2008 .7.18
チャバネゴキブリ科の特徴その1
チャバネゴキブリ科 Family Blattellidae  は,日本に生息するゴキブリの中で最大のFamilyである.
その数は2亜科10属30種に及び日本産ゴキブリ類全52種7亜種の約半数を占める.
チャバネゴキブリ科の特徴として以下のことが挙げられる.
(日本産ゴキブリ類  朝比奈正二郎 著  中山書店 1991年)参照
1.小型の淡褐色のゴキブリである.
日本産チャバネゴキブリ科の中で最も小型の種は,
クロモンチビゴキブリ Anaplecta japonica Asahina ♂体長6~7㎜
最大種はオオモリゴキブリ Symploce gigas gigas Asahina ♂20~21㎜
体色に関して,ほとんどの種は,ベースとなっている体色は淡褐色である.
しかし,キョウトゴキブリやフタテンコバネゴキブリなどは黒色が強い.

2.頭部はよく動き,上から見て前胸背板によって全く隠されることは無い.

3.	胸背は平滑,褐色紋を有する種もある.
褐色紋を有する種として代表的なのは,チャバネゴキブリであるが,
リュウキュウモリゴキブリのように紋とも斑ともとれるものも有る.
表面が平滑でない種といえば,オオゴキブリや,マダゴキなどが思いあたる.

左 リュウキュウモリゴキブリ 右 チャバネゴキブリ.








 
  








 
  



 
  




 
  






 
  







 
  






 
  





 
  
コメントを残す