ゴキブログ一覧
2011 .4.25
クマネズミ綱渡り
逆さ渡りを特意とする個体がいる.
ネズミも性格がはっきり分かれていて面白い.
意外と素早く移動でき,写真を撮ろうとするとどこかに行ってしまうのが常であったが,こいつは撮らしてくれた.
止まってポーズもとってくれる.
脚元を見ると,良くあんな掴み方で,ぶら下がって移動できる物だと思う.
人懐こいのかと突いたらとたんに逃げた.
2011 .4.22
赤目のネズミ
皆様,やっと対策完了しました.
本日よりコメント等,できる様になりました.
引き続きよろしくお願いします.
いつ頃,どこで売られていたか全く分からない.
昔から某営業所においてあった物を貰った.
と言うか,引越しのドサクサに紛れ,頂戴した.
手元に来た時は,マジックで落書きされ,悲惨な状況であった.
エタノールやシンナーを駆使し,少し綺麗になった.
頭胴長190mm.
尾長300mm.
クマネズミ的体形だが,尾が異常に長い.
眼が赤い.
しかし,アルビノではなかろう.
咽の辺りに1mm程度の穴が開いており,腹部を強く押すとそこから「ビー」と音を出す.
2011 .4.21
ドワーフヒッシングコックローチ
大分前に水でダニ落としをしたが,あの時すでにおかしな状態になっていた.
それで,ダニ落しをしたのだが.
ダニはきれいにいなくなったが,繁殖が止まり風前の灯.
そこで少しでも良さそうな環境にとこうなった.
それでも生まない.
長生きはしているようだ.
2011 .4.20
トルコカクムネヒラタムシ
茨城のO木所長より.
トルコカクムネヒラタムシ.
Cryptolestes turcicus
体長は2mm内外.
貯穀害虫として重要な昆虫.
トルコカクムネらしい写真を送れといったらこれが来た.
頭循前縁拡大.
本種はここが直線でなく,曲線になる事で,多種と見分けるらしい.
2011 .4.19
ハイイロゴキブリ飼育
餌ゴキブリの前に害虫種と言われるだけあり,非常に丈夫で飼い易い.
熱帯地方に分布するといわれ,日本でも南西諸島で発見されている.
リュウキュウモリゴキブリとは同郷ともいえる種.
両種は飼育に関して特に気を使わなくとも,増えていたので今年の冬は棚の最下段にリュウキュウモリゴキブリと並べておいた.
その結果リュウキュウモリゴキブリはやばそうな状況に陥り,現在最上段にて休養中.
本種は最下段で猛烈な勢いで増え続けている.
餌と水があればどんどん増える.
言ってみればゴキブリらしい種.
2011 .4.18
リュウキュウモリゴキブリの冬の管理
餌を食うリュウキュウモリゴキブリ.
昨年の4月に今の場所に移り,今の場所での初めての越冬.
難なくいつものように冬を越した種もあれば,本種のようになんとなくいなくなりかけた種もあった.
以前は,冬でも中プラケ内をたくさんの成虫,幼虫が群れていたが,本種は一つの産地が滅び,もう一つも小プラケに引っ越すほど勢力が衰えた.
モリゴキブリ類は意外と「コツ」の様なものが必要なのかもしれない.
2011 .4.14
離島のモリチャバネゴキブリ
島根県隠岐西ノ島で採集されたモリチャバネゴキブリ.
昨年島を訪れたS籐先生が幼虫を採集してくれて,やっと成虫が増えてきた.
海を渡りよく東京まで来たものだ.
羽化直後個体.
2011 .4.13
長寿ワモンゴキブリ
2008年8月に孵化した個体.
昨日,息絶えた.
生存日数約960日.
跗節,触覚も取れ,痛々しいが良く生きてくれました.
しかし世界の記録には成虫になってから1,693日の記録があるそうで,挑戦しようとは思わないが,恐らく低温でじっくり成長させた時の記録ではないだろうか.
2011 .4.12
ボーセリンローチ床換え 2
本種の飼育も,マットを使用しているため,幼虫の分離が面倒.
そこで,オガサワラゴキブリの床換えで使用した,篩を使ったところ上手くいきました.
左の容器が篩った後のかす.
初齢幼虫1匹も落ちることなく細塵化したマットから幼虫を救出している.
本種は綺麗な黄色の個体が出現する.
そのほかにも,色のパターンが違う個体も出るので,固定などにチャレンジしてみるのも面白いかもしれない.
2011 .4.11
クロツヤニセケバエ
食品工場を担当するO木所長より珍しい写真が届いた.
クラックから脱出するクロツヤニセケバエ.
良くこんな瞬間を見つけたと思うが,良くある事らしい.
コバエと言われるハエ類の中では寸胴な腹部に短い数珠上の触角など,ノミバエ類に比べると個人的には嫌いではない.
幼虫の餌となるものは,腐敗した動植物と言われ,そんなものはよく考えればどこにでもあり,従ってどこにでも発生していそうであるが,発生源を見つけるのは意外と難しい.
2011 .4.8
ダニ
以前入手したダニ.
体長10mm以上.
こんなに大きいとダニと言う気がしない.
この中にいます.
一時期,ちょっと話題になったと思います.
なんとも,何を食べているか良く分かりませんが,1匹生きています.
痩せもせず,太りもせず,増えもせず.
一説では単為生殖と聞いた事もありますが真偽は分かりません.
拡大するとビロード状の長い毛が生えており,綺麗である.
タカラダニの巨大種に見えるが動きはほとんどない.
2011 .4.7
クマネズミ体重測定
生後半月の幼獣.
まだ眼が開いたばかりで動きも活発でない.
あと2,3日もすればこんなにおとなしく計量器に乗っていない.
粘着シートに捕獲され始めるのもちょうどその頃.
2011 .4.6
Cockroaches
Cockroaches: Ecology, Behavior, and Natural History
Foreword by Edward O. Wilson (はしがき),
William J. Bell
Louis M. Roth
Christine A. Nalepa
いずれもゴキブリでは有名な研究者である.
数年前に購入しForewordを訳しかけて現在に至っている.
表紙は Panchlora nivea.
背表紙はチャオビゴキブリ雌雄.
挿絵や写真は多くないが,始めてみる物がほとんどで,眺めるだけでも面白い.
「Cockroaches」でネットを調べると,海外では面白そうなゴキブリ関係の本が多数出版されている.
と言う訳で,少し注文しました.
2011 .4.5
オオムカデ床換え
石垣で捕れたオオムカデであるが,「タイワンオオムカデ」といわれる体節にバンドが入る物とも違い,一回り大きくなるようで,体の幅や厚みも本州のトビズムカデとは明らかに違う.
結構チープな仕様であるが,透明なシェルターは中が見えてそれなりに便利であった.
シェルターを取るとこんな感じ.
餌にしたゴキブリのカスが堆積し,それを食べると思われるダニが発生している.
昨年,産卵だけして食べてしまったので,今年は孵化を目指し,安心シェルターにした.
2011 .4.4
ブラベルスコロセウス飼育
ブラベルスの中では飼育しやすい(丈夫)種だと思う.
ただ,大きくなる為狭い容器で過密飼育すると,翅が伸びない個体が増えるので,現在は大プラケで飼育中.
そして,運動・脱皮用に鉢底ネットを入れている.
餌はいつもの固型飼料.
そして水.
2011 .4.1
シナゴキブリその他の形態
腹側はこんな感じ.
他の一般的な害虫ゴキブリに比べ,翅が長いのが分かる.
腹背面.
特別何もない.
腿節棘列はC型.
これも害虫種では余り見ない型である.
2011 .3.31
シナゴキブリ 翅
昨日に続き翅.
前翅.
後翅.
複雑な斑が入る.
2011 .3.30
シナゴキブリ 頭部
シナゴキブリ Eupolyphaga sinensis ♂
前胸背拡大.
いわゆるゴキブリらしい頭部背面.
拡大して分かった事だが,意外と毛深い.
写真から確認できるだけで,頭頂,前胸全体,翅付け根全てに毛が密生している.
頭部前面.
通常ゴキブリの単眼点は小さく,頭部表面の内側に白く存在するが,これは眼のように飛び出して付いている.
口器周りなどゴキブリというよりトンボに似ていると思う.
(トンボを余し知らない人の感想です).
2011 .3.29
ネズミの手ぬぐい
机を整理していたら出てきた.
薬剤メーカーのバイエルは,毎年の干支を手ぬぐいにデザインして年賀で配っている.
これは鼠年の手ぬぐい.
鼠関係なので大事に保管していたもの.
絵からするとクマネズミのようだ.
私がどのネズミかというと,多分酒を飲んでいるかたわれでしょう.
2011 .3.28
ヤエヤママダラゴキブリ 飼育
日本産3種
外国産3種を飼育した中で,水に対して最も依存性が高いと思われる.
餌は固型飼料.
落ち葉.
たまに昆虫ゼリー・ニンジンを与えているが,別に必須ではないと思う.
いつ見ても何匹かは水中に没している.
卵胎生で幼虫は腐葉土ケースの中に潜り込んでいる.
成虫はシェルター外部にいることが多い.
2011 .3.25
タイ産マダラゴキブリ属かな・・.
シニマネカレハゴキブリ.
♂はマダラゴキブリ系の落ち葉形態.
♀は翅が生えず,幼虫と思えてしまう.
なんとなく殖えていたと思ったが,3匹しかいなかった.
その♀が仔を産んだ.
卵胎生である.
ミズゴケ間に見える白いのが生まれたばかりの幼虫.
大きな個体が♀成虫.
国内の種に限らず,マダラゴキブリ系(見た目判断)は繁殖にむらがある.
2011 .3.24
餌としてのユーカリ
普段は葉だけを与えていたが,葉を集める時になんとなく拾ってきた皮が残っていたので,捨てる前に食べるか与えてみた.
食べてますね.
齧ってます.
はたして,これが別の樹皮(例えば白樺・杉・クヌギ)でも食べるのか.
在庫がないので試す事はできないが,ユーカリゆかりの物であれば何でも食べそうである.
2011 .3.23
Archiblatta hoevenii インブリ
F2にて滅びるのか.
全くまともの卵を産まなくなった.
形が短かったり,潰れていたり.
色が薄かったり(白色系).
インブリはダメなのでしょうか.
カマキリ,タランチュラ類はダメと聞いていますが.
ゴキブリではたして起こるのか.
分かりません.
どなたか他系統飼育の方,トレードしませんか.
2011 .3.22
Aeluropoda insignis脱皮後
コモンネームは「フラットヒッシングコックローチ」.
云われてみればその通り.
本種は1属1種しか発見されていない.
脱皮後の色付き始める時期.
2011 .3.18
マルゴキブリの親子
なんとなく殖えてきた.
少し育った幼虫と♂成虫.
各ステージがそろってくると,維持が楽になると思う.
2,3齢幼虫だと思うが,通常は乾燥した場所を好むようで,乾いた木片隙間に入っているが,下の写真のように,ミズゴケの中にもぐりこむ個体もおり,どういった環境を好むのかいまだ良く分からない.
2011 .3.17
ゴキブリのはなし
ゴキブリのはなし
安富和男編著
技報堂出版
1800円+税
11人のゴキブリ専門家が章ごとに担当した作品.
現在発売されている本は,見た目は新しいが「ゴキブリ3億年のひみつ」より2年前に出版されている.
国内種や外国種,ゴキブリ通になれる本.
裏.
所々で頭や腹端を見せている黒いゴキブリは,やはりクロゴキだろう.
2011 .3.16
オガサワラゴキブリ ♂成虫羽化
オガサワラゴキブリ♂成虫羽化直後.
見慣れた雌と違い,身体はほっそりと翅が長い.
2011 .3.16
オガサワラゴキブリ ♂成虫羽化
オガサワラゴキブリ♂成虫羽化直後.
見慣れた雌と違い,身体はほっそりと翅が長い.
2011 .3.15
ハエのおもちゃ
害虫好きのT澤所長からもらいました.
黒のボディーに眼だけ雑に赤茶に塗っているだけですが,リアルな出来です.
錦糸町界隈で購入したそうですが,ネットで調べると3個入りで500円から100円と結構売られている.
最近の商品でしょう.
裏面もハエおもちゃの割には細かな作りとなっている.
種としてはクロバエに近いと思われる.
もう一種持っているが,出来栄えはこちらの方が断然良い.
昨晩は,いろいろやる事があり会社に泊まりました.
職場にはテレビが無く,有っても見ている時間も無く,本日,メールにていろいろ知らされました.
皆様,一番大変な時と思います.
頑張りましょう.
2011 .3.14
チャオビゴキブリ産卵場所
ゴキブリが産卵する場所は一般的に物陰など見つかりにくい場所に行なう.
チャオビゴキブリもシェルター内に産んでいるのだが.
これでは自分が潜む場所がなくなっている.
新しいシェルターはこのようにまだ潜むスペースがある.
シェルター内に卵を産み付け易い種は,他にもワモンゴキブリ・フタテンコバネゴキブリなどがあるが,これほど詰まらせるのは,今のところ本種だけ.
現場ではどうかというと,意外と露出した場所にボンドで張ったように1個単位で産下されているのを見る.