2025 .5.29
トビイロゴキブリ大阪系統が発症
Periplaneta brunnea Osaka strain infected
大分前に広島系統が発症し,卵鞘殺菌で回復しました.
実験を行うため昨年別系統を譲り受けたのですがこれが発症しており,実験に使えない状況だったのでこれも卵鞘殺菌を実施し健康個体群を成長させている最中でした.
大阪系は,一度も発症しないので気を付けつつ安心していたのですがついに発症しました.
幼虫が黒くなり死亡します.
発症するとこんな感じでまともに歩行できなくなり,1~2日で死亡します.
半数以上がダメです.
卵鞘を探したのですが3個しかなく,生きているかわからないため成虫と幼虫を分け卵鞘を取ることにしました.
成虫群.
通常飼育群.
こんなに減ってしまいました.
幸い,大阪系は一つの実験が終わっているので良かったですが,新たな実験は延期するしかなくなりました.
ここで使った飼育ケース類はすべて塩素系殺菌剤で徹底的に殺菌し,
ピンセット類は洗浄後エタノール漬けにして殺菌します.
もちろん私自身も手洗いをし,今日は他のケースに触れるのも終わりです.
卵鞘さえ生めばなんとかなるのですが,これは厄介ですね.
コメントを残す