ウルシゴキブリ脱皮
脱皮直後に落下し,仰向けの個体が眼に留まった.
ワモンやクロゴキなら放置しても大丈夫と思うが,最近ウルシも愛情をかけていなかったので,救出し本当に翅が綺麗に伸びるか隔離した.
翌日.
まだ,翅の色はウルシ色になっていないが,綺麗に翅は伸びている.
と,ここで気がついたが,脚先(ふ節)などの末端が薄茶になっている.
クロゴキはこんなではなかったはず.
次回,気がついたら違いを比べます.
| Sun | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | Sat |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
« ウスヒラタゴキブリ | メイン | エサキクチキゴキブリ »
脱皮直後に落下し,仰向けの個体が眼に留まった.
ワモンやクロゴキなら放置しても大丈夫と思うが,最近ウルシも愛情をかけていなかったので,救出し本当に翅が綺麗に伸びるか隔離した.
翌日.
まだ,翅の色はウルシ色になっていないが,綺麗に翅は伸びている.
と,ここで気がついたが,脚先(ふ節)などの末端が薄茶になっている.
クロゴキはこんなではなかったはず.
次回,気がついたら違いを比べます.
成虫は地味な外見であるが,幼虫は意外とカラフル.
背面に前胸よりオレンジ色の斑が入る.
他のPeriplaneta属に比べ意外と印象に薄く,ケージのラベルを見ずに幼虫だけ見ると,種名が浮いてこない.
屋外種,ウルシゴキブリ.
しかし,その飼育は簡易で他のゴキブリ属と同様に飼育できる.
餌は固形飼料のみ.
野外種なので,床材や天然素材のシェルターを入れてもいいが,管理が大変になるのと,それがゴキブリのために快適かは別のような気がする.
ウルシゴキブリ床換え.
本種は以前ご紹介したように,クロゴキブリに外見が良く似ている.
しかし,生息域は熱帯の林床.
屋内に自らの意思で侵入し,問題となった事例は聞いた事が無い.
本種の生息地域に住んでいると,
場合によっては家屋内に入るかもしれないが(そんな所に住んでみたい),
住み着く事はなさそうである.
床換えサイクルは年2,3回と言ったところ.
爆発的に増えるイメージは無い.
左が交換前,右が移動先.
今回はシェルターもひどく汚れているので,半分交換.
ケース底には死骸の山が.
終了.
綺麗.
幼虫の形態は,1齢幼虫ではよく似ている.
分布地が違うのでそれで判断するしかない.
しかし,成長と共にそれぞれ違いがハッキリしてくる.
クロである.非常に明るい色合いをしている.
黒色が強く表れている.
上の写真がウルシゴキブリ♂成虫腹端部背面,肛上板である.
下がクロゴキブリ.
ウルシは角が丸味を帯び,クロは角張っているのがわかる.
翅を切ったついでにあまり見る事のない箇所を.
腹部背面の第1腹節にある分泌線の毛叢.
これはウルシゴキブリの分泌線.
下が拡大.
ここよりフェロモンを出し,雌を誘うらしい.
クロゴキブリの分泌線.
ただの開口部よりこの様な構造の方が臭いを出すには効率が良さそうである.
違いは各自判断して欲しい.
成虫の腹部腹面である.左がクロゴキブリ,右がウルシゴキブリ.
最近ウルシが勢いが無くなっており,瀕死の個体を使用したためふ節が無いのは勘弁頂きたい.
ウルシ腹部の色合いは,クロというよりウルシ色である.
クロは黄色が強く感じられる.
背面である.
クロは淡い色合いであるのに対して,ウルシは黒く見える.
ウルシゴキブリ Periplaneta japanna Asahinaはクロゴキブリの項で少し紹介しましたが,ここではもう少し掘り下げてご紹介.
まず分布地域.朝比奈正二郎著「日本産ゴキブリ類」には以下の記載がある.
平戸島近傍阿値賀島,男女群島女島,鹿児島県(阿久根,佐多岬),トカラ(中之島,宝島),伊豆式根島,八丈島,御蔵島,対馬豆酘(今の対馬市厳原町),屋久島,奄美大島,沖縄本島,石垣島,西表島,和歌山県鹿柴とある.
ネットで調べると,愛媛県,瀬戸内海鹿島,長崎県無人島,高知県あたりが自然分布.
北海道で温室内に発見された記録がある.
♂である.クロゴキブリによく似ている.
こちらは♀.この角度から見ると前胸背板が大きいのがわかると思う.