ヒメマルゴキブリ飼育
現在,こんな感じで普通に増えている.
手入れは1~2ヶ月に一度ほど(これは中のゴキブリ数により前後すると思う).
増えてくると,餌の消費が早く餌だけはもう少し短い間隔であげている.
密度が高くなるほど飼育が安定するようだ.
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現在,こんな感じで普通に増えている.
手入れは1~2ヶ月に一度ほど(これは中のゴキブリ数により前後すると思う).
増えてくると,餌の消費が早く餌だけはもう少し短い間隔であげている.
密度が高くなるほど飼育が安定するようだ.
飼育室の床の上に見覚えのある生き物が.
先週末掃除をした際,逃げ出したようだ.
東京の屋外では繁殖できないであろうが,逃がしてはいけない.
一応,室内には数十個のトラップを置いて逃亡虫の早期捕獲に努めてはいる.
コオロギが一番捕まる.
掃除をしようとしたら発見.

数を数えると約30個の卵がある.
この後,経過を観察しようとしたら,20分ほど目を放した隙に収納していた
飼育法が分かると良く増える.
野外採集の親から何代を経過したか分からなくなっている.
複数の齢数がひしめき合っている.
換える前の状況.
見た目は汚れているように見えないが,湿度を維持する為の部分的なマットもすでに乾燥し,その上に糞が堆積し,そこにカビが生えている.
果たして湿度がどれほど必要なのか分からなくなって来たが,個体密度が増えると,死亡した無数の個体が乾燥する際に出す水分が,飼育環境内の水分調整を上手くコントロールするのかもしれない.
色々除けた後の状態.
床換え後.
あまり変化無いが交換後である.
先日,ヒメマルゴキブリTrichoblatta pygmaea (Karny)のケージメンテをした際,
捨てようとしたケースの中に沢山の♀個体が集合していたのでとりあえず一時避難させて時の写真.
とてもゴキブリの集団とは思えないですね.
丸まった姿はタマヤスデのようです.
本種は飼育(繁殖)は難しそうですが,マルゴキブリなどに比べると,
全然簡単な種であると思えてきました.
特に大型である訳でなく,一般的には小型の種ではありますが,
形態や,雌の行動(しぐさ)は観察するだけでも面白い面を見ることが出来ます.
ヒメマルゴキブリ成虫の形態は,雌雄が別種と思えるほど違う.
真ん中の一番大きなダンゴ虫様のが♀成虫.
右斜めに付き添っているのが♂成虫.
体長も体幅も体重も全く違う.
では終齢幼虫の形態はどう違うか.
疑問に思いつつも生きているのはどれが終齢幼虫なのか分からない.
そこで,床換えの際に出る脱皮殻で調べてみた.
脱皮殻を食べる種では使えない方法だが,
本種は全くといって良いほど食べない.
左が♂.
右が♀.
大きい順に脱皮殻を調べたが,右のサイズは皆♀.
左のサイズになって♂が出てくる.
という事は,雄の終齢幼虫も♀に比べ小さい事がわかる.
予想はしていたが,これで納得できた.
♂幼虫腹面腹端部.
♀幼虫腹面腹端部.
♂の腹節2節分が♀は1節に見える.
身近にいる丸くなる生き物3種並比較.
すぐに丸くなり,なかなか緊張を解かないのはタマヤスデ.
次にダンゴムシ.
そして,このヒメマルゴキブリ中齢はほとんど丸くなることは無かった.
ちなみにダンゴムシとタマヤスデはよく似ているが,
分類的には違う仲間でタマヤスデは皆が嫌う長いヤスデの仲間.
ダンゴムシは甲殻類に入り海老やカニの仲間となります.
腹端部より卵胎生ゴキブリ特有の白いものが出た個体がいた.
触ってみるとすでに★となっていた.
取り出すとこんな状態.
大型のゴキブリではいくつか観察していたが,
小型のゴキブリでもこのトラブルが発生するようだ.
ヒメマルゴキブリが丸くなるのは有名な話であるが,
幼虫も丸くなるのかは,小さいので試した事が無かった.
中齢幼虫.
ゴキブリで丸くなると言うのはやはり他に類を見ない.
ついでに脱皮直後の幼虫.
こちらは時間の経過した終齢♀幼虫.
鮮やかなオレンジ色である.
ヒメマルゴキブリは普段シェルターに潜り込んでいる事が多いため,
脱皮も他の種に比べると見かける機会が少なかった.
大きさ的には成虫への脱皮と思われる.
体形的に♀かと思ったが,前胸が雄っぽい.
この後忙しくてその後どうなったか観察できなかった.
それにしても真っ白で実に綺麗だ.
たまに聞かれるのが,
「屋外性の特に小型ゴキブリは何を食べるのか良く判らない」
といった事.
要するに 様々な餌を与えてみても食べた痕跡が見られない.
餌が減っていない.
そんな事象がこういった疑問に繋がるようだ.
実際,私も新しい種を導入した際は,餌に何が良いか少しは検討する.
この時導入した個体数が沢山いればいいのだが,
大概は数個体がいいところ.
そんな数個体が喫食する量なんて高が知れた物である.
まして小型の種や,幼虫ともなればその喫食量は微々たる量である.
ちなみにワモンゴキブリの成虫の1日の喫食量は約130㎎といわれる.
それしか食べないのに,マットを入れ2,3種類の餌を置いたら,
彼らは雑食が基本であるので.マットの中の物や,
何種類も置かれたものを少ししか食べない.
まして,気になるから毎日観察する.
恐らく食べていてもそれに気が付く前に餌が腐敗して交換したりしているのだと思う.
ヒメマルゴキブリを例にとると,
私も導入直後は何を食べるか判らず,キノコが良いとか,青海苔だとか.
いろいろ与えてみたが食べている痕跡はあまり判らなかった.
個体数が増えてわかったが,沢山いると餌の消費はちゃんと判る事.
このように固形飼料が見る見る無くなっていく.
ヒメマルゴキブリの交尾.
♂成虫は成虫になってからの寿命が非常に短く,
セミよりも短命の気がする.
雌雄異形であっても,通常大きさはあまり差が無いものなのだが.
母は力強い.
なんか自分を見ているようである.
この個体群の元親を飼育始めて約1年が過ぎた.
最初に失敗したときは3ヶ月ほどで全滅したが,
今回は何とか環境が整ったようだ.
ペアで列んでいると大きさや形の違いが良く判る.
♂成虫の寿命は♀に比べてかなり短い気がする.
この♂を見るといつも不思議に思うのだが,
終齢幼虫は雌雄どちらも同じ形態と思われるので,
どうすれば,あんな厚ぼったいダンゴムシからこの雄が出てくるのか?
観察してみたい.
マルゴキブリ幼虫もこれに近いが,
ダンゴ虫というよりも,シデムシの幼虫に似ていると思う.
小笠原ネタは休憩.
昨年8月に手元に来た本種は,おかげさまで順調に増えているように見える.
少なかったときは,このように壁面にまで出てくることは無かったのだが,
いくつも出てきている.

拡大
これを見て簡易飼育セットにして大きな問題はないと思っていたが,
あるとき初齢幼虫がケージ底面のプラスチック上に,
いくつも死亡しているのを見つけた.
原因として形態上ひっくり返るとなかなか起き上がることができないようだ.
そのため,プラケ底面には乾燥したミズゴケを入れ,足場となるようにした.
増えてくるとまたそのときの個体密度により,いろいろ問題が出る.
昨年8月に生まれたヒメマルゴキブリの子供が成虫となった.
♀は成虫と終齢幼虫の形態が確認し難いが,
♂はこのように翅が生えるから判りやすい.
♂体長11㎜内外.
やはりゴキブリはこの様に細長い形態が見ていて落ち着く.
はたして何匹いるだろうか,殖えはじめてからの管理が難しそうである.
同じような写真で申し訳ない.
翅は艶がなく,屋外でも目立ち難いと思われる.
動きも意外とすばやくこんなのが樹皮下などに隠れたら,
捕まえるのは大変そうである.
第1回目の失敗をバネに,何とかここまできた.
順調に育っている.
ネズミ固形飼料を無心で食す幼虫.
持ち上げてもあまり動かない,と思ったら結構素早い動きをする.
ダンゴムシのような動きとはやはり違う,ゴキブリの片鱗が伺える.
体長約12㎜,1回目の子である.
脱皮殻.
多数潜んでいる場所は脱皮殻がまとまって落ちている.
初め気づいたときは大量死か?
とどきっとしたが,脱皮であった.
9月に産仔を確認してから約4ヶ月でこの大きさである.
ちなみに飼育温度は20~25℃である.
8/14に続き2度目の産仔が確認できた.
初産の子達も順調に育っている.
一番大きいのが母親,中くらいのが長男,小さく赤が強いのが次男である.
この状態だと,ダンゴムシと似ている.
ヒメマルゴキブリが何を食べているか?
結構話題になる.私は特別なものが見つからない限り,ネズミの固形飼料を与えるのであるが,食べていてくれているようである.
テトラミンは同居しているトビムシ類が瞬く間に食べてしまい,結果は現状判断できない.

ヒメマルゴキブリ子連れである.
本種は初齢幼虫を保護する行動をとる事が観察されているが,確かに一箇所で群れていた.生まれた数や性別はまだ確認していない.
以前,飼育したとき産仔までは行ったのであるが,結局滅ぼした事があり,今回はワイルド♀を入手,万全の体制でセットしていたのだが,昨日ついに子供を連れているのを発見.
生態等を解明したい.