コロセウスとギガンテウス
左がBlaberus colloseus.右がBlaberus giganteus.
ブラベルス属をいろいろ見てきたが,この辺が落ち着きどころではないだろうか.
コロセウスは翅に黒斑が出てこない.
ギガンテウスは翅中ほどから先端にかけて黒斑が発現する.
もう少し見ていくと,アトロポスあたりも見えてきそうだ.
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左がBlaberus colloseus.右がBlaberus giganteus.
ブラベルス属をいろいろ見てきたが,この辺が落ち着きどころではないだろうか.
コロセウスは翅に黒斑が出てこない.
ギガンテウスは翅中ほどから先端にかけて黒斑が発現する.
もう少し見ていくと,アトロポスあたりも見えてきそうだ.
ゴキブリの標本を整理している時に気が付いた.
この上の2体.
2005年にフスカとして飼育していた種だとラベルにあった.
現在の情報や,Blaberus属を色々見てきた現在の認識によると,
この標本はBlaberus colloseusではないかと唖然となった.
インボイスのいい加減さが分かる.
これがBlaberus colloseus.雑味の無いクリアーな形態だと勝手に考えている.
まだ記載論文は見つけていない,というか探す予定も今のところ無いが,形態的特長は,
1.前胸背の黒班は後方に向かって末広がりでなく,Blaberus giganteus の様に狭まる.
2.翔翅に出る黒班は薄いか消失する.
3.体長は様々あるようだが,大きくても頭頂から腹端までが60mm内外.
本ブログの過去のコロセウスは,その当時の情報や,購入先からの情報を元にしたもので,いずれは訂正を考えているが,今の時点ではまた違う情報もあることも考えられる為,正確な情報が得られた時に訂正いたします.
いつも卵胎生ゴキブリの子供が生まれるのを産仔と書いているが,
ブラベルス属やマダゴキなどを見ていると,
やはり産卵で卵鞘を体外に出すと同時に,
各卵から1齢幼虫が脱出してくるのである.
小形の種はどうか判らないが,マダゴキ類やブラベルス類の,
大型で観察しやすい種はそんな感じである.
というわけで,生まれた幼虫の数は34匹.
多いか少ないかは,もっとデータをためないと何ともいえない.
1齢幼虫の生まれたてのサイズ.
9㎜内外.
今年の5/29に卵鞘を排出させた個体がいたので,別容器で飼育していた.
卵鞘の外皮は非常に薄く,内部が透けて見える.
このまま出して,今度は横にして保育嚢に収納.
その状態で孵化するまでの期間,卵を保護する.
卵胎生で,繁殖が上手くいかない種は,
このときに全て卵鞘が脱落してしまうようだ.
原因は良く判らないが,飼育環境に大分影響されるのであろう.
試行錯誤の毎日である.
67日後の8月4日に子供を産んでいた.
本種の幼虫はブラベルス属の中でも色彩が少し違う.
前胸背板の模様が明瞭に現れず,黒褐色の霧にに包まれたようである.
終齢とおぼしき個体を抽出.
本種も個体変異はあまり無さそうである.
そしてこちらが初齢幼虫.
Blaberus colloseus 体長50-75㎜(Allpet Roaches引用)
分布:西インド諸島・エクアドル,トリニダードを含む中央アメリカ・
上が♀.下が♂.
本個体はバルバドロス島ワイルド採集個体として入手した物である.
サイズは前種,Blaberus discoidalisより若干小さい.
Allpet Roachesに記載の大きさとは全くかけ離れている.
雄の5匹平均体長は46.0㎜.最小44.5㎜.最大47.5㎜.
本種も前種同様,前胸背板の黒紋が後縁に接しているか否かを確認した.
上2匹が♂.
下2匹が♀.

雌雄各5匹確認したが,
前胸背後縁に達する個体は♂4/5 ♀5/5
トータルすると9/10で9割の個体が達する.
♂に比べ,雌の黒紋が非常に発達しており,
この部分だけで雌雄の区別が可能である.