capability of Periplaneta Americana The last.
№1.
右後脚欠損.
前回の脱皮時に中途な再生をしているような,不完全な腿節がある.
成虫になりました.
見事再生.
若干,各部位が短いようだが,生えてくるのは羨ましく思える.
人間の再生医療も早くこうなる事を願いたい.
再生シリーズもこれにてしばらく休止.
2012 .2.16
ネバダオオシロアリ
Zootermopsis nevadensis
兵庫県で採集された個体群.
大きいですね.
かわいいですね.
同じ様な趣味を持つ友人から頂きました.
写真は届いた時の状態.
クワ産卵用のクヌギを入れたら「あっ」という間に潜っていきました.
今は,材に潜りよく分からない状態.
シロアリ類も飼育して見ると,なかなか面白い.
ただし,採集した地域以外で逃げられたり,逃がす事だけはやめましょう.
現在のシロアリ飼育種これで5種.
生きているか分からない種もいますが.
2012 .2.15
宮古の混生飼育のその後
The state of the after that of mixed breeding of the Blattella lituricollis and the Onychostylus vilis of miyakojima
ヒメチャバネゴキブリばかりとなってしまった.
良く見ると,ミナミヒラタゴキブリの幼虫が少し混ざっている.
ミナミが残っていると言う事は,ヒメチャバネが完全に排除している訳では無く,単にヒメチャバネの生育スピードがミナミより速いのが理由かもしれない.
実際に野外では,ミナミは地表には殆んどいない.
その為,このような平な環境は苦手なのかもしれない.
2012 .2.14
カギムシ拡大
The enlargement of the Peripatoides novaezelandiae.
低温(15℃~20℃)で飼育していると,死亡個体の発見が遅れても,良い状態で残っている.
生きていると写真が撮れないが,死亡すると高温になろうが遠慮せずに写真が撮れる.
頭部.
背面.
口器.
肛門.
爪.
魅力多き生き物である.
2012 .2.13
カギムシ全滅
Peripatoides novaezelandiae total destruction.
最後の1匹が白く溶けていた.
原因は?
寿命.
寒すぎ.
約1ヵ月の飼育は,極力温度を上げずに飼育する事に努めた.
結果はこれ.
見難いが,下のピンクが気温.
20度を越えるときは,餌や水を与えた時だけ.
最低気温は15℃を切り,平均は出していないが,17.5℃前後と思われる.
やはり寒すぎた気がしてならない.
餌のコオロギがもたない.
次回機会があれば,20℃で試したい.
このぐらいなら,餌も死なないと思う.
2012 .2.10
ネズミ
Roof Rat.
ゲテモノ好きの父にと作ってくれた.
ありがたや.
しかし,さすがにゴキブリは無理のようだ.
2012 .2.9
マルゴキブリ 4年目
Trichoblatta nigra . The 4th year.
やっと数えることが出来ない程度に増えてきた.
野外でもこんな増え方をしているとすると,なかなか捕獲できないのも分かる気がする.
雌成虫.
2012 .2.8
千石正一さん死去
Mr. Shoichi Sengoku death.
仕事で2,3回お話した事があるだけなのですが.
どのような方かは皆さん良くご存知でしょう.
ご冥福をお祈りいたします.
拒食したときに,たまたま千石先生にお会いしました.
相談したら,いつでももってこいと言われ,今に至っているPython regius.
その節は有難うございました.
2012 .2.7
Blattellidae sp 幼虫脱皮と姿勢
A self-renewal and posture of the larva of Blattellidae sp
本種のちょっと変わったしぐさとして,幼虫の静止している姿勢がある.
前脚を突っ張り,上体を持ち上げた格好で静止している.
何か意味があるのだろうが,飼育環境ではさっぱり分からない.
2012 .2.6
ホラアナG長翅
An individual with a long wing of the Nocticola uenoi uenoi.
シロワラジを排除してから,急激に増えた.
それと同時に♂長翅を見かけなくなったが,出るときは出るようで,炭カルを軽く駆け登っていた.
長翅のスイッチ.
研究したら面白そうですね.
2012 .2.3
グリーンバナナローチ 放置結果
Breeding of the Panchlora nivea is carelessness is our greatest enemy.
現在の飼育方法(ケージ全体をマット充填せず)に換えてから,飼育の危機はなかった.
今回,少し減ったと思っていたら,数える程しか生き残っていなかった.
で,この際死骸から古いミズゴケやマットなど全て新品と入れ替えた.
さっぱりとし,見た目が綺麗.
これでまた,小規模メンテで5年ほど大丈夫であろう.
ペットローチの中では,普通種になったが,近年流通している本属3種の中で最も緑の発色が良く,綺麗な種だと思う.
2012 .2.2
カギムシの卵?
Egg of the Peripatoides novaezelandiae??
.
1匹雌らしき太目の個体が死亡していた.
残念であるが1ヵ月以上生きていたので今回行なった方法は,大きな間違いはなかったのではと思う.
その側に落ちていた謎の卵型ゼラチン様物質.
ひいき目で見れば卵.
しかしこれはまもなく物体と化していた.
と言う訳で,謎の生物探求はまだまだ続きます.
2012 .2.1
アルビノクマネズミ5兄弟
Albino roof rat 5 brothers.
壮観.
何度この血が滅ぶ覚悟をしただろう.
まだ,不確定要素は沢山あるが,とりあえずここまで増えてきた.
たぶん左から♀,♂,♂,♀,不明.
2012 .1.31
Polyphaga saussurei
Polyphaga saussurei.
エジプト砂漠ローチと同属.
しかし,雄は翅がなく♀と同形らしい.
どれが♂でしょう.
どれが成虫なのかも分からない.
一つ言えるのは,卵鞘を付けている個体が♀成虫であるということ.
♀.
♂?
雌よりも一回り大きく,厚みがあり重量も重い.
左は上の写真で卵鞘をつけていた♀.
左が♂?
腹端部の形状は皆同じに見える.
では全て♀で,交尾無でも卵鞘を産むタイプなのか?
今のところ??
2012 .1.30
シニマネカレハゴキブリ
The cockroach which carries out dead imitation.
Shinimanekarehacockroach
未だ同定未実施.
雄成虫.
2匹.
雌成虫.
2匹.
分かりますか?
野外で採集した標本だけでは,同種とは考えないですね.
誰かが飼育をして同種と判断したのでしょうか.
2012 .1.27
コンタミ
Contamination of a cockroach.
最初は目を疑った.
どう見てもリュウキュウモリゴキブリ.
しかも卵鞘をもっている.
右の白いのは羽化直後.
目に付く個体だけ集めただけでこんなに沢山集まった.
なぜこんなに沢山いるのか??
どうも,入手時点で幼虫が紛れ込んでいたと思われる.
とは言え,以前はヨロイモグラゴキブリのケージにHemithyrsocera histrioが侵入した例があるので,100%とは言い切れないが.
ちなみに,正式に同定した結果やはりリュウキュウモリゴキブリEpisymploce sundaicaであることが判明した.
ゴキブリの管理はちゃんとしましょう.
2012 .1.26
ダニ駆除
Tick extermination.
ヨロイモグラゴキブリの床換えをしたのだが,その理由がこれ.
写真中央のピンク+ダイダイ÷2 の色をしたツブツブ.
拡大,矢印のツブツブ状のもの,全てダニ.
例の手に登るやつです.
レンジで「チン」して殺虫するのだが,時間が短いと熱の伝わりが遅い表面中央に集合する.
凄い数である.
なかなか根絶できない厄介なダニ.
2012 .1.25
ホラアナゴキブリの餌
Food of a Nocticola uenoi uenoi.
小さすぎるので何を食べているか良く分からなかった.
しかし,増えてくると餌を食べる姿や,餌の減りも目で確認できるようになった.
前回床換えしてからすでに1年近く経過している.
乾燥には気をつけているが,それ以外は特段手間がかからない.
このサイズで,もっと増やすことが出来れば,餌昆虫としても人気が出るかもしれない.
2012 .1.24
ボーセリンローチ 黄色
Gyna lurida yellow type.
すっかりお馴染みのGyna lurida .
卵胎生でよく増え,丈夫.
ゴキブリ本来の魅力なのだが,イマイチ話題に上がらない.
しかし,黄色を発するゴキブリはそう多くない.
2012 .1.23
ツメダニ
Cheyletidae sp.
書類の上に小さな動くものを発見.
チリダニか,例のマットに大発生する徘徊性の種と思い,指で潰したが,まだ動いている.
いつものダニ類なら潰れる圧をかけたはずが潰れないのは,いつものダニでない可能性がある.
拡大すると,ツメダニでした.
クワガタツメダニと思われる.
発生源はゴキブリケージ内の餌箱に違いない.
わざわざダニを飼育するのも大変なので,ほしいときにツメダニが手には入るのは便利といえば便利.
今まで気がつかなかったのだが,ツメダニって結構丈夫なんですね.
2012 .1.20
最後のキチャバネゴキブリ
The last male Symploce japonica.
一時期普通に繁殖できていたのっだが,突然卵鞘が孵化しなくなり,最後の♂となった.
地味だが,好きな種だった.
2012 .1.19
沖縄の衛生害虫
sanitary insect pest of Okinawa
論文の引用文献を調べていてこの本の存在を知った.
そして,検索していたら古本屋に在庫を見つけた.
たまたまの,偶偶で注文したら無事到着.
シリーズもので,沖縄の自然⑫が「沖縄の衛生害虫」らしい.
衛生害虫が自然シリーズに入ってしまうのもなかなかおもしろい.
今ではあまり見ることの出来ないイエゴキブリが沢山写っており,ゴキブリ以外にも沖縄固有の害虫が面白い.
カラー写真も豊富で,今出版されている害虫書では見た事の無い写真が豊富に使われている.
右のウスヒラタゴキブリは多分ミナミヒラタだと思うが,ヤマトゴキブリをクロゴキブリと間違っているより清々しい.
シリーズ沖縄の自然⑫
沖縄の衛生害虫
1986年3月 初版第1版
著者:岸本高男・比嘉ヨシ子
発行所:新星図書出版
定価:1,800円
いつも同じことを言うが,見つけたら買っておこう.
2012 .1.18
アメリカカンザイシロアリの出家?
An ordination into priesthood of Incisitermes minor.
カンザイシロアリの飼育は,外から観察し難く、順調に餌木より糞が排出され手いるのを見て、「よしよし」となる.
たまに,ターマトラックが手元にあると、それを当てて生きているのを実感できる.
数日前,餌木の表面を女王と数匹の幼虫が出歩いていた.
そのうち木中に戻ると思ったが,増えも減りもせずこの場所にいる.
どうもこの場所に住み着くようだ.
こうなると俄然面白くなる.
しばらく観察し,変化があれば登場してもらおう.
2012 .1.17
ワモンゴキブリ再性能力 №3の結果
Periplaneta americana re-performance power.
The result of No.3.
成虫にはならなかったが,見事再生している.
前の状態.
脱皮後.
色が黒くて完全な大きさではないが,ふ節まで再生されている.
どのようにこの脚が生えてくるのか,その瞬間を是非とも観察したい.