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2021 .12.22

Therea petiveriana卵鞘ダニ 2

カテゴリー:Therea petiveriana

Mites on the ootheca of the Therea petiveriana 2


9月に採卵した卵があり,それもダニは確認して保管していたつもりだったのですが,今日見ると卵鞘に付着しています.
毎週1回は給水などを行うため確認していたのですが,前回は確認できませんでした.
この1週間で活動を開始したようです.

17卵鞘入っているのでまた食われていない物を識別するため拾い上げたのですが殆どダメです.
が,2卵鞘は孵化して幼虫が出ています.


卵鞘の確認をすると中に取り残されて生きている幼虫がいるので,昨日今日孵化したと思われます.
ダニも,孵化と合わせて活動開始したのかもしれません.
このダニは嫌いですが,このような本能のメカニズムは驚きしかありませんね.
さてさて.
孵化した幼虫はダニが寄生しているのか.
しているとこの幼虫も処分を検討しなければなりません.
もしかしたら,Gromphadorhina oblongonotaの時もそうでしたが,初齢幼虫には小さすぎて,寄生出来ていない可能性があります.
顕微鏡で1匹ずつ確認しました.

腹面.

背面.
毛が密でダニも張り付きようがなさそうです.

あどけなさがあり可愛い仕草です.

こちらは,卵鞘に残っていたうちの1匹.
死亡してました.
周りには狙っているのか数匹のダニが付着しています.

ついでにもう一つ.
トビムシが可愛いい.
というわけで,回収した幼虫は22匹.
うまくいけばダニフリーがこれで確保できるかもしれません.

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