セアカゴケグモ

特徴と生態

特徴と生態

大きさ:♂3~4mm,♀12~15mm.
世界の分布:オーストラリアを原産地とし,ニュージーランド,ヨーロッパ諸国,東南アジア,アメリカでも生息が確認されている。物資に付着して拡散する。わが国では1995年に大阪府と三重県で確認されて以降,現在も分布を広げている。
毒:♀は神経毒をもち咬まれると激しい痛みと嘔吐,腹部痙攣などの症状をともなう。オーストラリアでは抗毒血清が開発される前に死亡例がある。日本での死亡例はない。

生態サイクルと被害

生態:都市部や港湾の建物外周・側溝・ベンチ下部・自販機下部,裏面・空き缶の内部など地面に近い場所に巣を造る。♀は生涯に7~8卵嚢を産み,1卵嚢には数十~200個の卵が入っている。♂は小さく♀は大きい。約20日で孵化し♂で約40日,♀で約70日で成熟する。
当社の取り組み:調査・防除など実施している。

特徴と生態

分布図(2022/8/31更新)

参考文献

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