ゴキブログ一覧
2010 .4.28
Archiblatta hoevenii ♂の交尾行動
Archiblatta hoevenii ♂成虫が♀終齢を挑発している.
他の種でも良く見かける,翅上げ行動.
上から見ると良く分からなかった.
2010 .4.27
オガサワラゴキブリ床換えで出てきた線虫
ケースの裏に張り付いていた線虫拡大.
エタノールを入れたら瞬間的に動かなくなった.
ダニは拡大すると「可愛いかも」と思うこともあるが,こればっかりは好きになれそうに無い.
2010 .4.26
オガサワラゴキブリ床換え
石垣産オガサワラゴキブリのマットに線虫が大発生した.
ケースの様子.
特に変わった事は無いが,裏から見るとこの通り.
←先の白い塊が線虫.
原因は入れたマットに最初から発生していた事.
特に影響は無さそうだが,気分的にダメなので交換と共にプラケのサイズを一回り大きくする.
準備したケース.
マットはヤシガラ:朽木マットを1:1で混ぜている.
個体数が増えてくれば乾燥したマットでも普通に増えるが,少ないうちは湿っていた方が良い.
与える餌はネズミの固形飼料のみ.
後はいつもの水容器.
回収した幼虫.
マットの中からは初齢幼虫が沢山出てきて時間がかかる.
あまりやりたくない作業だ.
2010 .4.23
ヤエヤマサソリ春
18匹の子供が生まれていた.
上手に張り付いている.
もう1親産んでいた(←先端白い所).
この時期は出産の時期でしょうか.
2010 .4.22
天井の卵鞘
この春,私の部署が引越ししました.
荷物の整理もやっとひと段落し私の机の上の天井を見上げると見慣れたものが.
ムム.
どう見ても卵鞘である.
脚立を持ってきて間近で確認すると,やはり間違いない.
孵化後のクロゴキブリの卵鞘.
ここから生まれた虫たちはどこで暮らしているやら.
今のところ,逃亡犯を捕獲するトラップにはクロゴキは捕まっていない.
もしかしたら相当古い卵鞘なのかも知れない.
2010 .4.21
ゴキブリ展
平成22年4月29日(金)~9月26日(日)までの約5ヶ月間,目黒にある財団法人目黒寄生虫館 MPM(Meguro Parasitological Museum)にて特別展示が開催されます.
テーマは「知られざるゴキブリの世界」.
寄生虫展示の一角を利用した展示なので,広いスペースは使っていませんが,日ごろ接する事のない寄生虫を見ながら,変わったゴキブリでも見にいらしてください.
私の標本も展示されます.
ブログに出た個体もいると思います.
こちらがポスター.
さて,このポスターの背景になっているのは何でしょう.
ヒントは展示の中にあるかもしれません.
2010 .4.20
Archiblatta hoevenii F2孵化
ついに孵化しました.
(あわてて撮ったのでぶれていた)
10匹確認.
F1の結果は,まだ全て成虫になっていないが,
幼虫約100匹中♀2匹(終齢1,成虫1)♂4匹(成虫).
生存率6%である.
こりゃ参った.
2010 .4.15
Eurycotis opaca
family Blattidae
subfamily Polyzosteriinae
genus Eurycotis Stål, 1874
Eurycotis opaca (Brunner von Wattenwyl, 1865)
生息地:キューバ
体長は50mmを超える.
スカンクローチfloridanaと同属であるがこちらの方がはるかに大きい.
頭頂より胸部腹部背面側縁に黄褐色のバンドがはいる.
はたして臭いも同じであろうか.
幼虫.
2010 .4.14
Elliptorhina chopardi腹節
Elliptorhina javanicaと比較写真を撮ろうとしたら妙な個体がいるのに気づいた.
腹節が癒合している.
オガサワラゴキブリなどでは良く見かける.
拡大.
腹面は異常が無い.
日常生活も特に問題無さそうである.
2010 .4.13
Elliptorhina javanica と Elliptorhina chopardi
subfamily Oxyhaloinae
tribe Gromphadorhini
genus Elliptorhina van Herrewege, 1973
species Elliptorhina javanica (Hanitsch, 1930)
species Elliptorhina chopardi(Lefeuvre,1966)
両種ともマダガスカルに生息する.
♂比較.
親子のようである.
Chopardiが約47mm.
Javanicaが約54mm.
両種共に小型のマダゴキというイメージがあったが,比較するとchopardiがさらに小さい事がわかる.
♀比較.
しかし,他の多くのゴキブリからすると,これでも大きな種であろう.
ちなみに tribe とは subfamilyとgenusの間をさらに細分する必要が有るときに使われるそうです.
2010 .4.12
Symploce pallens
family Blattellidae
subfamily Blattellinae
genus Symploce Hebard, 1916
species Symploce pallens(Stephens,1835)
分布:ハワイ,メキシコ,フロリダ,キューバ
体長15mmの小型の種.
♀は短翅で,腹部は殆んど露出する.
翅の収まりが前胸の形に似ており,前胸が二つ連なっているようにも見える.
また,前胸背は多少盛り上がった膨らみがあり,ゴキブリの特徴である平面的というよりも,厚みのある立体的な形をしている.
♂は翅があり,特別特徴的な形はしていない.
2010 .4.9
Archiblatta hoevenii と キノコ
昨日まで元気だった♀中齢幼虫.
外に出てシェルターにいる事が多かったので,脱皮が近いとは思っていたが・・.
この個体は中脚が左右とも無く,今度の脱皮で少し改善されると期待していた.
しかし,キノコに力を吸い取られたのだろうか.
なんとも言葉が無い.
何れにせよ,この齢数の♂幼虫も残っていないので,この個体が無事成虫になった頃は,今いる♂成虫も絶え交尾不能になっていたかも知れぬが.
そういえば昨晩,本種の成虫が数十匹ケージの中にいる夢を見た.
正夢になればよいが.
2010 .4.8
ヨロイモグラゴキブリ床換え
前回したのが約1年前.
意外と手間のかからないゴキブリである.
しかし,マットにダニが出た.
いつものダニ.
害が無さそうな事は分かってきたが,あの「湧く」感じは気持ちの良いものではない.
本腰を入れて対処すべく,少しずつ駆除を実行したいと思う.
ちなみに本属Macropanesthiaは10種類ほどおり,殆んどオオストラリアに生息するらしい.
交換前.
上にあるのはユーカリの葉の残骸.
殆んど地中に持ち込んで食べている.
幼虫が出てから初めてのマット交換.
何匹いるか気になっていたが,現在残っているのは♀4,♂4.
ちょうど良い比率である.
この仔の母親は,生まれてまもなく死亡したので,現在は別の系統の若♀を入れてある.
母親は違っても,仲良く暮らしているようで安心した.
2010 .4.7
ホラアナゴキブリ 短翅♂
ホラアナゴキブリ短翅成虫♂.
肉眼ではその形態は確認できないほど小さい.
良くぞ発見したと思うサイズである.
これは長翅の♂成虫であるが,同じ♂の成虫とは思えない.
2010 .4.7
ホラアナゴキブリ 短翅♂
ホラアナゴキブリ短翅成虫♂.
肉眼ではその形態は確認できないほど小さい.
良くぞ発見したと思うサイズである.
これは長翅の♂成虫であるが,同じ♂の成虫とは思えない.
2010 .4.6
タマヤスデ幼体
今年の冬に越冬中を採集したタマヤスデ.
子供が生まれていた.
2匹が確認できた.
加温すれば冬でも産卵するようだ.
ダンゴムシのように増えたら近所の子供に配り,ヤスデも捨てたものじゃないことを教えるのだが.
2010 .4.5
Archiblatta hoevenii 交尾
成虫になって4ヶ月.
そろそろ寿命かと思っていたが,まだいけそうだ.
ケース越で見え難いがちゃんとしている.
上より.
分かっていると思うが,右が♂,左が♀.
横からのアングルで綺麗に撮りたかったが,♂にソッポを向かれた.
これならまだ元気な卵鞘を産んでくれそうだ.
頑張れ!!
2010 .4.2
ヤエヤママダラゴキブリ 幼虫雌雄
ついでに幼虫の雌雄腹部末端の様子.
幼虫の大きさは中齢強.
こちらが♂.
こちらが♀.
♀は腹部の幅が♂よりあるため背面からでも大体分かるが,腹面を見ると,♂の方が腹端が1節多い.
2010 .4.1
ヤエヤママダラゴキブリ 水浴2
ヤエヤママダラの飼育環境はどうしてもジメジメした状態になってしまう.
その為,どうしても例の徘徊性のダニが出てしまう.
ちょうど,新成虫が出始めたので,幼虫を生む前にと,床換えと同時にダニ駆除(掃除のみだが)を行なった.
掃除だけとは言え,移す前に1匹ずつダニが付いていないか確認して移すので,大変である.
卵鞘を抱えた♀.
しばらくすると,1齢幼虫が出てきて,とても1匹1匹見て移す事は出来なくなる.
準備した新セットに移すと,気持ちよさそうに水浴している.
もう1匹.
全ての幼虫が一斉に入る訳ではなく,何かのタイミングで水に入る必要性が出るのだろうか.
2010 .3.31
Therea petiveriana 床換え
family Polyphagidae
subfamily Polyphaginae
genus Therea Billberg, 1820
Therea petiveriana (Linnaeus, 1758)
ヤシガラに腐葉土を混ぜた乾燥マットで飼育していたが,
幼虫が一斉に成虫となり,一斉に産卵し成虫の死骸と幼虫の脱皮殻で表面が埋め尽くされた.
すくうと終齢幼虫から初齢幼虫まで揃っている.
新しいマットを入れたケージに移す.
完成.
2010 .3.30
クロゴキブリ脱皮
プラケ壁面にて落ち着き無く足場を確かめている個体がいた.
節と節の間が広がり,今にも脱皮(羽化)が始まりそうである.
これは久しぶりに脱皮写真が取れると思い見ていたが,なかなか足場が決まらず,横向いたり忙しない.
少し目を放していると.
落ちていた.
また頑張って同じ場所に登っている.
何とか足場が決まったようだ.
脱皮開始.
と思ったらやはり落ちていた.
しかも仰向けで・・・.
しばらくそのままジッとしていたが,起き上がり翅を伸ばし始めた.
何とか上手く言ったようだ.
始まりから終りまで約2時間.
拍手.
2010 .3.29
コワモンゴキブリ採集
都内某所にて,コワモンゴキブリの捕獲されているローチトラップを回収してきた.
この時期でも,幼虫各齢.
成虫が捕まっている.
半数以上が生きているので,今夜はトラップ剥がしを行なう.
卵鞘や少しだけ粘着についている個体もいるので,この群れは再生できそうである.
2010 .3.26
ハトシラミバエ
双翅目
シラミバエ科
Ornithomyia avicularia aobatonis Matsumura
体長は5mmほどだが,生きていればもう少しありそうだ.
現場で採集されたもので,ハト関係の仕事は沢山したが,これは初めて見た.
翅は体長より長く,頑強な後肢が特徴.
頭部
幼虫がどんな形をしているのか非常に興味がある.
2010 .3.25
Archiblatta hoevenii F2卵鞘
F2が卵鞘を産んでいる.
窪みがある卵鞘.
短い???.
はたして,孵化するだろうか?
海外でも飼育している人はいるようだが,うまく行っていないと聞く.
2010 .3.24
ワモンゴキブリ卵鞘貼り付け
ワモンがごそごそ気になる動きをしていた.
逆側より.
やはり卵鞘を貼り付けている.
今回は,周りの素材を練り込まず,唾液のようなものだけで付着させている.
拡大.
透明な液体が卵鞘を包んでいる.
2010 .3.23
タイ産マルゴキブリ衰退
以前はワラジゴキブリとしましたが,どう見てもマルゴキブリなのでこちらにします.
もしかしたら同種かもしれません.
石垣産より繁殖スピードが速いと思っていたが,突然いなくなっていた.
飼育スタイルは国産と変わらないのだが,今は国産の方が数的には多い.
唯一,数匹残ったうちの2匹.
ついでにケージも総交換した.
死骸が無残である.
2010 .3.19
マダラサソリ 12日後
12日後.
仔が離れていた.
母親をいれて3匹アダルトが入っているが,共食いはまだおきていないようだ.
2010 .3.18
イエゴキブリ交尾
以前,Diploptera punctata の羽化直後の白♀状態での交尾にびっくりした訳だが,
その後,他にも卵胎生のゴキブリには見られる事を,皆さんに教えていただいた.
が,これには驚いた.
どうなっているのでしょう.
2010 .3.17
ワモンゴキブリ採集
昨晩,ネズミの実験で都内ビル地下深くに潜っていたのだが,
機械室内でワモン発見.
ネズミどころではありません.
最近,深夜作業は翌朝こたえるのでなるべく速く終わろうと思うのだが.
こういった者が出てくると時間を忘れてしまう.
終齢幼虫であろう.
近辺を探したら,排水枡内で複数発見.
合計幼虫6匹の捕獲.
ちゃんと雌雄いるので殖やせます.
ちなみにこの前ローチトラップから剥がしたワモンは,2日後に★となってしましました.
残念.
まあ,捕獲された場所は分かるので,暖かくなったら捕りに行きます.
2010 .3.16
硫黄島
最近,硫黄島に良く行く.
店などは無いに等しいが,お土産を売っている店が週に数時間だけ開店する.
タイミングが合わないと,また,開店しても売り切れている事もあるので,
欲しいものがいつでも買える訳でもない.
今回やっと買う事ができた.