ゴキブログ

2008 .11.25

イエネズミ2種の頭骨の違い

カテゴリー:ネズミ

年を取ると一年が「あっ」という間に過ぎ去っていきます.
気づけばいつの間にかゴキブリのシーズンは終わり,かなり寒くなってきました.
寒くなると毎年問い合わせが増えるのがネズミの侵入である.
そこで,ネズミ関連を一つ.
現場に行ったり,飼育していると死骸を発見する事は良くあることである.
死んで間もない個体は,外見でネズミの種が判るが,
時間のたった個体は,その場では判断し難いものもある.
今回,夏に腐敗させて昆虫類に食べさせた骨を整理した.
hone-4.jpg
いくつも手がけたが,最終的に残ったのは4つとなってしまった.
toukotu-4.jpg
その内の2つ左がドブネズミ,右がクマネズミ.
ご存知のように,頭骨は動物の脳を保護する重要な役割を果たしている.
この頭骨の形態は,種類により違いがあり,分類する指標となる.
ドブネズミとクマネズミの頭骨の違い.
%E9%A0%AD%E9%AA%A8%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E4%BB%98%E3%81%8D.jpg
頭頂骨の左右の側頭稜はよく発達し,この形で判別がし易い.
ドブネズミは左右の側頭稜は平行しているが,クマネズミは外側に膨らむ.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です