キチャバネゴキブリ
2020 .8.12
キチャバネゴキブリ残念
Symploce japonica disappointing result
最近姿を見ていないので,意を決して探した結果.
張り付いた平面.
土に埋もれていた腹部.
卵鞘.
全部で6個発見.
しかし,孵化は当然なし.
今年も頑張るぞ!
2020 .4.21
キチャバネゴキブリ産卵開始
Symploce japonica eggs laying started
なんと転がし産み.
こんなんで孵化するのだろうか?
で,よく見ると例のダニが発生している.
卵鞘の孵化が始まると,初齢は拾えなくなるので今のうちにケース交換した.
回収したのは3個.
すでに産卵が始まっていた.
1個の間隔が4日とすると2週間ほど前に1個目を産んだのだろう.
当然交尾は終わっているとの想定でスタートしているが,
はたして,この個体どうだろう.
2020 .4.2
2月のキチャバネゴキブリ
A Symploce japonica collected in February
BIP待遇で中プラケにセットしたキチャバネゴキブリ.
生きているのか?
生きているとすると,どこに潜んでいるか?
いました.
意外にも,プラカップの外の乾燥した場所に潜んでいました.
元気そうです.
この様子だとうまく産卵を開始してくれるかもしれません.
2020 .2.17
ゴキブリ三昧
Give all one’s time to cockroaches
週末に逗子方面までゴキブリ採集に出かけた.
採集場所は知人のM井邸.
天気が不安でしたが当日は曇っていたものの上々の天気.
話の発端は以前,庭の収納ボックス内で越冬しているウスヒラタゴキブリを送ってもらったのがきっかけ.
ウスヒラタゴキブリが,どのような人工的な場所で越冬するのか確認したかった.
早速ウスヒラタゴキブリが見つかった収納ケースを見せてもらうといるいる.
死骸も複数あり,中で越冬中に死亡した個体だろうか?
さらには,地表の落ち葉にもモリチャバネゴキブリに混ざり普通に見つかる.
探し始めて数分.
住宅基礎の落ち葉をどけると今度はキチャバネゴキブリ!
なんと♀成虫.
成虫越冬することは報告されているが,自分で確認出来て感激である.
その後,近くの遊歩道沿いを散策.
ウスヒラタ大量発見.
本種の越冬場所は樹上の枯葉や樹皮下だと思っていたので驚きの連続.
タマヤスデも大量に発見.
一握りの土に数匹見つかる.
最終的に,キチャバネゴキブリはあの1匹のみ.
たまたま潜んでいたのであって,常時あのような場所で越冬しているのではなさそうだ.
事務所に帰ると,チャバネゴキブリが届いていたのでそれの仕分け.
久しぶりに充実した1日であった.
M井さんありがとうございました.
2016 .5.10
キチャバネゴキブリ終齢幼虫急死
Sudden death of the last instar larva of the Symploce japonica
ここの所,いつもこの水容器に入っていた.
脱皮が近いと期待していたが,そのままの状態で死亡していた.
最近も,同じ飼育条件で,脱皮間近の終齢幼虫が死亡した.
いずれも,南の離島産であった.
単純に管理方法が適当でなかったのか,
地域性によるものか,個体数が少なくまだ分からない.
2016 .3.28
キチャバネゴキブリ最近の居場所
Recent place to stay of a larva of the Symploce japonica
いつもは,探さないと見つからないが,ここ1週間ほどいつ見ても場所にいる.
脱皮が近いのかもしれない.
楽しみである.
2016 .3.8
キチャバネゴキブリ羽化
Emergence of Symploce japonica
室内でも寒い下段に置いていたが,羽化していた.
♀.
♂はこの個体より1月半ほど前に羽化し,死亡していた.
寿命があるうちに,新規♂を捕まえないと.
2015 .12.25
ゴキブリの幽霊?
Ghost of the cockroach?
キチャバネゴキブリ幼虫.
久しぶりに入手したので,喜んで写真を撮ったのだが.
同じ個体を別アングルで写した写真.
腹部が透けて葉の葉脈が見える.
拡大するとやはり透けている.
ゴキブリが,突然発生すえるのは,やはり超常的な侵入をしているのだろうか.
2012 .1.20
最後のキチャバネゴキブリ
The last male Symploce japonica.
一時期普通に繁殖できていたのっだが,突然卵鞘が孵化しなくなり,最後の♂となった.
地味だが,好きな種だった.
2010 .11.15
キチャバネゴキブリ 羽化
言葉は不要ですね.
2010 .11.12
キチャバネゴキブリ 終齢幼虫
本種やキスジゴキブリは結構好きな種である.
♂幼虫.
これはF2かF3ぐらいになると思うが,意外と微妙な環境変化で体調を崩しやすい気がする.
案外チャバネのような簡素なセットのほうが安定しているので,うまく飼育できるのかもしれないが,まだ試す時間と度胸がない.
♀幼虫と♂幼虫.
2010 .2.2
キチャバネゴキブリ 床換え
幼虫が成長してきた為,小プラケから中プラケに交換した.
左側の落ち葉の下はタッパーに土が入っている.
あまり汚れていないが,水容器やミズゴケにカビが出始めている.
水容器に使っているガーゼが黄色く変色している.
このまま放置すると腐って,上皿へ水を運ぶ役目を果たさなくなる.
劣化して変色したミズゴケ.
新しくセットした中プラケ.
手で移せる個体は手で移し,最後にケージからケージへ.
完成.
これでF2へ向けたセットが完成.
春ごろには成虫となり,初夏に産卵予定.
2009 .7.17
キチャバネゴキブリ
チャバネゴキブリ科 Family Blattellidae
チャバネゴキブリ亜科 Subfamily Blattellinae
モリゴキブリ属 Genus Symploce Hebard
キチャバネゴキブリ Symploce japonica (Shelford)
体長17mm前後.
体色は薄明茶色の単色.
チャバネゴキブリ科の中では大柄な種.
♂成虫.
♀成虫.
分布は南西諸島,沖縄,九州南部で記録されている.
八丈島産の本種の生態研究では,クロゴキブリのように越冬による加齢調整が行なわれるらしく,
生活史は2年越しに及ぶらしい.