ゴキブログ一覧
2020 .10.22
Pseudoderopeltis sp. ♀
Pseudoderopeltis sp. ♀
脱皮間近の幼虫.
脱皮後.
♀成虫.
小さな前翅が確認できます.
腹端部の分泌物がすごい.
これでは食いたくなくなりますね.
♂はまだ見たことないですが,どうも長翅のようだ.
しかし,ざっと見たところ♂らしきは1個体のみ.
しかもまだ亜終齢程度.
心配である.
2020 .10.21
Archimandrita tesselata
Archimandrita tesselata
中齢幼虫がぺらっぺら.
水切れして結構時間が経過していたらしい.
水の上においたら身動きせずに飲んでいる.
多少の水切れ状態だと,人が近づくと逃げていくが全く動かない.
小型のゴキブリだとOUTだろう.
お詫びとしてニンジンサービスした.
2020 .10.20
シロマダラの餌
Food of Dinodon orientale
過去最大の餌を食べました.
こんなに膨らんだ腹は初めて.
次の給餌は7~10日後を予定している.
本来は,餌のストック量が少ないので冬は冬眠させたいのだが,タイミングが分からない.
以前,アオダイショウをさせたことあるが,翌春生きていたが冬眠中に何度も起きたのかケースの中はぐちゃぐちゃで,平穏な状態でないことが予想できたので,それ以降していない.
それでこちらにいる連中は全て冬眠なし.
2020 .10.19
ヨロイモグラゴキブリ土中空間
Underground space of a male Macropanesthia rhinoceros
中は♀1匹.
時期的に産仔かな?
♂は外でウロウロ.
2020 .10.16
16 雑事 10
Little things 10
ワモンゴキブリPeriplaneta americanaの産卵始まり.
W型の肛上板が開いてまだ白いが卵鞘の先端が見え始めている.
こうなると早い個体は12時間程度で産卵するが,温度が低かったりすると丸1日以上をようする.
Eucorydia sp.脱皮.
こんな色の種がいたら綺麗です.
スズキゴキブリPeriplaneta suzukii 卵鞘の孵化は今のところゼロ.
竜骨部から腐質が出た卵鞘.
見た目はまともだがダメな卵鞘.
2020 .10.15
シロマダラ成長
Dinodon orientale growth
シロマダラ脱皮
サイズは前回と変わらずの56cm.
しかし,少しずつ大きな餌を食べ始めている.
大きな餌を食べると,餌間隔は長くなるようで,前回脱皮から今回脱皮までヤモリ2匹食べただけ.
貴重な餌なので,極力無駄にしないよう,食うタイミングを計るのは難しい.
また,咬みつく行動も少なくなってきたように思う.
今回は1回も咬まれなかった(咬まれても全く感じないが).
2020 .10.14
Eucorydia sp.減った
Eucorydia sp. has decreased
動くものがない色あせたケース内.
記憶では,沢山いたと思ったがかき混ぜて成虫が2匹程度.
相変わらずの間抜け飼育ですね.
こうならないと慌てない.
そうはいっても究明しないといけないので以下.
バットにまずそうなマットをあけ,卵鞘,幼虫を拾う.
簡単にマット交換できない理由が幼虫が小さすぎて拾うのが大変なこと.
卵鞘もこれまた小さいため拾いにくい.
♂成虫.
尾突起が見えますか?
目だって飛び出ている部分ではなく,その内側に1対見えています.
本属の雌雄は背面から見た腹部の大きさがあまり変わらないので,このように腹端部を見ないとよくわからない.
♀成虫.
終齢に近い幼虫.
これらをプリンカップ大にミズゴケに付着した卵鞘とともに環境をつくり直し,ムカシゴキブリ類の卵鞘保管同様手元に置き手厚い管理飼育を開始する.
2020 .10.13
ほうれん草,ナス,ニンジン
Spinach,Eggplant,Carrot
マダラゴキブリが柑橘類やその他の生きた葉を食べることに味を占め,こんな物を入れてみた.
ニンジンは過去にいろんな種に与えているが冷蔵庫にあるのでついでに.
スズキゴキブリ投入
結果
ほうれん草は好きではないようだ.
コマダラゴキブリ
少し放置しすぎてカビているが食べてない.
マダラゴキブリ
ほうれん草は茎を少し齧っているが他の葉に比べると,好みではなさそう.
キャベツなどがよさそうか気がする.
ルリゴキブリ
写真撮り忘れたが,ナスも食べない.
食材試し始めたらきりがない.
普通に繁殖できている種は特別な物は与えなくてもよいが,スズキゴキブリや,マダラゴキブリ類の代を重ねるごとに細っていく種は,継続飼育が出来るようにしたいですね.
餌で出来るのか,環境なのか.
2020 .10.12
中毒ネズミの救護
Rescue of the addicted black rat
昨日,いつものように粘着シートから救出したクマネズミ幼獣だったが,今朝見ると出血していた,
ワルファリン中毒に間違いなさそうなので,ビタミンKを探したが手直になし.
仕方なく,抹茶を混ぜた流動食をつくり食べさせた.
翌朝,出血がかなり減っている.
これで持ちこたえると思ったが,この日の午後なくなった.
騒ぐことなく,静かに.
以前助かったドブネズミは+納豆も与え,確か駕籠で捕まり,さらに成獣だったと記憶している.
また,その時はワルファリンだったが,今回はジフェチアロールのはず.
切ないですね.
合掌.
2020 .10.9
シロアリケージにムカデ生息
Termite cages are inhabited by centipedes.
2018年11月21日に茨城県で採集したヤマトシロアリのケージですが,小さなムカデが生きています.
このケースは,セットした当初はタマヤスデやこのような小さなムカデが混入していました.
しかし,昨年の夏にはタマヤスデが消え,ムカデは記憶がないですが,記憶がないということはいなかったのではないかと思います.
その後,ブラーミニメクラヘビを入れましたケージです.
果たしてムカデは当時の個体か,ペアがいて繁殖を繰り返しているのか?
興味のある所です.
メクラヘビを入れた後,シロアリの目撃が激減したのですが,最近盛り返しています.
時間があるときにひっくり返し,ヘビの安否とムカデの数を確認します.
乞うご期待.
2020 .10.8
スズキゴキブリの卵鞘Ⅱ
Oothecae of Periplaneta suzukii Ⅱ
卵鞘ですが,やはり孵化しませんでした.
採卵してから80日以上経過してこの状態.
残念です.
ついでに,もう1ケージも汚くなったので清掃かねて卵鞘を選別.
これだけあって,全く孵化しないのは根本的に何かが間違っているはず.
虫体を見ると,成虫の触角がどれもブチ切れ.
餌の問題もあるとは思うが,まだ幼虫で雌雄揃うので飼育密度を下げたケージも作成.
♂.
♀.
こちらは触角切れの成虫大ケージ.
集めた卵鞘.
また手厚く観察します.
2020 .10.7
リュウキュウモリゴキブリ床換え
Cleaning of the breeding case of the Episymploce sundaica
本種の場合,この飼育方法で大体2か月置きの掃除となります.
こんな感じ.水と餌を追加すればこう少し放置しても大丈夫ですが,本種も1度クラッシュしたことがあるので無理はしません.
虫体にもよくないでしょう.
今回は,中のタッパーは交換せず,土を攪拌しただけで済ませています.
ただ,2か月全く放置しているわけではなく,ほぼ毎日外からは水の残量や死骸のたまり具合を観察し,結果的に手をかけるのが2か月になるということです.
生き物の飼育は大変です.
2020 .10.6
久米島ウルシゴキブリ孵化
Hatched of a Periplaneta japanna
9/9に採卵した卵鞘が孵化しました.
20匹前後.
少ないことはないので正常でしょう.
でもまあ,大事にケージに移動.
これは1齢だけのケージ.
現在3卵鞘分が入ったが死亡はないようだ.
だが,幼虫を分けた小ケージは現在8割がた死亡し,現在中齢2匹のみ.
混ぜるわけにはいかないのでケージが増えてしまいます.
なぜ久米島が大事なのか.
・・・・.
2020 .10.5
ウスヒラタゴキブリ交尾
Mating of the Megamareta pallidiola boninensis
小笠原亜種です.
左が雄右が♀.
その下に写っている幼虫は,左が♂で右が♀だと思われます.
この状態でもカメラから逃げるようにかなりのスピードで移動しケースの中で撮れたのはこんな写真だけ.
幼虫.
2020 .10.2
Aeluropoda insignis
Aeluropoda insignis
脱皮直後.
塗装前の模型のようだ.
♂ですね.
質感が樹脂のようです.
2020 .10.1
クロゴキブリの体色変異
Color variation of a Periplaneta fuliginosa
第70回日本衛生動物学会大会で報告したクロゴキブリの茶色版.
不思議な奴らでW♀成虫4個体飼育し,取れた卵鞘から羽化した成虫は全て黒い.
今回,5匹目に挑戦.
この個体も先日フラッシングして唯一出てきた1匹.
ピレスロイドを吸引しているので,すぐに水洗いしてVIP環境に置いていたら復活.
すでに卵鞘を2個産んだ.
様態回復のあかしの跗節ナメンテ.
先日のアマミモリゴキブリではないが,頭部が自由に動くことが良くわかる.
2020 .9.30
アマミモリゴキブリ
Episymploce amamiensis
ゴキブリ類の特徴(例外もあり)の一つに,背面から見て頭部が前胸背板に隠されていることがあげられる.
大概の種は,頭部の1/4程度が見え隠れしているはず.
本種もそうだが,こんなに伸ばすこともできます.
そのため,ケースに入ったベイト剤なども,体は入らなくても首を伸ばして食べる事が出来ます.
ついでなので中齢幼虫.
幼虫は,前胸背板が発達しないので結構頭が見えます.
下はほとんど隠れていない.
1齢幼虫.
ちょこまか動いて撮りずらい.
アンテナ掃除を始めてくれると撮りやすくなる.
2020 .9.29
息抜き
Relaxation
最近の息抜き.
死んだ卵鞘の抜き取り.
カビが出てくるのでひたすら見つけては捨てるを繰り返す.
何も考えずに,しかも綺麗になることが気持ちよい.
孵化が始まっているので,たまに幼虫を拾い上げ撮影.
これは,Therea regularisの1齢幼虫.
孵化真っ最中とも出会える.
黒い眼が可愛い.
これは,Eupolyphaga sinensis.
10~15分集中すると少しすっきりする.
2020 .9.28
小さな幼虫
Little nymphs
週末,M君からゴキブリを貰った.
本当は,もっと暑い時期の予定であったが,コロナで中々会えず今になった.
で,暑ければもっと採れたらしいのだが,残念ながら2匹.
狙いはキスジゴキブリなのだがはたして.
1匹目.
モリチャバネっぽい.
2匹目.
これは,キスジっぽい.
3齢にもなればわかると思うが,しばらく様子を見るしかない.
今回は,冬の採り方を伝授したので探してくれるそうだ.
この仲間を捕まえて来年繁殖できるように頑張ってね.
2020 .9.25
クマネズミの死因
Causes of Death in Black Rats
飼育していたクマネズミが死亡した.
年齢は2歳と少し.
寿命といえば言えなくはない歳だが,飼育個体としては短い.
解剖してみると,胃に黒い大きな異物がある.
最初は腫瘍かと思ったがコロコロしている.
15mm近くあり硬い.
中央で切ってみて判明.
これが死因になるかはわからないがとにかく見事な毛玉です.
病名では「毛球症」になるのかな.
ネコを飼育している人は結構見るらしいが,それはネコは吐く事が出来るから.
ネズミ科の動物は嘔吐できないので,糞として出すしかない.
しかし,クマネズミはかなりの数解剖しているが,毛玉は初めて見た.
日々勉強ですね.
2020 .9.24
イエシロアリ秋の行進
Termite Autumn March
割り箸ブリッジを付けたから突如上昇志向に転じたイエシロアリ.
ついに蓋まで到達してしまった.
塔の入り口では兵蟻が1匹残り威嚇している.
ケース壁面も滑るはずなのに登ってきている.
食欲の秋で餌が足りないのだろうか.
来年が恐ろしい.
2020 .9.23
ツチゴキブリのケース分け
Increase breeding cases of the Margattea kumamotonis kumamotonis
沢山増えてます.
過去の事例から,この後いなくなります.
そこで,先手を打って2ケージに分けました.
少ないケージと多いケージ.
ちなみに,ツチゴキブリは結構大きくなっても炭カル登っています.
飼育には必ず紙蓋を挟みましょう.
2020 .9.18
オガサワラゴキブリの産仔とヘビ
Birth of a Pycnoscelus surinamensis and Snake
絶滅ピンチで側に置いていたら出産した.
手近に置くとこのような些細な出来事を目撃する機会が増える.
これは,親が保護するとかではなく,生まれた直後.
卵鞘が保育嚢から出ると同時に,孵化するがこの時ドロッとした体液も出てくる.
これを生まれたばかりの幼虫は舐める.
理由は,正しいことは調べていないが,腸内細菌のようなものを親より譲り受けているのではないかと思う.
卵胎生のゴキブリはこの行動をよく見る事が出来る.
ついでに,アオダイショウ脱皮.
体長測定は,殻があまりにも凄過ぎて断念.
ここの所2か月周期です.
2020 .9.17
ワモンゴキブリ単為F11肛下板
Supra-anal plate of a Parthenogenetic Periplaneta americana F11
羽化を少し失敗した感じの♀.
よく見ると,肛下板が変?
今までワモンゴキブリの♀の肛下板は,相当数見てきたが,形が変形しているのはこれが初めて.
果たして卵鞘を産む事が出来るか?
乞うご期待.
2020 .9.16
ひまわり
Sunflower
品種:Amazon
原産国:イギリス
収穫した種.
半分以上中身がないスカスカ種.
一般に売られている種と比較したが変わらない.
左:普通品,右:Amazon.
果たして来年芽が出るか疑問に思う大きさ.
鉢植では限界だろうか?
それにしても,半分以上身が入っていないのはそれだけの問題ではないような気がする.
機会があれば来年再挑戦する.
2020 .9.15
2年前のムカデ
The centipede has been alive for two years now.
2年前に土ごと採集してセットしたヤマトシロアリのケースに,ムカデ生存.
室内で使用する土は,生き物由来でない限り,チン して使っているので,後から侵入したのではなく,2年前より今日にいたることになる.
確かに1年前頃の記憶にはあるが,その後見かけないので忘れていた.
いったい何を食べていたのだろう.
シロアリ?
トビムシ?
その程度しかこの中にはいない.
多分,別ケージに入れて飼育していたら,2~3か月と飼育できなかっただろう.
これに関しては不思議.
2020 .9.14
雑事9
Little things 9
涼しくなりました.
先週末の出来事を.
いつもの場所のいつものヤモリ.
今回は,窓を開けたら見失ってしまいましたが,♂だったので間違いないでしょう.
レモンについた幼虫ですが,いつもより黄色い気がするのだが?
またアゲハでしょうか.
今年最後の幼虫です.
タマヤスデ幼体.
卵かと思ったら広がって脚がでました.
外国産もこんな簡単に増えれば楽ですが.
2020 .9.11
マダラゴキブリ類状況
Situation of Rhabdoblatta spp.
マダラゴキブリ,コマダラゴキブリともに幼虫が沢山とれたので,2ケージに分けて飼育した結果.
一つ目は順調に成虫が羽化はじめて,幼虫の死骸も少ない.
汚いけど虫体が数える事が出来るほど残っている.
綺麗な成虫.
ついでに掃除も実施.
最近の知見も凝縮.
一方,もう一つのケージ.
成虫はおそらく短命で死亡.
幼虫も2匹だけ.
コマダラケース.
こちらも2ケージに分けたが早々と1ケージに減って現在に至っている.
幼虫はマダラほどは多くないが,まだ悲観する数には至っていない.
成虫も一応出ている.
今のところ,対応策は水を多く使う飼育はこまめな管理と観察が必要.
種類が増えてくると中々できないことですが.
2020 .9.10
節足動物類の反応
Response of arthropods
ゴキブリにしろムカデにしろ人に慣れないとわかっているが,こちらがした行為に対して,目的通りの反応をしてくれると愛情が増すというもの.
水が少ないかなと思い,給水容器に水を追加.
すぐ後,飲んだ.
ただこれだけだが,妙にうれしい.
2020 .9.9
チャバネゴキブリ
Blattella germanica
トイレにて.
トイレではあまり見ないので少し驚き.
トイレに入った目的は当然用を足すためだが,そちらは後回しにして逃げないうちに証拠固め.
♀成虫で,触角も異常がみられない元気な状態.
卵鞘も凹みがなく元気に育っている感じ.
思えば,チャバネゴキブリは当ブログの出場回数が意外と少ない.
クロゴキブリが120回に対してチャバネは30回.
1/4しかない.
そう考えると,一般的なゴキブリはやはりクロゴキブリだなと思う.