ゴキブログ一覧
2009 .9.17
コマダラゴキブリ 保育嚢
成虫は出産を終え,残り2,3匹.
次世代への交代時期となっている.
掃除の為シェルターを移動させると,またまた保育嚢が出ている個体がいた.
当然♀.
まだ生きてはいるが,数日中には★になるだろう.
別角度から.
同時に卵鞘も落ちていた.
卵の数は片側27個.
1回の産仔で50匹以上を産むと考えられる.
卵胎生の産仔数は卵鞘タイプより多いのがわかる.
2009 .9.16
コマダラゴキブリ 床換え
野外種より繁殖させ,現在幼虫が沢山発生している.
飼育当初は給水容器と水浴場を兼ねて設置していたが,
あまり水中に入る行動が確認できないので,撤去した.
換え前.
後.
落ち葉も食べるようだが,
ヤエヤママダラのように好んで食べるといった感じでもない.
ネズミの固形飼料は良く食べている.
2009 .9.15
コマダラゴキブリ
マダラゴキブリ科 Family Epilampridae
マダラゴキブリ属 Genus Rhabdoblatta Kirby
コマダラゴキブリ Rhabdoblatta formosana (Shiraki)
体長25mm内外.
♀の方が若干大きい.
石垣島,西表島に分布.
♂.
♀.
体色は褐色.
全体に濃褐色の点紋をちりばめる.
その体色は,同サイズのPeriplaneta属とは違い,完全な保護色となっている.
終齢幼虫.
幼虫は湿気場所を好む.
しかし,ヤエヤママダラゴキブリの様に水中に没して生活する様は,
飼育環境ではあまり見たことがない.
2009 .9.14
イエシロアリ飼育
今年の夏に採集したイエシロアリペアを,アリ観察セットに入れた.
6月に採集したペアは,今日の時点で若干の幼虫と卵が観察できる.
拡大.
茶色く見えるのは女王の腹端.
上方の粒々が卵.
その周りに幼虫がいる.
それにしてもペアで採集してから3ヶ月.
もう少し大きなコロニーに成長していると思ったが,意外と小さい.
年数の経った一般的なイエシロアリの巣の大きさから考えると,
もっと成長は早いと思っていたが,意外と遅い.
飼育温度や餌にもだいぶ左右されるのだろう.
周りを厚紙で囲い,ヤマトシロアリと共にしばらく放置する
2009 .9.11
アイスポットローチ腹節異常
幼虫が一斉に成虫になり始め,高密度飼育がやばそうなので,
ケージ分けをした.
その際,見つけた個体.
あれれ?
別角度から.
♂なので交尾さえ出来れば問題ないと思うが.
外見上腹端部は正常に見える.
拡大.
腹節の間に2節割り込んでいる状態.
成虫に脱皮する時発生したのか,幼虫時期よりこうなっていたのか.
今となっては分からないが,この腹節異常は結構発生するようで,
オガサワラゴキブリなどは10匹見ると1匹ぐらい見つかる時がある.
しかし,本種は成虫が大きく,腹部に黄白色のラインが入るので,
普通の単色の腹部異常より目立ってしまう.
2009 .9.10
ブラックカプチーナ 比較
♂比較.
左がブラックカプチーナ,右がErgaula capucina.
比較すると違いは一目瞭然.
Ergaula capucinaの方が体長28mmと小さい.
翅の色もブラックカプチーナがその名の通り黒い.
♀比較.
左がブラックカプチーナ,右がErgaula capucina.
2009 .9.9
ブラックカプチーナ
バットローチ(カプチーナ)Ergaula capucinaの,
黒化タイプのような扱いをされている種.
♂成虫.
体長(頭頂から翅端まで)33mm.
ペア.
♀もふた回りほど大きい.
特徴として,♂を触ろうとすると,威嚇の姿勢を見せる事.
擬死にも見えなくは無いが,翅を上げることにより,
体側より臭いを放出し,敵を撹乱している所と思う.
この黄色いものが体側より出てくる.
Ergaula capucinaには,このような行動は見られない.
2009 .9.8
クマネズミ幼獣
クマネズミは子育てしているところを,こうして覗くと,育児放棄する事がある.
ここまで育っていると安心だが,毛の生えていない生後3日ほどの時は,
翌日いなくなったり(他の場所に移していない事もある)する.
この仔達は開眼する直前.
3匹ずつ別々のシェルターに別れていた.
合計6兄弟である.
まあ可愛い!!
2009 .9.7
トウヨウゴキブリ 幼虫・卵鞘
幼虫はトルキスタンゴキブリに良く似ている.
混ざったら成虫になるまで気が付かないだろう.
トルキスタンと同属とはいえ,本種は少し壁面を登れるようで,
炭カルがすれて減っている.
しかし,能力的に劣るようである.
卵鞘は左からトウヨウゴキブリ・トルキスタンゴキブリ・ワモンゴキブリ.
左2種は良く似ている.
2009 .9.4
トウヨウゴキブリ
Blatta orientalis
トルキスタンゴキブリと同属.
海外では古くからペットや実験材料として飼育されている古典的なゴキブリ.
しかし,日本では本種を使った研究はあまりない.
飼育方法も,特別難しいわけでもないのだが.
生息地では,下水道や地下室などに生息するとあり,
ワモンゴキブリと似たような環境を好むようである.
♂♀成虫 体長25mm内外.
ヤマトゴキブリを少し小型にした感じ.
♂の前胸背はヤマトゴキブリのようにゴツゴツした隆起がある.
♂は短翅と長翅の中間.
「腹部が成熟のために膨張して,翅端を超えた」みたいな中途半端な長さ.
♀は書籍により無翅と書かれた物もあるが,短翅と表現した方が正しいかもしれない.
腹面より.
色彩はクロゴキブリに良く似ている.
2009 .9.3
ホワイトアイ “White Eye”
普通のワモンゴキブリのようだが,どこが違うか判りますか?
正面から.
拡大.
昆虫のホワイトアイは,オオクワガタが有名である.
その他に,カブトムシ類などの大型甲虫で系統の確立が出来ているようである.
最近はレッドアイ“Red Eye”なども希少品扱いされているようだ.
甲虫類では何種類か固定できているようだが,
ゴキブリではワモンゴキブリだけが知られている.
ゴキブリのほうが発見しやすいと思うのだが,他の種で出たのは聞かない.
ホワイトアイではないが,変異タイプとして,
チャバネゴキブリの前胸背板の黒紋消失タイプは,
朝比奈先生が「日本産ゴキブリ類」の中でその出現を記載している.
次の機会に紹介したいと思う.
2009 .9.2
シロアリ飼育 経過
1ヶ月前とあまり変わらないが,シロアリの通路は太く広くなっている.
拡大.
たまに兵蟻が確認できるが,90%以上は職蟻である.
未だにティッシュはカビ等が出ることなく,見た目綺麗な状態を維持している.
2009 .9.1
Gromphadorhina oblongonota産仔
以前 フルーツゴキブリ(Gromphadorhina portentosa)の出産を紹介した.
その際は,卵鞘を体外に放出した直後に仔が出てきたが,
今回 Gromphadorhina oblongonota は,明らかに腹端部の体内より一齢幼虫が出てきた.
ケース越しで判り難いが,卵鞘らしきものは見えない.
白い幼虫の下になにやら気になる動きをする中齢幼虫がいる.
よく見ると生まれたての幼虫を食べている.
おかしいと思い,ケース内の餌を見ると全く入っていなかった.
虫体が大きいので餌の消費が激しい.
ケース内より.
出産の行事は,発見してからあっという間に進行し,
終ったかと思った矢先,今度は出産した♀腹端より不透明なゼリー状の液体が噴出.
それに生まれ出たばかりの幼虫が群がり吸い取っている.
どうしてもケース内からは良く見えないが,幼虫以外に♂成虫も食べにきている.
成分としては,今後幼虫が生きて行くための必要成分が入っていると思うが,
成虫も食べにくるところを見ると,栄養価も高いのであろう.
見た目はミルクの様である.
2009 .8.31
ゴキブリだもん
先週末,ちょっとした寄り合いがあり,すごい人たちと知り合う事ができた.
共通点は「ムシ」.
その中でも「ゴキブリ」.
飲んでる時の会話も,隣に客がいるのに「○○ゴキブリ」が飛び交う.
今から思うと,そばに座った客は皆1時間も座っていなかったような気がする.
と言う訳で,サインを頂いてしまいました.
皆さん良くご存知.
すでに絶版となったゴキブリ愛好家のバイブル.
その他に,ハネカクシ他分類何でもOKのスペシャリスト.
直翅専門といいつつ,こちらも何でも知っているすごい人.
しかもマレーシアの例の種も飼育している.
私が一番平凡だったかも(笑).
今後もこのような方々の協力を頂きながら,
「ゴキブログ」を進化させていきたいと思います.
2009 .8.28
ゴキブリ in 広島
広島営業所を拠点として市内をうろうろしたのだが,
営業所で回収してもらったローチトラップに珍しいゴキブリを発見した.
皆さんわかりますか?
トビイロゴキブリです.
もしかしたら,広島県では初記録かもしれません.
それともう一種.
こちらはお馴染みのモリチャバネゴキブリ.
街中の小さな緑地帯にも普通に生息しており,
公園等では多数の幼虫を見ることが出来た.
この幼虫群の中に変わった種がいないかといつも探すのだが,
モリチャバネ群の中にはいたためしが無い.
2009 .8.27
アルゼンチンアリ in 廿日市市
昨日まで広島に出張していました.
目的はいろいろありましたが,一つはアルゼンチンアリ.
一度は調査したいと思っていた廿日市市.
ついにその状況をこの目で見る事が出来ました.
アルゼンチンアリの害①:室内を徘徊し不快.
アルゼンチンアリの害②:他のアリ類を駆逐し,植物害虫を保護.
アルゼンチンの生態の特徴 : どこでも繁殖.
普通にいます.
しかし,どこにでもいる訳ではなく,まだ地域は限られています.
ぱっと見は普通のアリで,意識して同定でもしないと,本種とは判りません.
2009 .8.26
ボーセリンローチ捕獲法
垂直面に止まっている状態の個体は手で捕り易い.
しかし,天井面に止まっていると,生かして捕獲しようとすると,
手加減する為逃げられる.
拡大.
そこで再登場.
ハエトリ棒.
これをこのように被せます.
すると柄の内部を伝って手元の収納膨らみの中に入るという訳.
大変便利である.
いずれにせよ,逃がさなければいいのですが.
♂ですから繁殖の心配はないですが.
皆さんも,くれぐれも逃がさないようにしましょう.
2009 .8.25
ボーセリンローチ床換え
卵胎生でよく増える種.
死骸が溜まって来て,マットが粉のようになってきたので,
ダニが出る前にと思い大掃除.
飼育していると稀に黄色い個体が生まれてくる事は以前述べたが,
今回沢山の幼虫を見ると,幼虫の段階で黄色く発色しているような個体も僅かにいる.
掃除の際,毎回脱走される.
今回も3匹飛んで逃げる.
飛ぶのは軽い♂だけであるが,♀油断すると滑空ぐらいはするので要注意.
しかし,光に向かいすぐ止まるので手の届く範囲に止まっていれば捕獲は容易に出来る.
掃除が終るとこんな感じである.
2009 .8.24
マルゴキブリ 成長速度
この♂成虫は2007年11月に生まれた個体.
最近やっと成虫になった.
まもなく2年目を迎えようとしている.
早い個体は今年1月に成虫となったが,
おそらく♀と成長が合わなかったのだろう.
いまだにF2が出てこない.
同じマルゴキブリ属のヒメマルゴキブリは,
大きさが小さいとはいえ,すでに大繁殖している.
もしかすると,熱帯に生息していながら,
越冬を行うような変な生態なのかもしてない.
現状では国内種で最も成長が遅い可能性がある.
しかし,同じ熱帯のタイ産Trichoblatta sp は,
すでに子供が10mmを超えており,これだけ似ている種であれば,
大きな生態の違いは無いと思うのだが.
タイ産Trichoblatta sp 幼虫.
2009 .8.21
シナゴキブリ 卵鞘
♀が卵鞘を尾端に付けている.
拡大.
横向きに付けている.
落ちていた卵鞘.
本種もエジプト砂漠やカプチーナのように,大きさがバラバラ.
大きいものは15mmを超え,小さい卵鞘は5mmほど.
それでも孵化するのだろう.
標準的な大きさの卵鞘拡大.
右に突き出たヘラ状の部分を,腹端にで保持しているのだろう.
2009 .8.20
シナゴキブリ雌雄
♀成虫の胸部各背板(前・中・後)のふちは金色に縁取られ,
漢方薬の高級感を漂わせる.
♂腹端部.
腹端まで腹板が細かく配列される.
♀腹端部.
腹板数が♂に比べ明らかに少ない.
2009 .8.19
マダラサソリ脱皮殻
国内のサソリは小さいため場所をとらなくて良いのだが,
自然木のシェルターを使っていると,
今回のように子供を産んだ後など,何匹生き残っているか確認しにくい.
ヤエヤマサソリがいい例で,何匹いるか見当も付かない.
餌やりついでにシェルターをどけてみると,脱皮殻が落ちている.
どうやら一斉に脱皮したようだ.
最近の餌は ショウジョウバエが中心なので,脱皮殻が残っているのだろう.
(コオロギだと食べられてしまう可能性アリ)
これを数えれば何匹いるかわかる.
16個ある.
意外と残っているので安心した.
本当に小さいので,餌を食べているのか確認できていないが,
このサイズまで生き残って,この数がいれば共食いもしていないのだろう.
多頭飼育してこの結果であれば,まずまず飼育しやすいサソリという事になる.
拡大.
小さくてもキョクトウ.
特徴が現れているように見える(サソリは詳しくないので違ったらごめんなさい).
2009 .8.18
マダゴキ Gromphadorhina oblongonata
一言に「マダガスカルゴキブリ」 といっても様々な種がいるようで,
国内にも10種類近くの「マダゴキ」が輸入されている.
本種もその一つ.
マダゴキの中でも大型になる種で,100mm超えもあるという.
重量,横幅もあり,つやのある体色が特徴.
また,前胸背の突起も巨大で,見た目のインパクトは大きい.
体長は,マダゴキの場合 伸びた状態と,縮んだ状態で結構差が出るので,
計測する時は,リラックス?させ「でれ」とした状態で撮ると大きく撮れる.
2009 .8.17
ヤエヤママダラゴキブリ 寄生アブ
2007年冬に友人が採集した♀成虫の腹部から出てきたアブ.
アブの割には綺麗.
手元に来た時は腹部が卵鞘を持っているかのように膨らんでいた.
しばらくしてケースの掃除をすると大きな蛹がマットにある.
飼育室内でこんな巨大な不明種が自然発生する訳も無く,
おそらく,腹部に寄生していた幼虫が脱出し,蛹になったと思われる.
蛹(脱皮殻).
同定を試みたが,自力ではさっぱり解らなかった.
ゴキブリはその後もしばらく生きていたが,
結局子供を生むことも無く★となった.
どなたかわかる方がいれば,教えて頂きたいと思います.
2009 .8.14
生ゴミ処理ゴ機
ゴキブリのほとんどの種は,普通に飼育すれば大体増える.
増え始めると際限なくなる.
そうなると,繁殖数のコントロールは簡単に出来なくなる.
その証拠に,ゴキブリ用のエアゾールなどが市場にあふれかえっている.
ペットローチといえどもゴキブリ.
増えるものは増える.
小型種であれば場所は取らないが,
ジャイアントウッドローチのような大型種は大きなケージが必要となる.
虫体が大きくなると,食べる餌の量も増える.
少し餌をやらないでいると,手に乗せた時に皮膚をいきなり齧り出した.
人だと思っていない.
食い物と思っているようだ.
そんな彼らであるから,なんでも食べるだろうと「おにぎり(たくあん)」をあげてみた.
このおにぎり,昼に食べようと冷蔵庫に入れ,消費期限の少し切れた商品.
別に食べ物を無駄にしているわけではありません,念の為.
「エコ」ですかね.
4時間後.
指で持ち上げているのは海苔.
たくあんも見当たらない.
マットに戻すとまだ空腹なのか食べに来た.
白く見えるのは海苔に張り付いたご飯.
この感じだと,何でも食べてくれそうである.
2009 .8.13
アイスポットローチ ペア
羽化ラッシュが続き成虫が増えてきた.
夜間ギシギシ聞きなれない激しい音が聞こえるので,
音の出元を探すと,本種のケージから聞こえる.
底から中を透かしてみると,♂成虫どうしが前胸前縁をぶつからせている.
結構派手な闘争をするようだ.
この分だと狭いケージでの多頭飼育はまずいかもしれない.
と思い,ケージを開けて見たもののそれ以上手出し出来ず,
また蓋をしてしまった.
その時一緒に掘り出されたペア.
オオゴキのようにペアを確立し,縄張り意識も強そうである.
こうゆう種の飼育は意外と失敗しやすい気がする.
2009 .8.12
グリーンバナナローチ Giant 続き
「大きさしか違わない」では情けない.
そこで,各腹端部とその他簡単に違いを探してみた.
ノーマル♂の腹面腹端部.
Giant♂の腹面腹端部.
はっきり行って大差ない.
細かいところでは尾突起の幅や形.
肛下板の形が少し違う.
ノーマル♀の腹面腹端部.
Giant♀の腹面腹端部.
♀の場合♂より変化がある.
雌雄共通の大きな違いは,腹面にある気門が,
ノーマルはハッキリ確認できるが, Giantは確認できない.
もう一つ,頭部複眼間の色がノーマルは褐色になり,
複眼が繋がって見えるが,
Giantは体色と同じ色のため,複眼が離れて見えるところ.
う~ん・・.
いずれにせよ,大きさ以外は大差ないか.
2009 .8.11
グリーンバナナローチ Giant
Panchlora sp.”Giant”
Panchlora 属でペットルートに乗っている種は,
Panchlora nivea
本種Panchlora sp.”Giant”
そして,Panchlora spec. ” Northern Costa Rica “ の3種.
写真で見る限りどれも薄緑色の体色で違いが良く解らない.
これは.”Giant”の種.
やはり大きな違いはサイズなので,これでは何が違うのか解らない.
♂比較.
右が.”Giant”.
若干大きく見えるが,♂の場合個体差の範疇を出ない.
♀比較.
同じく右が.”Giant”.
♀は明らかに大きい.
終齢♀幼虫比較.
当然右が.”Giant”.
大きいが細部まで見ないと形態の違いはわかりにくい.
2009 .8.10
ヨロイモグラゴキブリ 繁殖
最近はほとんど姿を見たことが無く,プラケの底に空洞を掘り,
生きているのだけは確認していた.
今回,白いものが見えたので,もしやと思いよく見ると子供がいる.
巷では,繁殖成功の話がちらほらあったが,
やっとここにも春が来ました.
ちなみに飼育環境.
マットは安価な甲虫飼育マット.
餌は広葉樹枯葉.
ユーカリ腐葉土.
モクマオウ腐葉土.
たまにニンジン・固形飼料.
一番人気はやはりユーカリ腐葉土のようで,
多めに投入してもいつの間にかなくなっている.
ニンジン・固形飼料も食べているが,「大好き」という感じではない.
2009 .8.7
マダラゴキブリ幼虫
幼虫の特徴は特に無く,マダラゴキブリ全般に見られるように,
茶褐色で湿った場所を好む.
しかし,ヤエヤママダラのように水中に入っている事はあまり観察されない.
水場が無くとも湿った環境さえ維持できれば特に問題なく成長すると思う.
初齢幼虫もマララゴキブリ属は良く似ており,幼虫段階の同定は大変そうだ.