« コワモンゴキブリ   |   メイン   |   サツマツチゴキブリ »

2017年04月18日

長崎のゴキブリ

Cockroach in Nagasaki Prefecture

IMG_0512.JPG

会場の近くの路上にサツマゴキブリの死骸があると聞き探しに行った.

IMG_0510.JPG

♀成虫.

IMG_0513%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.jpg

IMG_0514.JPG

ここにも♀成虫の死骸.

IMG_0517.JPG

この下が怪しいので,簡単に移動出来そうな左の赤い容器と,中央の蛍光管入の下を見たが発見できず.

IMG_0519.JPG

力持ちのA立さんがコンクリート台座付き看板を持ち上げてくれ,裏を見ると♂成虫発見.
スマフォしかなくピント合わず.

IMG_0524.JPG

発見した台の上にそっと置き,記念撮影直後元の場所に逃げていった.
長崎は始めて来たのだが,鹿児島県以外はゴキブリが多いイメージは無かった.
しかし,長崎は街中に森などが適度に配置され,うわさではワモンなども普通に見ると聞く.
鹿児島県などは,種数は多いが街中では見つけにくかった.
それに比べると,長崎は夜間街中を中心に少し散歩するだけで東京では普段見ることの出来ない種に出会えるかもしれない.

毎晩飲んだくれていたのが少し後悔された.
次回来たときはゆっくり探したいと思う.

2017年02月10日

沖縄のゴキブリセット

Assorted cockroaches in Okinawa Prefecture and Kagoshima Prefecture


F. O.さんから,思わぬバレンタインチョゴキをもらった.
仕事でゴキブリのやり取りをしているうちに興味を持っていただき,今では変わったゴキブリを見つけると,メールでいろいろ送ってくれる.
今日も,出張帰りにゴキブリが死んでは大変と,持参してくれた.
ありがたいですね.

ohgh8%20%285%29.JPG

サツマゴキブリ♀成虫と幼虫.

ohgh8%20%281%29.JPG

ミナミヒラタゴキブリ♀成虫と幼虫.

ohgh8%20%282%29.JPG

リュウキュウモリゴキブリ♂成虫.

ohgh8%20%283%29.JPG

ヒメチャバネゴキブリ幼虫.

ohgh8%20%284%29.JPG

サツマとミナミヒラタゴキブリは,夏には幼虫が出ていることでしょう.

2016年10月31日

サツマゴキブリ

Opisthoplatia orientalis

RIMG2082.JPG

たまには順調に増え始めている種を.
水容器に橋を渡し,木シェルターを何層にも重ねたら初齢幼虫の死亡が減った.

それにしても,寒い日が多くなりました.
早めの加温を忘れずに.
国内熱帯種は特に注意しましょう.

2015年12月10日

サツマゴキブリ瀕死

Opisthoplatia orientalis critical condition

RIMG1382.JPG

サツマゴキブリは,丈夫だと思っていたが,幼虫の死骸が出ていた.

RIMG1383.JPG

卵鞘も転がっている.

RIMG1387.JPG

現在の総数はまだ幼虫も含めいくつかいるので仕切りなおし.
サツマゴキブリは,ごくまれにしか実験に使用しないので様子を見る.

2015年08月13日

鹿児島県ゴキブリ採集in 2015夏

2015 Kagoshima cockroach collection in summer.

8年ぶりの鹿児島.
しかも,フタホシモリゴキブリを採集した指宿.

RIMG0879.JPG

開聞岳が目の前に大きくそびえている.
標高924m.
日本百名山のひとつらしいです.
確かに綺麗な形をしており,南硫黄島のような雰囲気があります.

RIMG0173%20%28314x236%29.jpg

ちなみに,こちらが南硫黄島.

さて,今回は野外の「ゴキブリ採集」の仕事.
人目はばからず,地表に顔を押し付け夢のような仕事でした.
とはいえ,山中には入れなかったので,目標は漠然と5種と定めました.
まず1種.

RIMG0860.JPG

サツマゴキブリ.

RIMG0839.JPG

ヒメチャバネゴキブリ.

RIMG0878.JPG

そして,フタホシモリゴキブリ.
前回採集したときは冬だったのですが,今回は真夏.
動きが素早く,採集する気がなければただの虫として気にも留めないでしょう.
こんなにいるのに今まで誰も見つけていないとは不思議です.

小さくて写真は取れませんでしたが,これ以外にツチゴキブリと思われる初齢幼虫.

ここでは,4種止まりとなりました.

%EF%BD%8B%EF%BC%A0%E3%81%8A%EF%BD%90.JPG

しかし,帰り道で訪問した施設のトイレ床にてチャバネゴキブリ幼虫発見.
これにて5種達成.

心残りはオガサワラゴキブリ.

ワモンゴキブリ
クロゴキブリ
も狙いたかったが,今回は日中の作業が過酷で,宿に帰って寝るだけ.
でも,久しぶりに楽しいひと時を過ごした.

2013年01月16日

サツマゴキブリの飼育


Breeding of Opisthoplatia orientalis

特別飼育が難しい種ではないが,どうしたものか迷う事があった.

RIMG0452.JPG

別にマットは必要ないが,シェルターはダンボール製より樹皮が良さそう.

見た目も良さそう.

2011年11月16日

サツマゴキブリ2齢


Opisthoplatia orientalis became 2 instars.

孵化から約40日.

satumasdf.JPG


2齢に加齢開始.

satumasdf%20%281%29.JPG

細かく観察するのなら,このような小容器に入れ,身近に置くのが良さそうだ.
が,調子に乗っているとこのようなタワーが出来上がる.

RIMG0056.JPG

2011年10月31日

サツマゴキブリ孵化


satumfdska%20%281%29.JPG

9月に産卵し,保育状態に入った浜名湖産サツマゴキブリ.

satumfdska%20%282%29.JPG

先日,卵がやっと孵化し27匹の1齢幼虫が出てきた.
孵化までに要した日数は59日.
タッパーを置いていた場所が,冷房の風の当たる場所であったからか,少し時間がかかっている.

ちなみに前回は45日.
産仔数は40匹であった(サツマの過去ブログ参照).

satumfdska.JPG

こんな粗末な容器でちゃんと産むとは,屋外でも増えるわけですね.

2011年09月01日

浜名湖産サツマゴキブリ

殺虫剤を散布したら出てきたそうだ.
ピレスロイド系のため,何とか生き残ったようで,私の所についても元気に産卵していた.

RIMG0297.JPG

余りまじまじ観察した事がなかったが,良く見ると前胸背前縁は白い縁取りがされ,黒褐色の体色の周りは赤茶に縁取られ,雌雄翅がない.

海外を見渡しても類似のゴキブリはあまりいない.
改めて,見直した.

2010年08月20日

サツマゴキブリ飼育

satumasii.JPG

本種も飼育は比較的容易である.
野外での生息環境は水分の多い環境が多いようだが,私の個体群は,写真のようなマット無しで飼育が可能である.
特別なシェルターとして,木の皮を2枚ほど入れている.
餌は固型飼料のみ.

2009年05月22日

サツマゴキブリ 放棄された卵鞘

卵胎生のゴキブリを飼育していると,卵鞘が放棄されているのをよく見かける.
理由は今のところ判らないが,この卵鞘を見るに,
卵鞘が曲がったり,先端が細くなったりと,異常が見られる.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%82%AD%E3%83%96%E3%83%AA%20%2820%29.JPG

自然界では卵鞘を排出する際,適した場所に移動し,
単体でひっそり生んでいると思われる.
しかし,飼育のような過密した状況や,
飼育者がよかろと作った環境では上手くいかないであろう.
下は卵鞘出したまま死んでいた個体.
これは保育嚢に戻す途中のトラブルであろうか.
卵鞘は正常に見える.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%82%AD%E3%83%96%E3%83%AA%20%2817%29.JPG

2009年05月21日

サツマゴキブリ 幼虫

幼虫は光沢の無い薄茶色で,他のマダラゴキブリ科の幼虫に良く似ている.
個体により明るい茶色のものや,濃い茶色の個体もいる.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%82%AD%E3%83%96%E3%83%AA%20%281%29.JPG

写真中最も大きい個体は終齢に近いと思われ,成虫に近い色彩が出てきている.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%82%AD%E3%83%96%E3%83%AA%20%285%29.JPG

初齢幼虫は3㎜前後.
地味な幼虫である.

2009年05月20日

サツマゴキブリ 雌雄

成虫雌雄の見分けかた.
写真は腹面の腹端部.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%82%AD%E3%83%96%E3%83%AA%20%2813%29.JPG

こちらは♂.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%82%AD%E3%83%96%E3%83%AA%20%2815%29.JPG

そして♀.
♀の腹端の腹節は1枚の面(1節)であるのに対して,
♂は2節で構成される.
比較すると大きい方が♀であるが,1匹だけで始めてみる人はこの部位を確認すると間違わない.

2009年05月19日

サツマゴキブリ

マダラゴキブリ科 Family Epilampridae
サツマゴキブリ属 Genus Opisthoplatia Brunner v.Wattenw
サツマゴキブリ  Opisthoplatia orientalis (Burmeister)

過去にも幾度となく登場しているが,改めて解説.
日本には5種のマダラゴキブリ科が記録されているが,
4種はマダラゴキブリ属に属し,サツマゴキブリ属は本種1種のみ.
その特徴は,前胸背前縁は放物線状の円弧,後頭部を覆う.
マダラゴキブリ属は後頭部が顔を出している.
そして,最も大きな特徴は♂♀とも前後翅は鱗状に縮小する事.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%82%AD%E3%83%96%E3%83%AA%20%2812%29.JPG

♂の体長25㎜内外(写真左).
♀の体長35㎜内外(写真右).
成虫は艶のある黒褐色で,前胸背前縁に白い縁が入る.
また,背面より見ると,腹縁は赤茶の色が入り,綺麗な外見をする.

生息場所は,朽木の樹皮下,湿った林床などに潜んでいるものが見られる.
幼虫・成虫は水辺を好むようで,湧き水のある場所で見ることもある.
私が採集した場所もそのような場所であった.

国内分布は九州,四国以南とされるが現在北限は千葉県まで記録がある.
探すと意外な場所で発見する可能性がある.
皆さんも家の周りなどを探してみてはどうだろう.

国外では台湾・南支那に広く分布するという.

2008年12月22日

サツマゴキブリ床換え その1

鹿児島で採集した個体群.
普通の環境で増えている.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E5%BA%8A%E6%8F%9B%E3%81%88.JPG

本種はマダラゴキブリ科に属し,水場が飼育に重要と思われる.
実際採集した場所は,湧き水が溜まっている場所であった.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E5%BA%8A%E6%8F%9B%E3%81%88%20%281%29.JPG

2008年10月01日

卵胎生の大型ゴキブリが罹る病気

サツマゴキブリ♀成虫の腹端部から,内臓のようなものが出ている個体がいた.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%82%AD%E7%97%85%E6%B0%97.JPG

この症状,過去にヤエヤママダラゴキブリRhabdoblatta yayeyamana Asahina,
ジャイアントウッドローチArchimandrita tesselata (Rehn)でも見た事があり,
これはどうも卵胎生のゴキブリ(特に♀成虫に限って)に発生する症状だろう.
という事で紹介したい.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%82%AD%E7%97%85%E6%B0%97%20%282%29.jpg

腹面より拡大.

ゴキブリが病気になっても誰も心配したり,残念と思う人はいないと思う.
まして,治療しようなんて考える人は「大ばか者」・「変人」と思われるだけだろう.
治療としては,症状が出た直後であれば,滅菌したガラス棒の様な物で押し込む事により,収納できると思うが,出てから時間が経って乾燥が進んでしまうと,元には戻らないであろう.

この出ているのは,保育嚢が脱腸のように出てきている感じがする.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E5%8D%B5%E5%B7%A3.jpg

よく見ると,袋の内部に白い内蔵のようなものが確認でき,
形から卵巣と思われる事から,生殖に関係する器官と推察するのが良いと思う.

2008年05月22日

サツマゴキブリ 産仔

3月25日に卵を排出している個体を見つけた.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E5%8D%B5%E9%9E%98.JPG

卵鞘は産み捨てられるものと違い卵殻が薄く,中の卵が良く確認出来る.
数えてみると片側で19まで数える事が出来る.

そして,昨日.
別容器に移して管理していたら,幼虫がいるのに気づいた.
卵鞘収納より約45日後である.

%E3%82%B5%E3%83%84%E3%83%9E%E4%BB%94%20%281%29.JPG

幼虫の数は40匹.
チャバネゴキブリの卵鞘からほぼ同数の幼虫が出てくる事から,
野ゴキとは言え,増えるわけである.

2007年11月22日

サツマゴキブリ脱皮

サツマゴキブリ Opisthoplatia orientalis (Burmeister)も卵胎生である.
たくさん飼育していると脱皮したての個体はよく観察できるが,始まる瞬間から観察できる事は殆ど無い.
これはこれでシリーズ化しようと思ったがなかなか立ち会えなっかった.
%E8%84%B1%E7%9A%AE%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3.jpg
始まってから脱ぎ終わるまで約20分.
右下の体色がついてくるまで約60分要している.
これもやはり夕方から始まった.
%E8%84%B1%E7%9A%AE%E6%AE%BB%E9%A3%9F%E3%81%84.JPG
そのあと普通は脱皮した本人が殻を食べるのであるが,本事例では,側でこの脱皮を見守っていた中齢の幼虫が食べていた.
まあ,中には脱皮の途中から本体を食べようとする者もいるので,それに比べれば平和的である.

Copyright©2007 CIC Inc All Right Reserved.