チャオビゴキブリ
2020 .12.4
チャオビゴキブリの孵化
Hatch of Supella longipalpa Ootheca
相変わらず幼虫の姿は見えないが,見つけるコツがわかった.
約1週間おきぐらいに固形飼料見ると,1齢幼虫が見つかることがわかった.
今回は2卵鞘程度集まってきている.
現在約40匹ほど回収できた.
何とか復活しそうだが理由がわからない.
確認する実験ならそれほど難しくなさそうだが,ちょいと忙しい.
2020 .11.4
チャオビゴキブリの卵鞘が全く孵化しない?
Oothecae don’t hatch at all ?
幼虫がいない.
死骸も成虫だけ.
おそらく数か月前から卵鞘が孵化していない.
まだ成虫は数十匹はおり,卵鞘も沢山産んでいるがこれらが孵化しないのだろう.
原因不明.
害虫種ではあまり考えられないが,似たような雰囲気にはモリチャバネゴキブリやミナミヒラタゴキブリ,ツチゴキブリ類,ヨウランゴキブリでなったことがある.
こうなると,かなりの確率で本当にこれで終わる.
今回も,諦めて写真を撮っていたのだが1齢幼虫を発見.
エサ皿を覗くと数匹追加.
こうゆうことがあると仕事の疲れも吹っ飛びますね.
再度シェルターの段ボール隙間を隈なく調べたが,発見できたのは全部で10匹ほど.
1卵鞘分ですね.
大事に,初心に帰って1ケージ別に作り再生を試みます(もう少し色々入れています).
成虫にする事が出来れば復活の可能性も考えられます.
先は長いですが.
2018 .4.6
チャオビゴキブリ卵鞘孵化せず
Supella longipalpa ootheca did not hatching
昨年の秋に北海道で採集された♀成虫.
飼育していると,産卵開始したので,孵化するものと疑わなかった.
しかし,今日ですでに2ヶ月以上がたち,卵鞘も黒化してきたのでさすがに諦めた.
卵鞘を割ると,成長しておらず,この雌は未交尾だったようだ.
2系統目を入手できたと思ったが・・残念.
2017 .8.30
チャオビゴキブリ孵化
Hatch of the Supella longipalpa
1齢幼虫.
都内で採集された卵鞘がやっと孵化した.
これは死亡したメス成虫の腹端に産下されずに付いていた卵鞘を取り外し,管理していたもの.
孵化予定日から20日も過ぎていたのでいい加減処分しようと思っていた矢先の出来事.
親からの庇護が途中でなくなり,正常な発生が出来なくなったのだろう.
何はともあれよかった.
2016 .9.15
チャオビゴキブリ交尾
Mating of Brown banded cockroach
薄茶色が♂.
濃赤茶が♀.
本種も最近噂をよく聞くようになりました.
2012 .11.14
チャオビゴキブリ終齢幼虫
The last instar larva of Supella Longipalpa.
右が雄終齢幼虫.
左が雌終齢幼虫.
その上のが雌成虫.
2011 .10.18
ゴキブリ写真 2
チャオビゴキブリSupella Longipalpa 雄成虫
雌成虫.
幼虫.
バックの色が違うのがいい加減な証.
も少しセッティングに時間をかければ,もっと綺麗にできる.
と思う.
2011 .3.14
チャオビゴキブリ産卵場所
ゴキブリが産卵する場所は一般的に物陰など見つかりにくい場所に行なう.
チャオビゴキブリもシェルター内に産んでいるのだが.
これでは自分が潜む場所がなくなっている.
新しいシェルターはこのようにまだ潜むスペースがある.
シェルター内に卵を産み付け易い種は,他にもワモンゴキブリ・フタテンコバネゴキブリなどがあるが,これほど詰まらせるのは,今のところ本種だけ.
現場ではどうかというと,意外と露出した場所にボンドで張ったように1個単位で産下されているのを見る.
2009 .4.21
チャオビゴキブリ 幼虫
1齢幼虫.
体長2㎜内外.
背面は白いバンドが入る特徴のある形態をしている.
一度見たら他のゴキブリ幼虫と見分けがつきやすい.
中齢幼虫.
そのまま大きくなった感じ.
大概のゴキブリ幼虫は茶色が強いが,
本種のベースとなる色は黒色.
成虫になって茶色が強く出る.
右が♂,左が♀.
2009 .4.20
チャオビゴキブリの産卵
本種は産卵場所として乾燥した場所を好む.
またカムフラージュ等は一切せず,生息環境に貼り付ける様に産下する.
色は薄い茶色でクロゴキブリやウスヒラタゴキブリのように濃茶色にはならない.
中には下の写真左のように緑色に近いものもある.
大きさは皆揃っており,約5㎜内外.
卵鞘に厚みがあり,太短い.
見慣れたゴキブリ類とは少しタイプが違う.
2008 .10.3
チャオビゴキブリ前胸背
チャオビゴキブリ終齢幼虫.
前胸背に顔のような模様が見える.
2008 .10.2
チャオビゴキブリ 成虫
チャオビゴキブリのペアがやっと揃ったので,ご紹介したい.
こちらが♂成虫.
こちらが♀成虫.
色のトーンは同じであるが,翅の長さや,♀腹背面に同色の斑が入るため,
雌雄の見分けは付けやすい.
2008 .2.19
チャオビゴキブリ 卵鞘
♀しかいなかった為,当然繁殖は考えていなかったが,卵鞘を付けた.
文献には卵鞘までは付けるが孵化しないと書かれており,
それでもあきらめきれず,しばらく保管していたが,
やはり孵化はしなかった.
残念.
2008 .2.18
チャオビゴキブリ 成虫
これは♀成虫.
本種はオスは翅が腹端を越え,メスに比べ細身である.
全くの雌雄異形と言う事はなく,比べると違うが比べなければ同一種に見える.
アメリカではチャバネゴキブリ同様家屋内の一般的な害虫として定着しており,
PCOの駆除対象として扱われていると聞く.
2008 .2.15
チャオビゴキブリ 幼虫
チャバネゴキブリ科 Family Blattellidae
チャオビゴキブリ属 Genus Supella Shelford
チャオビゴキブリ Supella longipaipa (Fabricius)
初齢幼虫.
終齢幼虫.
こちらはアミメヒラタゴキブリ幼虫.
幼虫の形態はどことなくアミメヒラタゴキブリの幼虫に雰囲気は似ている.