ゴキブログ一覧
2023 .4.4
トルキスタンゴキブリの前胸背板に人の顔
Human face on cockroach’s pronotum
ブラベルス属の前胸背板はドクロゴキブリやデスヘッドなどといわれ人の顔のような模様が出ることで知られている.
他の種でも,目玉のように見えたり前胸背板はとかく話題になりやすい部位ですが...
撮影してPCで再生して驚いた.
トルキスタンゴキブリの前胸背板です.
本種の♂は全体的に淡い茶色で特に目立つ模様は出ないのだが,人の良さそうな男性のリアル顔.
微笑んでいるようだがそれが気味悪い.
今まで気が付かなかったかと思い,他の個体を確認したが,見方によっては顔に見えるが顔ではない.
皆さんも探してみてはいかがでしょうか.
些細なことですが私は面白いです.
2023 .4.3
仔ヤモリ出現
Young gecko appears
ネズミ飼育室の窓に今年初のヤモリ出現.
いつもの個体より小さい.
そっと窓を開けて外から確認したが幼獣です.
昨年の個体の子供でしょう.
親がどうなっているのか気になりますが,とりあえず増えているのは良い事,嬉しいことである.
2023 .3.31
Corydidarum magnifica
Corydidarum magnifica
飼育を始めて6年目.
増えません.
全滅しないのですが,数匹を維持しています.
理由は,幼虫死が発生している.
思い切って全土飼育に切り替えました.
1世代が長いようなので増えとしても実感できるのは年末ごろ?
2023 .3.30
幼虫たち
Cockroach nymphs
昨年頂いた幼虫たちが大きくなりなんとなく種が分かってきました.
こちらは10月に頂いた宮古島の幼虫.
コワモンゴキブリの可能性高いですがどうでしょう.
こちらは5月に頂いた幼虫.
キスジゴキブリ終齢幼虫です.
やはり1年かかりますね.
ゴキブリの幼虫は何回も脱皮して成長するため,その都度形態が変化します.
そのため,幼虫での同定は基本しません.
ただ,飼育している種に関しては飼育している幼虫と比較できるので同定は可能です.
しかし,同属となると難しく何よりごく稀に変わったのが羽化します.
これが楽しいのです.
2023 .3.29
小さなゾウムシ
Small weevil
机で仕事をしていると,くるくる飛んで目の前に小さな虫が落下.
デジカメで拡大するとゾウムシであることは分かる.
シギゾウムシだろうか.
それにしても小さい.
昔は肉眼でも見えただろうと思うと歳を実感する.
動きが早く,静止時間が短い為中々鮮明な写真が撮れない.
仕方なく裏面.
あまりにも小さすぎて同定は諦めました.
これからどんどん暖かくなることは間違いなし.
2023 .3.28
ヨウランゴキブリ全滅?
Shelfordina orchidae extinct?
いつも通り死骸が目立ってきたのでケージを交換しようとしたのですが,いつもの床替えタイミングの時と何かが違う.
何が?
死骸の割には生きている虫体が少ない?
ふっ,餌が入っていない.
2年に1回ほどやってしまう餌入れ忘れ.
おそらく前回床替えしたときに入れ忘れたのだと思うので記録を見たら2/27となっている.
1か月近く餌無しで良く生き残っていたと思う.
それでも結構な数の幼虫をしなせてしまった.
ごめんなさい.
2023 .3.27
ヒキガエルの卵
Toad Eggs
都内の水たまりで見つけました.
私の田舎はトノサマガエルとアマガエルが多かったので,この紐のような卵の実物は見たことなく,都会の象徴のように思い憧れの卵でした.
なんかうれしいです.
そういえば,父島にもオオヒキガエルが生息しており,水域にはオタマをよく見ますが,卵は見たことないですね.
多分産卵期は私が行く時期ではないのでしょう.
2023 .3.24
コウガイビルとナメクジ
Hammerhead worm and slug
新たに産卵されました.
4個目.
しかし今回の卵は小さく,周りに白い粘性物質が付着しています.
そのせいか,親も採集当時の半分ほどの大きさになってしまいました.
しかし,新たの3個目の卵が孵化しました.
これも1個目より小さかったためか3匹出てきました.
仔が増えているので親が小さくなるのは仕方ない気もします.
ついでに,ナメクジの卵から孵化したナメクジ.
これも可愛いですね.
まだどれも小さいので小さな容器で餌も野菜くずで済んでいるので良いですが,これが続くといつもの何を飼育しているのかわからない状態になりそうです.
2023 .3.23
キチャバネゴキブリ食事
Centrocolumna japonica eating
キチャバネゴキブリの属名が変わっています.
Centrocolumna Jin & Che, 2022は昨年新設された属で,日本に生息している旧Symploce属の内,S. miyakoensisを除いた6種1亜種が移動されました.
というわけではないですが,リンゴを食べるキチャバネゴキブリ♀成虫.
綺麗なゴキブリです.
2023 .3.22
Eucorydia forcepsダニ駆除
Mite extermination in rearing containers of Eucorydia forceps
一年ほど前にカップで飼育していた時からダニが発生し,駆除を繰り返していました.
その後.成虫が出はじめたので駆除を行い,この小プラケに昇格.
その時の個体数は12匹.
しかし,再発して昨年末はそれはもう手が付けられない状態だったのですが,ぱっと見いなくなったので床替え兼ダニ駆除実行.
増えているかと期待したのですが,♀成虫1,幼虫17.
他のルリゴキブリより孵化率低そうです.
わらわら出てくるのを期待していたのですが残念.
まあ,昨年より減ってはいないので何とかわらわら状態を目指します.
それと,これをもってダニの発生しているケージは一応無くなりました.
それほど簡単にはいかないと思いますが,とりあえず区切り.
再発の報告をお待ちください(笑).
2023 .3.20
アリ産卵開始
Start of ant spawning
昨年の11月頃から育っていたと思われた卵や幼虫が消えました.
食べられたのでしょう.
しかし,やっと産卵を開始しました.
卵が10個ほど見られます.
働きアリも8月に2匹食べられてからは欠損なく,長い個体は半年以上生きてます.
こんなに小さいのに意外と長生きなのには驚きました.
外で見る小さなアリでも,長い命があると思うとうかつに踏みつけられません.
早く行列を見てみたいです.
2023 .3.17
Elliptorhina chopardi孵化
Elliptorhina chopardi hatchlings
昨年頂いた新しい血の個体が産んでいました.
H.K.さん有難うございます.
2023 .3.16
ヨロイモグラゴキブリ♂死亡
Male Macropanesthia rhinoceros died
なんかおかしいと思ったら
死んでました.
2~3日前は元気だったのですが.
仰天していないので寿命かもしれません.
腐りも入っていないので標本としました.
ここ2年ほど産仔がないので減る一方.
♀2匹が潜っているので期待したいところです.
2023 .3.15
ナメクジの呼吸孔とコウガイビルの卵3個目
Breathing holes of slugs and the third egg of a hammerhead worms
コウガイビルと同居しているナメクジを見ていてびっくり.
穴が開いている.
呼吸孔だとすぐに理解出来たが,こんなに深くて大きな穴が開いているとは知らなかった.
たぶん初めて見た.
閉じるとこんな感じ.
ついでに卵がないか探したら容器の底にあった.
3個目.
春とはいえこんなに産むとは思わなかった.
2023 .3.14
アカズミゴキブリの飼育
Breeding of Periplaneta kijimuna
今年1月に飼育分けをしたF2.
現在最も面倒を見ている種です.
給水容器.
水苔にうっすらとカビが発生し,水にもバイオフィルムが発生しています.
餌も他種を与えてますがカビが生え安定しません.
こちらは,F1が産んだ100を超える卵.
孵化率が非常に低いです.
改善に向けて引き続き取り組みます.
お楽しみに.
2023 .3.13
コウガイビル幼体全滅
All young hammerhead worms died
さっきまで生きていたのですが,餌の稚貝を持ってきて入れようと蓋開けたら全滅してました!??
なぜ?
しかも,5匹同時に?
いやいや,動いているのを見たのは1~2匹だからもしかしたら少し前より死に初めていたのかもしれないが.
それにしても朝は全て生きていた.
まだ形は残っているが細胞は動いていない.
他の変化としては,ミズゴケの上に今までにないくらい這跡の粘液が付いている.
昆虫類だと,複数いれば1匹くらいは瀕死でも動く個体はいるものだが,なんか一斉に時限爆弾が作動したような死に方.
卵は残っているので孵化したらもう少し気にかけて観察してみたい.
2023 .3.10
ムカデのダニ駆除
Cleaning of a centipede breeding container
終わらないダニ駆除ですが,やらねばそもそも終わらない.
オガサワラゴキブリは定期的に見つかり先日また幼虫洗い駆除を実施.
現在残っているのがムカデとアカズミゴキブリ1ケージとEucorydia forceps1ケージ.
今日はムカデを行いました.
蓋を開けると水苔上にたたずんでいました.
ムカデは1匹しかいないので楽.
まずは再利用する金網蓋を流しで熱湯(75℃)で殺虫.
乾かしている間に新しいケースを作ります.
次に,別の樹脂容器に水を張りムカデを長ピンで優しく確保して水を張った容器に入れてじゃぶじゃぶ泳がせて体についているかもしれないダニを落とします.
数秒洗った後新しい容器に移して終わり.
(洗っている写真は一人だったのでパス)
古い容器は,ラップで蓋をして冷凍庫で24時間殺虫します.
冷凍庫がなければ,熱湯を入れて殺虫し,捨てることになります.
2023 .3.9
コウガイビル幼体の摂食
Young hammerhead worm diet
さて,この仔たちにも餌をやらなくてはいけないのですが,とりあえずミミズとトビムシとシロワラジを入れてみたのですがミミズは食べていない.
さらに,もう一つコウガイビルの卵を発見.
さらにさらに,ナメクジの卵も発見.
ここは室内なので屋外よりは活動開始が少し早いと思いますが,春に皆産卵して食うや食われたりが始まるのでしょう.
親と一緒だとどこにいるのか,生きているのかもわからないので,卵と一緒に小タッパーに移動.
ニューヤリの餌で飼育していたカタツムリの産卵稚貝がいたのでケースに入れてみました.
すると腹減っていたせいか目の前で摂食開始.
結局,10匹の稚貝は5匹のコウガイビル幼体により24時間で完食.
生きもの飼育はなんでもそうですが,餌が生き物だとその確保が大変です.
2023 .3.8
ハイイロゴキブリの前胸背板
Pronotum of Nauphoeta cinerea
少し前にHenschoutedenia flexivittaの前胸背板の顔について話しましたが,本種も模様があります.
何に見えますか?
私には,顔というより古代エジプトの壁画に書かれた動物画の様に見えます.
ただ,これも個体変異があり顔に見えそうなのもあります.
ついでにこちら.
前胸背板の写真撮ってたら側で交尾したがっている雄がいました.
雄が雌を交尾に誘っています.
多くのゴキブリは腹板に識別できる誘引線の開口部があるのですが,本種は外見上はありません.
この背板の表面に雌を誘う物質の放出部があるようです.
まだまだ知らないことが沢山ありますね.
2023 .3.7
クロゴキブリ感染症
Periplaneta spp. Infection
ちょうど一年前から飼育している系統.
なんとなく増えないと思っていたのですが,やはり幼虫が死亡してました.
これは例のヤツですね.
幸い,解決方法は確認できているので卵鞘がとれたら即実行します.
皆さんも気を付けましょう.
通常,幼虫は死亡しません.
2023 .3.6
ハカラメ類枯れる
Miracle leaf withering
今年もハカラメ類は2月の寒さで葉が枯れてしまいました.
これは2月中旬頃.
現在.
小さな株は根までしおれています.
何年か前は屋外でも花をつけていたのですが,毎年寒くなっているのでしょうか.
しかし,室内では今年もコーヒーが花をつけました.
ただ,鉢が成長に追いついてなく,花数は昨年より少ないです.
さあどうしよう.
2023 .3.3
トイレにクロゴキブリ現る
Periplaneta fuliginosa appear in the toilet.
用を足そうとしたら動くものが.
トイレには食べ物などないと思うのだが写真撮って後からみたらゴミが沢山落ちてますね.
最近は不快害虫として扱われることが多いゴキブリですが,これぞ衛生害虫といわれる原点.
トイレ内を歩き回ってその足で台所に行かれたらさすがの私も止めに入ります.
というわけで,衛生害虫のクロゴキブリ(幼虫)です.
2023 .3.2
テラニシシリアゲアリ
Crematogaster teranishii
働きアリが増えたらじっくり観察しようと思っていましたが,昨年11月の羽化以降羽化せず.
現在は幼虫も見当たらなく,発育途中の虫体は食べられたようです.
そこで,飼育容器ごと実態顕微鏡下で観察しました.
「前伸腹節刺は長く針状」ここを確認したかったのですが,コンデジ拡大ではハリブトシリアゲアリの感じだったのですが,ちゃんと針状に突出しています.
どうやら,この「針状」は初期に生まれた小さな個体は針になっておらず,それを見ていたのですが,後半に羽化した大きな個体では針になっていました.
(でも,違うよと思った方はコメントください)
というわけで少しすっきりしましたが,相変わらず餌食いがパッとしない.
昆虫を食べるならと思い,コウガイビルに与えても食べなかった豚肉を入れていました.
食べてますね.
2匹も.
まあ何より.
今年はどこまで増えるか楽しみです.
2023 .3.1
サツマゴキブリ産卵
Opisthoplatia orientalis egg laying
早くも3月になりました.
隅田公園も梅が満開です.
クロゴキブリもそろそろ目につき始めるのではないでしょうか.
さてさて.
潮岬のサツマゴキブリ.
産卵しながらケースの外を見ている.
大都市東京に連れてこられ,青い海を恋しがっているのでしょうか?
が,卵鞘に腰を下ろすのは何とも・・.
強い子供が生まれることでしょう.
2023 .2.28
コウガイビルの卵孵化
Hammerhead worm egg hatching
孵化しました.
最初,親が側にいるので食べてしまったと思ったのですが,孵化後の卵殻がこのように割れた風船様になっており,ニューヤリそっくりなので多分孵化だろうと確信.
探すと5匹.
飼育マニアとして嬉しい瞬間です.
体長はこのように伸びた状態で14mm.
意外だったのは,成体は真っ黒なのに幼体は淡褐色.
飼育して見ないと分からない物です.
さあ,これからが大変.
この仔たちの餌をどうするか?
というわけで,とりあえず白ワラジを入れて置きました.
2023 .2.27
ヨロイモグラゴキブリ
Macropanesthia rhinoceros
2ケージ揃ってマットに潜り生活を始めた.
1つ目.
2つ目.
しかも,雌だけ.
両ケージとも♂は外を歩き回っています.
2匹揃って同時に!
最近行ったことといえば,マット交換と肉を入れたこと.
しかし,マット交換は1ヵ月も前で,最近まで雌雄とも外をうろついていた.
後は肉を入れたことだが,食べたのは片方のケージだけ.
春を感じて産卵準備に入ったのでしょうか?
以前も突然潜りだす現象は確認しているが,必ず生んだ記憶もなく,別々の容器に入っている♀2匹が同時にというのが何とも不思議.
2023 .2.24
コウガイビルの餌
Hammerhead worm food
ニューギニアヤリガタリクウズムシ(特定外来生物なので許可なく飼育は出来ません)は,餌を与えないと餓死というより,自分の栄養を消費しているのか小さくなっていき,最後は消えてしまう(多分この時点で死んでいる).
同じ科の本種もおそらくそうなので,採集してから何も食べていないが,肉眼で大きな姿が確認できるのでまだ餓死はないと思いつつも,飼育している動物が快適に生活してもらうのは飼い主の義務.
と書きつつ,これから出てくるナメクジはどうなんだと言われてしまいそうだが・・・.
餌を・・と思いつつ,この時期はナメクジなど出てこない.
しかし,そんな話したら部員がナメクジとミミズを採ってきてくれた.
まずはミミズを入れたのですが一晩同居させても食わない.
腹減っていないのか,まだ冬眠中か?
それにしては産卵しているのでそんなことはないと思うのだが.
で次.
チャコウラナメクジだと思っていましたが,コウラナメクジか?
入れてしばらくして観察すると食べてました.
ナメクジの方が体系的には太くずっしりとしているのですが巻かれて動けないようです.
食後です.
まだ少し残っていますが,数匹いると綺麗になくなるかもしれません.
とりあえず,餌が調達できれば食べてくれることが分かりました.
これで,しばらくは飼えるという希望が見えてきました.
2023 .2.22
ヨロイモグラゴキブリ続き
Continued from yesterday
結果です.
1ケース目.
この摂食量が多いのか少ないのか判断は出来ませんが食べています.
2ケース目.
こちらは全く手つかず.
本種の飼育はユーカリさえ与えておけばと考えていましたが,改善の余地がありそうですね.
2023 .2.21
ヨロイモグラゴキブリ指を食う
Macropanesthia rhinoceros eat finger
仰天していたヨロイモグラですが,今一つ回復出来ていない様子です.
少し容器内を掃除しようと手に乗せようと指を近づけたところ激痛が.
その時の写真.
この後我慢できずてから降ろしました.
矢印の赤いところが齧られたところ.
ちょっとショックですね.
以前にも他の種では齧られたことあったのですが,それらは雑食の食性でした.
本種は,大きなくくりでは雑食ですが,オオゴキブリに近い植物食のグループだと考えていました.
もしかして,肉類が好き?
冷凍アノールの指を与えてみると即食べ始めた!
その1.
その2.
ムムムムム.
そうなの?
そこで,現在2ケースある容器に入れて確認することにします.
果たして食べるでしょうか?
2023 .2.20
スイングフォッグ
Swingfog
営業所の倉庫から発掘されました.
このタイプは見たことないです.
1985年とあるので私が入社したころの器械です.
今発売されている器械はアルミなどを使い,軽量化され近代的フォルムになっていますが,このころの器械は「鉄」と赤い塗装がいい味を出していて好きです.
現在修理中ですが,動くかどうかは分かりませんが修理できましたら改めてご紹介したいと思います..