ゴキブログ一覧
2016 .5.19
Blaberus discoidalis 床換え
Cleaning of the breeding case of the Blaberus discoidalis
8ヶ月ぶりの床換え.
水容器と餌皿を取り除いた様子.
死骸と脱皮殻と糞,のマットに潜って良く分からない状態だ.
幼虫の選別は,手を混合マットに突っ込み,手に付いてくる個体を新しいケースに移す.
人を人と思わず,すぐ数匹乗ってくる.
左が選抜組.
Blaberus属は多数種飼育しているが,丈夫さでは№1だと思う.
また,最も有名で古典的な種.
好きである.
2016 .5.18
クマネズミ
Rattus rattus
小型ケージで飼育している個体は,毎日観察している.
昼は寝ている個体が多いが,起きる個体もいる.
また目が合った.
本当に目をそらさない.
私が何か悪意のある行動をしたら,すぐに逃げる体勢をとっている.
そんなことはしないので,結局根負けして私が目をそらす事になるのだが.
2016 .5.17
ハエトリ出現
Jumping spider appearance
どこで越冬していたかわからないが,室内に姿を現した.
ちょうど餌が無かったので,探していたら消えていた.
この部屋に出現する小型昆虫は,最近ではイエカ類・シバンムシがごく僅か.
餌捕れているのだろうか?
2016 .5.16
シマヘビ逃げた
Elaphe quadrivirgata escaped
蓋が開いていた.
逃がすのはダメだが,一応防衛線は張っている.
で,事なきを得たが,ヘビってゴキブリトラップに捕まるのですね.
これは新しい発見.
ヘビ飼育用のケージの蓋は,開閉鍵がスライドして物理的に閉まるタイプではないと,逃げる可能性があることを勉強しました.
2016 .5.13
ダニの残党発見
Remnants discovery of the mite
例のダニのチェックを毎回行っている.
コワモンゴキブリは,成虫の寿命がワモンゴキブリに比べて短いので,ケージがすぐ汚れてしまう.
そんな訳で,床を換えようと思ったらいる!
チェックポイントは,水容器を持ち上げた時,その下の様子をジッと観察する.
動くのは,チャタテムシかダニ.
写真には写っていないが,この部分を数秒間凝視.
で,見つけてしまった.
コワモンはバンバン増えるのと,実験では使わないので,小数残し淘汰する.
はたして,根絶宣言を出せるのはいつになることやら.
2016 .5.12
ヒメクロゴキブリ羽化開始
Emergence start of the Chorisoneura nigra
冬の間,一番温度の低い場所に保管していたが,早々と羽化が始まっていた.
チャバネの様な勢いはないが,何とかつなげられている.
2016 .5.11
イエカまた侵入
A culex invades it again
また飛んでいた.
備えあれば憂いなし.
お見事.
2016 .5.10
キチャバネゴキブリ終齢幼虫急死
Sudden death of the last instar larva of the Symploce japonica
ここの所,いつもこの水容器に入っていた.
脱皮が近いと期待していたが,そのままの状態で死亡していた.
最近も,同じ飼育条件で,脱皮間近の終齢幼虫が死亡した.
いずれも,南の離島産であった.
単純に管理方法が適当でなかったのか,
地域性によるものか,個体数が少なくまだ分からない.
2016 .5.9
ボールパイソンの拒食について思う事
Think about Feeding Problems of the Ball python
この分野の専門ではないので,勝手に思ったことである.
また,専門書には書かれている事かもしれないので,あしからず.
このボールパイソン,最近餌食いが悪いと思っていた.
私的には拒食に首突っ込んでいるイメージ.
しかし,ピンクの生きたものは良く食べることがわかった.
最初は,やっと食いが戻ったと思い,生ピンクの後に,解凍ヤングを与えたが全く食わない.
解凍ピンクはどうかと思ったが,これも食わない.
で,また,直後に生ピンクだとバクバク食べる.
で,調子に乗って,白黒生ピンクを与えたが,これは食わない.
結局のところ,現在のこのボールは,ハツカの「生ピンク~少し毛がはえ」は大変嗜好性が高いが,それ以外は全く受け付けない.
多分,本当の拒食は,何やっても食わないのだろうが.
で,結論.
食わないときは,でかいヘビでも生ピンクは食べる可能性あり.
6年前の写真.
2016 .5.6
野鼠
Field rodent
入間で捕獲された野鼠.
まだ幼獣で,ビンに入れられて輸送されたので,少しやつれている?
むくんでいて,幼獣だとヒメネズミに見えるが,尾の長さからハツカネズミと思われる.
野外のハツカは繁殖できていないので,追加を期待したいのだが,捕ろうと思うとそう簡単に行かない.
2016 .5.2
Polyphaga saussureiの行動
Unexpected action of the Polyphaga saussurei
先日,床換えし快適に暮らしているかと思ったがなんか変な状態.
水容器をひっくり返し,ケース内のマットが半分ほど湿っている.
その上に亀の甲羅干しごとく折り重なって集合している.
で,湿ったところは,マットにもぐりこんでいる個体もいない.
今まで見たことの無い行動である.
生物飼育で「今まで見たことの無い行動」は結構ヤバイと記憶しているので,何か手立てをと考え,マットを乾燥したものにと考えたが,ちょうど切らしていて無い.
死亡する個体もなく,思うに水分たっぷりな状態は嫌いなのかもしれない.
嫌いな状態=弱る では問題だが,様子を見ることにする.
2016 .4.28
シマヘビ床換え
Cleaning of the breeding case of a Elaphe quadrivirgata
最近は毛の生えたねずみを食べるようになってきた.
本当によく食べる.
小プラケから中プラケに変更しました.
今までのシェルターは少し小さすぎたようですが,今度は大きすぎ.
まあ,すぐに狭くなるまで成長すると思いますが.
目が可愛いですね.
でも,姿勢は「何すんだ」ですね.
2016 .4.27
Polyphaga saussurei床換え
Cleaning of the breeding case of the Polyphaga saussurei
幼虫の死亡はおかしいので大事に至る前に床換えする.
前.
特別異常な様子は見られないが・・.
幼虫振分け中.
ちょうど終齢幼虫から成虫に加齢している最中なので,目の粗い篩でさくさく進んだ.
驚いた事に,あの狭い中プラケにこれだけの個体が入っていた.
これでは,さすがにいい影響は無いだろう.
そういえば,脱皮中に死亡している個体も目に付いた.
1ケージに10個体でも狭い感じがするが,とりあえず2ケージに分けて様子を見る.
2016 .4.26
事務所に飛来したイエカ
The culex which invaded the office
蚊が侵入.
ヒトスジにしては早いかと思ったら,イエカでした.
手でやんわりと叩いたのでゆがんでしまった.
チカイエカにしては小さい.
コガタかとも思いましたが,なんか違う.
手物にある検索表を引いたら,マイナーな種で,同定できませんでした.
標本は保管しておき,文献見つかったらサイド同定します.
2016 .4.25
沖縄のオオムカデ
Centipede of Okinawa
このように,たまに天井に張り付いているのを見かける.
叩いても落ちないし,執拗に張り付いている.
前からなぜこのような行動をとるのか気になっていた.
今回,観察すると,マットが加水した事により湿っている.
野外でも,オオムカデが潜んでいる場所は大概乾燥している.
逃げようとして,張り付いているのではなく,居心地が悪いのかもしれない.
2016 .4.22
B.P. 食べた
At last a Ball python ate bait
マウスを入れると,食いたそうに寄って来るが,食わない.
腹は減ってると思い,以前ピンクを入れたが,翌日つぶれていた.
今回は,プリンカップに入れ,外に出ないようにした.
すると,食べる!食べる!
3匹まとめ食いをしていた.
極度に空腹になれば,餌の状態にかまわず食べるのかもしれない.
しかし,実際は腹が減っており,食いたかったのだろう.
ヘビは,胴部の幅の餌を食べると見聞きし,大きいサイズの餌を与えていたが,食欲を爆発させる餌の状態があるようだ.
大きいヘビだから小さな餌は食べないだろうと思ったが,そんな事はなかった.
今回は良い勉強になった.
2016 .4.21
Polyphaga saussureiの幼虫死
The cryptogenic larval death of the Polyphaga saussurei
なぞの死を遂げる幼虫達.
密度が高いからか?
本属の小型種はあまりこのような死亡は見当たらない.
明日にでも,ケースを分けようと思う.
そんな中,脱皮したばかりの幼虫.
本種の雌雄がよく分からないので,このステージでしっかり見極めようと思う.
2016 .4.20
ヒメクロゴキブリ無事越冬
Chorisoneura nigra wintered safely
飼育を始めて,2度目の越冬.
閑散としている.
しかし,すでに成虫になる個体も出てきた.
数はそれほど多くないが,数匹より多いため,「無事」とする.
ついでに,ケースの交換をした.
2016 .4.19
沖縄のムカデ
Centipede of Okinawa
沖縄営業所より,トコジラミと共に送られてきた.
体長は7cmほど.
大型になる種ではなさそうだが,体長の割には幅が有り,意外と気に入っている.
2016 .4.18
第68回日本衛生動物学会大会
The 68thAnnual Meeting of the Japan Society of Medical Entomology and Zoology
4/15~17に栃木県総合文化センターで開催された.
私は2日目に「ツバメトコジラミOeciacus hirundinis によるヒト刺咬例」
を発表しました.
左から,ツバメトコジラミ・ネッタイトコジラミ・トコジラミ♂♀.
イワツバメの巣より発見されたが,室内にも侵入しヒト刺咬被害を起こした事例です.
ペストロジー学会に比べ,PCOの参加者は少なく,今回も数名でした.
難しいイメージがありますが,様々な分野の先生とお会いできる機会でもあり,今後PCOの参加者も増えてほしいと思います.
2016 .4.15
Gyna caffrorum に発生したキノコ
The mushroom which grew to a waterer of the Gyna caffrorum
替えて間もない給水器にキノコ.
いつものやつですね.
いつの間に侵入したのでしょう.
しかし,よく考えると,同じ室内で胞子をばら撒いていれば,入って当然.
そう考えると,胞子をふりまく生き物も管理をすべきだろう.
2016 .4.14
Archiblatta hoevenii 後無し
Last chance of Archiblatta hoevenii
卵鞘孵化しないまま,成虫の寿命も尽きてきた.
1ケース目から回収した卵鞘.
2ケース目.
回収卵鞘.
数は少ないが,程度は前ケージより良い雰囲気.
2ケース統合し,雌が元気なうちに土マットで再スタートする.
卵鞘は別管理.
最終的な結果が出るのは秋ごろだろうか.
2016 .4.13
Pseudomops septentrionalis多分全滅
Probably Pseudomops septentrionalis is exterminated
少し留守にしたのだが,水や餌があるにもかかわらず1匹残して全滅.
残った1匹.
幼虫の死骸が多数ある.
しかし,初齢幼虫が見当たらない.
孵化しそうな卵鞘を集めてみたが,多くない.
という事は少し前から異常が発生していたと思われる.
いずれにしろこれはかなりヤバイ.
2016 .4.12
トビズムカデ今頃産卵
Scolopendra subspinipes mutilans this time laying eggs
ピンボケになってしまったが,卵が転がっている.
無性卵だったのだろう.
雄を入れない限り,仔は無理.
愛知県の個体なので,なおさら入手は困難.
脱皮もしないので,トビズとしてはこのサイズがMAXなのだろう.
しかし,過去に見たトビズの中では最大級の太さと長さがあるように思える.
2016 .4.11
コオロギにヒメグモ
The Steatoda triangulosa which invaded a cricket breeding case
コオロギ飼育ケースの中に,見慣れないヒメグモを見つけた.
この室内では,過去に見たことが無い.
コオロギを食べて栄養状態も良さそうな個体である.
マダラヒメグモ?
だとすると外来種のようですね.
なぜここにいるのか.
2016 .4.8
キノコの後に発生したカビ
The mold which spread after the outbreak of the mushroom
例のキノコの出た孵化マットですが,カビが酷い.
他の種では,あまり記憶にないですが,ヤシガラ+Archiblatta hoeveniiは相性がよくないのか.
拡大.
ケース側面の胞子?
掘り出すと,皆中は空.
最近,成虫1ケージ飼育が終了したので卵鞘掘り出したが,これも程度が良くない.
しかし,F3までは同様に,ヤシガラで孵化しているので,全てがこの原因とは思えないが.
しかし,そうも言っていられないので,良さそうな卵鞘は土へ入れる事にした.
来週,体制の立て直しをする.
2016 .4.7
最近のB.P.
The present condition of the Ball python
本種の和名は,Google(2016.04.27)だと,
1位 ロイヤルパイソン 365,000件
2位 ボールパイソン 312,000件
3位 ボールニシキヘビ 290,000件
4位 ロイヤルニシキヘビ 211,000件
私は,「ボールパイソン」が馴染みある.
近況です.
いまだ餌食わないですね.
フ~.
2016 .4.6
Blaberus boliviensis
Blaberus boliviensis
ブラベルス属の中でも,前胸背板の黒斑に種の特徴が現れやすい種.
国内でも,本属を詳しく研究している研究者がいるので,私のような素人はさらっと.
以前も書いたが,国外のブリーダーは,本属の管理が出来ていないところがあるようなので,本当に純血種なのかは,わからない物が多いと思う.
これも??.
2016 .4.5
リュウキュウモリゴキブリ
Episymploce sundaica
ゴキブリも写真の撮りようで,普通の昆虫に見えますせんか?.
ワモンだって,熱帯に行けばジャングル内に存在しています.
ゴキブリ専用スタジオでも作って,綺麗な写真でも撮ってみますか.
2016 .4.4
Hemithyrsocera histrio
Hemithyrsocera histrio
この幼虫は,桜餅を連想させてくれる.
成虫は・・なんだろう.