ゴキブログ一覧
2011 .7.21
インド到着
空港着陸前.
デリーは現在雨季だそうで,確かに天気も悪く,水溜りが見て取れる.
着いてはじめて見かけたゴキブリ.
チャバネゴキブリの幼虫だと思う.
見つけてはしゃいで写真撮っていたら,ホテルの人が来てつぶしてしまった.
日中屋外で見つけたカナブン.
その他,いくつかいたが,後日にお見せします.
2011 .7.20
今戸のクロゴキブリ
新事務所もいろんな虫がいますね.
昨日はシミ.
今日は,やはりいましたPeriplaneta fuliginosa.
クロゴキブリです.
裏階段に出没.
雌.
翅に付いた埃が銀粉のようで渋みが出ています.
前事務所の連中が,寂しがって追ってきたのでしょう.
東京で,アオスジアゲハと同レベルで見かける昆虫ではないでしょうか.
下の階のK田君も事務所のトラップに捕獲されたと喜んでました.
そういえば,自宅のベランダにも出たといって大騒ぎしていました.
仕留められた個体を見ると,雄成虫でした.
こう暑いと飛翔する個体が多く出るのかもしれません.
庶民のゴキブリですね.
ちなみに,本日より海外出張です.
今頃は,時差4時間の地に到着して,ゴキブリを探している所かもしれません.
環境が繋がれば,現地レポートします.
2011 .7.19
Gyna bisannulata 幼虫
卵胎生.
非常に小さい.
チャバネゴキブリ1齢幼虫の感あり.
成虫は良く飛びそうである.
2011 .7.15
オオゴキブリ累代飼育
飼育ケース.
本属は,殖えてくるとマット上に出てきて死にはじめる.
殖えてくると=餌不足と成虫は縄張り不足のようなものであろうか.
掘り返すと中齢幼虫17匹しかいなかった.
なんとも虚しいが,これだけいれば累代は出来るので良しとせねば.
ちなみにこの位の大きさでも雌雄は判別できる.
腹面腹端部の節先端が窪み,小さな節が見えるのが♂.
こちら♀.
また半年後の繁殖を期待してマットに戻す.
2011 .7.14
セスジシミ
新事務所引越し完了.
思わぬ出迎えを受けることになった.
セスジシミ(だと思う;正確な同定はもう少し落ち着いてから).
前入居者は革製品を扱っていたらしく,下の階のK田君も見た~と喜んでいた.
これでシミのコレクション種は4種,飼育もコツが分かればなんとなくいける.
長寿で場所もとらず,匂わず,騒がず手間要らず.
飼育者も少なく,面白いグループだと思います.
2011 .7.13
Archiblatta hoevenii 最後のペア
悪戦苦闘であった.
ついに最後のペアとなり,特大ケースから中プラケに移動.
なんともなぞ多きゴキブリである.
累代はF2で終了する気配が濃厚となった.
以上.
2011 .7.12
トコジラミ探知犬
今日,明日と東京ビックサイトにてトコジラミ探知犬「joy」君のお披露目をしています.
犬種はブリタニースパニエル.
救助犬にも使われる賢い犬種だそうです.
トコジラミの初期発生の探索は人では難しい作業となります.
犬の優れた嗅覚を利用する為,短時間で効率よくトコジラミの生息を見つけることが出来ます.
何かの時は,お声をおかけ下さい.
2011 .7.11
ヨロイモグラゴキブリ床換え
約1年ぶりの床換えとなる.
相変わらず手がかからない.
しかし,クヌギの粉砕マットを入れたマットは粉状になって換え時を実感する.
仔はずいぶん大きくなった.
ちょうど1:1なので後3年もすれば仔沢山になるのだろう.
チャバネゴキブリに比べ気の長い話だ.
雌はこの仔達を産んですぐに死亡し,写真にあるのは新しい雌.
雄や仔ともうまくやっている様子.
今年は生んでくれるかもしれない.
2011 .7.8
Eublaberus sp.
ペットローチとして流通しているEublaberus属の一種.
パンタナルに生息している種らしく,同定出来ていないだけか,本当にsp.なのかは不明.
本属は8種類ほど記載されているだけである.
有名な種は
Eublaberus prosticus.
Eublaberus distantii.
海外のサイトを見ると,もう一種“Ivory”なるものがいるようだが,地名だかは不明.
前胸背は黒班が結合し,ブラベラスのような大きな班となっている.
幼虫も前2種と若干異なり,黄班はなく,単色傾向にある.
全体色と艶は良く似ている.
これも丈夫で良く殖えそうな感じである.
2011 .7.7
飼育道具
マットを加湿する際に大変重宝している.
ポイントは噴口部分.
これは正規品にはついていない噴口.
ホームセンターとか行くと,別売りでいくつか売っているので,用途に合わせカスタムすると使いやすくなる.
2011 .7.6
Deropeltis erythrocephala 孵化
孵化してきました.
Deropeltis属は,中齢幼虫以降になると輸送等で体調が不安定になりやすいようで,心配したが,初齢幼虫は意外としぶとさを持っているようだ.
頭部が黄色でメマトイのような厚みを持っている.
2011 .7.5
オガサワラウスヒラタゴキブリ 大変だ
何か悲惨な内容ばかりの今日この頃.
あまりそんなネタは多用したくないのだが,事実なのでどうにもならない.
ギリギリのところで気がつき修正しているので,皆様もやっちゃーならない事例という事で.
中齢以上が死滅していた.
ウスヒラタゴキブリより累代は簡易と思っていたが,例のダニが大発生しており,初齢幼虫も死骸が転がっている.
水入れを持ち上げると,ワラワラダニが結構な速さで登ってくる.
矢印の3倍ほど手についている.
特別,痒みや腫れはできないので,不快なだけと思うが,嫌な感じである.
今回は,生体の数も減っているので,とことんダニを排除して床換えを実行.
最低限のセットに,初齢幼虫を1匹1匹移し変える作業がもう1週間以上続いている.
小笠原の自然遺産登録により,ゴキブリといえど採集しにくくなる.
多分,こんなマイナー種を維持している人はそんなにいないでしょう.
目指せ復活.
2011 .7.4
ブラーミニメクラヘビ 卵
社内のK田君が飼育している個体が卵を産んだそうなので見せてもらった.
親と同じ太さがある.
長さは20mm内外.
2個産んでいた.
私が飼育していた個体は,シロアリのかなり大きなコロニーを壊滅させ,自らも土に返りました.
彼もこれからシロアリ確保で忙しくなることでしょう.
2011 .7.1
空家のクロゴキブリ
古い事務所からの完全撤退が完了しました.
温室内はもぬけの空となり,そこに勝手に同居していた同居人も,居場所が無くなりうろうろしている.
隠れる場所なし.
9割が成虫.
幼虫も若干見かけたが,電気をつけると,狭い亀裂に逃げ込みその数は不明.
2011 .6.30
オオモリゴキブリ終齢
成長しても,幼虫の特徴にほとんど変化ない.
体長18mm内外,
多分終齢.
2011 .6.29
ホラアナゴキブリ飼育
シロワラジ排除後は順調のようだ.
容器サイズは小.
当分小で大丈夫でしょう.
本種のような小型種は,特に乾燥に弱いと思われるので注意しましょう.
マットは土をベースにその上にミズゴケ,ミズゴケ乾燥抑制に落ち葉を入れています.
水場は小型のプリンカップ水場.
マットに腐葉土などを混ぜない理由は,腐朽する物を大量に入れると,マット交換が頻繁になり,そのたびに微小なサイズの卵も一緒に処分してしまう危険があり,メンテが楽な土となる.
2011 .6.28
捕虫器
引っ越した距離は1kmにも満たないのだが,
新しい室内にケージを納め,整理をしているとゴキブリコバチがケージの蓋についているのを発見.
写真も撮り忘れるほどあわてて処理したが,好みの卵鞘臭でもあったのか,わずかな時間でよく侵入したものだ.
一応,全ケージにはノミバエも入れないようにと,防虫シートは入れているが,入ったら一大事.
そこで捕虫器.
この製品,誘虫ランプは6Wと小型だが,置き場を取らず結構捕まる.
価格も安い.
ただ,ゴキブリコバチが誘引されるかは,調べていない.
2週間でこんなに捕まっている.
ほとんどがノミバエ類.
幸いに寄生蜂は捕獲されていないようだが,こんなに室内にいたとは驚きである.
また,立ち上げまで時間がかかりそうである.
2011 .6.27
祝 自然遺産登録
青い海と作業服.
緑の自然
固有植物 タコノキPandanus boninensis.
オガサワラトカゲCryptoblepharus boutonii nigropunctatus.
アカガシラカラスバトColumba janthina nitens .
船より見る夕日.
25時間半の船旅も良い物です.
一度は訪れてみてください.
2011 .6.24
緊急事態
引越しの混乱と,小笠原業務5日間の不在が重なり,ゴキたちがますますすごい事になってしまった.
Deropeltis erythrocephala
ダニの仕業か?ただ単に死骸にダニが出たのか?
分からないがあまりこういった状況にはならない.
虫体に白く点状に見えるのがダニ.
今回は時間がなくダニの拡大はしていません.
再度,問題が発生したら,解明したいと思います.
脱皮直前の雌についている画.
多分ダメであろう.
セット後.
まだ生存は複数いるが,はたしてどうなるか?
一応.
孵化しそうな卵鞘を別枠でキープ.
しかし,いつもこんな無駄なかわいそうな事をしてしまう.
反省はしています.
2011 .6.23
小笠原 忘れ物
いつもお世話になっている父ペンのアイドル.
私のように,年1しか訪れない人間も暖かく迎えてくれる.
お別れに記念撮影.
行く度に遊んで帰ろうと思いつつ,いつも仕事に追われ遊べない,写真も忘れる.
今回はやっと一緒に写真が撮れました.
次回行くことがあれば少しお相手いただきたい.
2011 .6.22
小笠原から日常へ
本日,午後3時30分定刻に竹芝桟橋着岸.
今回の小笠原は,雨不足のため地表が乾燥して生物探しは困難な状況でした.
そんな中,同行したK田君がクリーンヒットを連発.
ブラーミニメクラヘビ.
乾燥した松材隙間に潜り込んでいた.
道端,枯れ木よりオガサワラチビクワガタ発見.
これもまた,乾燥した枯れ木に潜っていた.
巽道路終点でオガサワラノスリのニアミス.
宮の浜で見かけたカニ系エビ(K田談).
色違い.
平べったい体系で動きが早くなかなか写真撮れない.
もう一種小型の可愛いカニ.
フナムシ?
離島直後,見送りのレイから落ちたハイビスカス.
郷愁を誘いますね.
恒例の島のボートに見送られ,一路東京を目指すおがまる.
2011 .6.21
小笠原 6月21日
コペペ海岸につながる川も干上がっている.
いつもはこの時期,川幅1mほどあるが,今季は水溜りのみ.
水溜りにさまざまな生物が集合している.
エビ,大小さまざまな魚,オガサワラアメンボ,
オオヒキガエルオタマ.
その周りの砂浜には無数の巨大なオカヤドカリが走り回っている.
ヤドカリ好きにはたまらない場所かもしれません.
2011 .6.20
小笠原 父島 2011年6月20日
昨晩はシロアリの羽アリが少し飛来しました.
飛翔.
今日も快晴.
朝から気温は急上昇.
ウエザーステイションより西島を望む.
海の透明度がすばらしい.
恒例,グリーンアノールの交尾.
言っておきますが,本種は特定外来生物のため,移動,飼育は出来ません.
ブラックバスと同じです.
オガサワラオオコウモリが食べたバナナ.
小笠原10回目であるが,いまだにオガサワラオオコウモリを見たことがない.
夜は飲んでいるのでしょうがない.
扇浦からの夕日.
明日はいよいよ離島日.
天気はまだ良さそうである.
2011 .6.17
小笠原へ出発
10時に竹芝桟橋を出航,小笠原へ.
あいにく東京湾は雨.
一夜明けてすでに小笠原.
小笠原はすでに梅雨明けしており,良い天気.
良すぎて現在節水中.
つまり雨が降らない.
と言う訳で,生き物もあまり多くない.
で,アノールにかまれた!
2011 .6.16
移転ひと段落 その2
水容器のガーゼを食われ,ガーゼが水没したAeluropoda insignis.
水がなくなり,ミズゴケがカラカラに乾燥し,餌容器がひっくり返り,アオカビだらけだったモリチャバネゴキブリ.
しかも対馬産.
まだありそうである.
明日から約1週間父島に行きます.
放置に弱い種は眼を通さないといけないと思いつつ,渡島準備も出来ない状態.
ぼやいてもしようがないので,取り掛かります.
明日は更新できません.
まとめて明後日行なう予定です.
父島まで25時間30分.
普段出来ない仕事が出来ます.
2011 .6.15
移転ひと段落 その1
事務所移転が95%終わり,恐る恐るゴキブリ達を見るとすごい事になっていました.
Archiblatta hoevenii.
餌がなくなり,2雌が死亡.
卵は孵化していない.
Lucihormetica verrucosa.
餌水がなくなり,皆さまよっている.
日常を取り戻すのは何時になるやら.
2011 .6.14
ヒメクロバエ
O木所長より.
クロバエとついているが,イエバエ科のハエ.
6/13に茨城で撮影.
本日,薬局で炭カル注文受け付けてくれるお店を見つけました.
購入し,使えるようでしたらお知らせします.
2011 .6.13
アルビノ
ピンク2匹がアルビノ.
生後約7日.
このぐらいでも体毛の色違いがわかる.
2011 .6.10
クロワモン産卵
見れば見るほど馴染めない.
もう少し飼育期間が長くなれば,また,この形態が増えてくれば違ってくるのだと思うが.
とりあえず,目に付いた3匹の雌を隔離して飼育を始めたが,あっさり卵鞘を産んだ.
正常な卵鞘に見える.
孵化まで約40日.
7/20頃であろうか.
はたして1齢幼虫から変化が見られるか?
楽しみである.
2011 .6.9
クロゴキブリ採集
クロゴキブリはどの様な場所を探すと見つかるか?
事務所移転にともない,掃除のついでに何箇所か探してみた.
屋上階段資材置き場(屋内).
成虫の翅のみ発見.
ダンボール放置残骸(屋外).
発見できず.
観葉植物鉢下(屋外).
発見できず.
この下はいると思ったが残念.
放置木材下.
幼虫複数発見.
湿った場所で,木質の腐食した下面を好むようだ.
多分こんな場所にトラップを設置すれば一晩で数匹捕獲できるだろう.