ゴキブログ一覧
2013 .11.12
アシダカグモ雄
Male of Heteropoda venatoria
茨城県のとある現場より採集した個体.
O木部長(以前所長)より頂きました.
生きているときは,なかなか大きさを測る事が出来なかったが,寿命なのか老衰死をしたため,やっと大きさを計測出来た.
雄です.
結構大きいですね.
本種は,家屋内に生息し,クロゴキブリなどを捕食する益虫とされています.
しかし,大きさ,クモであること,動きが素早く,夜見ることが多い事から,嫌われています.
しかし,人を襲うことは過去に報告は無く,おとなしい種です.
私としては,ゴキブリハンターに,沢山ほしいところです.
2013 .11.11
ツェツェバエ
Glossina
双翅目・ハエ亜目・ツェツェバエ科(Glossinidae)に属する昆虫の総称.吸血性で,アフリカトリパノソーマ症(睡眠病)の病原体となるガンビアトリパノソーマやローデシアトリパノソーマなどの媒介種として知られれいる.
A氏に頂いた標本.
自己採集品だったはず.
小さい昆虫ながら,ちゃんとまとめられて標本となっている.
これは宝物ですね.
近年は,WHOの努力により,発症者数は減ってきているようだが,未だ大変な病気のようである.
2013 .11.8
ゴキブリ類の繁殖能力が低下した個体群
The individual group to which the ability of reproduction of cockroaches fell.
ゴキブリ飼育をしている中で,あるきっかけで突然繁殖が困難になる種がいくつか存在する.
私が経験した中でも以下の種で確認している.
Periplaneta brunnea
Periplaneta fuliginosa
Periplaneta japonica
Periplaneta japanna
Neostylopyga rhombifolia
Panesthia angustipennis yayeyamensis
Elliptorhina chopardi
Lucihormetica subcinta
Deropeltis paulinoi
Eurycotis decipiens
原因は,今の所不明だが,Eurycotis decipiens で確認した,同種の生食いは,その流れを汲んでいるように見えた.
・・・・・・・・.
2013 .11.7
Polyphaga aegyptica 孵化幼虫わらわら
There are many larvae of the Polyphaga aegyptica which hatched.
Polyphaga属の飼育において,卵鞘の孵化までかかる時間が長いためか,卵鞘同士で孵化時期を合わせているのか,いつもこんな状態になる.
従って,これが皆一斉に成虫になるので,時期によっては,これの成虫版となるわけである.
2013 .11.6
晩秋のクロゴキブリ若齢幼虫
Periplaneta fuliginosa of juvenile instar of late autumn
屋上に出る踊り場にて,クロゴキの幼虫がうろうろしていた.
だいぶ寒くなり,今年はもう見ることはないかと思っていたのだが.
3齢あたりだろうか.
どこから出てくるのかよく見渡したところ,巾木の隅にクロゴキが好みそうな穴発見.
この中に何匹か潜んでいるのだろう.
仕事なら,殺虫剤を注入するところだが,来年まで様子を見ようと思う.
2013 .11.5
Archiblatta hoevenii F2羽化
Emergence of Archiblatta hoevenii F2
何とか上手くいったようだ.
体重が重くなるせいか,成長するほど脱皮の失敗が多くなる.
広いスペースで,様々なシェルターを設置し,個体各々が良好を選択出来る様にしないと,羽化不全は一向に減る気配がない.
このように,平面で綺麗に脱皮する個体もいることはいる.
2013 .11.1
アオバアリガタハネカクシ
Paederus fuscipes.
先日,埼玉県鶴ヶ島に昆虫類の調査に行った際,出てきた甲虫.
目的は全く別の種であったが,さすがにこの時期になるとあまりいない.
飽きていた所に突然現れた.
ハネカクシの中では目立つ綺麗な体色をしている.
本種は,ペデリン(Pederin)という毒素を持っており,刺激すると分泌し,皮膚に付くとやけどのような症状になることで有名.
私は体験したことがなかったので,何でも体験派としては,良い機会だとおもったが,少し寒くて,テンションが上がっていなかったので止めときました.
次回をお楽しみに.
2013 .10.31
Archiblatta hoevenii W産卵
Laying W eggs of Archiblatta hoevenii.
ありがたい光景だが,左の卵鞘はちょっとあやしい.
ところで,10月も今日で終わりとなります.
皆様のゴキブリたちは,冬篭りの準備はお済でしょうか.
と言っても,やることは加温の準備ぐらいですが.
こちらは,低い位置にある棚の中に,適温系を入れ,加温をはじめています.
害虫系で,近々に使用する予定のない種は,低めの方が増えなくて楽ですが.
2013 .10.30
The cockroach which reaches a hand.
床換えをする際,人の手を平気で登って来る種がある.
これは,Paratemnopteryx colloniana.
少しくらい登って来ても,動じないが,本種は団体で,躊躇なく登ってくるので,少し「ぞっ」とする.
2013 .10.29
ヨロイモグラゴキブリの床換え 2
Cleaning of the breeding case of a Macropanesthia rhinoceros,2.
6月末に行った床換えの数値.
成虫♂4,♀5.
中齢♂2,♀1.
若齢 8.
合計 20匹
今回は,どうか.
右ケージは床換え前の状況.
左が新居.
床換えをする気になったのは,このように,成虫が地表に集合して,土中に潜らなくなっていたから.通常,いるべき場所でない所に出ているのは,そこが居心地悪い前兆と思われ,このような時は,迷わず飼育方法の再検討をした法が失敗しない.
土中から出てきた幼虫.
結果は,
成虫♂4,♀6.
中齢♂2,♀0.
若齢♂2,♀5.
合計 19匹.
弱齢が1匹行方不明になっただけで,他は生き残っていました.
交換後の状況.
わかってはいるが,ユウカリだけでよく,これだけ大きくなれるものだ.
2013 .10.28
手乗りクマネズミ永眠
The hand riding black rat died.
昨年12月の元気だった頃の写真.
520日齢頃.
先週,金曜日夜の状態.
すでに走り回る元気もなく,手の中でぐったりしている.
先週土曜,22時45分.
それまで,静かに呼吸をしていたが,突然前肢を動かし,後肢を伸ばすような仕草をしたのが最後,動かなくなった.
少し泣けた.
2013 .10.25
クマネズミの咬みあわせ
Engage of the tooth of a black rat is bad.
まだ100gいかない幼獣が,衰弱していたので,良く見ると歯が咬み合っていない.
こうなるのは,年老いた個体に多いのだが.
若い個体では,はじめて見た.
口を開けようとしたが,歯が肉に食い込んでいるのか開ける事は出来なかった.
頭骨にして状態を確認する予定.
2013 .10.23
秋の深まりと手乗りクマネズミ
Deepening and the hand riding black rat of autumn
昨日のクマネズミ.
今日もまだよたよた動き回っているが,どう見ても後1週間といったところか.
元気なうちに,スキンシップを沢山記録した.
可愛いですね.
2013 .10.21
年老いたクマネズミと活発なクロゴキブリ
The old black rat and active Periplaneta fuliginosa.
今日の体重101g.
健康な時は,125g前後であったが,ここ一ヶ月で急に体重が減ってしまった.
生後2年と100日.
長生きしたほうだと思うが,少し寂しい.
と思いきや,扉の外にはまだクロゴキが元気に徘徊している.
どうも雌のようだ.
2013 .10.18
Archiblatta hoevenii F2 再び
F2 of Archiblatta hoevenii occurred again.
過去のブログを見ると,F2を初めて確認したのが,2010年4月となっている.
5年ぶりの再会となった.
孵化数は,ここに写っていないが蓋に2匹.
合わせて13匹.
卵鞘内には16卵あり,1個はカビ発生.2個は孵化直前まできていたが,これで成長はストップしたようだ.
さて,これからが本種の未知の世界.
F3を目指して困難な道のりの始まりの予感.
2013 .10.17
ネバダオオシロアリ床換え2
Floor substitute of Zootermopsis nevadensis 2.
今まで虫体が材の表面をうろつく事など無かったが,最近になり,いかにも居場所が無くなったかのように,徘徊始めた.
クチキゴキブリ類も,餌が不足し,個体密度が増えると,普段出てこないマット表面に現れ始め,放置すると死骸の山を築く事は何度も経験しているので,この状態も,普通では無さそうな雰囲気にとりあえず,大きめの容器に移すことにした.
手前が移す前の飼育ケース中プラケ.
右の小プラケには,新しい餌木.
そして,置くの大プラケが新しい生活の場.
終了の図.
移す時に,少し材を壊して女王を探したが,見つけることは出来なかった.
本種の羽アリは,飼育環境下だと出難いと聞いているので,これでコロニー巨大化させ,来年の羽アリ発生を狙いたい.
2013 .10.16
クロゴキブリ侵入の瞬間
The moment of invading in the house of Periplaneta fuliginosa.
夜,家の周りをうろついていたら,クロゴキ発見.
写真を撮っていたら,マンションテナントの扉下部隙間に逃走.
そして,そのまま店内に潜り込んでしまった.
私が,カメラ持って追っかけた為かも知れないが,クロゴキが扉隙間から入るという俗説は,間違いでもないようだ.
2013 .10.15
アカヤスデの一種
Nedyopus sp.
先週の夜.
飼育棟の,4階まで登って来ていた.
ヤマトアカヤスデかと思ったが,ネットで調べるといくつか種があることが分かった.
この時期に,1匹で,こんな乾燥した場所に.
なぜ来たのだろう.
一時間後に再度来て見たが,もう何所にも見当たらなかった.
2013 .10.11
コワモンゴキブリの脱走
Desertion of Periplaneta australasiae.
コワモンゴキブリがこんな状態になったのは初めてかもしれない.
と言う事は,放置しすぎだろう.
蓋に卵鞘.
当然,炭カルはこの有様.
2013 .10.10
トルキスタンゴキブリ交尾
Copulation of Blatta lateralis
何枚も写真を撮ったが,まともなのがなかった.
右雄.
雄は相変わらず細い.
餌昆虫として,飼育されているが,この写真にも写っている様に,尾肢から粘性の液を出す.
これが食う側とすると,嫌なようでクモなどもコオロギと比べると,避けているように思える.
2013 .10.9
日本産ゴキブリ類にハエトリ
It is a jumping spider on a 「Blattaria of japan」
違和感のない組み合わせ.
それにしても,多い気がする.
2013 .10.8
チャバネゴキブリ交尾
Copulation of a German cockroach.
今更解説するほどもない種ですが,交尾は最近見ていなかった.
右が雌.
左雄.
雄がいかに細いかわかる.
左が雄.
騒々しくケースの向きを変えたりしたが,しっかり接合し,離れることはなかった.
2013 .10.7
長い付き合いのクマネズミA
The black rat A of long association.
最近,体重も減り,歩き方もヨタヨタしてきてしまった.
元気な頃は,こうして,腕でおとなしく写真を撮らせてもらえなかった.
写真も撮り易くなったので,これから少しの間,仲良し写真を撮り貯めておこうと思う.
2013 .10.4
イエゴキブリ卵鞘の孵化環境
Environment where ootheca of Neostylopyga rhombifolia hatches.
カップドーム.
ウルシゴキブリの時も,卵鞘をミズゴケ上に置いて,全滅を免れたが,イエゴキの卵鞘も,同様に成績は良くなるようだ.
ただし,卵鞘が水に包まれると,おそらく窒息すると思うので,加減が必要.
カビにも注意したほうが良さそうである.
孵化個体は,初齢のうちは,このようにミズゴケ内に留まっている時間が長い.
飼育環境では,ゴキブリが求める生息環境の選択範囲は狭くなるため,体力の落ちた種を維持維持するのは難しくなるのだろう.
2013 .10.3
Archiblatta hoevenii F2卵鞘
The ootheca of F2 of Archiblatta hoevenii.
前回の累代飼育の時もそうであったが,飼育下でのF1の生存率は低く,また,卵鞘も不完全の率が高い.
これは,現在は期待できそうな卵鞘.
正確に記録していないが,このような出来の良い卵鞘の確立は,10%程度に思える.
やはり,Wの飼育下では,孵化率が高いので,成虫になる過程での栄養条件が影響しているものと思われる.
2013 .10.2
2013年 クロゴキブリ 2
The corpse of Periplaneta fuliginosa found in autumn of 2013,Part2.
9月もあっと云うまに終り.
そして,2013年もあっという間に過ぎ去るでしょう.
時間は,21:00すぎ.
身近にいる昆虫代表,クロゴキブリ.
今年も,そろそろ見かけなくなる時期ですね.
性別は雄.
もう数日で寿命を迎えるでしょう.
しかし,クロゴキブリは,他の昆虫類に比べ長寿な方で,3年ほどの寿命があります.
後方から.やはり雄です.
セミに比べると短いですが,カマキリや蝶類などに比べると長生きする種です.
そう考えると,昆虫類で最も長生きする昆虫は何でしょうね.
検索すると,いくつか回答がありますが,特殊な例を除くと,やはりセミでしょうか?
2013 .9.30
Pseudopboraspis nebulosa 産仔
Pseudopboraspis nebulosa produced a larva.
特別,難しい感じはしていなかったが,ポコポコ産むタイプではないようだ.
やばいかと思っていたら,幼虫発見.
ケージをしまい,他のケージと思ったら脱走していた.
本種は良く飛び,掴み難い.
無理してつかむとメスは卵鞘吐き出すし,結構厄介なのが分かった.
2013 .9.27
ドブネズミ24日齢
24 days old of Brown rat.
離乳直前で雌親が死亡し,生命力の強い2匹が生き残った.
性別は1:1.
このペアを元手に,繁殖させ実験を再開する予定.
いずれにせよ,可愛い.
2013 .9.26
2013年 秋 クロゴキブリ
The corpse of Periplaneta fuliginosa found in autumn of 2013.
2013年もいつの間にか秋となりました.
毎年この時期は,物悲しい気分にさせられます.
毎年のことではありますが,今年もクロゴキブリの死骸が出始めています.
雌雄の確認をしようとしたら,腹部が無いですね.
他個体に食べられたのでしょうか.
と,一段下の踊り場に卵鞘発見.
こんな転がし産卵するんですね.
来年まで放置して様子見ます.
2013 .9.25
Polyphaga saussurei卵鞘
Ootheca of Polyphaga saussurei.
これだけ中が透けて見えると,幼虫の成長も観察できそう.
顕微鏡で確認したが,まだ,眼も出来ていなかった.
しかし,何卵あるかはすぐに分かる.
これは,18卵.
これ見ていたら,「スケルトンマン」を思い出してしまった.