シナゴキブリ卵鞘
卵鞘に亀裂が入り,ダニが出入りしていたので割ってみた.
5×2列で10個入っている.
卵はみずみずしいが発育はしていない.
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卵鞘に亀裂が入り,ダニが出入りしていたので割ってみた.
5×2列で10個入っている.
卵はみずみずしいが発育はしていない.
family Polyphagidae
subfamily Polyphaginae
genus Eupolyphaga Chopard, 1929
Eupolyphaga sinensis (Walker, 1868)
日本にもムカシゴキブリ科のゴキブリは2種生息している.
ルリゴキブリとツチカメゴキブリの2種.
両種とも生きた個体は見たことが無いが,ゴキブリ好きであれば一度はあこがれた種ではないだろうか.
それと同じfamilyのシナゴキブリ.
卵鞘の孵化日数が良く分からないので,飼育していると瞬間的に生体が殆んどいなくなる.
今ちょうどその時期なのか,卵鞘ばかりである.
孵化するのかとマット交換をしたのだが,ちょうど孵化したての幼虫がいました.
白い小さいのが1齢幼虫.
良かった,良かった.
マットを篩で選別.
でてきた大型幼虫はこれだけ.
累代は出来ている様だが,同じサイクルで成長されると,卵鞘の時期は不安になる.
♀が卵鞘を尾端に付けている.
拡大.
横向きに付けている.
落ちていた卵鞘.
本種もエジプト砂漠やカプチーナのように,大きさがバラバラ.
大きいものは15mmを超え,小さい卵鞘は5mmほど.
それでも孵化するのだろう.
標準的な大きさの卵鞘拡大.
右に突き出たヘラ状の部分を,腹端にで保持しているのだろう.
♀成虫の胸部各背板(前・中・後)のふちは金色に縁取られ,
漢方薬の高級感を漂わせる.
♂腹端部.
腹端まで腹板が細かく配列される.
♀腹端部.
腹板数が♂に比べ明らかに少ない.
シナゴキブリEupolyphaga sinensis ♂成虫.
翅があると聞いていたが,
自分の目で見るまではイメージ出来なかった.
カプチーナ・エジプト砂漠.
これだけ雌雄の形態が変わる昆虫も珍しい.
♀成虫と卵鞘とのスリーショット.
卵鞘はカプチーナErgaula capucinaやエジプト砂漠ローチPolyphaga aegyptica
のような形態をしている.
シナゴキブリ Eupolyphaga sinensis
中国では古来より乾燥させて薬として利用している.
具体的な効能は血液に由来する病気の治療に使用するようで,
免疫力を高めるとか,血栓の治療に使うなど,
かなり本気で研究されているようである.
日本にも生息しているサツマゴキブリも漢方で利用されているらしいので,
当初シナゴキブリとはサツマゴキブリの事と思っていたが,
本物のシナゴキブリが存在した.
学名で検索するとその本気さが良く判る.
本種の卵鞘も昨日紹介した,バットローチの卵鞘に良く似ている.
写真は成虫ペアと思われる個体.
増えたら煎じて飲んでみようか・・と少し考えている.