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2025 .8.18

Therea petiverianaとT. bernhardti

カテゴリー:Therea bernhardti, Therea petiveriana,

Therea petiveriana and T. bernhardti

Domino Cockroach(白水玉の方)が絶えてしまったので,最近2か所から購入して飼育してます.
両方とも幼虫で入手し,やっと成虫になってきました.

ムム,なんか違う.
そういえばヨーロッパのあるサイトにTherea petiverianaT. bernhardtiの2種が掲載されていて,その違いを簡単に説明していたのを思いだして見てみました.
現在は,T. bernhardtiしか扱ってませんでしたが,その違いの説明は残っていました.
それによると,昔(20年以上前)から流通していたDomino Cockroachの多くはT. bernhardtiで,海外のブリーダーで間違えていたと記されています.
それでは実際の違いです.
簡単(本来は交尾器やもっと細かい箇所を見るべきだが)に言うと,
後翅の色と大きさ:
T. petiveriana茶色で後種○○様により大きい(♂)
T. bernhardti黒く小さい(♂)
背面から見て右前翅の左前翅との重なる部分の色:
T. petiverianaは茶色.
T. bernhardtiは茶色くならない(♂)
以下左が,T. petiveriana,右がT. bernhardti

それと,これは文献等では見つけていないですが,前翅後方にある水玉の形ですが,

T. petiverianaは前翅の後方にある水玉が,丸まるように閉じています.
T. bernhardti前翅側縁に接する部分が側縁に向かって開いている.

となります.

そこで,私の元で維持していた個体は何だったのか?
2007年に日本のブリーダーから分けて頂いた物ですがこちら(当時撮影した写真).

どうやらT. bernhardtiのようですね.
と言う分けで,本ブログのカテゴリーは2種に分けました.
他にも細かく見ると尾肢の長さや体長など沢山ありそうです.
皆さんのお手元にあるのは何でしょうか?
興味がある方は確認してください(♀は後翅が♂より大きく,前翅の茶色も薄いかもしれません.♂で見ましょう)
もしかして,いずれにも属さない種もいるかもしれません.

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