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2008 .6.17

ブラベルス属成虫比較 その1

カテゴリー:ブラベルス属,

♂前胸背板の比較.
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こちらが♀.
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♂ではあまり違いの出ない種も,♀は大きな違いが出る種もある.

詳細はこちら

2008 .6.16

ブラベルスクラニファー?幼虫

カテゴリー:ブラベルス属,

終齢と思われる幼虫たちである.
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特に個体間の違いは見られない.
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前胸背はクワガタ♀成虫の頭胸部シルエットのような,暗褐色斑が入る.
フスカによく似ているが,翅芽に色がこちらの方が赤色が強い.
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そしてこちらが初齢に近い幼虫.2から3齢と思われる.

詳細はこちら

2008 .6.13

ブラベルスクラニファー?成虫

カテゴリー:ブラベルス属,

Blaberus craniifer 40-55㎜ (Allpet Roaches引用)
分布:メキシコ・中央アメリカ・キーウエスト島・アメリカ全土
別名デスヘッド.
ブラベルス属の中でも最も人気が高い種ではないだろうか.
特徴は成虫の前胸背板にはっきり浮き出るドクロのような人面模様.
そして成虫の翅は黒色部が広いなど他のブラベルスと比較して,突出した特徴がある.
本種に関する情報は海外のサイトに詳しく出ているらしく,
(この辺の情報は語学堪能な我が社のS部員が調べてくれている)
それによると,
本種は他の種に比べ採集は困難である事.
ペットルートにはかなりの偽者が出回っている事.
と言うわけで,この個体たちは日本国内で“craniifer”として入手したが,
やはり違うようである.
しかし,同定できていないのでとりあえずBlaberus craniifer として紹介したいと思う.
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右が♀.左が♂.
上翅の黒化が他種に比べ強いように見える.
雄の5匹平均体長は55.7㎜.最小52㎜.最大60㎜.
フスカを抜き最大の個体がでた.
本種も前胸背板の黒紋の様子を雌雄並べてみた.
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上2匹が♂.
下2匹が♀.
雌の黒紋には黄褐色の小斑が入り,デスヘッドほどではないが,
人の顔状に見える模様が浮き上がる.
♂はその限りでない.

詳細はこちら

2008 .6.12

ブラレルスフスカ幼虫

カテゴリー:Blaberus fusca,

終齢と思われる幼虫たちである.
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特に個体間の違いは見られない.
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前胸背はクワガタ♀成虫の頭胸部シルエットのような,暗褐色斑が入る.
見方によるとドクロマークにも見える.
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そしてこちらが初齢幼虫.

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2008 .6.11

ブラベルスフスカ 成虫

カテゴリー:Blaberus fusca,

Blaberus fusca 55-78㎜(Allpet Roaches引用)
分布: 南アメリカ
Blaberus discoidalis に次ぐポピュラーな種.
本種に関しては,どこの海外のサイトを見ても,これらと同じであり,
この個体はフスカと考えて間違いないと思う.
RIMG0002.jpg
右が♀.左が♂.
雄の5匹平均体長は56.1㎜.最小54.0㎜.最大57.5㎜.
体長に関しては総じて飼育環境により大型になる環境(密集して飼うと小さくなる)
で飼育できていないので,恐らく普通より小型になっている可能性がある.
増えれば増えるほど小型になってしまう.
本種も前胸背板の黒紋の様子を雌雄並べてみた.
img-606150334-0001.jpg
上2匹が♂.
下2匹が♀.
本種は雌雄全てが黒紋が前胸背後縁に達する.
黒紋の前縁部分は山形となり,中央部に切れ込みが入っている.
上の左の個体は新成虫の為色彩が白っぽい.
雌の黒紋には黄褐色の小斑が入り,デスヘッドほどではないが,
人の顔状に見える模様が浮き上がる.
♂はその限りでない.

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2008 .6.10

ブラベルス コロセウス幼虫

カテゴリー:Blaberus craniifer,

本種の幼虫はブラベルス属の中でも色彩が少し違う.
前胸背板の模様が明瞭に現れず,黒褐色の霧にに包まれたようである.
終齢とおぼしき個体を抽出.
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本種も個体変異はあまり無さそうである.
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そしてこちらが初齢幼虫.
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2008 .6.9

ブラベルス コロセウス成虫

カテゴリー:Blaberus craniifer,

Blaberus colloseus 体長50-75㎜(Allpet Roaches引用)
分布:西インド諸島・エクアドル,トリニダードを含む中央アメリカ・
corose.jpg
上が♀.下が♂.
本個体はバルバドロス島ワイルド採集個体として入手した物である.
サイズは前種,Blaberus discoidalisより若干小さい.
Allpet Roachesに記載の大きさとは全くかけ離れている.
雄の5匹平均体長は46.0㎜.最小44.5㎜.最大47.5㎜.
本種も前種同様,前胸背板の黒紋が後縁に接しているか否かを確認した.
上2匹が♂.
下2匹が♀.
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雌雄各5匹確認したが,
前胸背後縁に達する個体は♂4/5  ♀5/5
トータルすると9/10で9割の個体が達する.
♂に比べ,雌の黒紋が非常に発達しており,
この部分だけで雌雄の区別が可能である.

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2008 .6.6

ブラベルスディスコイダリス 幼虫

カテゴリー:Blaberus discoidalis,

幼虫の特徴はやはり前胸背板の鬼の面のような模様.
齢別にやると簡単には出来ないので,終齢とおぼしき個体を抽出.
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3個体見ても特に大きな個体変異は無さそうである.
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そしてこちらが初齢幼虫.
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2008 .6.5

ブラベルスディスコイダリス成虫

カテゴリー:Blaberus discoidalis,

Blaberus discoidalis 体長35-45㎜(Allpet Roaches引用) 
分布:中央アメリカ・メキシコ
desuko-2.jpg
上が♂.下が♀.
ブラベルス属の中では,日本国内において最も多く流通している種と考えられる.
体長に関して♀の場合,保育嚢に卵鞘が収まってしまうと,
腹部が長くなり,様々な資料に掲載されている体長とズレが生じると考えられる.
したがって雄の体長を計測してみた.
暴れる成虫を捕まえると脚の棘が刺さりかなり痛い.
保持する場所により,腹部が伸び縮みするので正確には計りにくい.
計測方法を統一するため,透明プリンカップに1匹入れ,シャーレで蓋をし,
裏面よりノギスで腹端部までの長さを測った.
5匹平均の体長は48.5㎜.最小47㎜.最大49.5㎜.
他種との違いとして,前胸背板の黒紋が後縁に接しているか否かにより,
見分ける方法もあると聞くが,私の飼育している本種はいろいろいるようだ.
上2匹が♂.
下2匹が♀.
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発現の割合は雌雄各5匹確認しましたが,
前胸背後縁に達する個体は♂2/5  ♀4/5
トータルすると6/10で6割の個体が達するが,4割は達しないという結果に.
というわけでもう少し見ていきます.

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2008 .6.4

ブラベルス属について

カテゴリー:ブラベルス属,

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ゴキブリの中で,日本国内において餌やペットとして多く流通している種に,
ブラベルス属Genus Blaberusが上げられる.
その他にペットローチとしては,通称「フルーツゴキブリ」「マダゴキ」と言われる,
成虫になっても無翅の大型ゴキブリGenus Gromphadorhina.がある.
こちらはまた次の機会に紹介するとして,
ブラベルス属の違いについて少し比較してみた.
Allpet Roaches にはブラベルス属が7種類紹介されている.
海外のゴキサイトは大体どこもこのぐらいの種が書いてある.
アトロポス     :Blaberus atropos 
コロセウス     :Blaberus colloseus 
クラニファー   :Blaberus craniifer 
ディスコイダリス :Blaberus discoidalis
フスカ       :Blaberus fusca 
ギガンテウス   :Blaberus giganteus 
パラボリクス :Blaberus parabolicus これはペルーコレクションのdiscoidalisによく似た腹部の大部分が黒いタイプとの事で,ちょっとよく判らないのでパスします.
そうすると,大きく分けると6種程になるようである.
現在飼育しているのはこの内4種であるが,種名は入手した時に付いていたものをそのままとりあえず記す事とする.

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2008 .6.3

ブラーミニメクラヘビ脱皮

カテゴリー:爬虫類,

ライトブルーのメクラヘビがいた.
どうも脱皮直後らしい.
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と思っていたのだが,なんと脱皮前であったようだ,
餌をあまり食べないと思っていたら,2匹になっているのでビックリ.
よく見ると,一つは脱皮殻であった.
掘り出すとこんな感じ.
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拡大すると,ヘビの証の鱗が見える.
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ミミズではなく,ヘビなんだとしみじみ思う.

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2008 .6.2

 韓国のTV番組 KBS出演

カテゴリー:ゴキブリ,

今年2月に韓国で放送された番組に出演した.
「科学Cafe Animal Science」という結構真面目な番組.
KBSは日本で言えばNHKと同じ様な位置づけらしい.
特集番組で「世界のゴキブリバカ?」ではないが,
ゴキブリを研究しているが実はゴキブリ大好きなゴキバカみたいな内容?.
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めずらしくネクタイをしているが,作業服を着ていたら,
着替えてくれと言われ,こうなった.
文化の違いらしい.
私の声は韓国語に吹き替えられており,何をしゃべっているかよく判らない.
変な事はいっていないと思う.
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ジャイアントウッドローチ Archimandrita tesselata (Rehn)
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グリーンバナナローチ Panchlora nivea (Linnaeus)

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2008 .5.30

ブラーミニメクラヘビ餌

カテゴリー:爬虫類,

本種の餌について.
シロアリを食べる事は様々な情報筋より間違いは無いと思うが,
本当に食べているのだろうか.
そう思いプリンカップにヘビを入れ,シロアリを入れてみた.
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なんとやはり食べていた,しかし頭部は硬いのか,
残しているのが観察された.
10匹入れたシロアリは約3日で完食されたようだ.

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2008 .5.29

アオダイショウ

カテゴリー:爬虫類,

爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 メナラ属
アオダイショウElaphe climacophora
都内の営業所より頂いた.
都心で最もよく見るヘビである.
この個体は,昨年生まれのベビーの様だ.
体長47㎝.まだあどけない動きがかわいい.
アオダイショウの幼蛇は紋様が成蛇と全く異なり,マムシの様な斑紋が現れる.
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次の写真はクマネズミ駆除にアオダイショウを利用したときの写真.
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というのは真っ赤な嘘であるが,食べているのはクマネズミである.
おそらく都会のアオダイショウは,クマネズミやドブネズミを食べていると思われる.

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2008 .5.28

欲張りオオムカデ

カテゴリー:多足,

過去にこのブログで紹介していたオオムカデは,
残念な事にあの産卵の後,死亡してしまいました.
その後,前回の小笠原渡島の際,新しい個体を捕まえてまいりました.
大変勢いがあり,コオロギを4,5匹与えるとあっという間に殆ど捕捉してしまう.
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大した器用さである.
歩肢が牢屋の鉄格子のようである.
害虫といわれる様々な生き物を飼育してきたが,
ムカデの餌に対する取り組み方は,見ていて飽きない.
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これだけ食べっぷりの良い生き物は余りいない.
皆に嫌われるムカデであるが,これだけ昆虫類を食べてくれれば,
都心に生活する虫の嫌いな人にとっては,神様的な生き物に思うのだが.

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2008 .5.27

餌皿の卵鞘

カテゴリー:ゴキブリの飼育方法,

ゴキブリ飼育の際,餌を写真のようなプリンカップに入れて与えている.
餌のカスが飛び散らず,交換が簡単に出来るのでほとんどの種に導入している.
この餌皿に卵鞘を産み付ける種がいる.
主にPeriplaneta属に見られる.
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これはコワモンゴキブリ.
餌を食べつくした後,卵鞘がゴロゴロ現れる.
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これはワモンゴキブリ.
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トビイロゴキブリ.
全く産んでいない.
餌の近くに産み付けるのは,
孵化した1齢幼虫がすぐに餌を食べる事が出来るようにとの,母の思いやりであろうか.

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2008 .5.26

カベアナタカラダニ 5月の様子

カテゴリー:ダニ類,

浅草の事務所屋上で見つけた.
すでに1㎜近くまで成長しており,写真を撮ろうとしたが動きが素早く,
全然ピントが合わないので,指で当て身をくらわせ,静かになった瞬間を撮った.
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拡大
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上野営業所の人に今年のタカラダニ駆除件数を確認したところ,
台東区は今のところあまり多くないとの事.
皆さんのところはどうでしょう.

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2008 .5.23

ヤマトシロアリ群飛

カテゴリー:虫,

シロアリと言えば郊外の住宅地を連想するが,
東京都心部でもこの時期は羽アリが飛び立とうと群れているのをよく見かける.
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これは上野の生き物大好き所長が撮影した物.
場所は水道橋の街路樹.
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羽アリと一緒に兵蟻や職蟻も出てきていた.
見送りにきたのであろうか?
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「さようなら,元気で.」とでも語りかけているように見える.

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2008 .5.22

サツマゴキブリ 産仔

カテゴリー:サツマゴキブリ,

3月25日に卵を排出している個体を見つけた.
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卵鞘は産み捨てられるものと違い卵殻が薄く,中の卵が良く確認出来る.
数えてみると片側で19まで数える事が出来る.
そして,昨日.
別容器に移して管理していたら,幼虫がいるのに気づいた.
卵鞘収納より約45日後である.
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幼虫の数は40匹.
チャバネゴキブリの卵鞘からほぼ同数の幼虫が出てくる事から,
野ゴキとは言え,増えるわけである.

詳細はこちら

2008 .5.21

小笠原の絵タイル

カテゴリー:爬虫類,

歩道路面に小笠原にちなんだ生き物や乗り物などの絵タイルが埋め込まれているのはご存知だろうか.
私も今まで全く気が付かなかったのだが,
矢部博士に言われ見に行くと,様々な種類のタイルが埋め込まれていた.
さすがにクマネズミは見つからなかったが,
グリーンアノールは2種類見つかった.
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東電前の歩道.
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村役場付近.
いく機会がありましたら探してください.
他にも沢山種類があるようです.
長かった小笠原編は今日で終わりとなります.
明日より再びゴキブリ中心の内容に戻ります.

詳細はこちら

2008 .5.20

小笠原の生き物 その他外来種

カテゴリー:小笠原諸島,

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外来種 ノヤギ.
道路や住宅近辺にも出没し,人を見ても距離を置くだけで逃げ出す事は無い.
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外来種 ホオグロヤモリ.
林内の枯れ木の樹皮下に多く見られる.

詳細はこちら

2008 .5.19

小笠原の生き物 オガサワラアメンボ

カテゴリー:ヤドカリ, 虫,

コペペ海岸にて.
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小笠原で観察しやすい天然記念物の一つ.
父島ではオガサワラゼミやオガサワラトンボなどの固有の昆虫類は,
ほとんど見なくなったと聞く.
もう一つの天然記念物.
オカヤドカリ.
普段見かけるのはアフリカマイマイの殻に入っているのだが,
サザエの貝に入っている個体を初めて見た.
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詳細はこちら

2008 .5.16

小笠原の生き物 カニムシ

カテゴリー:多足,

ビロウの枯れ葉を探すとたまに見つかる.
小笠原には10種のカニムシが報告されており,
特に本種のように大型になるテナガカニムシがいると聞きます.
これがそうかは??としておきますが,5㎜内外で存在感があります.
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父島にて.

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2008 .5.15

小笠原の生き物 野鳥の餌

カテゴリー:爬虫類,

イソヒヨドリがアノールをくわえて目の前に下り立った.
ちょうどこの時期は,グリーンアノールの幼体が多く,
頻繁に餌になっていると聞いたことがあるが,
この鳥が食べているのは成体のようである.
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こちらはイソヒヨドリの♀だろうか,
こちらは小型の爬虫類を食べていた.
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詳細はこちら

2008 .5.14

小笠原の生き物 クマネズミの餌

カテゴリー:ネズミ,

小笠原諸島はタコノキが非常に多く,
この実がクマネズミの重要な食料となっている.
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路上に落ちていたタコノキの実.
見事にクマネズミの歯型が付いており,
当然中の種子が食べられて入っていない.
この実,そんなに好きなら中はどうなっているか確かめたく,
取り出そうとしたことがある.
しかし,種子を保護している実の部分があまりにも硬く,
その時手許にあった工具(カッター・ニッパーごときでは全く歯が立たない)
では取り出せなかった記憶がある.
それを齧ってしまうのだから,その噛む能力は対したものである.
その近くで,茂みに眼をやるとなんとクマネズミが!
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詳細はこちら

2008 .5.13

小笠原の生き物 ハエ類

カテゴリー:虫,

車で走っていると,オオヒキガエルの轢かれた死骸が目に付く.
道路で一番多いのはオオヒキガエル,次にクマネズミ.
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3月にきたときはイエバエやニクバエらしきハエが結構飛んでいたが,
今回はこの複眼の巨大な頭でっかちなハエしかたかっていなかった.
このハエ最初に来た2月には枯枝に数珠状に止まっており,
気にはなっていたが,捕まえて調べるところまでは踏み出せないでいる.
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拡大すると,こんな感じの意外と愛嬌のある風貌である.
通常ハエ類成虫の雌雄は複眼間の間隔により見分ける.
左上の左右の眼が接しているのが♂.
右下の複眼の間に隙間があるのが♀と思われる.

詳細はこちら

2008 .5.12

小笠原の生き物 チョウバエ

カテゴリー:虫,

小笠原の屋外で仕事をする際は,一応トイレの場所をチェックしてある.
大きな島ではないので,宿まで戻るのも良いが,やはり時間がもったいない.
良く行くのは三日月山や小港・コペペ海岸.
浄化槽があるところであれば大概は見つける事が出来る.
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どうも内地にいる種とは違うような気がするが,
持ち帰り同定するまでの元気が無かった.

詳細はこちら

2008 .5.9

小笠原の生き物 軟体動物

カテゴリー:虫,

この場所は狭い場所で,沢山の外来種に出会える.
ニューギニアヤリガタリクウズムシ
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本種は特定外来生物の為,生きて持って帰る事はできません.
陸生貝類を捕食する為,小笠原のカタツムリを絶滅に追いやっっている.
その餌となっているアフリカマイマイ.
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こちらも同様島より持ち出し出来ません.
2年前にきたときより増えている気がする.
両種とも広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis )の宿主とされる.

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2008 .5.8

小笠原の生き物 グリーンアノール

カテゴリー:爬虫類,

ここ洲崎は林縁を好むギンネムが繁茂している.
その為,日差しが良く差し込む場所を好むグリーンアノールを観察するにはよい場所である.
ちょうど4月のこの時期は去年ハッチした幼体が多く見られ,
親子のようなサイズの個体が入り混じって見られる.
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人が近づくと,首を傾げながらじっとこちらの出方を伺う仕草が見られる.
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それ以上近寄ると瞬く間に,下草の中に身を隠し,見失ってしまう.
しつこく追ってみると,草の中に紛れ込みながら,
やはりこちらを伺っていた.
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逃げアノールである.
こうなるともう追う事は出来ない.

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2008 .5.7

小笠原の生き物 クマネズミ捕獲

カテゴリー:ネズミ,

離島では,クマネズミ駆除研究事業が進められている,
毎回小笠原に来るごとに,「今回こそは持って帰りたい」と願い,トラップを仕掛ける.
しかし,毎回,めんどくさくなりやめてしまうのだが・・・.
今回は気合いを入れいつものごとくカゴを数台持ち込みセットした.
内地では数台では殆ど捕まえらないのであるが,
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成果は6台仕掛け一晩に2匹捕獲.
性別は雌雄各1匹.
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都会では,屋外の自然光の下で見る機会が無い為か,家ネズミというよりも,
野ネズミといった風貌である.
ちなみに,この写真のカゴ内に入っている松葉のような物は,
モクマオウという種類の外来植物の葉っぱで,
オーストラリアのヨロイモグラ生息地域では餌にされていると聞き,
採ってきて今与えているが,食べているかは??

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