ゴキブログ一覧
2015 .8.20
Hemithyrsocera histrio床換えのタイミング
Timing of the cleaning of the breeding container of the Hemithyrsocera histrio.
以前も書いたかも知れないが,記録をとるのは大事です.
採集個体であればそのデータ.
ブリード個体であればそれの分かるだけのデータ.
入手した日や入手先.
見た目それほど汚くないが,床変えした履歴を見ると,3ヶ月前.
よく見ると汚い.
実際の汚れ.
丈夫な種だが,油断すると痛い目にあうのが常.
ゴキブリと言えど侮れない.
大事な種はこまめに観察しましょう.
清掃後.
2015 .8.19
Archiblatta hoevenii F3新成虫の誕生
Emergence of F3 of the Archiblatta hoevenii.
続々羽化が始まっている.
少しの刺激で,例の体液を分泌するため,多頭飼育は出来そうにない.
そこで,中プラケに成虫を移動.
ヤシガラと,腐葉土を混ぜ合わせ,水とシェルターを設置.
餌を設置して完了.
まとめ飼育が出来ないと,ケージばかり増えて大変なことになりますね.
何か考えないといけません.
そういえば,100均のヤシガラ圧縮用土が絶版になったと聞きました.
入手難しそうです.
見つけたらとりあえず,入手したほうが良いかもしれません.
2015 .8.17
ヤエヤマサソリ新子
The larva which just hatched of the Liocheles australasiae
ほかのHPでも,孵化した記事が載ってますね.
今頃が旬なのかもしれません.
これだけいて,餌も結構与えているつもりでも,いつの間にか2~3匹に減っています.
手前の茶色は餌ゴキ.
全てを成虫にするには,広いスペースと強い意志が必要です.
2015 .8.14
鹿児島県その他の生物in 2015夏
2015 Kagoshima other creatures collection in summer.
ゴキブリを探す過程でそそられた生き物たち.
暑い夏といえばクマゼミ.
東京でも鳴いているようだが,未だ聞いたことがない.
コガタアカイエカ.
だと思う.
抱卵中のトビズムカデ.
かなり大きな個体だったが,仔がいたので採集せず.
しかし,刺激したので食った可能性大.
ムカデの幼体は沢山見つかりました.
今頃仔ムカデが出る時期なのでしょう.
排水側溝内.
アシダカグモ成体が等間隔に張り付いていました.
ヤモリ集団産卵場所.
未孵化卵がまだいくつもありました.
孵化ベビーはアシダカに見つかったら一発で餌食でしょう.
2015 .8.13
鹿児島県ゴキブリ採集in 2015夏
2015 Kagoshima cockroach collection in summer.
8年ぶりの鹿児島.
しかも,フタホシモリゴキブリを採集した指宿.
開聞岳が目の前に大きくそびえている.
標高924m.
日本百名山のひとつらしいです.
確かに綺麗な形をしており,南硫黄島のような雰囲気があります.
ちなみに,こちらが南硫黄島.
さて,今回は野外の「ゴキブリ採集」の仕事.
人目はばからず,地表に顔を押し付け夢のような仕事でした.
とはいえ,山中には入れなかったので,目標は漠然と5種と定めました.
まず1種.
サツマゴキブリ.
ヒメチャバネゴキブリ.
そして,フタホシモリゴキブリ.
前回採集したときは冬だったのですが,今回は真夏.
動きが素早く,採集する気がなければただの虫として気にも留めないでしょう.
こんなにいるのに今まで誰も見つけていないとは不思議です.
小さくて写真は取れませんでしたが,これ以外にツチゴキブリと思われる初齢幼虫.
ここでは,4種止まりとなりました.
しかし,帰り道で訪問した施設のトイレ床にてチャバネゴキブリ幼虫発見.
これにて5種達成.
心残りはオガサワラゴキブリ.
ワモンゴキブリ
クロゴキブリ
も狙いたかったが,今回は日中の作業が過酷で,宿に帰って寝るだけ.
でも,久しぶりに楽しいひと時を過ごした.
2015 .8.12
ヒメクロゴキブリ新成虫誕生
The adult which just emerged of the Chorisoneura nigra
今年孵化した個体が早くも成虫となった.
屋外では年1回,室内では年2回の発生以上はしそうだ.
2015 .8.11
大阪のミドリガメ
Trachemys scripta elegans of Osaka prefecture.
関西支社に向かう途中の橋の上から.
大川の一部が囲われ池のようになった淀みにて.
甲羅にコケが生え貫禄十分.
日本の亀はこの先どうなってしまうのだろうか.
2015 .8.10
クマネズミの壮絶排除
Fierce struggle of the roof rat.
繁殖を開始しない雄2,雌1の大型飼育ケージに,現状打破の為,雄1を入れたのだが,3時間後に見に行ったら死亡していた.
攻撃される場所は下半身に集中する.
新参者が受けいれられる確立は低い.
2015 .8.7
鞄にチャタテムシ
The book louse which attached to a bag.
最近出張が多い.
搭乗待ちをしていたら,動くものが.
良く見るとチャタテムシ.
会社から持ってきたか,電車で移ったか.
いずれにしろ1匹なので,つぶして完了.
チャタテムシでよかったが,トコジラミの現在の広がりを考えると,どこにいても不思議ではない.
皆さん気をつけましょう.
2015 .8.6
Gyna lurida
The yellow type of Gyna lurida
綺麗.
丈夫.
よく増える.
よく飛ぶ.
四拍子揃った良いゴキブリである.
2015 .8.5
トコジラミ整列
Standing in line of the bedbug
1列に並んだ卵と,そこに集合した1齢幼虫.
集まってくるようです.
いつもの発言ですが,幼虫は可愛く見える.
話し変わりますが,8/9(日)放送のTVに出演します.
スカパーなので,見られる方は少ないかもしれませんが,こちらに少し写っています.
http://www.bs-sptv.com/monokurabe/
面白い番組です.
2015 .8.4
山形のヤマトゴキブリ
The Periplaneta japonica which I found in Yamagata
最近出かけることが多く,慌しい毎日です.
木造の建築物内にいたヤマトゴキブリ.
雌です.
卵鞘をつけています.
この個体は,この後私の手のひらに納まりました.
こちらでは,クロゴキブリよりヤマトが主流のようです.
ムシヒキアブの交尾.
双翅目の中でも大好きなグループ.
この2種で私がどこに行ったか分かった人はすごい.
PCOになりましょう(笑).
2015 .8.3
ど根性アブラゼミ
Gutsy large brown cicada
本日,スカイツリーの展望台に上りました(虫が出たとかではありません).
いつも見上げている事務所を,今日は見下ろして写真を撮ったり一般の人同様の楽しみ方をしてきました.
中央の建物が私が常駐している建物です.
が,やはり見る場所が変.
鉄塔にしがみついているアブラゼミ発見.
こんな高いところまで飛んでくるのですね.
高層ビルなどでは,外壁に風が当たり,ビル風に乗って,様々な昆虫類がビルの屋上に飛来します.
とはいえ,日本一のビルはあべのハルカス300m.
ここは,第2展望デッキ350m.
しかも,構造は風が抜けるような鉄骨.
ど根性ですね.
2015 .7.31
Archiblatta hoevenii野生キノコ食い2
Eat a wild mushroom 2.
都内某所よりまたまた採集してきました.
都会のど真ん中でもこれだけのキノコが採集できるとは驚いた.
試しに少量ずつ投入.
翌日.
いい感じで食べられているが,右上のいかにも美味しそうなキノコは全く手をつけていない.
もしかしたら猛毒?.
全部投入.
食いつきは良い.
が,日持ちしないようだ.
萎れてしまった.
2015 .7.30
クマネズミ幼獣ケージの床換え
Cleaning of the breeding cage of the puppy roof rat.
生後50日のクマネズミ.
まだピンセットで移動が出来る.
2015 .7.29
ネバダオオシロアリ羽アリ
Winged termites of Zootermopsis nevadensis
通常1匹単位でしか現れないが,今回はじめて大量に発生していた.
コロニーが手狭になったのかもしれない.
床換えの時期だろう.
2015 .7.28
ミドリガメ
Trachemys scripta elegans
上野公園不忍池.
巨大なミドリガメが日光浴をしていた.
子供の頃なら,喜んで捕りに行ったと思うが,今は喜ぶ気持ちにはなれない.
それにしても肥えすぎだ.
餌が心配だが,たぶん餌も外来種だろう.
2015 .7.27
はがしヤモリ回復
The gecko which I rescued recovered from a trap
剥がしてから10日.
数日前は,指もバラバラな感じで,無理に剥がしているので,骨折くらいしていてもおかしくないと思っていた.
が,今日見ると見事指が均等に開いて体を固定できている.
餌として入れたコオロギ3匹も完食.
しかし,ろくに運動できないカップでは腹も減らないのか,3日に1匹の割合.
だが,激痩せウィキ個体よりぜんぜん健全などで本日,再放飼.
粘着式トラップは全て回収し,ビン式に変える.
置く場所はとるが仕方ない.
これなら,万が一ヤモリが侵入しても,救出は簡単.
2015 .7.24
ゴキブリの個性
Personality of the cockroach.
最近また,ワモンゴキブリの個別飼育を始めた.
そんな中,気が付いたワモンゴキブリの個性.
同じ種でも,外敵から身を守るのが得意な個体や,雌とすぐ交尾できる個体などがいるのではないかと思う.
これは,ワモンゴキブリの固形飼料の食べ方と,給水時に容器に保水目的でミズゴケを入れているが,それをバラバラにする個体差.
8/13の個体は,餌もばら撒かず,平穏な暮らしをしている.
4/13の個体は,ミズゴケが好きなのか,引っ張り出す.
残り,1/13の1個体は,ミズゴケは引っ張り出さないが,餌はバラバラに食い千切っている.
このタイプが一番嫌い.
2015 .7.23
Paratemnopteryx colloniana手を登る
It looks like Paratemnopteryx colloniana climbs the arm.
糞は白くサラサラ.
床換えしなくとも,飼育環境は劣化しない.
さらに,初齢幼虫は適度に小さく,固形飼料に絶えず群れているので,ヤエヤマサソリやマダラサソリの幼体の餌にちょうど良い.
私的には,レッドローチ(トルキスタンゴキブリ)より餌ゴキブリとして活躍している.
しかし,平気で人にまとわり付く習性はちょっと困る.
2015 .7.22
野生キノコ食うか?
Eat a wild mushroom?
現場から採集してきました.
美味しそうなキノコです.
が,人が食べるには危険なので,Archiblatta hoeveniiに.
エリンギにと合わせて配置.
翌日.
結構食べてます.
その翌日.
1個は跡形も無くなくなり,もう1つもこんな感じ.
人食用の販売されているキノコで,エリンギ以外はあまり食わないが,もしかしたら野生のシイタケやエノキは食べるのかもしれない.
2015 .7.21
クロゴキブリまた出た
Periplaneta fuliginosa re-haunting
会社で夜シャワーを浴びようとシャワー室に行くと1匹発見.
急いでカメラを取りに行き,戻ってきてもまだそこにいた.
飛翔直前のポーズ.
この直後見事に飛ぶ.
そしてこの位置に.
クロゴキは本当に良い被写体である.
素早い割には,カメラを忌避することなく,収まってくれる.
その後,囚われの身となり,実験に供されたのであった.
2015 .7.17
ヤモリはがし
Rescue from the roachtrap of the gecko
先日放したヤモリだが,嫌な予感がしてローチトラップを調べたら予感的中.
元居たネズミ室も同様のトラップが設置してあり,そこで生き残っていたのだから,ゴキブリ室でも大丈夫と思ったがダメであった.
しかし,まだ生きている.
手近にあった炭カルを振り掛ける.
ゆ~くりとはがし,はがれた隙間に炭カルを押し込んでいく.
も少し.
取れました.
自分で言うのも何ですが,お見事!
しかし,指があっちこっち向いているので,しばらく飼育して回復を待ち,ローチトラップは破棄して,再度放そうと思います.
注:商品名「ごきぶりホイホイ」に捕まった場合は,この方法で剥がせないと思います.
2015 .7.16
モリチャバネゴキブリ
Blattella nipponica
壱岐で採集された個体群.
すでに5年になるが,全く頑健.
餌がカビてもガンガン食って増えている.
清掃後.
前回は3月末に換えているので,次は11月ころで良いだろう.
2015 .7.15
クマネズミ親子
Parent and child of the roof rat
そろそろ子供を親から引き離す時期が来る.
その前のショット.
親は警戒.
仔は興味津々といったところ.
2015 .7.14
ニホンヤモリ出現
Gekko japonicas appearance
ネズミ室の整理をしていたら,落ちてきた.
ゴキブリを食べているのか栄養満点な状態.
日本のヤモリは,本種とオガサワラヤモリ・ホオグロヤモリしか飼った事は無いが,本種は,動きはゆっくりでそれなりに扱いやすい.
オガサワラが最もスロー.
ゴキブリ室に放すこととした.
ちなみに,ウィキペディアに使われている個体は,見るからにやせ細り,ちょっと可愛そうな感がある.
2015 .7.13
Henschoutedenia flexivittaの卵嚢
Ootheca of Henschoutedenia flexivitta
ハイイロゴキブリに外見はよく似ている.
本種も,卵胎生である.
卵嚢が縦になっているので,現在産卵中.
片側で15卵以上数えることが出来る.
2015 .7.10
棚
Cabinet
大体多い日は,この棚4つ分のケースをいじる.
全景は,今度TVに出る予定(カットされなければ).
詳細はっきりしたら,この場でお知らせします.
2015 .7.9
ヒメチャバネゴキブリ全滅?
Blattella lituricollis is exterminated?
いつもの言い訳だが,ここの所大変忙しく,しばらく放置気味だった.
丈夫だが繊細なことはわかっていた種だが,今日見たら激減していた.
原因は,餌がカビて摂食不能になっていたからだと思う.
死骸がカビている.
シェルターもかび臭いので,全て解体し中の幼虫を全て救出.
まだ生きている個体がいた.
いつもはやらない1齢幼虫も含めた全数移し.
中プラケから小プラケへ縮小したが,まだ復活可能と思われる数が残っていた.
ヒメチャバネなどまた捕ればと思うだろうが,この系統は二度といけない場所の子孫.
何が違うというわけではないと思うが・・・.
2015 .7.8
Archiblatta hoevenii孵化卵鞘
Ootheca of the Archiblatta hoevenii which hatched
飼育ケージの交換を行った結果,かなりの卵鞘が出てきた.
左は孵化したと思われる卵鞘.
右はまだ.
平均的な大きさの卵鞘内の様子.
片側約11卵.
合計約20~22卵.
この卵鞘は孵化率100%のようだ.