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2020 .6.11

寄生蜂の正体

カテゴリー:イエゴキブリ, 虫,

The identity of the parasitic wasp


蛹に寄生蜂の確認をした後,翌日も寄生蜂が付いていたので撮影し,写真を見ていたら昨日の室内の寄生蜂に似ていることに気が付きました.


同じですね.

ちなみに,アゲハチョウに寄生する昆虫を調べていたら,アオムシコバチ以外にも,ブランコヤドリバエExorista japonica, クワゴヤドリバエE. sorbillans , カイコノウジバェBlepharipa zebina, アゲハヒメバチTrogus mactator, クロハラヒラタヒメバチCoccygomimus luctuosus,キアシブトコバチBrachymeria obscurata , Pediobius sp.の計7種も寄生していたと報告がありました(高木,1976).
すごい数ですね.
私も昔いろんな幼虫を飼育しましたが,ハチはまだ,まだ,少しは救われますが,ハエが出てきたときは(確かウジが出る?幼虫からだっけな)ぞっとした記憶があります.
結局ここにいた幼虫は,2個の蛹を残しどこかに消えました.
1匹でも無事羽化するといいですが.

引用文献
高木正見(1976)アゲハの蛹寄生蜂としてのアオムシコバチの生態. 日本応用動物昆虫学会誌, 20(3), 157-163.

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