オガサワラゴキブリ♂成虫のバリエーション
Individual difference in the form of the Pycnoscelus surinamensis.
♂個体のバリエーション.
右の個体はいかにも羽化したての若々しい色合いだが,何れの個体も羽化後2ヶ月は経過している.
左が標準的な個体.
このような成虫の変化は,ワモンゴキブリやトビイロゴキブリに多く観察される.
Surinamensisなのに,何で♂が??
と思われる方は今しばらくお待ち下さい.
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Individual difference in the form of the Pycnoscelus surinamensis.
♂個体のバリエーション.
右の個体はいかにも羽化したての若々しい色合いだが,何れの個体も羽化後2ヶ月は経過している.
左が標準的な個体.
このような成虫の変化は,ワモンゴキブリやトビイロゴキブリに多く観察される.
Surinamensisなのに,何で♂が??
と思われる方は今しばらくお待ち下さい.
以前同属がダニにより酷い目にあったが,今回もオガサワラゴキブリのマットにダニが変な出方をしていたので調べてみた.
すると,幼虫がおかしな死に方をしている.
しかし,顔面や大切にはダニは付いていない.
生存していたのはこれだけ.
中に変な形態の(幼虫+成虫)/2が2匹??
しばらく観察する事とする.
オガサワラゴキブリ♂成虫羽化直後.
見慣れた雌と違い,身体はほっそりと翅が長い.
オガサワラゴキブリ属の飼育はマットを使用している.
マット(ヤシガラ・腐葉土等)は,ゴキブリ自体の餌にもなり,身を隠す役にもたっていると思う.
飼育自体はそれほど難しくない為,順調に飼育できればマットが劣化してくる.
マット交換の際,マットと初齢幼虫を分けるのが結構大変(不可能).
そこで,幼虫の体形等を考慮し,篩を使ってみたら,上手くいった.
篩は様々な規格があり,写真の目のサイズであれば,1齢幼虫も通すことなく細塵のみを分けることが出来た.
幼虫は1匹も篩の目から落ちていない.
ただし,ぼやぼやしていると篩の上から成虫が逃げるので素早く作業する.
一つ訂正と侘びです.
昨日,コメントの方で海外のサイトをご紹介しましたが,日本国外との昆虫類を含む動物の取引に関しては,日本の法律の中で様々な規制があります.
植物防疫法,外来生物法,ワシントン条約,家畜伝染病予防法(昆虫類は関係ない)
海外では,日本国内では違法になるものと,合法な物とが混在しています.
その辺りを十分に確認の上,しかるべき手続きに従って,法律に遵守し行なうようお願いします.
Hideziさん,いろいろありがとうございます.
オガサワラゴキブリの♀生殖器官.
両サイドの黄色いみかんの房状の物が卵巣.
そこから中央部に輸卵管で繋がっている.

オガサワラゴキブリ受精嚢.
輸卵管の途中に付いている袋.
←の中に精子が詰まっている.
潰すと,このように無数の精子が泳ぎだす.
(生理食塩水中)
拡大.
長さは80~100μm.
右が水,左は固型飼料.
たまにおやつでニンジン.
マットは朽木や腐葉土,ヤシガラ適当ミックス.
最初は湿っているが,そのうち乾燥してくるがそのまま.
個体数が少ない場合は加湿したほうが安定するが,増えたら乾燥のままでどんどん増えている.
本種もケースを登るので,炭カルは必須.
日帰りで母島に行ってきました.
ははじま丸.
父島と母島は約50km離れており,2時間ちょっとで連絡している.
オガサワラゴキブリを探したのだが,母島の土壌は赤土の石のようなもので出来ており,いくら探してもいない!
あちこち探し,1時間ほどかけて5,6匹やっと見つけた.
父島で1時間もかければ数え切れないほど取れるのだが.
ポイントが悪かった可能性もあるが,まあ取れたので○.
本種は山の中より人工的に人の手が入った場所が多く見られる.
オガサワラゴキブリよりも沢山出てきたコワモンゴキブリ幼虫.
同数出てきたワモンゴキブリ幼虫.
母島の日帰り滞在時間は約4時間.
出向時間までの数十分港周り探すと,オガサワラトカゲガが沢山いました.
父島ではあまり見ることが出来ないが,ここは街中にて沢山見ること
石垣産オガサワラゴキブリのマットに線虫が大発生した.
ケースの様子.

特に変わった事は無いが,裏から見るとこの通り.
←先の白い塊が線虫.
原因は入れたマットに最初から発生していた事.
特に影響は無さそうだが,気分的にダメなので交換と共にプラケのサイズを一回り大きくする.
準備したケース.
マットはヤシガラ:朽木マットを1:1で混ぜている.
個体数が増えてくれば乾燥したマットでも普通に増えるが,少ないうちは湿っていた方が良い.
与える餌はネズミの固形飼料のみ.
後はいつもの水容器.
回収した幼虫.
マットの中からは初齢幼虫が沢山出てきて時間がかかる.
あまりやりたくない作業だ.
昨年,年末に頂いた西表島採集のオガサワラゴキブリより,またまたアブが出てきた.
蓋に止まっている状態.
綺麗な虫である.
背面より.
腹面より.
蛹.
マットの上に転がっていた.
恐らく宿主より幼虫の状態で地表に近いところに這い出し,蛹化したのだろう.
ヤエヤママダラから出てきた種とよく似ている.
これがヤエヤママダラより得られたアブ.
卵胎生のゴキブリ寄生するのだろうか.
まだまだゴキブリに関しては,面白い事が未発見のまま残っていそうだ.
幼虫の胸背部は,光沢のある濃褐色.
腹背部よりつや消しの褐色.
よく土にもぐり日中は潜りっぱなしであるが,
夜間は結構出てきて徘徊するようで,プラケの炭カルが意外と擦り減る.
ガラス面を登らない種と勘違いすると,大脱走される.
卵鞘.
片側21個×2列で42個の卵が並ぶ.
本種は卵胎生で卵鞘を保持した♀は腹部が大きく長くなる.
オガサワラゴキブリ科 Family Pycnoscelidae
オガサワラゴキブリ属 Genus pycnoscelus Scudder
オガサワラゴキブリ Pycnoscelus surinamensis(Linne)
体長18mm内外の小型種.

分布は熱帯種にしては広く九州以南,小笠原諸島等に分布する.
生息場所は土中でどこにでもいるイメージがある.
左の翅の長いほうが♂.
右の腹端の出ているほうが♀.
オガサワラゴキブリが卵鞘を覗かせていた.
本種は地中(浅い場所)に潜って生活している.
従って,飼育もヤシガラなどを使用し飼育している.
その為,飼育ケージを見ても,虫体を目撃する事はほとんど無い.
たまにマットをほじくって生きているは確認しないと,
いつの間にか滅びかけていたりとかする.
そのほじくった時に発見した.

拡大.
体長の割には太い卵鞘である.
この後は観察していないが,横に倒し体内に収納しているはずである.
再び仕事で小笠原に行ってきた.
毎度お馴染みの生き物たちがお出迎えして頂いたが,
いくつか面白いものが観察できたので,ご紹介したい.
いつものように土を掘っていると,綺麗なゴキブリを見つけた.
オガサワラゴキブリ脱皮直後.
すばらしいの一言に尽きる.
オガサワラゴキブリの生息状況に興味があるので採集した.
街中での採集は,ちょっと目立ちすぎるのと,
私有地での採集になりかねないので,洲崎で採集した.
この場所は,クマネズミの捕獲や,グリーンアノールなどが沢山いる地区で,
なによりも人の出入りが少ない事から,落ち着いて採集出来る場所である.
今回,たまたま植物の伐採残材が廃棄されている場所があり,
いい感じに腐食していたので,その中を探ってみた.
この腐食残材の山は害虫の楽園とかしていた.
まずはオガサワラゴキブリ.
街中の私の知っているポイントほど,集中して生息はしていないが,
沢山捕れた.