ゴキブログ一覧
2025 .9.12
Panchlora niveaダニ駆除
Construction of a Mite-Free Breeding Container for Panchlora nivea
続いて本種.
作業の手順や配置はEucorydia linglongと同じ.
Eucorydia linglongより楽なのはケージ全体マットではないこと.
ミズゴケや大きな資材はピンセットで虫体が付いていないか確認しながら熱湯風呂へ.
1♂が入っているのは飛んだので叩いたら落ちてしまった個体.
しかし,たまに見逃してこうなる個体も出てしまった.
旧ケージ内が虫体だけになってから一旦別の容器に移す.
移した状態.
ここで,目視でダニを見つけ潰す.
それを,少量のヤシガラに混ぜてヤシガラ洗浄.
さらにもう一回清潔な容器に虫体だけ移す.
それらを用意した飼育ケージに入れて完成.
成功していると良いのですが.
2025 .9.11
ツチカニムシ科
Chthoniidae
ダニを排除したケージを眺めていたら走り回るダニ?がいる!
慌てて匙で拾い潰そうとしたらツメがある.
カニムシかもしれない.
拡大すると何か違う.
さらに拡大.
動きが早くこれ以上は諦め.
胴部がやけに長く,下膨れ.
しかし,どこかで見たと思い書籍「東洋のガラパゴス小笠原」を見るとカニムシの仲間であったがツチカニムシというグループに入るらしい.
ツチカメムシは馴染みだが,ツチカニムシは舌を噛みそうな名前.
トビムシを食べるらしいので,もしかしたらダニを食べていたのかもしれない.
と言う分けで元のケージに戻してダニ退治をお願いした.
逃がした後に「日本産土壌動物」を見ると,検索表が載っていた.
同定できたかもしれない.
次捕まえら同定します.
2025 .9.10
Eucorydia linglongのダニ排除ケージ構築
Construction of a Mite-Free Breeding Container for Eucorydia linglong
ずーと忙しく,手を付けれませんでした.
しかし,放置すると他のケージにも侵入する可能性が高くなったので実行しました.
現在,Eucorydia linglongが元となり,Hemithyrsocera vittata,Panchlora nivea,ルリゴキブリ,Paranauphoeta basalis(以上発生が酷い順)が棚で隔離位置に並べてあります.
まずは,元凶となり最もダニが酷いEucorydia linglongから開始.
ダニの状況は2025.2.25のブログを参照ください.
準備です.
右端がダニ発生飼育容器.
ダニは炭カルも突破するのでガムテープで捕獲するため貼っているがこれでも突破する個体もいる.
真ん中はダニが群がる床材やシェルターを投入し殺虫するための熱湯(75℃).
左下は,スプーンで土付き虫体拾って,虫体だけをさらに拾うための容器.
左上はダニを除いたと思われる虫体を投入し,ヤシガラで洗浄する容器.
一番上の泡立った小プラケは,使っている給水カップをダニごと入れるために用意.
熱湯と同じ目的だが熱湯は瞬殺のうえ,いれたものが冷えればすぐに飼育容器に戻せるのでよい.
このマットにスプーンを入れ幼虫を拾う.
拾って幼虫だけ分けた状態.
この状態でも,虫体の隙間をダニがかなり歩いているので,粘着綿棒やガムテープ丸めた物で排除する.
それを少量のヤシガラ入れた容器に,ダニが入らないように幼虫だけ入れる.
そしてダニが落ちるようにガサゴソ振ってダニ落しする.
そこからもう一度綺麗なカップに幼虫を分ける.
分けた容器内をさらに目視でダニがいないか確認.
そしてやっとこの幼虫たちをあらかじめ用意した新ケージに投入.
新ケージ1個目.
2個目(餌まだ入れてない).
今日はこれで終わり.
これだけやっても過去の経験ではダニが再発することがある.
まだたくさん残っているが,一度やると慣れてくるのでこういった作業は根詰めて続けてやった方が良い.
2025 .9.9
アオダイショウ脱皮した!
Elaphe climacphora shed its skin!
あんなに皮がふやけても脱皮しないのは初めてなので心配で心配で.
と言いつつも夜はぐっすり寝てしまったが朝見ると脱皮していた(⌒∇⌒)(⌒∇⌒)(⌒∇⌒)!
(虫かご蓋は脱皮取っ掛かり用)
なんでこんなにうれしいのかふと考えてしまった.
もしかしたら脱皮できずに死んでいるかもしれない心配があった.
そして,こんなにも私を拒否しないヘビはいまだにいないことに気が付いた.
本当になすがまま,されるがまま.
別に弱っているわけではなく,この個体はここに来てからズーとそう.
大事にしないといけないですね.
あらためてこの仔の大事さを実感した出来事でした.
2025 .9.8
アオダイショウが脱皮しない
Elaphe climacophora that won’t shed its skin.
ボールパイソンと同時期に眼が白濁したのですが,まだ脱皮してくれません.
白濁以降水に入りっぱなし.
昨日,水が汚れていたので脱皮直前の個体には触れたくなかったのですが交換しました.
その時も暴れずおとなしく.
脱皮がきつい年齢なのか?
年齢が分からないだけに心配です.
で,よく見ると皮がすでに剥離しています.
こんなの初めて見ました.
皆そうなのか?
それとも脱皮をする体力がいのか?
おーい,頑張れ!
2025 .9.5
ウスヒラタゴキブリ孵化幼虫
Newly hatched nymphs of the Megamareta pallidiola pallidiola
餌交換などメンテしていたら見つけました.
まだ色づいていない孵化したばかりの1齢幼虫.
拡大.
腹部に緑の部分が見えます.
卵由来の物でしょうか.
このサイズでも触角を動かし何かを感じようとしているようです.
可愛いですね.
2025 .9.4
クロゴキブリ出現
A Smoky brown cockroach appeared.
龍ケ崎の事務所では初記録.
最近N代君ともう少し上の地域のゴキブリ調査しているのですが,そのあたりでは普通に見るのですがこの敷地内は初.
物陰に隠れようとしたので方向転換.
ブレる.
仕方なく捕獲.
クロゴキの顔ってお世辞にも可愛いとは言えないような.
でも良く見ると可愛いか.
♀.
飼育しようと思ったのですが,久しぶりのクロゴキで気合が入りすぎ,おなかが出てしまったのでこの仔にはかわいそうだが記念すべき龍ケ崎1号標本になってもらいました.
2025 .9.3
モンキーポッド挿し木完敗
Monkeypod Cuttings: complete defeat
8月中旬に,自作発根剤で最後の自力発根を目指しましたが完敗です.
挿して半月もしないうちから茎の色が変わり始めました.
現在.
抜いてみましたが当然根などなし.
発根剤買うか・・・.
でも,次挿し木できる時期は枝が伸びる10月過ぎになりそう.
挿し木時期ではない気がする.
最後の手段 取り木 するか.
でもう1つプルメリアも7月に挿していました.
こちらは,先端に生長点のある2本が茎にしわが入り抜くと腐っていたので処分.
現在,手前1本は芽が成長してきたので多分OK.
奥のもう一本もはじめは芽が出ないのでダメかと思っていましたが,最近小さな芽が出てきました.
多分いけそう.
2025 .9.2
フタホシモリゴキブリ床替え
Cleaning of the Sigmella schenklingi breeding container
見た目はリュウキュウモリゴキブリに似ているのですが,飼育の不安定さはモリチャバネゴキブリに似ている気がします.
飼育ケージ内の色が単調になりがち.
以前2系統飼育していましたが,1系統幼虫が出なくなり絶えてます.
本種は生息地が局地的なので関東からは気軽に捕まえに行けません.
床替え後.
タッパー用土は今のところ必須.
水容器の上の用土地帯が若齢幼虫のお気に入り場所となっています.
2025 .9.1
アカズミゴキブリ
Periplaneta kijimuna
いろいろ手は尽くしているのですが幼虫が出ません.
シェルターには卵鞘が埋め込まれているのですが孵化していないようです.
♀も高齢化してきていると思われ,そろそろヤバい状況です.
今まで2ケージで管理していましたが,精鋭を集めて1ケーズに集約しました.
神頼みです.