ゴキブログ一覧
2012 .8.17
肩のりクマネズミ その後
The situation of the after that of a shoulder riding roof rat.
生後間もない時期に,事故で後脚の片方を失った仔です.
今日で生後400日齢.
人の存在を気にしない「慣れた」個体です.
しかし,以前,別の部屋で写真を撮ろうとして,移動させた際,急に駆け出して取り押さえたら思いっきり噛まれ大流血.
やはり,クマネズミは,慣れた環境で自由に振舞うのであって,初めて入る空間には相当神経質になるようです.
この性格もあり,トラップには捕まらない困った動物になっている訳です.
2012 .8.16
オガサワラゴキブリ受精嚢
The spermatheca of a Pycnoscelus surinamensis.
オガサワラゴキブリの受精嚢.
腹端を切開すると出てくる.
この中に精子が蓄えられている.
2012 .8.15
コワモンゴキブリの齧る能力
Capability which Periplaneta australasiae gnaws
大型のGlass climbing 可能な種は,炭カルが落ちて放置しておくとこうなる.
成虫も余裕で通過できる大穴.
面白い事に,これに気がつき蓋を取ろうとしたら,紙の上にいた成虫数匹は,逃げ迷うことなくこの穴から,ケージ内に戻っていった.
逃走経路を記憶していたかのようなスムーズさだった.
裏から見ると,他にも数箇所齧って小さな穴(赤→)が空いていた.
大穴だけであれば,切り詰めて小プラケに使いまわすのだが,微妙な穴あき具合だ.
拡大.
繊維の切断面は,切れの悪いニッパーのような物で切ったように見える.
ゴキブリの顎を見ると,なんとなく納得する.
この動物の齧り後だが,犯人が分かっていれば何とでもいえるが,犯人探しの仕事は,白い頭がさらに白くなるような辛さがある.
2012 .8.14
指
The finger of a roof rat.
群れからはじかれた個体 かな?
普通はシェルター内に雌雄仲良く重なっているが,たまに1匹金網にぶら下がる様に張り付いている.
そのときの前足手の甲.
金網越しに握手すると,嫌がってか逃げていく.
当り前か・・・.
2012 .8.13
Deropeltis paulinoi
Deropeltis paulinoi
Deropeltis属の中で最もポピュラーな種であったが,なかなかまともな個体が入手できず.
私の中では,輸送に耐えられない虚弱体質種となっていた.
が,どうもそれらの個体はクラッシュした群れだったようで,この個体たちは丈夫であった.
そんなわけで,問題なく殖えてきた.
♂成虫.
♀成虫.
1齢幼虫.
このグループの形態は結構好きです.
2012 .8.10
クロポチャ
Drowned Periplaneta fuliginosa.
ここの所毎朝クロゴキ成虫の死骸を見かける.
大概は♂のように見える.
雌は潰されている場合ではないのだろう.
せっせと卵を生産しているところだと推測される.
実験棟階段の水ジョウロ内にクロゴキ発見.
ここは昨年アオダイショウが登ってきた階段.
ヘビが入るぐらいだからゴキブリなどは普通に入ってくる.
雄のようだ.
この内壁ではさすがに登れないようだ.
水でも飲みに入って出れなくなったのだろう.
例のガラス製のゴキブリ捕り器の原理だ.
そうはいっても,目があってしまった以上放置も出来ず,水ごと外に開放してあげた.
でもそう先は長くはないような気がする.
2012 .8.9
ミルワーム
MEAL WORM
甲虫目ゴミムシダマシ科
チャイロコメノゴミムシダマシ
Tenebrio molitor という学名で,ヨーロッパ原産のようですね.
一昨日の放置可能昆虫で思い出しました.
本種はかなりいい線いってると思います.
うちで大量放置飼育している昆虫で,最も古いのはもちろんこのミルワーム.
ミールワームが正しそうですが,日本では「ミル」が一般的のようです.
チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫.
こいつは,フスマさえ入れておけば,後は何もしなくても生きています.
フスマがなくなっても,共食いしながら餌が来るのをじっと待っています.
いろいろと害虫を飼育しましたが,こいつが№1です.
2012 .8.8
トビイロゴキブリ感染実験結果
Infection experiment of the virus for Periplaneta brunnea.
1ヶ月ほど前に,淘汰予定ケースの中に,別系統の変死による全滅した死骸を投入し様子を見た.
結果はこちら.
1匹もおかしな個体がいない.
健全な個体には症状は出ないのか?
もっと時間がかかるのか.
というわけで,この実験は終わり.
大量飼育する昆虫ではコオロギもこのような大量死があるらしい.
殖え始めたら適度な飼育密度を維持すような注意が必要ではないでしょうか.
2012 .8.7
ホラアナゴキブリ床換え 3
Breeding cage cleaning of the Nocticola uenoi uenoi.№3.
前回の床換えが2011年2月.
少し放置しすぎたようで,1月前は無数にいたのに,今日は・・・.
少ない.
探さないと見つからない.
急遽,全交換する.
よく見ると,マット内に放飼したトビムシが極端に少なくなっている.
トビムシも生きられない環境なのか.
また,ケース端には無機物結晶のような黄色い物質が目立つ.
原因は分からないが.
これから約1ヶ月ほどかけ,旧ケージから新ケージへ.
今日は10匹見つけ移動した.
後何匹見つけられるか.
何個卵鞘孵化するか.
小さい種はちょっとした環境の変化にもダメージを受けやすいので油断してはダメですね.
2012 .8.6
ゼブラゴキブリ産卵
Laying eggs of the Eurycotis decipiens.
前回の交尾していた雌とは違うと思いますが.結果としてこうなります.
関係ないが,たまたま脱皮中の中齢幼虫.
2012 .8.3
硫黄島 8月の生物
The living thing of Iwo-To.August, 2010.
8月は非常に日差しが強く,立っているだけで汗がふき出す.
そのせいか分からないが,生き物の写真はあまり無かった.
夕方.
路上を徘徊するドブネズミ.
浮石をひっくり返すと,必ず出てくるオガサワラゴキブリの幼虫.
赤い個体と黒い個体の2色がある.
理由は今のところ不明.
2012 .8.2
Polyphaga aegypticaの好む産卵場所
The spawning ground which Polyphaga aegyptica likes
別名砂漠ゴキブリ.
乾燥したマットでも卵鞘は孵化するし,幼虫も特に水場に群れる事無くマット内を徘徊している.
しかし,産卵場所としては必ず乾燥した場所を選ぶわけではなく,このように湿った場所も好むようだ.
2012 .8.1
ヨロイモグラゴキブリ床換えと繁殖
Breeding case cleaning and Macropanesthia rhinoceros reproduction.
早いものでもう8月.
この暑さももうあまり続きませんね.
今朝,今年初めてのクロゴキ路上死骸を見ました.
写真撮ろうと思いましたが,人がいてやめてしまいました.
まだ羞恥心があるなんて,修行が足りないですね.
これから多く見かけるシーズンです.
次回は・・・.
さて,約1年ぶりの床換え.
マットが黒くなっている.
見るからに不味そうな雰囲気だ.
新しいマット.
基本的には安いクワカブマット数種混合.
並べるとこんな感じ.
右が当然新しい方.
全部掘り出すと今年の幼虫は3匹しかいない.
もしかしたら,マットがひどすぎいくつか死んだかもしれない.
それでもこれだけいれば,減る事はあまり考えなくても良さそうだ.
完了.
手がかからないが,放置傾向にあるので,気がつくと全滅なんて事もありそうだ.
楽というのも善し悪しだ.
2012 .7.31
マダラサソリ産卵失敗
Laying eggs failure of the Isometrus europaeus.
そろそろ産むと心待ちにしていた.
産んでいる.
しかし,卵?をくわえている.
1個体幼体がいるので,全く無性卵だったわけでは無さそうだが.
今日の状態.
やはり1匹だけ生存.
限りなく失敗に近い結果となった.
もう一回いけるか,乞うご期待.
2012 .7.30
ゴキブリの巨大な糞
Huge droppings of a cockroach.
マレーシアに生息する漆黒の巨大なゴキブリ.
体長はヤエヤママダラ♀成虫といい勝負.
幅はこちらが勝るだろう.
で,この糞がデカイ,太い.
これはドブネズミの通常糞.
負けていない.
見た目では区別付かない.
内容物を見れば,毛等が入るのでネズミと分かるが.
詳細はこれから.
今は産卵に専念してもらうため,刺激を与えないようにそっと見守るのみ.
2012 .7.27
森の分解者
The decomposition person in forest.
ミドリバナヤスデ.
埼玉県産.
いつも変な生き物を捕ってくれる I井氏より.
性別は♀.
産卵してくれると良いのだが,この手の大型種はまだ成功した事がない.
腐葉土朽木混合マットに入れると,食いながら糞をしている.
このように木屑が泥のような土に変化しているのを見ると,嫌われるのは筋違いだと思うが,やはり外見も重要なのだろう.
私などは,脚が多いほどしびれてしまうのだが.
2012 .7.26
ゴキブリ食事マナー 2
The meal manner of the cockroach.Part 2.
ケースの蓋を開けてもがっしり確保し,食い続けるワモンゴキブリ.
持ってうろついている事も.
2012 .7.25
マットにキノコ
The mushroom which grew on the mat to use for cockroach breeding.
ゴキブリ飼育用マットに使っているのが,木食いのゴキブリ類(オオゴキ・クチキ)の食い散らかし後のマット.
これをいったんプールするのがこの大型タッパー.
なにやら変な立体感があるので開けたらびっくり.
立派なキノコが・・・.
毒もなさそう.
3本ぐらい生えたようで,古いキノコはとろけて腐敗して悪臭を放っている.
しかもマット上には黄褐色の胞子が散乱している.
2012 .7.24
ハエ取り関連
Fly poison machine.
先週は博物館ラッシュだった.
たまたま行った病院の脇にあった博物館.
小規模だったが,無料の看板に誘われ訪問.
こちらは科学でなく,郷土博物館だった.
浦和市の歴史物が陳列.
あまり興味なかったが,害虫駆除の歴史コーナーが魅かれた.
町内会の殺虫.
噴霧器.
これはコレクターアイテムだ.
ハエ取りビン.
現在復刻版で販売されている.
ネットで検索すると見つかる.
ハエ取り箱.
これは欲しいですね.
2012 .7.23
科博のゴキブリ
The cockroaches which I watched at a National Museum of Nature and Science,Tokyo
科博は意外と敷居が高く,今回始めていった.
流石の科博もゴキブリは展示が少なく,今回はこのくらい.
土壌生物の紹介コーナー.
ツチゴキブリの幼虫?
ジャングルの樹に生息する昆虫コーナー.
良く分からない小さな個体が無数に並んでいる.
世界の昆虫コーナーの一角.
こんな感じ.
2012 .7.20
ムカデの魅力
Charm of the centipede.
龍を見た事がある訳ではないが,ムカデの捕食シーンはそれを連想させる.
噛まれたら痛いが,それを上回る魅力がある.
2012 .7.19
マレーシア産ホラアナゴキブリ
Nocticola sp. collected in Malaysia.
どこにいるか分かりますか?
日本のホラアナゴキブリより一回りほど大きく見える.
1♀で,手元に来て1ヵ月.
当初,すぐ★になるかと思ったが,元気に走り回っている.
もしかしたら,卵鞘も生んでいるかもしれない.
2012 .7.18
ユーカリ食い
Eucalyptus of the bait.
地中に持ち込んで食べていると思ったが,そうでもないらしい.
蓋を開けたら逃げると思い,ケージ越しに写真を撮ったが,開けても食らいついていた.
やはり好きなんでしょうね.
2012 .7.17
オリンローチ
Dorylaea orini [temporary name]
調べて知ったのですが,「仮称」のようです.
雄は有翅,雌は無翅.
コワモンゴキブリ小型版ですね.
ちなみに,コモンネームはMalaysian zebra-stripe cockroach
ゼブラの小型版にも見えますか.
2012 .7.13
Therea olegrandjeani 卵鞘
Ootheca of Therea olegrandjeani.
本種近似種の卵鞘は,マットにバラ産みのうえ,孵化までの時間か長い.
その為,累代が重なり,個体数が増えてくるとマット内が卵鞘だらけになる.
そこで,古い(孵化が完了)卵鞘と新しい卵鞘の見分ける一つの目安.
色.
普通,茶色(黒)が卵鞘の一般的な色だが,この卵鞘は茶は×卵鞘.
新しい(生きている)卵鞘の色は,薄緑の粉がふいたように見える.
わかり難いかな.
ただし,これは私の私見であり,データは取っていないので参考程度に.
2012 .7.12
マダゴキ黒の固定
System fixation of the [Madagoki] Gromphadorhina portentosa ‘normal’:
2008年に「フルーツゴキブリ」の黒ばかりを集め,飼育していた群れがある.
結果は黒ばかり.
現在,このような品種として流通している種が結構存在する.
クワガタなども○○系統などとして楽しんでいる人々がいる.
ゴキブリもまた,こういった楽しみもありだと思う.
2012 .7.11
オガサワラゴキブリの産卵
Laying eggs of the Pycnoscelus surinamensis.
産卵中.
この後,体内に収納し,約40日後に子供が出てくる.
なお,この個体は P.surinamensis.
雄は出ない.
2012 .7.10
仲良しクマネズミ 2
Good friend roof rat 2.
クマネズミも地球に生きる生物のひとつ.
2012 .7.9
トビイロゴキブリ感染実験
The infection experiment of Periplaneta brunnea.
例の全滅トビイロゴキブリ生き残り,最後の1匹が死亡した.
体色が見るからにおかしい.
それを,トビイロゴキブリ淘汰集団に入れ,様子を観察.
果たして,このグループも全滅するのか?
2012 .7.6
ゴキブリの食事マナー
The meal manner of the cockroach.
小型のゴキブリはこんなことはしないと思うが,ワモンゴキブリは結構手に持って飯を食う.