ゴキブログ

ゴキブログ一覧

2022 .8.2

アリ飼育

カテゴリー:虫,

Ant breeding

ここ数年ヒアリの調査を行っているせいか,女王アリ(ヒアリじゃないよ)を拾う機会(多分気が付く)が多くなった.
過去にも何回か飼育はじめたが,1回も産卵しなかった(させれなかった?).
今回また現場で2種を見つけてしまったので,ダメだろうと思いつつ容器に入れたら両方とも産卵し,どうも幼虫に育っているように見える.

その1.

種は不明.

その2.
こちらも不明.
1の2回りほど大きい.
分かる方教えてください.

それにしても,ゴキブリとは違い,女王が卵や幼虫を世話する姿は初めて見ましたが良い物ですね.
また,ゴキブリより小スペースで飼育スタートが出来手軽です.

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2022 .8.1

ヒメクロゴキブリ♀

カテゴリー:ヒメクロゴキブリ,

Sorineuchora nigra female

早くも8月突入です.
お盆が過ぎればあっという間に秋,そして冬です.
やり残しが無いように計画を立てましょう.

それにしても今年はセミが少ない?
ここ数日でやっとアブラゼミやミンミンゼミの声が聞こえ始めたように思います.

が,本種は相変わらず絶好調.

意外と動きは・・・早くない.
それに,飛びませんね.
安心して撮影できました.

水容器の水苔内に産卵した卵鞘.

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2022 .7.29

ウルシゴキブリ水切れ

カテゴリー:ウルシゴキブリ,

Water was running out

大事なウルシゴキブリなのに.

水容器に刺さっているガーゼが無くなっていました.

容器内にはまだ残っていたので侵入して出ること出来ずに死亡している個体も発生.

しかも餌もない.
ごめんなさい.
夏は食欲が上がり活動も活発になるので,大型の大量に増える種の管理は気を付けましょう.

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2022 .7.28

Elliptorhina laevigata白

カテゴリー:Elliptorhina laevigata,

White Elliptorhina laevigata

翅が無い為に色づく速さが一緒なので真っ白.

目だけ黒.

別に個体ですが,色が付くとこうなります.
本種は体幅の割に胴部が異様に長くなります.

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2022 .7.27

Polyphaga saussurei 夏なのに

カテゴリー:Polyphaga saussurei, ダニ類,

Why in the summer?


冬にケースの室内側に集まる光景はよく見て理由も理解していたつもりだが,冬より高く重なり合っている.
現在はケース内の温度と室内の温度は変わらないはず.
なんか,マットを避けて水容器の上に避難しているようにも見える.
マットをよく見ると

いつもは湿った水場に集まるのだが,今はいない.
マットの乾燥した部分に大発生.

集まっている1匹を見たが特にダニは付着していない.

とりあえず,マットは全部捨てて別のマットに避難させた.
ダニとの戦いは続く‥‥.

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2022 .7.26

キチャバネゴキブリ幼虫

カテゴリー:キチャバネゴキブリ,

Symploce japonica Nymphs

成虫はまだ生きています.

念願の幼虫孵化.
まあ,W成虫から卵鞘なので,これで孵化しないとなると累代などは夢のまた夢.
問題はこの幼虫の羽化とその産卵とさらに言えば孵化.
来年の今頃の話になると思うが,とりあえず沢山の幼虫が得られるよう工夫したいと思います.

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2022 .7.25

Blaberus craniifer出産

カテゴリー:Blaberus craniifer,

Birth of Blaberus craniifer nymphs

終齢幼虫が全て黒化して死亡した本種です.
成虫は全然死亡しません.
元気です.
しかし,問題は幼虫.
生まれても端から黒死するかと思っていましたが,

生きていました.
良かった.
後は成虫すればよいのだが,これまたしばらく観察が必要ですね.

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2022 .7.22

今度はネバダオオシロアリ絶滅か?

カテゴリー:シロアリ,

Now the End of the Zootermopsis nevadensis

今度は本種が活動を停止したみたい.
表面からは生きた個体が確認できない.
この群れも先日のイエシロとほぼ同時期に飼育を始めている.
10年と年月はシロアリ類にとっても厄年のようなものか.
というわけで数年ぶりにケージ内を解体しました.


いましたね.
イエシロと同じかなり縮小していますが,小さな群れでまだ生き残っていました.

元に戻してしばらく様子を見たいと思います.

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2022 .7.21

Tryrsocera spectabilis 孵化しない

カテゴリー:Thyrsocera spectabilis,

Tryrsocera spectabilis Not hatching


自慢したくなるほどきれいなゴキブリですが,卵鞘が孵化していない.


木に埋め込み良さそうな産卵だが,凹んできてしまっている.
乾燥のためだろうか.

しかし,こちらも水分たっぷりだがなんか変.
本種に関してはそれほど不安なかったが,なんか考えた方が良さそうな雰囲気.
‥‥‥‥‥.

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2022 .7.20

ヒメクロゴキブリ大繁殖

カテゴリー:ヒメクロゴキブリ,

Sorineuchora nigra breed



嬉しいですね.
飼育はじめたころはこんな状態になるとは想像できませんでした.
やはり,ゴキブリの本領発揮?
なんて書くとヒメクロも害虫だとなりそうですが.
飼育している生物が増えてうれしくない人は少ないと思います.

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2022 .7.19

クロゴキブリ落下?

カテゴリー:クロゴキブリ,

Periplaneta fuliginosa falling?


会議室でWeb会議していたら横でカサ,と音がしたので見るとクロゴキ.

雌ですね.
どおりで音が大きかった.

会議が終わる寸前だったので,終わり次第捕獲.
少し赤みが強い個体です.

お顔.

さすがに室内には逃がせないので屋上に行ってもらいました.
撮影疲れと,掴みすぎて少しぐったりしていますが,数分後にはいなくなっていました.
ご安心ください. 

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2022 .7.15

リュウキュウモリゴキブリの交尾器

カテゴリー:リュウキュウモリゴキブリ,

Episymploce sundaica genitalia

同定のため引っ張り出しました.

肛上板.

肛下板.

一応,朝比奈(1991)の本種の形態通りであったので,リュウキュウモリゴキブリには間違いないのだが,尾突起がどれだかわからない.

なんと棘が4個,棒状のものが一つ.
どれかがそうなんだが,朝比奈(1991)と比較しながら,標本を裏表から眺めたり,プレパラート作ったり.
眺めること合計数十分.

まあこんなところだろうとなった.
違うよ!とのご意見ありましたらこっそり教えてください.
それにしても本属の♂生殖器がこんなに複雑だとは知らなかった.
大変勉強になりました.

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2022 .7.14

なないろ日和 害虫編 

カテゴリー:TV,

Appeared in “Nanairo Biyori゛Mite Pest


先月に続き本日出演しました.
一応タレントです.

こちらはロケでお世話になった那須さん.
当日は,毎回ですがメイクもしていただき非日常の世界に入っていきます.

スタジオにて.
ドロンズ石本さん.
薬丸裕英さん.
香坂みゆきさん.
佐野 岳さん.
楽しい害虫話有難うございました.
スタッフの皆さん.
いつもありがとうございました.

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2022 .7.13

お台場にて

カテゴリー:爬虫類, 虫,

In Odaiba, Tokyo.

仕事で行ってきたのですが,初めてアカボシゴマダラを見ました.
知り合い曰く,普通に見られる.
幼虫もエノキでよく見る.
なのだが,幼虫はおろか成虫?成虫はおろか幼虫?まあどっちでも良いが見たことがない.
田舎ではエノキと言えばオオムラサキで,子供の頃は越冬幼虫を捕まえてきて飼育したのであの変わった形の幼虫は今でも憧れ.


もう少し近くで鮮明な写真を撮ろうと思いましたがここまで.

その他にもカナヘビ沢山.

樹液が出ている木がありハナムグリ,
夏の昆虫採集を思い出しました.
良い一日でした.

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2022 .7.12

スズキゴキブリお疲れ様

カテゴリー:スズキゴキブリ,

Periplaneta suzuki, thank you very much.

2022年9月より飼育を開始した系統です.



♀は死に絶え,♂が残るだけとなってしまいました.
累代の可能性としては,♀が産んだ卵鞘が孵化することです.
これから約40日が期限でしょう.

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2022 .7.11

ウルシゴキブリ産卵

カテゴリー:ウルシゴキブリ,

Periplaneta japanna egg laying


八丈島で採集したウルシゴキブリ.
幼虫が2匹しか採れませんでしたが見事ペア完成.
自分でも驚くほどのゴキブリ運.
とはいえ,産卵してくれなければ意味もないので大事大事にしてましたが,ちゃんと産卵しました.

完璧な産み方ですね.

まあこうゆうのもありますが.

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2022 .7.8

タマヤスデ

カテゴリー:多足,

Pill millipede


床替えしました.

床替えのたびに数が減少傾向です.
2020年11月102匹.
2021年2月134匹.
2021年5月70匹.
2022年1月35匹.
そして今回37匹.
どうも腐葉土が明るいチョコレート色に腐朽すると良くないようです.

この色.
分かりますでしょうか.
それと,床替えは3か月サイクルくらいが良さそうですね.

グルーミングしていたタマヤスデ.
可愛い.

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2022 .7.7

マデイラタワー2

カテゴリー:Rhypharobia maderae,

Madeira tower 2


伸びてきたかと思ったが,


3か月前と変化なし.
無くなりもせず現状維持.
全く不思議な現象だ.

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2022 .7.6

Deropeltis paulinoiの卵鞘殺菌

カテゴリー:Deropeltis paulinoi,

Sterilization of Deropeltis paulinoi oothecae


Periplaneta属と同じような幼虫死が出た本種のメインケースから,幼虫を少数隔離したケース.


予想通りほとんど死に絶えたが,♀が1個体残ったので雄を元ケースから追加して飼育していたが,良さそうな卵鞘を産んでした.
で,死亡原因がよくわからないがとりあえず,目に見えない脅威を排除するため卵鞘をハイター(次亜塩素酸ナトリウム)で殺菌し,孵化させることにした.

殺菌剤を用法用量で希釈し,数秒しゃぶしゃぶとくぐらせる.
これを2回.

素早く水を除去.
いい感じの卵鞘です.

その後,デスクの側のキャビネットに保管.
40日たっても孵化しなければ×.

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2022 .7.5

例のダニの検出方法

カテゴリー:ダニ類,

How to detect the usual mites


このダニが出る確率が高いのがオガサワラゴキブリの飼育ケースである.
一つを駆除してホッとすると,今までOKだった別のケースから発生する.
ということは,目視での検出は漏れが出ているということ.
小さなダニなので当たり前だがやっとその事に気が付いた.

では,どうするかだが.
とりあえず,発生していないと判定してあるケースのエサ皿内の粉塵をサンプルして実態で覗いてみた.

西表ケースの粉塵.

意外にも何もいない.
ケナガすらいない.

宮古ケース.
ツメダニの脱皮殻とケナガが少々.
そう,先日のツメダニはゴキブリのエサ皿から採集した物.
ほとんどのエサ皿に発生している.
ツメダニ単体やケナガコナダニ単体だけ飼育するのは大変だが,ゴキブリの餌場で勝手に増えているのでたまに使うには大変便利.

鹿児島ケース.
いた.
中央の白透明の小さいやつ.

硫黄ケース.
ケナガが少し.

この調子で全て確認したところ,いないと思っていた3つのケースで発見.
手間だがしばらくこの方法で管理するしかなさそうです.

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2022 .7.4

雑事23

カテゴリー:トビイロゴキブリ, 虫,

Little things 23


調子が優れないトビイロゴキブリの1齢幼虫.
体表がゴツゴツしており動きが緩慢.
たまにいます.


机に現れた小さな生き物.

拡大.
チャタテムシでした.
コンデジ撮影なのでこれが最大.
住家に潜り込んでいればよい物を,こんな目立つところに出てくるとはよほどの事情があったのでしょうか.


レモンについたアゲハ幼虫.
大分成長しました.
多分ナミアゲハでしょう.
無事に成虫になれると良いのですが.

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2022 .7.1

赤穂産キスジゴキブリ

カテゴリー:キスジゴキブリ,

Symploce striata striata from Ako

今年は何としてもキスジのF1を取りたい,

ということで,沢山の方に協力いただいています.
今回は赤穂のN村さんより頂きました.

卵鞘を持った♀大集合です.

何としても孵化させたいですね.

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2022 .6.30

なないろ日和出演 ダニ編

カテゴリー:TV,

Appeared in “Nanairo Biyori゛Mite Edition

昨日出演しました.
ダニ~編でした.

毎回ですがお部屋も用意してもらっています.
メイクもしてもらいました.
ここに来ると非日常感があって小さなことでも楽しいですね.

今度はスタジオで記念撮影.
沢山のTV製作スタッフが関わって番組出来ているんですよね.
毎回勉強になります.
薬丸さん
香坂さん
いつもありがとうございます.
島田さんもカッコよかったです.

付録でダニ動画.
真ん中にいる大きいのがツメダニです.
その周りにいる丸っこい小さなダニがケナガコナダニです.
ツメダニはこれらの塵性ダニを餌としている良いダニなのですが,餌が増えるとツメダニも増え,たまにダニと間違えて人を刺し刺咬被害が発生します.

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2022 .6.29

Decoralampra fulgencioi

カテゴリー:Decoralampra fulgencioi,

Decoralampra fulgencioi


幼虫が増えてきました.

サイズも色々と混ざってきました.
とりあえず次に進めそうです.

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2022 .6.28

なないろ日和出演

カテゴリー:TV,

Appeared in “Nanairo Biyori゛

ゴキブリネタではありませんが,以下の番組に出演します.

番組名:なないろ日和
放送局:テレビ東京
日時:6月30日(木)9:26~11:13の多分前半

内容は屋内に発生するダニに関してです.
ご興味のある方は見て笑ってください.
ロケではスタッフの皆さん.
浜谷さん,神田さんのお二人には大変お世話になりました.
楽しかったです.

写真はロケ現場です.
写真の使用も快く許可いただきました.

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2022 .6.27

イエシロアリの巣解体

カテゴリー:シロアリ,

Dismantling a nest of Coptotermes formosanus


生気のない白アリ飼育容器.
週末に巣の解体に取り掛かりました.

まずは水の処理をするため給水塔を外しました.ん?
いた.
全滅していなかったようです.
小さなコロニーが動き出したような雰囲気です.

給水塔の中も活動していました.


しかし,以前大挙して活動していた箇所はもぬけの殻です.

一部活動している箇所がありましたが,やっとといった感じ.

古い巣を取り去り,新しい土を入れ整地しました.
復活するのでしょうか.

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2022 .6.24

実り始め

カテゴリー:植物, 虫,

Beginning of harvest

コーヒーの花が咲いたことはお伝えした.

全ての蕾は開花しなかったが,開花した花は結実し大きくなってきている.
嬉しいですね.

ついでに外の柑橘類.
毎年花だけは咲いていましたが,今年は1個実が落ちずに少しミカンぽくなっている.

もひとつ,アゲハ類の幼虫も出現.

ただ,昨年よりこの鉢に鳥が砂浴びに訪れるようになってから,幼虫が食われているような気がする.
まずは何の鳥が来ているか確認してみようと思う.

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2022 .6.23

アオダイショウ散歩

カテゴリー:爬虫類,

Stroll Japanese rat snake

最近餌食いが悪いのでたまには運動をさせた.
室内を散歩させるとどこに潜り込むかわからないので,私の周りでしてもらった.


優しくチュウ.

「プッハー,プッハー」言っとります.


「プッハー」言いながら眼鏡はずされ.

マスクはずされた.

餌食べてね.

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2022 .6.22

サソリモドキの祟り

カテゴリー:多足, 標本,

Curse of whip scorpion

久しぶりに標本乾燥箱の整理をしたのだが…

米国産サソリモドキを置いてあった場所中心に展足台のスタイロが波打っている.

サソリモドキを外した後の状態.

裏面もグニャグニャ.

近くのチャバネゴキブリ科の周りも局所的にくぼんで穴が開いている.
以前,Eurycotis属の展足台が穴が開いたことはあったが,こんなに広範囲で異常が出たのは初めて.
恐ろしや.

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2022 .6.21

イエシロアリ終焉

カテゴリー:シロアリ,

The End of the Coptotermes formosanus


羽蟻の1ペアからスタートして今月でちょうど11年目のイエシロアリのコロニー.
様々な研究や,本ブログでもいろんな実験に付き合ってもらったのですが...

今日見るとひび割れが発生している.

生気がない.

表面をばらしてみたが・・・いない.

・・・いない.
ミゾガシラシロアリ科のコロニーの寿命は十数年あるそうだが,そう考えると短命で終わったということになる.
シロアリ類の中には,女王が死んでも副女王が後を継ぐこともあるらしいのですが,土の中のことであることと,年月の長い話であることから研究は難しいらしく,詳しい情報は見つけることができませんでした.
時間が出来たら本巣の解体をする予定です.
またご報告します.
最近はあまり気にかけていませんでしたが,それなりに長い付き合いだったので寂しいですね.

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