ゴキブログ一覧
2022 .5.24
スズキゴキブリF2続報
Periplaneta suzukii F2 follow‐up report
久しぶりの登場となりました.
まだ例のダニが収まっておらず,このケースにも再発.
駆除がてら状況報告です.
♂成虫.
飼育して思うのは,触角が切れてしまうこと.
最初は数が多いと攻撃し合いこうなるかと思ったが,現在は2ペアほどしかいない.
♀も短い(翅じゃなくて触角).
生き残りのすべて.
卵鞘は産んでいるが壊れた物ばかり.
唯一形を保っている物があったが,か弱い.
Archiblatta hoeveniiとそっくり.
ホントなぞばかり.
2022 .5.23
キスジゴキブリネタ
Topic of the Symploce striata striata
兵庫県産キスジゴキブリ♀が死亡しました.
結局産卵せずに終了.
くやしい.
なんて難しいんだ.
しかし,今年は強力な助っ人S野氏が付いているので,早々に新血導入.
今度は神奈川産終齢幼虫2匹.
両方とも♂のようだ.
ところが,実は昨年から1匹だけ飼育していた幼虫が最近成虫になりなんと♀となった.
うまくいけばまだまだ楽しめそうな予感.
2022 .5.20
Polyphaga saussureiネタ
Topic of the Polyphaga saussurei
相変わらず食べられています.
これはダメだということで,こういう時だけ都合よく使うのがダニ忌避マット.
これ見て思うのは,色が明るいので清潔感と安心感が得られるということ.
それはそれで合格なんだと思う.
そして,ついに卵鞘が孵化しました.
これは今年の1月に分けた卵鞘.
4か月かかった.
これは記録では昨年の10月に分けた卵鞘.
一部は12月末に孵化してダニにやられ,その時未孵化卵鞘を再度ダニを調べて分けていた物.
7か月?
いずれにせよ,ダニフリー幼虫が20~30個体は得られたので,このダニともしばらくしたらおさらばできそう.
そうなれば,残るは例のヤツだけです.
2022 .5.19
白眼ワモンゴキブリ増えた
More white-eyed American cockroaches.
一時期の減少は何だったのかと思うくらい増えました.
しかし,相変わらず翅ボロや跗節無しは国内野外種に比べ多いですね.
床替え中のくつろぐ幼虫.
逃げてませんのでご安心を.
移している最中.
おかげさまでこんなに増えました.
異常事態は早めに察知し,対策を取ればなんとかなる.
つくづく思うが愛が大事です.
2022 .5.18
Drymaplaneta semivitta 孵化日数
Number of days for Drymaplaneta semivitta oothecae to hatch
今年2月2日に回収した卵鞘が2か月たっても1個も孵化しないので,孵化日数を探るため4月に作った♀成虫産卵容器の卵鞘が孵化しました.
孵化まで要した日数は約30日.
何のことはない,一般的な卵鞘産下する種と変わらない.
季節の変わり目で保管温度が少し高めになっていたので30日ですが,常温(25℃前後)では40日ほどだろう.
なので,2月から保管しているこれらの卵鞘は孵化しない.
捨てる前に潰してみたらすべて中は乾燥していました.
たまたま古い死亡した卵鞘を集めたからなのか少し謎は残りましたがすっきりしました.
しかし,古い卵鞘と新しい卵鞘の区別がつけにくいのは困った物.
古いシェルター内にはこんな感じで卵鞘が詰まっているので,結局のところ40日保管して孵化しなければ捨て.
ひと手間かかるがまあ良しとしたい.
2022 .5.17
クロゴキブリ成虫出現
Adult Periplaneta fuliginosa appear
今年の初成虫.
綺麗好きのはずなのに埃がかなり付着している.
昨年の個体でしょうか.
疲れているようですね.
見過ごせないのでカップをかぶせ捕獲.
足元にこのままでは踏まれてしまうので,まず紙を入れ床から隔離.
紙が歪まないようにカップ事持ち上げテーブル上に確保.
夜だったのでとりあえずこのまま翌日まで放置していたら死亡していました.
逃がせばよかった.
悪いことをした.
2022 .5.16
Shelfordina terminalisのその後
After Shelfordina terminalis
1匹だけ残っていた幼虫は♀成虫となりました.
これが見納めと思い世話していたらもう1匹幼虫がいた.
雌雄は?
腹板の大きさからすると♀だろうな.
尾突起あるが,メスっぽいな.
こうご期待.
2022 .5.13
マダラゴキブリ
Rhabdoblatta guttigera
絶対の自信があったのですが,成虫は出産せず.
ついに1幼虫となってしまいました.
これを見ると♂.
1匹であるが,天寿を全うしてほしい.
2022 .5.12
祝ゴキブリレース
Celebration, Cockroach Race
ファイト~.
オー.
オーー..
※:冷蔵庫で寝かしてあります.
2022 .5.11
Thyrsocera spectabilis卵鞘
Oothecae of Thyrsocera spectabilis
ほとんどが成虫になり,産卵を開始しています.
転がし産み.
見た感じは良いです.
半埋め込み.
卵鞘が凹んでいるような.
完全埋め込み.
見事なカムフラージュ.
この産み方が正解でしょうか?
しかし,これはだれに対して?
それとも湿度を保持する目的でたまたま?
ゴキブリってホントに飽きないですね.
2022 .5.10
Polyphaga saussurei
Winter tradition of polyphaga saussurei
「冬の風物詩」としてご紹介しているが5月になってもこの状態.
横から.
拡大.
もう少しで成虫になるのだが.
中.
ん?
生贄を求めるかのような食い方です.
このダニさえいなければ,この肉団子状態はほのぼの見ていられるのですが,この密な状態がダメなんでしょう.
現在卵鞘も保管してあるが一向に孵化する気配なく,この世代に頼るしかなさそうである.
それにしても,ゴキブリ飼育がダニとの戦いになるとは本当に思わなかった.
2022 .5.9
放置したゴキブリトラップの結果
Cockroach trap capture results
久しぶりに実家に帰り家の中を調べていたらゴキブリトラップが出てきました.
いつ仕掛けたか忘れましたが,家の中に何がいるか調べようと思い置いたものです.
一番の目的はゴキブリで,ヤマトゴキブリならまあ普通.
クロゴキブリなら「やった」てな感じだったのですが,すっかり忘れていました.
結果発表.
1つ目.
カマドウマ.
想定内.
2つ目
カマドウマ.
想定内
3つ目.
クモ他.
想定内だがゴキブリはいないのに少し驚く.
4つ目最後.
(この順番は実際にトラップを回収した順です)
ガーン.
ヘビ~.
もっと早くトラップを確認していれば,種類も確認できたかもしれないが,こうなると諦め.
家の周りでは子供の頃から一度も見たことなかった?が,ここ数年内でもヘビがいることに感動.
しかも幼蛇ということは,親や子供が複数いる可能性もある.
この最後のトラップが一番興味深く,他にもセスジシミと思われるシミが捕獲されていた.
この家にいるんだと嬉しくなりました.
皆さんも同居動物を調べるなら粘着トラップが一番ですよ.
ちなみにこのトラップを置いた場所は最下層の地面に面している入口の内側に置いた物で,室内がこんなに湿度高いというわけではありません.
念のため.
2022 .5.6
タマヤスデ採集
Pill millipede collecting
春は新入社員の研修で何回か龍ヶ崎にある研修所に出向きます.
今年も出かけてきました.
天気も良かったので昼休みに虫探し.
この地域はタマヤスデが生息しており,研修所の敷地内でも以前は見つかりました.
しかし,今回探しましたがダンゴムシとワラジのみ.
整備されてくると住みにくくなるのでしょうか.
そこで,少し山に入った場所(と言っても道路際)を探しました.
いました.
こんな場所にいるかなと思いましたが,いる所にはいるんですね.
ダンゴムシよりは少ないですが,「すぐ見つかる」感じですね.
2022 .5.2
クロゴキブリの逃げ場所
A place for Smokybrown cockroach to escape.
昨年からクロゴキブリの影がちらつくようになりました.
今年も活動を開始したようです.
写真では飽きてきたので動画にしました.
さてこのゴキブリどこに隠れるか?
そう,暗いところに逃げ込んでジッとしています.
もう一つ.
今度は段ボールの影に行ってしまいました.
決して人を好んで向かって来るわけではないです.
暗がりが好きなんですね.
2022 .4.28
Corydidarum magnifica床替え
Cleaning of the Pseudoglomeris magnifica breeding container
2020年の5月に実施して以降していなかったようです.
それにしても増えてない.
少数の雌雄成虫と極少数の幼虫が確認できた.
やはり沢山いたらうれしいので,少し違う系のセットを組んでみました.
増えると嬉しいのだが.
2022 .4.27
チャバネゴキブリ孵化幼虫
Blattella germanica hatchling nymphs
チャバネゴキブリ孵化直後.
私も,直後の状態は初めて見た気がする.
腹部後方が緑色しています.
何がある場所でしょうか.
孵化後落下した卵鞘.
数時間すると見慣れた体色になります.
2022 .4.26
サツマツチゴキブリのダニ駆除
Mite extermination in rearing containers of Margattea satsumana
少しずつダニを追い詰めてきました.
このラベルが貼ってあるのもあとわずか.
今日はサツマツチゴキブリのケージ.
いつものように熱湯(70℃前後)を張った容器を脇に置き,ゴキブリの付着していないシェルターを一つづつしゃぶしゃぶしながらゴキブリを探して新容器に移していきます.
このようにして見つかった虫体は,別容器に入れ1個体筒ダニの付着を確認してOKなら新容器に移します.
ちょうど卵鞘が孵化したタイミングだったようで1齢がいます.
成虫.
これらの容器から少しづつピンセットでつまんで確認と熱湯風呂か救出で移していきます.
終了間近.
卵鞘も回収して実体でダニ付着と死亡卵鞘を選別して別保管.
でも,孵化しそうにない卵鞘が多いですね.
完了です.
採集したときより減ってます.
卵鞘が孵化しないとやばそうですね.
ダニも再発無いことを祈ります.
2022 .4.25
Thorax porcellana予備作成
Making spare breeding containers for Thorax porcellana
後悔する前に予備ケージを作りました.
入れた数は5ペアほど.
何もなければよいのですが.
2022 .4.22
ヘビの体重
Snekes weight
アオダイショウ脱皮.
体重計を購入したのでついでに体重を計測しました.
容器の空重量は0.8㎏.
アオダイショウは1.6-0.8で800g.
細いからでしょうが意外と少ない.
ネットでヘビの重量を探すとアオダイショウで800~1200g.
まだまだでかくなる可能性ありです.
次ボールパイソン.
3.3-0.8で2.5㎏.
これもネットで探すと2~3㎏.
ここ半年ほど餌食べていないのでほぼMaxに近いサイズのようです.
本当は体長も図りたいのですが無理に伸ばすのがかわいそうでできません.
これまたネットで探すとアプリがあるようですが,やはり便利物に頼るしかないのか.
まあ,元気が一番なのでそのうち考えます.
今回より写真のサイズを少し大きくしました.
違いは・・・あまりないですかね.
2022 .4.21
黄色いゴキブリ
Yellow cockroach
コスタリカ産のPanchlora sp.の黄色個体です.
綺麗ですね.
2ケースあるのですが,1ケースは黄色ほとんど出ません.
しかし,このケースは数割は黄色くなります.
ミナミヒラタゴキブリの緑変異と同じで,野外でも発生しているのでしょうね.
本種の正体ですが,Panchlora niveaと同一の気がしてなりません.
今探したらP. niveaの生殖器が掲載されている論文が見つかったので次回までに照合してみます.
一致しないとSP.のままにするしかないですが,それはそれですっきりするというもの.
Panchlora属は大所帯で39種も記載されているので,調べればすでに記載されている可能性高いです.
とりあえず,P. niveaとの照合の結果を見て突っ込んで探すか考えます.
2022 .4.20
Thorax porcellana新成虫多数
Thorax porcellana many new adults
成長が早い.
今年1月に産卵した~と喜んでいたのですが,すでに成虫になっています.
久しぶりにケースを覗いたわけではなかったのですが,少しびっくり.
焦点あってませんがすでに若齢幼虫も発生しています.
嬉しいのですがこの順調さには裏がある?
過去にも
Archiblatta hoevenii
Shelfordina terminalis
スズキゴキブリ
マダラゴキブリ
など上げたらきりがないほど「最初楽々気が付くと全滅」.
が起きています.
本種も時期見て3ケースくらいに分けた方が良さそうです.
早々に始めたいと思います.
2022 .4.19
2022イエシロアリ
2022 Coptotermes formosanus
約半年ぶりの登場.
特別な仕様変更はしておらず,折れた給水塔をとりあえず差し込んで針金で固定したら安定してしまいました.
水も水槽のろ材を入れて以降安定しつぎ足すだけでおいしそうな水?をシロアリは飲んでいると思います.
ところで飼育室内で管理できていない不快害虫に例のダニはご承知のことと思いますが,もう一つ.
シロアリのこのケースから発生しているクロバネキノコバエがあります.
現在も,このようにシートを張り捕獲していますが発生源の対策を取ってないので発生が続いています.
ただクワカブを飼育していないのでそれほど被害は発生していません.
唯一警戒しなければいけないのはヨロイモグラゴキブリとクチキゴキブリの飼育ケースですが,防虫シートがはいいているので一度も侵入されたことはありません.
めんどくさいことですが,気持ちよく飼育するためには心掛けた方が良いと思います.
2022 .4.18
ワモンゴキブリ単為発生幼虫
Drying of parthenogenetic nymphs of the American cockroach
虫体に外に出るなと言ってはいないが,出て死亡する個体が少しはいる.
せっかく水苔の上に落としているのだが遊び盛りなのだろう.
この個体も,触角が切れ動きも遅い.
こうなると水苔に戻してもダメですね.
ここに残っている虫体は大体成虫まで育つ.
毎回,数匹こうなることは分かっていますが切ないですね.
2022 .4.15
Decoralampra fulgencioi幼虫
Decoralampra fulgencioi nymphs
幼虫が生まれていました.
マダラゴキブリの幼虫に似ていると思い調べると本種は1属1種.
日本に生息している最も近縁な種は,亜科レベルでマダラゴキブリ.
なるほどと思いつつ,すると累代が進むと飼育が困難になる可能性が大有り.
また,今のところ幼虫は水を好むような行動は見られないがそれも視野に入れる必要があるのかも.
ちなみに終齢幼虫は今一つマダラっぽくない印象がもてる.
♂成虫
♀成虫
2022 .4.14
卵鞘脱落
Ootheca death
先日産卵を確認したモリチャバネゴキブリですが,卵鞘が黒化して脱落しました.
これは高齢個体に多いと思っていましたがそうでもないようです.
一般的にはチャバネゴキブリでは,初卵鞘の方が孵化率高いのですが,たまにはこういったこともあるようです.
しかし,早くも新しい卵鞘を抱えており(第2卵鞘),色つや張りも良さそうなのでこれは孵化すると思いたいです.
小容器で身近に置いておくとこういった小まめな観察が出来て勉強になります.
何か知りたいと思った時はお勧めです.
2022 .4.13
Drymaplaneta semivittaの孵化日数
Hatching days of Drymaplaneta semivitta
卵鞘続きになりますが,2月にサンプリングして別保管した本種卵鞘ですが,未だに1個も孵化しない.
昨日のShelfordina terminalis 同様,2か月は長すぎるような気がする.
しかし,元の飼育ケージ内は1齢幼虫が発生しており,15個近くの卵鞘が1個も孵化しないことなど考えられない.
さらに,Drymaplaneta属の飼育は本種が初めてで,Corydiidaeでは3か月など普通なのでもう少し様子を見ようと思っていた矢先,飼育ケージ内に産卵中の個体がいたので回収して孵化日数を調べようと思います.
この個体を
いつものケースに入れました.
早速産下.
普通であれば5月下旬.
長ければ秋かな.
ただ,それまでには2月の卵鞘の結果が出ていると思います.
2022 .4.12
Shelfordina terminalis残念な結果
Disappointing result of Shelfordina terminalis
2月の中旬に別保管した卵鞘ですが,すでに2か月経過しました.
さすがに60日は無理でしょう.
しかも腐り始めたので諦めました.
残ったのは幼虫が1匹.
あとは,この容器内のどこかに成虫が産卵していれば復活の望みはありますが薄そうです.
2022 .4.11
Elliptorhina chopardi
The deceased was a male.
♀が1個体だけになってしまっている本種.
やばいなーと気になってちょくちょく覗いているのだが,また1匹死亡していた.
ドキッとしますね.
で雌雄を確認すると♂.
♀は...
こちら,生きていた!
腹部の膨らみはいつ産んでもOKな雰囲気.
前回の産仔が昨年の10月中旬.
それからすでに半年近く経過して産んでない.
もともと産卵数は20以上はあるはずなのに前回4匹.
そしてこの半年の沈黙.
マダゴキ類の産卵間隔は調べていないが長すぎると思う.
ワンチャンスあるかですね.
2022 .4.8
Thorax porcellanaの餌
Thorax porcellana food
与えてあったのは「やわらか プチコーン」といつものMF固型飼料
よく食べてくれています.
これだけ食べるの累代は簡単だと思いがちですが,果たしてどうか?
幼虫の成長は早く昨年12月に生まれた仔たちの中には,すでに成虫になっている個体もいます.
チャバネゴキブリ並みです.
こんなに早いのになぜ市場にあまり出ないのか?
こうゆうのは大きな落とし穴がある可能性が高いので万全を期しておいた方が後悔しません.
取り越し苦労で済みますように.
2022 .4.7
オガサワラゴキブリ1齢幼虫
First instar of Pycnoscelus surinamensis
1齢幼虫.
出産する場所は湿った場所を選びやすいようです.
産んだのは中央の翅ボロの個体.
両性生殖する種は,翅の状態が交尾行動に影響が出る場合もありそうですが,交尾しないので生殖器官が正常でれば産めるようです.
産まれ落ちてしばらくは親の周りにとどまっているようでした.