ヤマトシロアリ 4ヵ月後
最近忙しく,放置していた.
セットして4ヵ月後の状態.
シロアリが見えない.
朽木マットは乾燥しているのか,湿っているのか判定できない.
上部セントリコンデバイス破片を触ったら中が外皮残して空洞となっていた.
数匹しか確認できない.
今後どうするか?
検討中.
最近忙しく,放置していた.
セットして4ヵ月後の状態.
シロアリが見えない.
朽木マットは乾燥しているのか,湿っているのか判定できない.
上部セントリコンデバイス破片を触ったら中が外皮残して空洞となっていた.
数匹しか確認できない.
今後どうするか?
検討中.
黒島産 オガサワラゴキブリより 発生.
結構分布が広いようである.

面白い止まり方だ.
最近良く出るので,1週間に1度ほどの頻度で覗いていると,発見する.
こんなに沢山取れるのであれば,交尾させ累代しても良かった.
後の祭りで皆展翅してしまった.
背面より.
腹面より.
次回行ったら沢山捕獲して,調べたいものだ.
が,まず同定を先にすべきだろう.
今年の1月初旬に倉田君にもらったヤマトシロアリ.
ミニケースでセントリコン用の餌木を使い飼育していたが,妙なタワーがケースから出ている.
拡大.
35mmの空中蟻道を造っていた.
ケースの中を見ると,蟻道がケースの角を走り回っている.
上から見ると蓋はされておらず,まだまだやる気満々のヤマトシロアリ.
巨大コロニーに育って欲しいものだ.
セットし直してから3ヶ月,まだ生きていた.
木屑の様子は至って良好.
少し乾燥していたので隙間より水を入れた.
入れた箇所にシロアリが集まってきている.
水分を求めていたのか,突然の水の浸入に驚いているのかは不明.
最近忙しく,殆ど気にとめていなかったが,
シロアリが作ったトンネルも増え,今のところ上手く暮らしているようだ.
リセットからまだ一月も経たないが,すでに新しいマットに侵入している.
よほど,上部プリンカップ内の餌木が美味しくないのだろう.
光の下に出しているので,恐らく自然の行動をとっているわけではないと思うが,
生き物の営みは面白い.
コノコロニーはまだ兵蟻が1匹も発生していない.
コロニーが小さすぎて,それ所はないのだろう.
ヤマトシロアリに続きイエシロアリも息絶えていました.
そう簡単にはいかないと思っていましたが・・・.
ティッシュでは難しいのでしょう.
黒い空洞の中には女王蟻の骸と線虫,そしてダニが繁殖していました.
シロアリにしろ,土中性の生き物が死ぬと不思議と線虫が出ます.
シロアリの中に生息していったとしか考えられません.
不思議です.
悔しいので,朽木マットで再挑戦します.
砂漠と言えばスカラベ.
ラクダのいそうな場所に行けばいるかと思ったが,
仕事で行っているのでそんな余裕は無く,発見できず.
その代り側溝に落ちていた糞虫発見.
街中にはラクダはいないが,猫が多いのでその糞を食べるのであろうか?
街中のアスファルトやコンクリートなどの上にたまに落ちている.
たぶん土の上だとすぐに潜って見つからないが,潜りそこねた奴が見つかるのだろう.
♂の個体.
体長30mmほどある.
砂漠なのにトンボ.
リゾート都市なので,プールや植栽用の散水の水溜りで発生しているようで,結構見ることが出来た.
しかし,やはり飛ぶ昆虫はインドより少ない.
蝶もアゲハチョウを一度見たきりであった.
ドバイに行ってきました.
仕事です.
ドバイはご存知の通り,砂漠が多く生物も少ないイメージでした.
しかし,見かけた生き物はインドより多く,個人的には楽しめた気がします.
乾いた石をひっくり返すと大体どこにでもいるマダラシミ.
屋外に多く,当然屋内にも侵入してきている.
最近,NPMAでラスベガスに行った社員も,屋外の石の下で発見したと言っていた.
同時に石の下に沢山いた甲虫.
茶色の種と黒の種の2種見つけたが,種名は調べていません.
硬そうな甲虫です.
壁についていたカメムシ.
アオクサカメムシほどの大きさで,後脚が長く見たことの無い種でし
思わぬ写真を頂きました.

これはアグラ駅前で車に乗る直前の数分時間があったので,
瓦礫の中の生物を探している図.
こんなに頭が白かったとは・・・.
ここでは,ゴミムシ類しか見当たらなかった.
ゴミが散らかっており,いかにもゴキがいそうだったのだが.

こちらは,サソリを採集しているところ.
物売りの人が集まってきて,「何か買え」
と「何してんだ」と,めちゃくちゃ.

採ったサソリをビンに入れた途端,見せろとばかりに奪われた.

さすがに外野がうるさく,立ち去ろうとしても付いてくるおっさん.
今思えば懐かしい.
中プラケで朽木を入れて飼育すれば出来るのであるが,
それでは観察がし難い.
というわけで、再チャレンジ。
綺麗に洗浄し、殺菌も完了したケース.
入れたのは250円ほどで売られている昆虫マット.
つめた後,意外と量が入った.
ここにティッシュから非難してきていたコロニーのカップを接続.
さて,下のケースに移動してくれるであろうか?
飼育温度は26℃ほどで行う予定.
ヤマトシロアリがダメだったので,イエシロアリも考えた方が良さそうである.
とりあえず現在は,小さな空洞の中で若虫を育てている.
このティッシュも色が変色し始めている.
拡大.
茶色が女王蟻.
まだまだ小さい.
これはもう少し様子を見ることにするが,変色の進行によっては交換も考えた方が良いかもしれない.
餌材として使用しているティッシュペーパーの色が変わってきているのは気が付いていた.
しかし,シロアリ飼育にはあまり影響は無いだろうと高を括っていたが,
今日見ると,ティッシュエリアにはむなしく通路の跡があるだけで,
シロアリの姿が無い.
上部につけたプリンカップの材を割ると,中に空洞を作り生息していた.
拡大.
ティッシュの変質により,逃げ出したのだろう.
ティッシュを出してみると,カビが生え不味そうである.
幸いな事にシロアリは生きていたので,近々に今度は朽木マットをつめ,
再チャレンジしたい.
「まとめ」る程,滞在も経験も無いですが感想を.
日中は蝶が目立った
白や黄色の蝶が沢山飛んでいました.
当然ながら捕虫網を持っている人は,誰もいません.
インド門に沢山飛んでいたシジミチョウ.
郊外に出るとハエが多かった.
地表にはあの大型の蟻が多く,湿った土壌中に丸くなるワラジムシがいた.
しかし,大型のタマヤスデ類は残念ながら発見出来ず.
爬虫類はヤモリの他に,尾がオレンジの綺麗なトカゲを見かけたが,
遺跡の隙間に潜り撮る事が出来なかった.
デリー市内に住んでいる人の話では,庭に30cmを越えるトカゲ?が住み着いているといっていた.
探してみたが,残念ながら発見できなかったが,市内には結構様々な生物が棲んでいるのかもしれない.
最終日にナショナルミュージアムで久宗さんに頂いた「虫」.
ヒゲが2本あるゴキブリに似た謎の昆虫??
結構気に入って現在机の周りを徘徊している.
水溜りにいる牛.
家畜かと思っていたが「野ウシ」らしい.
他にもサル・リス・犬がおり,
ネズミもいるらしいがデリー市内では見ることが出来なかった.
サル.
やはり観光客は皆珍しいらしく,写真を撮っている.
観光で来るにはこの時期(乾季)のデリーはいい街かもしれません.
しかし,生き物を探すのであれば真夏の5,6月(45℃になるらしい)の前後が適しているのではないかと思います.
同じく「ファテプールシークリー」.

地面を見ていて良く目に付いたのが頭部の大きな巨大な蟻.
体長は15mmほどあり,街中から郊外まで,朝から深夜まで活動していた.
最初はあまりに大きいのでうれしくて盛んに写真を撮ったが,
後からどこにでもいる事が分かった.

前種より一回り小さい尻(腹部)を上げせわしなく走り回る蟻.
ゴキブリを探して落ち葉をかき分けていたら,手に痛みを感じたので見てみると,
この蟻が噛み付いていた.
特別痛くは無いが,いきなり咬まれ驚いた.
これも前種がいる場所では必ず見かけた.

これは蟻に似た昆虫.
たぶんハチの仲間ではないかと思う.10mmほどの大きさ.
腹部背面の水玉が綺麗だ.

壁面にクマネズミとも違う糞が無数に落ちており,気になっていたが,
遺跡の暗がりの中をライトで照らすと,無数のコウモリがいた.
ネズミを探していてコウモリに出会えるとは思わなかった.
10月10日から15日までインドへ出張してきました.
インドの衛生動物調査です.
行った場所はデリー.
とは言え,日曜日は事務所が休みなので,
郊外にある世界遺産を見学方々いろいろ探してみました.
ここは「ファテプールシークリー」.
文化遺産はどうも苦手なので,どうしても目は下のほうに行ってしまう.
ここで一発目にはがした石の下にいたのは,何とサソリ.
初日からこれでは結構色んな生き物が見れるかと思ったが,サソリはこれ1個体だけ.
部屋に持ち帰っての撮影(もちろん死んでいます.)
この場所では他にも黄色とクロの縦じまバッタ.
Poekilocerus pictus(Fabricius)と思われますが,この色彩にはびっくり.
体長も大きく,6cm内外.
♀のようである.
ガイドの人に聞いたら,沢山いるとの事.
所変われば虫変わる.
しかし,この時期は乾季にあたり,ゴキブリの気配はあまり無い.
先日,爬虫類の友人より奄美のお土産として,
リュウキュウクチキゴキブリ他をもらった.
その容器の中にいたのがこのシロアリ.
右下にいる個体.
リュウキュウクチキゴキブリ幼虫と体色は良く似ているが,ゴキブリではない.
しかも大きい.
10㎜近くある.
これだけ大きいとゴキブリ近縁というのも理解できそう.
Hodotermopsis sjostedti Holmgren, 1912
と思われるが,元々ゴキブリを採ったとき,朽木と一緒に混ざったと思われる虫の為,いたのはこの1匹と兵蟻の頭部のみ.
巨大である.
咬まれたら痛そう.
唯一いた幼虫は,後日標本にしようと朽木と一緒にしばらく放置したら,溶けて無くなっていた.
残ったのはこの頭部だけとなった.
このシロアリも飼育したら面白そうである.
今年の夏に採集したイエシロアリペアを,アリ観察セットに入れた.
6月に採集したペアは,今日の時点で若干の幼虫と卵が観察できる.

拡大.
茶色く見えるのは女王の腹端.
上方の粒々が卵.
その周りに幼虫がいる.
それにしてもペアで採集してから3ヶ月.
もう少し大きなコロニーに成長していると思ったが,意外と小さい.
年数の経った一般的なイエシロアリの巣の大きさから考えると,
もっと成長は早いと思っていたが,意外と遅い.
飼育温度や餌にもだいぶ左右されるのだろう.
周りを厚紙で囲い,ヤマトシロアリと共にしばらく放置する
1ヶ月前とあまり変わらないが,シロアリの通路は太く広くなっている.
拡大.
たまに兵蟻が確認できるが,90%以上は職蟻である.
未だにティッシュはカビ等が出ることなく,見た目綺麗な状態を維持している.
昨日まで広島に出張していました.
目的はいろいろありましたが,一つはアルゼンチンアリ.
一度は調査したいと思っていた廿日市市.
ついにその状況をこの目で見る事が出来ました.
アルゼンチンアリの害①:室内を徘徊し不快.
アルゼンチンアリの害②:他のアリ類を駆逐し,植物害虫を保護.
アルゼンチンの生態の特徴 : どこでも繁殖.
普通にいます.
しかし,どこにでもいる訳ではなく,まだ地域は限られています.
ぱっと見は普通のアリで,意識して同定でもしないと,本種とは判りません.
2007年冬に友人が採集した♀成虫の腹部から出てきたアブ.
アブの割には綺麗.
手元に来た時は腹部が卵鞘を持っているかのように膨らんでいた.
しばらくしてケースの掃除をすると大きな蛹がマットにある.
飼育室内でこんな巨大な不明種が自然発生する訳も無く,
おそらく,腹部に寄生していた幼虫が脱出し,蛹になったと思われる.
蛹(脱皮殻).
同定を試みたが,自力ではさっぱり解らなかった.
ゴキブリはその後もしばらく生きていたが,
結局子供を生むことも無く★となった.
どなたかわかる方がいれば,教えて頂きたいと思います.
去年夏の終わりに,処分品で安く購入した蟻の観察用品があることを思い出し,
本来は土を入れ,蟻を入れるのであるが,土の代わりにティッシュ.
蟻の代わりにヤマトシロアリを入れた.
ベースは1ヶ月ほど前に紹介したヤマトシロアリ飼育プリンカップ.
プリンカップの下部にシロアリが移動できる穴を開け,
これを蟻飼育キットの上部蟻投入口に接続した.
そして側面の観察面に黒い厚紙をクリップで固定.
接続直後に観察キットに移動をはじめた.
半月ほどして見てみると,上のプリンカップには全くいなくなり,
皆,下の空間に移動した.
拡大.
シロアリの行動が良く分かる.
どのくらいの期間飼育できるか楽しみである.
この蟻の観察キット,もう1つ買ってあり,
中が手狭になったら接続して見たいと思う.
ちなみに,イエシロアリのプリンカップは,上手く行かず半分が死亡していたので,ティッシュはやめ,土に埋め直した.
ヤマトシロアリの飼育.
シロアリ類の飼育は以前より行なってきた.
しかし,土や木材を入れると,観察するには難しい状態となり,
良い方法が無いかと考えていた.
たまたまある本に,コロニーが小さいうちは木より紙のほうが食べる.
とあったので,早速紙のみの飼育をおこなってみた.
直径8cmほどのプリンカップに,ティッシュを湿らせて詰め込み,
ヤマトシロアリ50匹ほどのコロニーを投入.
約1ヵ月後の状態.
ティッシュに道を開け,活動しているのが観察できる.
今のところティッシュも劣化していないので,見た目にも「綺麗」に見える.
裏から.
傾けるとシロアリがプリンカップをすべり一方移動してしまう.
ヤマトシロアリは,刺激に敏感なため,
この飼育方法での頻繁な観察は控えたほうが良いと思うが.
でも,見えるので結構気になってみてしまう(笑).
こちらは,今チャレンジ中のイエシロアリニンフセット.
半年は変化がなさそうである.
映画「おくりびと」がアカデミー賞を受賞しました.
製作会社,俳優・スタッフ等関係者の皆様おめでとうございます.
私もこの一連のニュースを見るたびに,すごい事になったと思っていました.
あまりにも偉大な賞を受賞したため,ここで使う事を少し控えていたのですが,
「映画エンドロールの美術協力に(株)シー・アイ・シーと流れるが,
あれは害虫駆除のシー・アイ・シーなのか?」という問い合わせが結構あり,
ご紹介する事としました.
映画を見た方なら気がついたかもしれませんが,
映画の中に衛生動物が出てきます.

そう,イエバエの幼虫です.
→ がかわいい幼虫達です.
他にもたくさん映っています.
イエバエの幼虫は温度等の環境が良いと,驚くほど短期間で急成長ます.
孵化から蛹まで一週間ほどで成長してしまいます.
撮影に使う幼虫は終齢の一番成長したサイズでの使用が望まれた事.
輸送時の温度や使用するまでの保存温度環境が予測しにくい.
等を考慮し,撮影に使用する予定日から逆算して採卵.
幼虫成長の微調整は低温を利用し,何段階かの幼虫を作り送りました.
という訳で,たかがイエバエ幼虫ですが,
うちの部員が一生懸命育てた昆虫たちが出演した作品が,
あのような名誉に輝き,非常に嬉しく感動しております.
当然内容がすばらしい事は言うまでもありません.
まだ見ていない方は,是非見て頂けたらと思います.
卵鞘の写真を取りつつ,駆除として卵鞘を撤去した.
すると窓に群れる小さな虫を発見.
ゴキブリコバチTetrastichus hagenowii (Ratzeburg)である.
本種は産み落とされた卵鞘に産卵し,約1ヶ月ほどで30前後の新たなハチが卵鞘横に穴を開けて脱出する.
寄生され,ゴキブリではなくハチが脱出した後の卵鞘.
小さな穴が横に開く.
稀に2つあいている卵鞘もある.

背面から拡大.

大きさは2㎜内外と非常に小さく,屋内だから発見しやすいが,
野外であれば発見は難しいだろう.
この箱には,日本国内に産する多足類(特に大型種)を入れていたのであるが,
クモ類は大丈夫であったが,ヤスデ類がかなりやられた.
ヤスデ類は食害ではなく,腹部と台紙の隙間に入り込んで繭を作られ,
歩肢が繭で絡め取られてしまった.
ムカデもこの通り.
脚の間に白く見えるのは幼虫.
犯人は箱の各所に成虫の死骸が転がっており,
一目でタバコシバンムシと判断できたが,
子供の頃,標本を食べるのはいつもヒメマルカツオブシムシであったので,
シバンムシによる被害には少し驚いた.
長野と東京で地域差のようなものがあるのだろうか.

一応拡大して同定をした.
触角の形状が違うのでタバコシバンムシLasioderma serricorneと確定.
数ヶ月に1度,現場から同定依頼等で集まってきた,
珍しい害虫(この前はオオナガシバンムシを始めて同定した)の標本や,
ゴキブリの標本を箱に収めるのであるが,
ムカデの箱がとんでもないことになっていた.
写真中央にムカデが3体並んでいたのだが,真ん中が影も形もなくなっている.
左隣のオオムカデは小笠原で採集した20cm近くある個体だったのであるが・・.
残念である.
ドイツ箱は気密性に優れ,外から虫が侵入した経験が無かったので油断した.
おそらくドイツ箱に収納する前の,乾燥させている状態の時に,
虫が付いているのを気づかず収納したせいであろう.
アノールの乾燥標本も見事にやられた.
こうなれば骨格標本になるまで,食べてもらう事にする.
飼育施設内は一年中加温しているため,クロゴキブリが繁殖している.
最近,あまりにも増えすぎたので,掃除機による駆除を行っているが,
助けてくれる生き物もいる.
クロゴキブリ初齢幼虫を捕獲したハエトリグモ.

拡大.
自分と同じ大きさのゴキブリをくわえている.
アダンソンハエトリ♀でしょうか.
結構ハエトリも最近増えつつあるような気がする.
東京でアシダカグモが捕れれば,放飼しようと考えているが未だ見たことが無い.
従って,クロゴキ成虫は野放し状態であ
街中の虫屋で虫入れを購入した.
このように分解して,虫を入れる.
大きさはこんな感じ.
別の店はこの入れ物専門店があり,象牙で装飾されたものや,
高級骨董品のようなものも販売されていた.
ちなみにこれは10元.日本円にすると150円ほど.
中に入れる虫達は5元~10元で売られていた.
(今入っているゴキおもちゃは日本で購入)
夕日に輝くアメヒト.
三日月山遊歩道にて.
アメヒトとはアメリカシロヒトリのこと.
前回,母島での本種は紹介した.
桑の木を調べると結構ついている.
夕日が綺麗でアメヒトの長毛が金色に輝いていた.
シロアリと言えば郊外の住宅地を連想するが,
東京都心部でもこの時期は羽アリが飛び立とうと群れているのをよく見かける.
これは上野の生き物大好き所長が撮影した物.
場所は水道橋の街路樹.
羽アリと一緒に兵蟻や職蟻も出てきていた.
見送りにきたのであろうか?

「さようなら,元気で.」とでも語りかけているように見える.
コペペ海岸にて.

小笠原で観察しやすい天然記念物の一つ.
父島ではオガサワラゼミやオガサワラトンボなどの固有の昆虫類は,
ほとんど見なくなったと聞く.
もう一つの天然記念物.
オカヤドカリ.
普段見かけるのはアフリカマイマイの殻に入っているのだが,
サザエの貝に入っている個体を初めて見た.
車で走っていると,オオヒキガエルの轢かれた死骸が目に付く.
道路で一番多いのはオオヒキガエル,次にクマネズミ.
3月にきたときはイエバエやニクバエらしきハエが結構飛んでいたが,
今回はこの複眼の巨大な頭でっかちなハエしかたかっていなかった.
このハエ最初に来た2月には枯枝に数珠状に止まっており,
気にはなっていたが,捕まえて調べるところまでは踏み出せないでいる.

拡大すると,こんな感じの意外と愛嬌のある風貌である.
通常ハエ類成虫の雌雄は複眼間の間隔により見分ける.
左上の左右の眼が接しているのが♂.
右下の複眼の間に隙間があるのが♀と思われる.
小笠原の屋外で仕事をする際は,一応トイレの場所をチェックしてある.
大きな島ではないので,宿まで戻るのも良いが,やはり時間がもったいない.
良く行くのは三日月山や小港・コペペ海岸.
浄化槽があるところであれば大概は見つける事が出来る.

どうも内地にいる種とは違うような気がするが,
持ち帰り同定するまでの元気が無かった.
この場所は狭い場所で,沢山の外来種に出会える.
ニューギニアヤリガタリクウズムシ
本種は特定外来生物の為,生きて持って帰る事はできません.
陸生貝類を捕食する為,小笠原のカタツムリを絶滅に追いやっっている.
その餌となっているアフリカマイマイ.
こちらも同様島より持ち出し出来ません.
2年前にきたときより増えている気がする.
両種とも広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis )の宿主とされる.
枯れたヤシ科の葉と思われる,
葉の折れ目にミナミヒラタかオガサワラウスヒラタの卵鞘が付いていた.
この他にカンショオサゾウムシも別の葉に付いていた.
なお,同定はS研の昆虫学者K氏にして頂いた.
ありがとうございました.
体長4㎜.体色は黒色.
世界中に分布する害虫種.日本国内の発生は年1回.
5~6月に成虫が発生する.

私の家は,商売柄なのか害虫は殆どでないが,
本種成虫は毎年決まって一匹か多くて二匹室内に出没する.
毎回,飼育するのだが繁殖したためしがない.
都内営業所より珍しい幼虫が送られてきた.
ヒメカツオブシムシ幼虫である.
カツオブシムシ科の甲虫で,害虫として扱われているが,
都市部ではあまり見かけなくなってきている気がする.

幼虫の特徴として,体色は赤褐色で芋虫状.
腹部末端に目立つ数十本の長毛の束がある.
幼虫は動物質を好み,削り節や剥製標本,毛皮,絨毯や生糸等を加害する.
せっかくなので,ハツカネズミの死骸を入れたら,早速食べ始めた.

シロアリ目 ISOPTERA
レイビシロアリ科 Kalotermitidae
Incisitermes minor HAGEN
現在関東地方にを含め全国的に話題となっているシロアリ.
2年ほど前に10匹ほど頂いた個体をクヌギの乾材に入れ,
飼育していたつもりであったが,あまりにも変化がない為,その木を切ってみた.
2年かけてこんな状態では死滅したと思ったが,
穴の中にシロアリの腹部のような物が一瞬確認出来た気がした.
どうも生きているようだ.

こちらがこの材に入れたシロアリたち.
このシロアリは現在,関東では神奈川や東京などの一部の地区に,
かなりの確率で生息していると聞く.

これが糞の拡大.
顆粒状の砂のような糞を天井等から降らすのが発見のポイントととなる.
今日は暦の上で「啓蟄」と言われているようで,
私的にこの言葉は心ときめく響きがあります.
しかし,特別この日を境に生物たちが多くなるわけでもないのだが,
朝の気温も気のせいか温かく,
郊外に行けば昆虫類が活動しているような気にさせてくれる.
そこで昨日の続きとなるのだが,室内に持ち込まれた土壌は,
室温により一足先に冬眠からさめる.
ヒメアリのタッパーの中もコバエやらハエトリグモやらが顔を出し始めた.
ハエトリグモはクモ目,ハエトリグモ科のクモ類の一般的な呼び名で,
都市部にも普通に生息しおり,アシダカグモのように巣をつくらず,
徘徊しながら餌となる昆虫類を捕食する.
いわゆる益虫である.
私の家にもたまに顔を出し,虫嫌いの家族の中でも結構人気者になる.
触っても咬む事もせず(咬めないのかも),
もう少し大きければ愛玩用ペットとして流行したかも知れない.
これがどうもコバエ類を捕食しているらしく,
コバエが出てきてもいつ間にかいなくなっている.
コバエ類は一度発生すると,マットを総交換しなければならず,
非常に面倒くさい.
初期のうちに駆除出来れば非常に楽である.
さて,結果やいかに.
写真のハエトリグモ種名が保育社原色日本クモ類図鑑ではわからなかった.
わかる人がいれば,教えて頂きたくよろしくお願いします.
ヒメアリ(monomorium intrudens)は本州以南に生息する小さなアリである.

希に家屋内に侵入して来るが,殆ど問題にはならない種.
近い仲間でイエヒメアリは家屋内専門の小型の蟻で,室内の至る所に営巣し,
食卓の上や密閉していない食品に群れて集り,大問題となる.
近年特にビル内で発生し,難防除種として問い合わせが多くなっている.
ゴキブリに関係ないようだが,実は関係がありまして,
ゴキ採集の際,土ごと採集してきた土に大量に紛れ込んでいたのでいた.
もったいないので,いずれ時間のあるときにしっかり同定&標本作製&写真撮影するつもりでタッパーに入れ放置しておいた.
大概こんな土にはコバエ類(大体チビクロキノコバエが多い)が発生する.

土中にはこの手の幼虫がわんさか生息しているのだ.
放っておくと脱出して様々な土用品(観葉植物等)にうつり問題となる.
カブトムシマットに発生するのもこの種が多い.
アタマジラミ Pediculus humanus humanus
ペストコントコントロール業界では,だいぶ前から話題になっていた昆虫である.
話題にはなるが,本種やケジラミは人の体に直接生息し,
建築物等には生息しないため駆除の対象には殆どなり得ない.
コロモジラミは希にビルや公共のトイレに○ー○レスの人が着替えをした際,
床面に大量に落っこちる.
すると我々が呼ばれ,同定及び駆除をする事になるのだが,ケジラミは未だ見た事がない.
最近の読売夕刊にも出ていたが,今 巷ではアタマジラミが話題となっている.
テレビでも特集を組んで放送していた.
当然ペストコントロールを行う弊社にも,同定依頼が舞い込む事も.
先日も営業所から「アタマジラミ」の卵らしき物が届いた.

間違いなくアタマジラミ卵であった.
私にも小学校に通う子供がおり,気にはかけているが,未だ発見出来ない.
しかし,噂では流行していると聞いており,気が抜けない.
個人で行える予防方法としては,
1.洗髪を親が定期的に行い ゴシゴシ洗う.
2.洗髪後親がドライヤーで乾かす.(この時熱による殺虫と,卵の発見が出来る.)
子供に気を付けろと言っても無理である.
もし見つけたら,保健所等の情報を確認し,適正な処置を行う.
ちなみに,シラミ類は寄生する宿主によって特異的に分化しており,
例えば猿にはサルジラミ,アザラシにはアザラシジラミが寄生し,
どれも普通のシラミの形態をしているが,
唯一象に寄生するゾウハジラミは,口吻が長く突出し,象のように見える.
何もそこまでまねしなくても良いと思うのだが.
参考文献:加納六郎,篠永哲(2003)新版日本の有害節足動物.東海大学出版会,21pp.
昨日電車に乗っていると,正面に立っている女性が小さな声でなにやら困っている.
何事かと見ていると,旅行鞄の上にサシガメらしき物がはっている.
どうやらそれを見て,クモー?何これ?とやっているようだ.
どうしようか悩んだが,もしやヤニサシガメかと思い,声をかけた.
近寄るとヨコズナサシガメ幼虫とわかったが,まあ刺されはしないだろうと思い,素手で取った瞬間,やられた.
やせ我慢して手持ちのサンプルケースに収納.
何喰わぬ顔でしばらく,そのまま乗っていると,額から妙に汗が出てきた.
若い子に久しぶりに声をかけたせいか,はたまた以前オオトビサシガメにやられているので,アナフィラキシーショックか?
相手がゴキブリなら冷や汗は出ないだろうに,などいろいろ考えていたら目的地に着いたので,とっととさよならをした.
刺されて15分後の状態.
また貴重な体験ができた.
犯人.
オオトビサシガメ成虫とヨコズナサシガメ幼虫,どちらが痛いか?
私が経験したトコでは,オオトビサシガメ成虫の勝ち.
痛みは1時間程度で治まり,痕だけはまだ残っている.
アルゼンチンアリLinepithema humile
外来生物調査のため神奈川県の生息地へ現在の状況と,標本としての個体を採集に行ってきた.
本種は外来生物法が施行され特定外来生物に指定されている.
したがって生きたままの移動は禁止されています.
ご注意を.

生息していた場所は以前発表になった場所の駐車場の残材下.

あわただしく動くアリを複数確認できた.
写真中央にぼけたアリが写っている.
こんな時海野先生であれば見事な写真を撮るだろうなと思いつつ撮ったがやはり全く駄目だった.
採集した個体はその場で70%アルコールのビンに収納.
体長は2㎜ほどしかなく,肉眼で本種と他のアリを見分けるのは慣れが必要である.
正確には実体顕微鏡により,細部を拡大し『日本産アリ類画像データベース』を参照すると,たちどころに同定できる.
学会前日に泊まった旅館の室内で見つけた.
ミヤマツノカメムシ Acanthosoma labiduroides Jakovlev は体長13-16㎜.
北海道から九州まで分布.家屋内に侵入するのは希ではないだろうか.
秋の山地の旅館であれば,この時期カメムシの越冬は普通なので,室内で見られるか期待していたが,期待通りであった.
しかし,本種が家屋内に侵入するのは希ではないだろうか.
この時期に家屋内に侵入するカメムシ類で有名なのはクサギカメムシ・スコットカメムシ・マルカメムシであるが,さすが老舗旅館.
もてなしも冴えている.(嫌みではありません)
早速採集ケースに収納した.
一緒に泊まっていたメンバーも私と同類のため,こうゆうお客は大歓迎である.
翌朝,窓からの景色も最高であった.
さらに同じく公園内のクヌギ樹皮上にジョロウグモ Nephila clavata L.KOCHを見つけた.
中央に♀成虫,少し上に♂成虫,雌の後方に白く見えるのが卵嚢である.
卵嚢を採集してきて飼育しようと一瞬考えたが,現在アシダカグモも手に負えなくなっておりやめた.
長野はジョロウグモよりナガコガネグモの方が多いと思っていたので嬉しかった.
しかも両親に子供も揃っての家族の記念写真である.
本種は人里に多く,1年1世代の発生.卵嚢は木の幹に産み付けられる.
卵はそのまま越冬し,翌春孵化する.
北海道を除く日本全土に分布.
アマガエルのいた公園のケヤキの樹皮に表面に群がっていた.
白い紙の上で観察すると,毒々しい赤の混ざった目立つ色彩なのだが,樹皮上ではこれが全く目立たない.
ヨコズナサシガメ Agriosphodrus dohrni (Signoret) は体長16-24㎜の大型のサシガメで,昆虫やクモなどを補食する.都市の公園にも希に見られる.
これも見事なカムフラージュである.
帰る当日,時間調整で首里城に立ち寄った.
ここでもフタテンコバネ幼虫がいた.何処にでもいる.
目に付いたのは花に来ていたスズメガの1種.
クロホウジャク??ガ類は素人なので間違っていたらごめんなさい.
今のデジカメは私の様な素人でも手軽に,この様な写真が簡単に撮れてしまう.
○座○のトイレ内は結構色んな昆虫がいた.
入口ベンチに張り付いていた,アシヒダナメクジ.
伸びた長さは10㎝近くあった様な.
しかし,トイレでこれの写真を撮るのはみんな見ているので,結構辛いものがある.
あと,男子用小便器に小さなカマキリがいた.これも写真を撮ろうと思ったが,たぶん使えないと思いやめた.
帰り際,駐車場奥の茂みにオオゴマダラが群れで飛び交っているのを発見.
私,幼少の頃はチョウ小僧であったので,感動して茂みの中まで入って,しばらく見とれていた.気が付くとものすごい蚊の大群に囲まれていて,写真を撮るだけとって退散した.
木曽川沿いの外灯に良く来ている虫.
この虫,動きが非常に素早く,走ると当時に飛び回る様な行動をする,嫌われどころがクロゴキブリに近い昆虫である.
子供の頃はガの一種と思っていたが,大人になって同定をしたら,実はトビケラの一種とわかった.
これが,屋外の外灯には沢山来ている.家の中にも結構普通に入ってきている.
東京であれば間違いなく不快害虫として大騒ぎになるところだが,自然と親しんでいる人たちは,このぐらいでは騒ぎもしない.
岡谷の遊園地内で見つけた.ザトウムシだと思う.日陰の柱に付いていた.
拡大してみると,その体はエイリアンの様で興味をそそられる.近年,外国よりヒヨケムシだのウデムシなどが輸入されているが,国産の本種の様な生き物も魅力いっぱいである.卵は?幼生の形態は,餌を食べる瞬間は?はまりそうなのでそっとしておいた.
時間があれば生態を観察したいと思う.
昨日,長野に行ってきた.最近は昼間の昆虫はいれば捕るが,興味は夜の昆虫になってしまった.(変な意味はない)しかし,夜中にいい大人がごそごそと人の家の壁際を探していると非常に怪しまれるし,ゴキブリを追っかけていると体裁が悪い.しかし,今回はヤマトゴキブリ成虫♂が1匹取れた.これは嬉しかった.雌ならもっと良かったのだが,その付近では見つける事が出来なかった.
子供の頃,学校のイチョウの木に大発生していたクスサン若齢幼虫をマッチ箱に入れて,ペットにしていた.そのクスサン成虫とも何年かぶりの対面が出来た.と思い家に帰り同定したらヤママユガのようだ.しかし,『ガ』とはいえ綺麗なものは綺麗である.
昨日,ノミの調査に行った.我々が行った日は残念ながらノミは死骸しか見つからなかったが,ネコノミであった.原因は天井に侵入した中型哺乳動物.糞の状態からしてハクビシンではないかと考えられたが,宿主を確認していないので断定は出来ない.
近年,ヒトノミやイヌノミは絶滅に瀕しているらしく,私も一度も見た事がなければ,話すら聞いた事がない.犬にネコノミが寄生しているのは今や普通らしい.(A大学,U教授)よってタヌキやハクビシンもネコノミの被害にあっていると思われる.

ノミ類は完全変態の昆虫で,幼虫はウジの形をしており,室内のゴミ類を餌として成長し,蛹になり脱皮してやっと吸血する成虫となる.
従って,吸血されないようにするには,寄主である野生動物を身の回りから遠ざけ,またはきれいに洗い,幼虫の生息している寝床を掃除しなければ,幼虫から成虫へと成長を遂げたノミが吸血に向かってくる.
営業所より変わった昆虫が送られてきた.

カマキリのような脚を持つハエである.
カゲロウの仲間に同じ様な脚を持つ「カマキリモドキ」がいるが,
本種の方が脛節が太く,力強く感じられる.

本種の含まれるグループはミギワバエ科で,多くのミギワバエ科幼虫は水中の腐食植物質や微生物を食しているが,本種幼虫はユスリカなどの幼虫を,成虫は他の昆虫を捕食しているらしい.

成虫口器周辺の拡大である.
顎のような物は無く,どの様に食べるのか非常に気になる.確認できればまた,その様子をご紹介したい.
引用文献
田中和夫(2000)屋内害虫の同定.(2)双翅目の科の検索表.家屋害虫