ハイイロゴキブリ
2011 .4.19
ハイイロゴキブリ飼育
餌ゴキブリの前に害虫種と言われるだけあり,非常に丈夫で飼い易い.
熱帯地方に分布するといわれ,日本でも南西諸島で発見されている.
リュウキュウモリゴキブリとは同郷ともいえる種.
両種は飼育に関して特に気を使わなくとも,増えていたので今年の冬は棚の最下段にリュウキュウモリゴキブリと並べておいた.
その結果リュウキュウモリゴキブリはやばそうな状況に陥り,現在最上段にて休養中.
本種は最下段で猛烈な勢いで増え続けている.
餌と水があればどんどん増える.
言ってみればゴキブリらしい種.
2011 .2.14
2/7の結果
想は的中.
見事ハイイロゴキブリとなりました.
大きさの違う異種が混ざっても,特別問題はないようであるが,今回の場合はハイイロ1:Pseudomops septentrionalis多数なので,同数で飼育したらどうなるか.
餌の取り合いさえなければ良いと思うが.
2010 .2.26
ハイイロゴキブリ床換え
床換え前.
ケース下面は糞だらけである.
餌と水容器を入れた新しいケースを用意.
古いケースに並べておき,シェルターごと移動する.
本種は紙類を良く齧り,この様にシェルターの下部はなくなっている.
少し湿り気を帯びた糞が大量に溜まっていた.
2010 .2.25
ハイイロゴキブリ
family Blaberidae
subfamily oxyhaloinae
genus Nauphoeta Burmeister, 1838
species Nauphoeta cinerea (Olivier,1789)
本種は本属で1種しか発見されていない.
体長は25mm内外.
ペットの餌さとして日本国内で飼育されている.
Henschoutedenia flexivitta (Walker, 1868)ジャイアントロブスターローチに雰囲気が似ているが,全くの別属.
卵胎生で非常に良く増える.
沖縄などの倉庫のような建築物内で発見されているようで,自然界では繁殖していないと思われる.
この個体群も,国内採集だが輸入資材について持ち込まれたものである.
幼虫は各齢も同じような外見で,腹部が長く,腹節に白いバンドが入るため,
縞模様に見える.
♀成虫が卵鞘を持つと,腹部が異様に長くなる.
2009 .6.23
ハイイロゴキブリ 卵鞘
繁殖に関して何の心配の無いハイイロゴキブリ.
その為あまり関心を持って観察したことはほとんど無い.
餌を補充しようとして何気に見ると,
同じように卵鞘を出した個体が3匹集まっていた.
なぜかお互いが移動しても付かず離れず等間隔を保っている.
卵鞘を数えると18×2 36ほどの卵が見える.