ゴキブログ一覧
2024 .9.13
青ヶ島のサツマゴキブリ産仔
Offspring of Aogashima Island’s Opisthoplatia orientalis
東ペの害虫調査で採集されたサツマゴキブリ.
出身は何と青ヶ島.
斎藤一三先生が青ヶ島では初めて採集し,記録した本種.
思い入れのあるゴキブリです.
2024 .9.12
ワモンゴキブリ単為生殖F16
Parthenogenetic F16 adults of the Periplaneta americana
長く細い触角.
翅も90点の出来.
1号としては上出来の姿です.
2024 .9.11
ヤマトゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Periplaneta japonica
順調に増えています.
Periplaneta全般に言える事ですが,水容器のガーゼが汚くなりやすいです.
こうなると,水か残っていても好感してあげた方が良いです.
翅が短い方が♀.長いのが♂.
現在成虫発生のピークでこれから卵鞘を産み,しばらくすると若齢幼虫が出てきます.
終齢幼虫の群れ.
シェルターの下面はこのように糞などで詰まるのでピンセットを突っ込んで風通しよくします.
出したゴミは脱皮殻も多く含みます.
本種はほとんど食べてくれないのでこのようにカサカサと堆積します.
終わりました.
2024 .9.10
ヨロイモグラゴキブリのトンネル
Tunnels dug by Macropanesthia rhinoceros
一年間のうちのほとんどを穴掘って生活しているので飼育していても姿を見ることが少ない.
この穴倉生活も2種類ほどあるようで,今時期は♀だけ潜り♂は外で過ごしている.
いつも,産むかと期待するがそううまくいかずいつの間にか同居している.
そろそろ生んでくれないとまずい年ごろだと思うのだが.
2024 .9.9
ヤママユ♂
Antheraea yamamai ♂
部のN代君が見つけてくれた.
ほぼ完品の綺麗な♂.
顔.
ドアップ.
ガ類の顔って昆虫には見えない.
横より.
脚がまた素晴らしい.
素晴らしい脚で指に止まってもらいました.
これ,長生きする動物ならペットとして人気出ると思いますね.
いじくりまわしていたら飛びたったので見送ってあげました.
童心に帰りますね.
2024 .9.6
クロゴキブリの炭カルが変
The calcium carbonate in the container for the Periplaneta furiginosa is odd.
Periplanetaのケージは20以上あるがクロゴキブリだけ炭カルの削れが早く無くなり方も変.
この現象はウスヒラタゴキブリでも少し出ているのだが,原因というかやはり何か変.
これは東京にいる頃は発生していなかったはず.
で,このブログ書いていて気が付きました.
炭カルをプラケに塗るのに溶く溶液は水でも良いのだがはじくのでエタノールを使用しているのは以前紹介した.
実はこのエタノール,営業所で余ったリンゴ酸配合のエタノールをもらったので,標本など保存が必要な用途以外はリンゴ酸配合を使用している.
使い切るまでであるが.
もしかして,クロゴキブリはリンゴ酸が好き?
たしかに,この減り方は擦れて減ったというより,舐めとられた様に縁が綺麗.
来週より普通のエタノールを使用して塗ったものを用意して試してみます.
2024 .9.5
コマダラゴキブリの餌
Rhabdoblatta formosana feed
相変わらず人工飼料はほとんど食べてないです.
わずかに齧っている?程度.
で,食べたのは外からとってきた樹の葉.
これはサクラ.
これはシラカシ?だっけな?
食べてくれるのはうれしいがどう考えても飼育頭数から見ると少ない.
これではF2など出そうもない.
ヤエヤママダラゴキブリとは食が見事に違う.
2024 .9.4
Thorax porcellana不調
Thorax porcellana is not well
最近産卵が確認されなくなりました.
現在わずかな産卵しない?成虫と幼虫が数匹いるだけ.
本種は,このような状況になると考え,2ケージに分けてかなりの期間飼育したが,大丈夫そうなので1つに統合したのだが,やはり予想は当たってしまったようだ.
持ち直してほしいのだが.
2024 .9.3
Rhyparobia maderae床替え
Cleaning of the breeding case of the Rhyparobia maderae
もう,マデラタワーは諦めてます.
なので汚れたら定期的に掃除を実施してます.
初齢幼虫は黒いのと黄色いのが2種います.
巷で言われるノーマル色とゴールデンといわれる個体の幼虫だと思いますが,分けてあげないと適当に混ざりあっています.
糞はサラサラなので,シェルターも長持ちするし,手間ない種ですね.
綺麗になりました.
2024 .9.2
トンボ池のヤゴはトンボではなかった
The dragonfly pond’s dragonfly nymphs were not dragonflies.
なんか小さい虫が沢山浮いている~.
と思って見ると小さなカゲロウでした.
どうもヤゴの初齢と思っていた物はカゲロウだったようです.
たしかに,鰓みたいなものが大きく,ヤゴっぽくないなと思っていましたが.
まあ,本物もいる可能性あるので維持はしていきます.
2024 .8.30
KGB近況
Hammerhead worm recent situation
2023年の冬に採集し,すでに2年経過しました.
本種の繁殖期は春だと思うので年齢は3歳になると思います.
ギネズ記録物です.
長さを測りました.
15cmはあります.
昨年,縮んでしまいダメかと思いましたが,復活し餌食いも良好です.
卵は2023年に春に産んだっきり産みません.
よく考えたら精子使い切り,交尾しないと産めないのかもしれません.
目指せ寿命とりあえず5年.
2024 .8.29
モリチャバネゴキブリ
Blattella nipponica
夜はゴキブリの時間です.
台風は関係ないのでしょう.
龍ヶ崎にて.
そういえば,ヤマトゴキブリは春に見ただけで夏になってからは1回も見ていません.
空が落ち着いたらトラップでも仕掛けてみます.
2024 .8.28
Polyphaga saussurei 卵鞘開けてびっくり
Polyphaga saussurei oothecae open in amazement
Eupolyphaga sinensisはダメだったが本種は毎回孵化してくれる.
今回もいつも通り孵化が始まっているが,孵化後の卵鞘は保存する必要もないので捨てていた.
しかし,..たまたま中を見ると元気な幼虫が閉じ込められていた.
孵化済卵鞘を指で押し広げると約8割の卵鞘に1~2匹の元気な幼虫が入っている.
Periplanetaなど,出れなかった幼虫は卵の成長が不完全で,卵鞘内でも薄皮が剥けずに死亡しているのだが.
10個ほど開けてみるとこれだけの幼虫が出てきた.
果たしてこれらの幼虫は,自力で出てこれる力があるのか?
本種の単為生殖は研究されていたが,こんなところまで研究されているのだろうか.
2024 .8.27
カマキリ
Mantis
事務所の周りを夜散歩するのですが,カマキリ多い.
コカマキリ?
コカマキリ?
カメムシを食うコカマキリ?
オオカマキリ?
これは多分コカマキリ.
ハラビロカマキリ?
オオカマキリ?
多分ハラビロカマキリ.
写真では分かりませんね.
間違っていたら教えてください.
3種類ぐらいいると思うのですが.
2024 .8.26
Eupolyphaga sinensis卵鞘結果
Results of Eupolyphaga sinensis oothecae Hatching
3か月以上が過ぎ結局1卵鞘も孵化しませんでした.
今回卵鞘の色ごとに分けてみましたが,その違いは分からずじまい.
硬そうな卵鞘の中を見ると,発生していなかったり,カビて黒くなっており惨敗です.
取り急ぎご報告...
2024 .8.23
トンボ池のヤゴ
Dragonfly Pond nymphs
カエル池兼トンボ池です.
事務所の周りはいろんなトンボが生息しており,特に大型のヤンマ類が見ていて子供の頃を思い出させてくれます.
それらが産卵しないかと思っていたのですが,今日見ると小さなヤゴっぽい生物が沢山いました.
イトトンボ類も多いので正体は分かりませんが嬉しいですね.
餌があまりないので共食いで減ると思いますがここから成虫になる個体が出てくれると嬉しいです.
2024 .8.22
スズキゴキブリ小さい
Periplaneta suzukii small
♀成虫が出はじめましたが総じて小さい.
いつもこんなだっただろうか?
いくらF1で飼育不良気味でもこんなに極端ではなかった気がするが.
‥‥‥.
2024 .8.21
モリチャバネゴキブリ救出
Blattella nipponica rescue
飛翔コンテストで優勝した系統の本地の本種.
飛び過ぎたかカエル池兼トンボ池に着水していました.
まるで伊藤さんの展翅写真のようです.
可愛そうなので拾い上げ,外の草むらは暑いので,池横の鉢に避難させました.
めでたしめでたし.
2024 .8.20
ヒメクロゴキブリ大掃除
General Cleaning Sorineuchora nigra breeding containers
2つあるうちのもう一つも大掃除した.
小さな糞の粒がシェルターにも沢山付着し見た感じも良くない.
いろいろ投げ込んでいる場所は綺麗に食べられ腐りやカビがない良い状態を維持できています.
まず,新容器とセットする材料を入れてみます.
そして古いシェルターの解体.
樹皮内部.
卵鞘と糞と虫体も混ざってすごいことになっていますね.
完了.
これでしばらくは大掃除なし.
でも卵鞘を大分処分したので,無事立ち上がってくれるか少し心配.
以前やった№1のケージは今のところ順調です.
2024 .8.19
Archimandrita sp. 産仔
Archimandrita sp. lay nymphs
成虫は数が少ないせいか,ほとんど潜っています.
多分夜になると活動しているのでしょう.
♂成虫が意外と短命だったので,癖あるかと思いましたがとりあえず幼虫は無事産まれてきました.
数が揃えばまた細かな形態の比較も出来るかと思います.
やはり大きなゴキブリは良いですね.
2024 .8.16
流し台に落ちていたクモ
Spider that fell into the sink.
また何か動いているのでゲジかと思ったらクモでした.
クモも脱出できないとは流し台恐るべし.
いつものようにかわいそうなので外へ逃がしました.
後でネットで調べると「イエユウレイグモ」らしい.
生態は?家屋内性?では外は余計なお世話だったのか?
時すでに遅しなので,次回見つけたら室内に逃がします.
2024 .8.15
白眼雄を同居させた雌の卵鞘が孵化
Eggsheaths laid by cohabiting females of the white-eyed strain of the Periplaneta americana hatched.
未交尾♀に白眼の雄を同居させた後に産卵された卵鞘が孵化しました.
さーて,白眼はいるか?
いない,ようだ.
潜性遺伝子(昔は劣性で習いましたが今はこう呼ぶらしい)であればF1には出てこないはず?
とりあえず,死亡しないようにいつもの容器に入れ次世代まで待つことにする.
2024 .8.14
Larger breeding containers for Rhabdoblatta formosana
現在小プラケ飼育.
このような容器でも,野外個体は産んでくれる.
やはり,幼虫は水が大好き.
雌もまだまだ生みそうなので中プラケに拡張しました.
2024 .8.13
ボールパイソン脱皮
Python regius sheds its skin
予測した通り脱皮しました.
皮は垢擦りのスポンジのようになってます.
体重は2.8㎏.
前回2.6㎏
前々回2.5㎏.
前々々回2.6㎏
おとなしく量らせてくれますね.
アオダイショウは無理でしょう.
2024 .8.9
Archimandrita sp. ♂
Archimandrita sp. ♂
この♂は短命でした.
しかし,発見が早かったので,無傷で回収できました.
腹面.
腹端部.
頭部顔面.
2024 .8.8
ニホンアマガエル
Dryophytes japonicus
ヌマガエルは,夜散歩すると必ず1匹は見るほど普通だったが,アマガエルは一度も見かけたことがなかった.
窓に集まる虫を食べに来たのだろう.
子供の頃から見慣れてきた割には東京では全く見なかったのでうれしいですね.
居着いてくれるように水溜まりを設置したら,2日ほど近くにいたがそのご後見かけなくなった.
どこかで元気にしているでしょう.
また会える日を.
2024 .8.7
ゴキブログチャンネルなど
Goki Blog Channel, etc.
ゴキブログチャンネル更新しました.
レース撮影風景です.
優勝商品のイチゴは屋外と,飼育個体に与えました.
甘くておいしいのでしょう.
イチゴハウスに侵入したら被害が出そうなくらい群がってます.
2024 .8.6
マダゴキの新顔
New face of the Madagascar hissing cockroach.
昨年,ネットで販売していた「マダガスカルゴキブリ」.
Elliptorhina laevigataによく似ているがなんか違うと思い購入してあった.
増えてきたので,違いを探してみた(以下そっくりさん)
こちらはE. laevigata.
外観も違いますね.
でも,色違いは同種でもよくあることで,やはり♂交尾器周りを見るのが良かろうと見てみました.
以下の図は,左E. laevigata.右そっくりさん.
(そっくりさんの褥板が白くないのはこの個体だけです)
可愛そうですが,腹部より生殖器を取り出し,水酸化カリウム液溶液に浸してタンパク質を溶かし顕鏡しました.
まずは肛下板.
赤矢印の突起の形状,黒矢印の辺縁部のカーブの形などいくつか違いが見られますが,個体差もあり複数見たいところです.
肛上板は辺縁部のカーブや側縁部の盛り上がり方に違いが見られますが,解剖せずにわかるかは微妙.
次は内部.
フックです.
先端部は私が壊してしまったので無視してもらって,E. lはカーブ内側に突起が二つあります.
左拡大.
右拡大.そっくりさんはツルンとしています.
全体の形も違います.
こいつは何者でしょう.
2024 .8.5
ボールパイソンの謎な行動再び
Python regius mysterious behavior again
脱糞か脱皮か.
前回はしばらくして脱皮しました.
前回脱皮が5月.
最近の間隔は3ヵ月.
一致しますね.
まだ目は曇っていないので何とも言えませんが可能性大.
水浴後,ひっくり返して新聞紙にくるまれていました.
保湿したいのでしょうか.
2024 .8.2
ニホンヤモリ
Gekko japonicus
建物周りに保管してある鉢をどけたら隠れていました.
いつもは夜しか見ないし,壁の高い所なので触ることは出来ない.
どうも滑って這いあがる事が出来ないらしい.
少し触れ合った後逃がしました.
逃げ込んだ先.
基礎と壁の間に結構な空間があるようで,日中はここにみな潜んでいるようだ.
こりゃ相当の数がいそう.
それだけいれば,天変地異が起きようがこの建物は守られることでしょう.