ゴキブログ一覧
2009 .3.24
マルゴキブリ♂成虫
先日紹介した個体と同じ個体と思われる.
日中探すとどこにいるか見当たらない事が多い.
夜になるとこうして出てくる.
この写真で判るのは,雌雄全く形が違うが,脚の形は同じであること.
体の下から放射状に短い脚が伸び,踏ん張っている様子がかわいい.
2009 .3.24
マルゴキブリ♂成虫
先日紹介した個体と同じ個体と思われる.
日中探すとどこにいるか見当たらない事が多い.
夜になるとこうして出てくる.
この写真で判るのは,雌雄全く形が違うが,脚の形は同じであること.
体の下から放射状に短い脚が伸び,踏ん張っている様子がかわいい.
2009 .3.23
ヤマトゴキブリ越冬
茨城方面にネズミの調査に行ってきた.
仕事の合間に建物周りの探索.
この日もだいぶ暖かく,春本番といったところ.
伏せてある板をはがしてみる.
まずアマガエルが眠そうに現れた.
いいですね,都会ではあまり見る事が出来ません.
お腹がパンパンに張っています.
子供を宿しているのでしょうか.
放置建材を探すと越冬しているゴキブリ幼虫を発見.
拡大.
ヤマトゴキブリの中齢幼虫のようだ.
卵鞘も発見.
こんなに短いのはワモンゴキブリかヤマトゴキブリしか考えられない.
幼虫の生息から考えて,ヤマトゴキブリの卵鞘であろう.
残念ながらこの卵鞘は寄生蜂が出た穴が開いていた.
2009 .3.19
映画「おくりびと」の製作に当社が協力しました
映画「おくりびと」がアカデミー賞を受賞しました.
製作会社,俳優・スタッフ等関係者の皆様おめでとうございます.
私もこの一連のニュースを見るたびに,すごい事になったと思っていました.
あまりにも偉大な賞を受賞したため,ここで使う事を少し控えていたのですが,
「映画エンドロールの美術協力に(株)シー・アイ・シーと流れるが,
あれは害虫駆除のシー・アイ・シーなのか?」という問い合わせが結構あり,
ご紹介する事としました.
映画を見た方なら気がついたかもしれませんが,
映画の中に衛生動物が出てきます.
そう,イエバエの幼虫です.
→ がかわいい幼虫達です.
他にもたくさん映っています.
イエバエの幼虫は温度等の環境が良いと,驚くほど短期間で急成長ます.
孵化から蛹まで一週間ほどで成長してしまいます.
撮影に使う幼虫は終齢の一番成長したサイズでの使用が望まれた事.
輸送時の温度や使用するまでの保存温度環境が予測しにくい.
等を考慮し,撮影に使用する予定日から逆算して採卵.
幼虫成長の微調整は低温を利用し,何段階かの幼虫を作り送りました.
という訳で,たかがイエバエ幼虫ですが,
うちの部員が一生懸命育てた昆虫たちが出演した作品が,
あのような名誉に輝き,非常に嬉しく感動しております.
当然内容がすばらしい事は言うまでもありません.
まだ見ていない方は,是非見て頂けたらと思います.
2009 .3.18
エジプト砂漠ローチ ダニ駆除
頭部を中心に付着しているダニであるが,
以下のダニ駆除を行ったが,1週間程度では効果は無かった.
・クン炭マット
・針葉樹マット(市販ダニ忌避マット)
・ダニ忌避スプレー(アルコール主成分)
だめもとで,当社で販売しているニーム製剤の昆虫忌避スプレーを少量筆で付けてみた.
この薬は元々このような目的で使用するものではないが,忌避効果はある.
塗布前.
隙間が無いほどダニが付着している.
いつ見てもひどい状態だ.
塗布翌日.
ダニが固着していたのが離れ歩き回っている.
2日後.
まだ付いているが7割ほどのダニは取れたようだ.
繰り返せば綺麗に落とす事が出来そうである.
ただし,顔面に塗るため,ゴキブリの口から忌避剤が体内に取りこまれる.
その結果,成虫は今のところ(4日後)生きているが,
幼虫は3匹処理し全て死亡した.
気門と口器以外に塗布すれば大丈夫だと思うが,
濃度や塗布の仕方など検討の余地は十分ありそうだ.
2009 .3.17
シナゴキブリ 雄成虫
シナゴキブリEupolyphaga sinensis ♂成虫.
翅があると聞いていたが,
自分の目で見るまではイメージ出来なかった.
カプチーナ・エジプト砂漠.
これだけ雌雄の形態が変わる昆虫も珍しい.
♀成虫と卵鞘とのスリーショット.
卵鞘はカプチーナErgaula capucinaやエジプト砂漠ローチPolyphaga aegyptica
のような形態をしている.
2009 .3.16
産卵中に齧られた卵鞘
コワモンゴキブリのケージ.
偶然覗いたケージの中で,視界に引っ掛かる個体がいた.
何かが変.
真ん中の♀成虫が付けている卵鞘.
中が見える・・・?.
別の角度から.
卵鞘の外皮しかない.
拡大.
明らかに食べられている.
親は気が付かなかったのだろうか.
2009 .3.13
ボーセリンローチ マットに発生したダニ
生き物を飼育していると,様々なダニや小型のハエが飼育環境から発生する.
特にマット(土やヤシガラなど)使用していると,
その中にいつの間にか様々な小さな生き物が発生する.
小型のハエは主にノミバエ類やクロバネキノコバエ類が多い.
ショウジョウバエ類も発生している事もあるようだが,私は経験が無い.
特に屋外から採集してきた枯葉や土には,
必ずといっていいほどクロバネキノコバエの幼虫や蛹が潜んでいる.
私は室内に持ち込む際,土中の必要な生き物だけ抜き取り,
他は全て廃棄する.
シロアリなどのどうしても土ごと持ち込まなければいけない場合は,
密閉できるプラケか蓋の間に防虫用のシートを挟み,
その中にアシダカグモなどの子供を入れておく.
すると土より発生したコバエ類はクモの餌食となり,駆除してくれる.
結構便利である.
話はそれたが,飼育に使うマット内,
特に加湿しているマットに以前から発生していたダニ.
特にゴキブリの飼育に悪影響は無いので,放置していたが,
エジプト砂漠ローチの事もあり,ついでに調べてみた.
篩ったマット.
沢山のダニがうごめいている.
体長5㎜内外の動きも活発なダニ.
マットを触っていると手にも登ってくる.
しかし,特に刺されたことも無く,今のところ不快なだけであるが,
大事を考えマットの交換と合わせて,同定を試みた.
頭部拡大.
鋏角が長大で,大きな鋏が見える.
ホコダニ科の1種と思われ,土壌落葉層で自由生活をしている.
食性は土中の昆虫死骸やカビなどと考えられるが,
土壌中のダニの生態はあまり研究されていない.
2009 .3.12
ボーセリンローチ 幼虫
ゴキブリ類はグリーンバナナローチ Panchlora nivea (Linnaeus)
のように成虫は綺麗でも,幼虫は大概ゴキブリ色(茶系)している.
しかし,本種の幼虫は白黒のマダラで,前胸背に星型の黒紋を持つ.
幼虫はゴキブリらしからぬ外見のゴキブリの中でも珍しい種である.
マットにダニが湧き,エジプト砂漠ローチの事もあるので,
大事を取ってマットを交換しているところ.
幼虫拡大.
非常に素早く,あっという間にマットに潜り込む.
2009 .3.11
ボーセリンローチ 成虫
ボーセリンローチ Gyna lurida
近年流通量が増えた始めた種.
分布はケニア・アフリカなどの熱帯地域.
雌雄形態は同じだが,♀の方がふたまわりほど大きくなり,
成虫の色彩も白に近い灰色から黄色などの派手な色まで変化に富む.
脱皮してまだ間もない個体.
黄色い個体.
黄色い個体に関しては,海外で固定され,1つの系統として管理流通している.
♀.
体長・幅共に雄に比べて明らかに大きく,一目で区別がつく.
成虫で20-30㎜ほどになり,
ペットローチとしては比較的見栄えが良いと思う.
1つ難点は,よく飛ぶ事である(もちろん成虫).
昼間はシェルターやマットに身を潜めているが,夜世話すると,
蝶の様に舞い上がり,大変な事になる.
飛び出すと光に誘引されるのか蛍光灯のある天井面に張り付く.
プリンカップやハエ落とし棒で全て捕まえたが,
くれぐれも夜はケージの外から観賞するだけにした方が良い.
これは登攀防止に塗っている炭カルであるが,短期間でこのようにはげてしまう.
2009 .3.10
エジプト砂漠ローチ孵化
壊滅から救出した卵鞘のみ収容したケース.
卵鞘だけしか入っていないが,いつ孵化しても良いように水餌を入れてある.
一応気になるので,結構頻繁に中をのぞいていた.
小さな白い幼虫がいた.
数的に卵鞘1個の孵化と思うが,
これで何とかダニなし個体群を復活させられそうだ.
拡大.
こんな小さな幼虫があのダニに寄生されたらあっという間に全滅だろう.
順調に増えている種ほど,その飼育環境は短時間で劣化しやすく,
不潔な状態になりやすい.
今回は良い勉強になった.
2009 .3.9
マルバネゴキブリ 元気に産卵
いつものマルバネゴキブリ.
元気にまだ産卵をしている.
いくつ産むのだろうか?
それにしても卵鞘は一向に孵化しない.
2009 .3.5
エジプト砂漠ローチ産卵
寄生したダニを何とか取れない物かと,
市販しているダニ忌避マットなるものに数個体入れてある.
ダニは全く取れる気配が無い.
そんな中卵鞘を産み始めた.
朝10時の状態.
まだ形ははっきりとしない.
午後2時.
約4時間後.
午後8時.
約10時間後.
まだ産み落とされていない.
翌朝.
すでに産み落とされていた.
マットに複数飼育していると,大概卵鞘はマット上に転がっている.
その為,ばらばら産み落とすタイプだと思っていた.
しかし,本当は,ちゃんと土中に産み付ける行動をとるようだ.
孵化するといいのだが.
何ヵ月かかるだろう.
2009 .3.4
コワモンゴキブリ床換え
本種も床換えの多い種である.
訳は限られたスペースの中に高密度で飼育していても,
減らずに増えていく性質にある.
交換前.
水場のガーゼが食べられ少なくなっている.
登攀防止の炭カルも侵食が進んでいる.
いつものように,横に新しいセットを準備し,シェルターごと虫体を移す.
また1ヵ月後には同じような作業が待っている.
2009 .3.2
エジプト砂漠ローチに寄生したダニ
保管していた死骸よりダニを取り出し,
プレパラートを作った.
体長0.3~0.4㎜.
お皿を伏せた様な扁平なダニ.
虫体表面に強力に付着しており,ピンセットのような硬いものでこすらないと,
剥がれてこない.
どこかに吸盤のようなものがあると思われ,
拡大してよく見ると,腹面の肛門板周りに丸い吸盤らしきものが観察できた.
このダニどこかで見た事がある.
たぶんトカゲ類の幼体が死んだ際,
目の周りに付着していたダニに良く似ている.
同定を試みたが該当しそうなダニは見当たらない.
最新の研究では,昆虫類に寄生する中気門のダニに関して,
石川和男先生がいくつか報告している.
それによると,昆虫類に外部寄生する種として,
Diarthrophallus(クロツヤムシダニ科)
Macrocheles(ハエダニ科)
Proctolaelaps(マヨイダニ科)
Coleolaelaps(トゲダニ科)
Scarabaspis(ヤリダニ科)
Lobogynium(イトダニモドキ科)
Neocypholaelaps(カザリダニ科)
Varroa(ヘギイタダニ科)
などがいるそうである.
しかし,どの科を見ても腹面に吸盤らしき物を備えたダニは見あたらない.
どなたか心当たりがありましたら教えて頂きたいと思います.
2009 .2.27
エジプト砂漠ローチ壊滅 その3
現状は全滅まで進行していなかったが,
もう少し気づくのが遅れていたら,全滅であったろう.
幼虫・成虫 全てが寄生されており,
取り除くのは不可能な状態である.
とりあえずマットを全交換し,生き残った個体を移す.
唯一卵鞘は寄生が少ないため,
全てを拾い上げ実体顕微鏡で1つずつ確認し,別容器に保管した.
拾い上げた卵鞘.
26個しかない.
短い異常?な物も含まれるので,正常な卵鞘はさらに少ない.
ちょうどこれから産卵する時期であったので,非常に厳しい状況である.
卵鞘の拡大.
このぐらいではまだ判らないが,もう少し拡大すると,
卵鞘の横溝にダニの卵らしきものが付着している.
2009 .2.26
エジプト砂漠ローチ壊滅 その2
その原因は外部に寄生するダニと思われる.
この後出てくる2枚目の写真は,
あまり気持ちのいい写真ではないので,
興味のある方だけ下へ進んで,
他の人は飛ばしてください.
まだ生きている個体の頭部が白っぽくなっている.
触角や前脚腿節に白く写っているのは全てダニである.
アップの写真.
複眼,口器の周りから,全てを覆いつくさんとばかりに付着している.
どこが何なのか判らない.
白い粒粒が全部ダニ.
全ての個体に同様に付着している.
気門回りにはあまりいない.
しかし,これだけ口器に付くと,餌も取りにくいはずである.
死亡する原因はそこにあるのか.
通常,顔回りに寄生する生き物は,宿主の食べる餌のおこぼれを頂戴し,
共生すると思っていたが,このダニは違うのだろうか.
2009 .2.25
エジプト砂漠ローチ壊滅 その1
エジプト砂漠ローチ Polyphaga aegypticaが壊滅的な状況になった.
これは去年の2月の状況.
西のカエルさんから危機的状況を助けてもらい,順調に増えていたのだが・・.
少し目を放した隙に,気づいたときには20匹ほどしか生き残っていなかった.
♂成虫は全滅.
♀成虫がいくらか生き残っている.
♀の方が丈夫なのようだ.
幼虫が死亡し,ケナガコナダニらしきダニが集っている.
何の飼育でもそうであるが,幼虫が死亡するのは異常事態の現れである.
2009 .2.24
ドラマ出演
去年の年始はネズミ年と言うこともあり,ネズミと共にTVに出演させていただいた.
今年の干支は業務とはあまり関係なく(牛と関わるのは難しい),
代わりにと言っては何ですが,日本の国民的嫌われ者.
私が手塩に育てたクロゴキブリがドラマに出演した.
番組は日本TV 「リセット」第一話.
蓋を開けた食事から出てくるところ.
それが逃げ込むシーン.
この後どう現場を収めたか興味がある.
2009 .2.23
クマネズミ子供
今,都市で問題となっているクマネズミ.
その性格は非常に臆病で警戒心が強い.
その為,人間が仕掛けた罠や毒餌になかなか引っ掛かってくれない.
従って,ドブネズミに比べ駆除し難いと言われている.
そんなクマネズミであるが,子供はどこの世界も同じで,好奇心旺盛.
「人間て何だろう」と比較的こんな私とも少し遊んでくれる.
しかし,不安なんだろう.
隠れ場所を探しているのか,肩から首,腕をうろうろしている.
このぐらいだと無理に掴まない限り咬まれた事は無い.
2009 .2.20
クマネズミの赤ちゃん
昨日から横浜にてペストコントロールフォーラムが開催され,
めずらしく終日勉強していた.
下の写真は会場の模様.
都市鳥,ナンキンムシ,ヒトジラミ,ネズミから,人畜感染症といった,
私が大好きな生き物の話題を中心に,
だからこそ注意をしなければいけない疾病の話題など,
大変有意義な1日であった.
終わり次第会社に戻り,雑用の中の一こま.
このぐらいの大きさのクマネズミは本当にかわいい.
ホッとする一瞬である.
2009 .2.19
ワラジゴキブリ(タイ産)
Trichoblatta sp. 成虫.
日本に産するマルゴキブリと同属の タイ 採集個体.
左の翅がある方が♂,無いのが♀.
見た目はよく似ている.
もしかしたら同種かもしれない.
しかし,飼育は比較的簡単だったような気がする.
増えてきたら同定したいが,なかなか増えただけで満足してしまい,
そこから先へなかなか進めない.
2009 .2.18
タイワンクチキゴキブリの家族
タイワンクチキゴキブリの餌(朽ち木)が皮だけになっていた.
この一族は家族でしばらく生活する事が知られている.
今回マットを交換すると,写真のように仲良く樹洞に暮らしていた.
黄色は赤ちゃん(初齢幼虫).
狭い容器でいつまでも飼育していると,他の地表性の種のように,
爆発的に増える事はない.
増やそうと思えば,ペアを作りペアごと容器に入れるか,
衣装ケースのような大きな容器に朽ち木を沢山入れ飼育するしかなさそうだ.
2009 .2.17
福島県での採集
先週末,部内の旅行で東北の方に行ってきた.
東北はご存じの通りゴキブリの生息種は少ない地域である.
しかし,温泉地には昔から「湯虫」として親しまれ?て来た生き物がいる.
ゴキブリである.
恐らくワモンゴキブリと思われるが,「湯虫」と同定するレベルから行くと,
ワモン・コワモン・トビイロのどの種がいても「湯虫」となるであろう.
そんなわけでそういった楽しみを求め人目を気にしながら探してみた.
場所は営業妨害になるかもしれないのでここではあかせないが,有名な場所である.
施設内には当然温泉を利用したプールや温室があり,ゴキブリ天国か?
と流行る心を抑え,探索.
い,いない.
辛うじて見つけた痕跡が下の写真.
黒い陰が怪しい.
拡大.
これはワモンゴキブリの成虫の死骸に見えるが,
人道りが多い場所の一角な為,確認出来なかった.
宴会終了後,館内をさまよいやっと生息していそうな場所を発見.
生きている個体も発見したが,数は多くなく初齢幼虫をつかむが潰してしまった.
そこで見つけた死骸.
コワモンゴキブリ幼虫である.
これを見てぴんと来る人はPCOになれます.
そう,幼虫の死骸があるという事は,
定期的に殺虫管理が実行されていると思われます.
仕事として調査出来れば3種ほど生体を発見出来たと思います.
2009 .2.16
ウルシゴキブリ床換え
ウルシゴキブリ床換え.
本種は以前ご紹介したように,クロゴキブリに外見が良く似ている.
しかし,生息域は熱帯の林床.
屋内に自らの意思で侵入し,問題となった事例は聞いた事が無い.
本種の生息地域に住んでいると,
場合によっては家屋内に入るかもしれないが(そんな所に住んでみたい),
住み着く事はなさそうである.
床換えサイクルは年2,3回と言ったところ.
爆発的に増えるイメージは無い.
左が交換前,右が移動先.
今回はシェルターもひどく汚れているので,半分交換.
ケース底には死骸の山が.
終了.
綺麗.
2009 .2.13
マルゴキブリ雄成虫
先日羽化したマルゴキブリ♂成虫.
日中はシェルターの中に潜んでいるが,夜になると外に出てくる.
触れようとすると,すぐに逃げてしまうので体長は実際に測れていないが,
「朝比奈正二郎著 日本産ゴキブリ類」には,体長20~21㎜とあり,
ヒメマルゴキブリの♂成虫(10~12㎜)に比べても幅も含めて見ごたえがある.
また寿命もヒメマルゴキブリに比べて長いと思われる.
同じシェルターにいる♀成虫と思われる個体.
腹部が厚みを増しているように見える.
はたしてF2誕生の日は近いか.
2009 .2.12
マルバネゴキブリの体力
マルバネゴキブリ.
ここのところコンスタントに卵鞘を産み続けている.
一日前の状態.
そして翌日.
はたして孵化するのだろうか.
餌に固形飼料を与えているが,食べる量は非常に少なく,
食べた飼料の体積よりも,何倍もの量の卵を産んでいる様に見える.
2009 .2.10
ヤエヤママダラゴキブリ 羽化
翌日,確認の為中を見ると,羽化したての個体がいた.
非常に綺麗である.
翅も綺麗に伸びて上手く羽化したようだ.
雌雄確認しなかったが,この写真を見る限り♀のようだ.
それにしても美しい.と思いませんか.
2009 .2.9
ヤエヤママダラゴキブリ 床換え その3
古いケージから新しいケージへ.
大きな個体はすんなり移動してくれるが,
小さな幼虫は糞の間に潜み最終的に1匹ずつ拾い上げながら移す事になる.
移し終えたケージ.
飼育は上手く行ってていると,このように死骸が少なく,臭いもあまり無い.
これが何かの拍子で狂いだすと,幼虫の死骸が腐敗し臭いが出てくる.
最後に落ち葉をばら撒き完成となる.
見た目は交換前とあまり変化無い様であるが・・・.
2009 .2.6
ヤエヤママダラゴキブリ 床換え その2
まずはいつものように隣に新しいケージをセットし,並べておく.
黒いものが入っている容器はヤシガラの上にミズゴケをのせている.
透明な容器は水にミズゴケ.
餌はいつものネズミの固形飼料.
古いケージの中の各容器を撤去する.
この時,容器内に残っている個体を新しいケージに移すのであるが,
1齢などがマットの隙間に潜んでいる為,
探して移すのは,細かい作業となり大変である.
内部容器を移し終えた状態.
大量の糞が溜まっている.
水場を入れるので,どうしても湿度が高くなり,汚れやすくなってしまう.