ゴキブログ一覧
2022 .2.21
リュウキュウクチキゴキブリ産仔
Birth of Salganea taiwanensis ryukyuanus nymphs
1/6に床替えして1ペアが判明したばかりですが,子供が生まれていました.
親と一緒に行動しています.
数は10以上生まれるはずですが確認できたのは2匹.
すでに2齢以上の大きさがあるので,1月後半に生まれたのでしょう.
多分他にもいるとは思うのですが,とりあえず親子水入らずで放置しておきます.
今回は,この子供たちが成虫になった段階で,小プラケにペアずつ分散するか,超特大プラケにこのまま移すかしないと毎年同じことの繰り返しになるので何か考えます.
2022 .2.18
Thyrsocera spectabilis終齢幼虫
Last instar of a Thyrsocera spectabilis
終齢幼虫のようです.
成虫も楽しみですが,幼虫が何とも言えぬ美しさです.
2022 .2.17
Princisia vanwaerebeki拡大
Expansion the breeding container of Princisia vanwaerebeki
意外と早く産し始めたので早々に大容器に格上げしました.
効を奏したのか,何もしなくても産んだのか要因は不明ですが何もしないより良い.
個体のサイズが大きいのでどう見ても密密ですね.
水容器もチップがすぐにかぶさり汚れが早いです.
12月の縮小の時は,特大プラケから中プラケの2段階ダウンでしたが,今回はとりあえず中から大へ1サイズアップとしました.
少し広くなりました.
2022 .2.16
Eucorydia aenea dasytoides繁殖
Eucorydia aenea dasytoides breeding
♂成虫.
そろそろ成虫も寿命かなと思っていたのですが,幼虫が生まれていました.
最初見たときは,大きなトビムシ??
のように視界を横切ったのですが,トビムシとは違うと確信し探すと幼虫がいるではないですか.
暗い話題が続く中,いろいろ飼育しているとこういった嬉しい事もそれなりに発生します.
2022 .2.15
さらに残念2つ
Two more disappointments.
思うところがあり始めたArchiblatta hoevenii.
残っていた1♀幼虫が死亡しました.
やはり生息地に行ってその環境を観察しないと次の一手が見えてきません.
とりあえず,一旦終了.
もう一つ.
マルゴキブリ.
一旦繁殖したのですが,幼虫が育たず1匹となってしましました.
写真中央の穴の中にいます.
しかし,成虫には育ってほしいと思います.
2022 .2.14
Shelfordina terminalis 2022冬
Sherfodina terminalis, winter 2022.
ガバっと増えたのですが減ってしまいました.
Archiblatta hoeveniiやスズキゴキブリのような減少の仕方です.
累代を重ねるごとに卵鞘が孵化しなくなる.
ただ本種は,小型であることや入手個体が累代を重ねた雰囲気であったのでこんなになるとは予想していませんでした.
現時点で♂成虫5,♀成虫6,幼虫1.
ただこれ1匹残っても将来はありません.
水苔の上には新旧分からない卵鞘が沢山あるので,これらを2つに分けお得意の身近な場所飼育で介抱したいと思います.
果たして孵化するか.
本種を検索してみましたが,飼育している人を発見できませんでした.
皆さん同じ運命をたどったのか?
興味あるところです.
2022 .2.10
Therea petiveriana 飼育室から一旦撤収
Therea petiveriana temporarily removed from breeding room
ダニが大発生して以降,ダニ忌避マットで飼育していましたが♂1を残して死に絶えました.
成虫になった個体もいますしたが,卵鞘は一つもありませんでした.
死骸には当然ダニは付着していない.
果たしてダニはどこ行ったか?
忌避マットの底に沈んだか?
唯一残った♂成虫.
見た目は普通です.
が,そんなに甘くなかった.
これはダメだ.
というわけで,ケージがあった場所はとりあえずラベルを残すために空容器を置き主の復活を待つ.
約一年前はこれほどいたのですがダニの威力はすさまじいですね.
現在の生き残り.
左は卵鞘(でも1個),右は若齢幼虫22匹.
これらはダニフリーなのでここから復活を目指します.
2022 .2.9
Anallacta methanoidesの爪間板
Anallacta methanoides arolium
振り落とそうとしてもなかなか落ちない粘り強い脚.
爪間板が発達しているのは想像できたがなかなか時間が取れなかった.
やっと重い腰を上げ確認しました.
1種だけだと比較できないので,同じ大きさのクロゴキ幼虫も参加してもらいます.
まずクロゴキブリの爪間板.
Anallacta methanoides
一目瞭然.
デカッ!風船のようだ.
ついでに褥盤.
デカッ!
クロゴキブリと比較.
右がクロゴキ.
お見事!
汚いので掃除も行いました.
2022 .2.8
アカボシルリゴキブリ
Eucorydia tokaraensis
悪石島個体群です.
やっと卵鞘確認できました.
拡大.
身近に置いておくと日々様子が見れるのと,この容器はプラケより乾燥しにくいので便利です.
ルリゴキブリのサイズであれば十分飼育できます.
2022 .2.7
Thorax porcellana産卵と幼虫とダニ
Thorax porcellana egg laying, nymph and mites
幼虫が増えてきました.
そしてよくある卵単品産みと,その側を歩きまわる例のダニ.
これもどっかで処理しないと面倒になるが幼虫が小さいのでどうしようか悩んでいます.
2022 .2.4
ヤネホソバの皮膚炎
Dermatitis caused by Eilema fuscodorsalis
ここ1年ほどヤネホソバを追っかけていますが,幼虫採集するときは素手で行っています.
すでに100匹以上を指でつまんでいますが,一般的に言われる痒みは出たことがありません.
まあ,おっさんの老化した指先は毒針も歯が立たないとは思っていますが,本当に痒くなるのか疑問に思っていました.
先日,某会議でN秋先生の講演を見て思い付き,たまたまフレッシュ個体が入手できたので実験しました.
手はどう見ても反応出そうもないので,まだ柔らかそうな前腕部に毛を押し当ててみました.
10秒ほどピンセットでニュルニュルもみもみ押し付けます.
ヤマビルの時もそうでしたが見ている箇所に神経が集中するのかチリチリかすかな痛みがあります.
3~4分ほどして少し痛た痒くなってきました.
しかし,おっさんの腕はシミや血行不良やらでわずかな炎症は形として見えないですね.
それ以上することないので毒針の撮影.
針の根元に黄色い球状の膨らみがあります.
毒々しいですね.
抜いてさらに拡大.
球状の中に毒でもあるのでしょうか.
そうこうしているうちに20分ほど経過しましたが,痒みは収まりました.
数日後変化があればお知らせします.
なければこれで終わり.
2022 .2.3
福岡産モリチャバネゴキブリ
Blattella nipponica from Fukushima Prefecture
昨年11月にもらった幼虫3匹が成虫になり始めました.
♂.
♀.
残りの幼虫は♂のようですが,これで増やすことができます.
羽化タイミングがペアで揃いました.
採集者が同じ大きさを選んでくれたこともありますが,ゴキ運がいいのもあると思っています.
飼育は3匹程度であればこのようなカップで飼育でき楽です.
2022 .2.2
Drymaplaneta semivittaの卵鞘
Oothecae of Drymaplaneta semivitta
産卵状態.
シェルターの段ボールを齧って付着させています.
卵鞘一覧.
以前,これで正常と紹介したが,少し心配になったので個別に管理して様子見ることにしました.
2022 .2.1
Blaptica dubia
Cleaning the breeding case of Blaptica dubia
長期間掃除しなくてもあまり環境悪化しないのだが,室内の空気の流れを変えたせいかカビがひどくなってしまった.
作業的には特別特筆すべきものはなし.
終わり.
♂.
♀.
そういえば本種は,昨年千葉の某所で定着したとかで話題になりました.
原因は飼育個体が放棄されたのではとの見方もあるようですが,やれやれですね.
2022 .1.31
ヨウランゴキブリの特徴(習性)
Habits of Shelfordina orchidae
床替えをしました.
記録を見ると5か月間していなかったようでかなり汚い.
水容器の交換は,上のミズゴケ内に多数の卵鞘と孵化幼虫がいるので,ゴミとして捨てるには卵鞘と幼虫を全ての撤去する.
卵鞘が小さくすべて拾うにはそれなりの時間がかかる.
そうするとこのように人懐っこく登ってくる.
小さいので動くスピードは,クロゴキサイズのゴキブリと違い目で追えるので見逃すことはない.
5か月分のゴミ.
終わり.
2022 .1.28
アオダイショウの鱗
Elaphe climacophora scale
先日脱皮を終えました.
最近脱皮間の餌食いはマウス1~3匹です.
夏より食は細るようです.
最近は触れ合っていないので久しぶりに手にしたのですが,鱗がきれいなのに気が付きました.
いかがでしょう.
2022 .1.27
雑事22
Little things 22
先日のキスジゴキブリとセットで頂いた三重県産クロゴキブリ♀成虫.
予定通り産卵しました.
一般的には幼虫で越冬するのですが,場所によっては成虫がまだ産卵しているのでしょう.
3月初旬頃には孵化すると思います.
アカボシルリゴキブリ
珍しく動きませんでした.
ネバダオオシロアリ
久しぶりの羽蟻出現.
飼育はじめて今月でちょうど10年になりました.
最近は兵蟻も見ることはなく,職蟻が以前に比べ見なくなったなー.
の状態でした.
2022 .1.26
Polyphaga saussureiダニ残り
The mite parasite survived on the Polyphaga saussurei.
冬の風物詩.
ケース室内側に集まるゴキブリたち.
なんて暢気に写真を撮影していたのですが,
ダニがいた.
しかもどう見ても例のヤツ.
近くの大きな個体は成虫の死骸.
その裏.
この成虫は,肉眼でダニがいないと思った個体を,何気なく卵鞘孵化個体群にいれてしまった物.
結局この個体群はダニ排除群ではなくなった可能性大.
とりあえず幼虫だけ分け,効果?だが,藁をもすがる思いでダニ駆除マットに入れ替えた.
ただ,肉眼ではダニの付着はない.
数個体サンプリングして見ると・・・.
まず卵鞘.
メタクチャついている.
まあ,この辺は想定内だが,ダニの卵が沢山付着している卵鞘と,全く付いていないのがハッキリわかれる.
全くなし.
ダニも卵鞘に潜りやすい物と潜り難そうな物を区別しているのかもしれません.
次は成虫.
ざっと見では見つからないが,冷蔵庫で動かなくして再度見ると1匹発見.
想定内・・・.
中齢幼虫.
いた.
幼虫もう1匹.
いた・・・.
1個体あたり数匹もついていないと思うのですが寄生されてました.
先日孵化した幼虫は完全隔離ですね.
やはり,駆除するなら徹底的にやらないとだめということです.
2022 .1.25
クマネズミの冒険
Adventure of the Black rats
この2匹の物語.
左♂,右♀.
♀「あなた,誰かいるわよ」
♂「うむ・・,よし俺が行って見て来よう」
「嗅ぎなれない匂いだが,危害はなさそうだ」
♀「本当?すぐ戻ってきたようだけど」
「じゃあ私が行く」
「(* ̄- ̄)ふ~ん安全そうね」
てなところでしょうか.
2022 .1.24
キスジゴキブリ
Symploce striata striata
昨日,お土産でS野さんから数種類のゴキブリを頂いた中の1種.
終齢に近い個体3匹.
現在横須賀の個体を1頭だけ飼育しているが,これははるか離れた西の個体群.
3匹いれば雌雄そろうと安心して確認していなかったが,この飼育環境にも慣れたころなので雌雄を確認しました.
1匹目,♀.
2匹目,♀.
3匹目,♀すう^?.
最後のがよくわからない.
今更じたばた顕微鏡で確認しても性転換しないので,成虫まで飼育を楽しみます.
2022 .1.21
Decoralampra fulgencioi成虫
Decoralampra fulgencioi
ダニ沸いておりました.
「これが最後」と思った少し後に見つかる.
ホントしつこい.
出産がはじまる前に床を全交換しました.
がすでに成虫になっている個体もあり,もう少し放置したらしばらく駆除できなくなるところでした.
♂成虫.
♀成虫.
無事ペアは確定.
幼虫で入手した後これが一番気になるところ.
後は,雌雄の羽化がずれること.
本種はそれほど差がないのかもしれません.
幼虫群.
基本的に湿った場所に潜り込んでいます.
ケースの外を見ると,1個体だけ死亡幼虫が.
タッパー外に落ちて登れなかったのか.
こうゆうの必ず出てしまいますね.
動きも見た感じより素早い.
で,本種平気で腕に登ってきます.
まだ貴重な個体たちですから,ソーと服脱ぎ無事回収できました.
現在こんな感じです.
ご参考までに.
2022 .1.20
卵鞘孵化
Hatching of oothecae
保管している卵鞘が孵化はじまりました.
Polyphaga saussurei
本種は1齢幼虫が大きいのでカップ下から容易に確認できます.
やはり孵化まで2か月近くかかるようです.
Eupolyphaga sinensis
本種は小型のため,たくさん孵化するとカップ下からも分かり易いですが,少ないと週一で確認マットほじくり確認しています.
2022 .1.19
ダニ駆除済飼育箱
Breeding box after mite extermination
Polyphaga saussurei
Therea regularis
Eupolyphaga sinensis
Polyphaga aegyptica
Therea olegrandjeani
安心してイモ洗い状態で飼育できるのは健康に良いですね.
また,この状態だと卵鞘も勝手に孵化してくれます.
2022 .1.18
Thorax porcellana2度目の産仔
Second laying nymphs of Thorax porcellana
最初に産んだ個体の2回目の産仔です.
この段階って,普通の1齢幼虫ではないように見えます.
卵皮を脱ぐ前の状態?
この筒状の体形は違和感ありますね.
次回は1匹さらってみたいと思います.
2022 .1.17
1月のハエトリ
Jumping spider in January
仕事机の横でご対面.
いつものアダンソンです.
この寒さでも元気で過ごしているようです.
何喰っているのやら.
で,少し近寄って撮影したらにらまれた.
その後餌くれないなら帰るとばかりに去って行かれました.
良かったよかった.
2022 .1.14
Symploce pallens 卵鞘
Ootheca of Symploce pallens
2009年から飼育しているが維持管理に一度もつまずいた事がないため,あまり観察しない地味~な種.
幼虫を飼育ケースから採集しやすいので,餌昆虫として重宝している.
(過去の写真)
現在は,ムカデベビー,ヤエヤマサソリの餌となっている.
今日もそんなことでいじっていたら白い卵鞘が目に留まった.
2011年にも登場し,白い卵鞘が・・・.
と書いてあるが,その時以降いろんな種類の卵鞘を見てきて今回「白すぎ?」と改めて変?なことに気が付いた.
単為生殖系のワモンゴキブリはこの産卵段階でこの白さは絶対孵化しない.
他の種でも,白い卵鞘や色が薄いのは希望薄.
この個体だけかと思ったが他にも同様の個体がいる.
ただこの卵鞘は幾分茶色がかっているし,卵鞘が縦なので産み始め.
さっきの真っ白は横向いているのでこの卵鞘より時間は経過している.
いろいろ見ていると産下された卵鞘も白っぽいのがある.
このゴキブリはあまりネタが無いかと思ったが,次回は白い卵鞘の謎に迫りたいと思います.
2022 .1.13
トビイロゴキブリの治療
Periplaneta brunnea tretment
いろいろやってますがどれも効果なし.
たまたま思い出したのが塩.
金魚などは昔,白点病やなんか症状が出ると塩を入れていたのを思い出し岩塩水を入れてみました.
左が塩水あり.
結果.
変化なし.
効果自体がどれくらいの期間で出るかわからないので,もしかしたら次の孵化幼虫から死亡しなくなる可能もあるが,そこまで待てない.
次考えます.
2022 .1.13
Gromphadorhina oblongonota産んだ
Produce nymphs
産まれました.
なんかあっさり.
先週縮小した時点で卵は育って生まれる寸前だったのでしょう.
あのまま特大プラケで飼育していても同じ結果だと思いますが,まあ,密密化は期待した通りの結果が出たので良しとしてこのまましばらく飼育します.
何事も先手先手を打つことが重要です.
2022 .1.11
Thorax porcellana幼虫
Nymph of the Thorax porcellana
水を撒くと水滴を飲みに来る♀.
あまり移動しないのだろうか.
成虫は湿った場所より乾燥した場所にいる.
幼虫.
すでに独り立ちしています.
マダラゴキブリ類によく似ています.
危うい感じです.
こちらは湿った場所にいるかな.
2022 .1.7
餌
Feeds
今日の材料はニンジン・リンゴ・エリンギぶつ切り.
鍋に入れるわけではなく,ゴキブリに与えます.
正月だからというわけでもなく,定期的に与えているメニューです.
真の害虫類ではなく,マットなどを使う種に与えます.
オガサワラゴキブリ.
増えるのですが,たまに放置しすぎて危機的状態になるのでそれ防止.
ツチゴキブリ.
これも,一時期ヤバそうだったので入れてます.
スズキゴキブリ.
これは是非次も繁殖させたいので特別扱いです.
Corydidarum magnifica
維持できているのですが,めちゃめちゃ増えないので与えています.
効果があるかはよくわかりません.
気持ちですね.