2025 .5.9
オオゴキブリ幼虫の色
Color of Panesthia angustipennis angustipennis nymphs
10年以上オオゴキブリは飼育してなかったのですが,昨年屋久島産の♀を頂いたので飼育してました.
オオゴキブリやクチキゴキブリは普段姿を見ることないので定期的に観察しないとどうなっているかさっぱりわかりません.
小プラケでスタートしたので,そろそろ中にと思い中を見てみました.
中齢幼虫が1匹外にいます.
乾燥が進んでいるのでHelpかもしれません.
中の材には成虫がいました.
生きているようです.
出てきたのはこの3匹.
もっと幼虫がいると思ったのですが,この辺が通常のゴキブリと比べ管理し難い点です.
♀が今後産んでくれると良いのですが期待は幼虫です.
雌雄を見ました.
♂.
♀.
こうゆうの運いいんですよ(笑).
それにしても幼虫の色こんな赤かったかしら.
1匹なら脱皮直後も分かりますが,2匹ともこんなに赤い.
本州のは黒かったはず.
大事に飼育してもう少し数増やしてみます.
いつも楽しく読ませていただいています。
オオゴキブリ、10年以上飼育してますが、何度か赤くなるのを見ています(自分が住んでいる石川県産のムシです)。腹部の後半が強く赤くなりますが、脱皮の前なのか後なのか、それとも他の原因なのか、理由はわかりません。若齢だと胸部あたりまで、赤みがかったような記憶もあります。
黒かった終齢幼虫(多分終齢)が、次に確認した時は強い赤みを帯びていたので、脱皮の前のどこかのタイミングで赤くなるのかもしれません。この個体は結局、なかなか羽化しないうちに寒くなり、冬の間に死んでしまったのですが、画像は残っています。もし画像が必要ならば送ります。
いつも見て頂き有難うございます.
屋久島のオオゴキはMaekawa et al.(1999)で本州や九州の個体群と差異がないことが報告されているので個体変異なのだと思います.
ただこれがどの程度継続するのか,固定なのかは気になるところです.
10年飼育はすごいと思います.
ゴキブリの色が赤くなるのは脱皮後では知られていますが,脱皮前にも赤くなるとかそういった知見はないのではないでしょうか.
継続して観察されたら良いと思います.
写真は送って頂かなくても大丈夫です.
可愛がってあげてください.