ヤエヤママダラゴキブリ 幼虫雌雄
ついでに幼虫の雌雄腹部末端の様子.
幼虫の大きさは中齢強.
こちらが♂.
こちらが♀.
♀は腹部の幅が♂よりあるため背面からでも大体分かるが,腹面を見ると,♂の方が腹端が1節多い.
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ついでに幼虫の雌雄腹部末端の様子.
幼虫の大きさは中齢強.
こちらが♂.
こちらが♀.
♀は腹部の幅が♂よりあるため背面からでも大体分かるが,腹面を見ると,♂の方が腹端が1節多い.
ヤエヤママダラの飼育環境はどうしてもジメジメした状態になってしまう.
その為,どうしても例の徘徊性のダニが出てしまう.
ちょうど,新成虫が出始めたので,幼虫を生む前にと,床換えと同時にダニ駆除(掃除のみだが)を行なった.
掃除だけとは言え,移す前に1匹ずつダニが付いていないか確認して移すので,大変である.
卵鞘を抱えた♀.
しばらくすると,1齢幼虫が出てきて,とても1匹1匹見て移す事は出来なくなる.
準備した新セットに移すと,気持ちよさそうに水浴している.
もう1匹.
全ての幼虫が一斉に入る訳ではなく,何かのタイミングで水に入る必要性が出るのだろうか.
2007年冬に友人が採集した♀成虫の腹部から出てきたアブ.
アブの割には綺麗.
手元に来た時は腹部が卵鞘を持っているかのように膨らんでいた.
しばらくしてケースの掃除をすると大きな蛹がマットにある.
飼育室内でこんな巨大な不明種が自然発生する訳も無く,
おそらく,腹部に寄生していた幼虫が脱出し,蛹になったと思われる.
蛹(脱皮殻).
同定を試みたが,自力ではさっぱり解らなかった.
ゴキブリはその後もしばらく生きていたが,
結局子供を生むことも無く★となった.
どなたかわかる方がいれば,教えて頂きたいと思います.
翌日,確認の為中を見ると,羽化したての個体がいた.
非常に綺麗である.
翅も綺麗に伸びて上手く羽化したようだ.
雌雄確認しなかったが,この写真を見る限り♀のようだ.
それにしても美しい.と思いませんか.
古いケージから新しいケージへ.
大きな個体はすんなり移動してくれるが,
小さな幼虫は糞の間に潜み最終的に1匹ずつ拾い上げながら移す事になる.
移し終えたケージ.
飼育は上手く行ってていると,このように死骸が少なく,臭いもあまり無い.
これが何かの拍子で狂いだすと,幼虫の死骸が腐敗し臭いが出てくる.
最後に落ち葉をばら撒き完成となる.
見た目は交換前とあまり変化無い様であるが・・・.
まずはいつものように隣に新しいケージをセットし,並べておく.
黒いものが入っている容器はヤシガラの上にミズゴケをのせている.
透明な容器は水にミズゴケ.
餌はいつものネズミの固形飼料.
古いケージの中の各容器を撤去する.
この時,容器内に残っている個体を新しいケージに移すのであるが,
1齢などがマットの隙間に潜んでいる為,
探して移すのは,細かい作業となり大変である.
内部容器を移し終えた状態.
大量の糞が溜まっている.
水場を入れるので,どうしても湿度が高くなり,汚れやすくなってしまう.
国内最大種のヤエヤママダラゴキブリ.
試行錯誤の飼育の末,だんだん増えてきた.
それに伴いケージも大きくなってきている.
掃除前の状況.
汚れているように見えないが,中はこんな状態に.
糞の山.
汚れた水場.
水の中にも大量の糞が沈んでおり,野外では水中で脱糞する事が多いと思われる.
いろいろ飼育しているが,本種ほど水中に没している種は他にいない.
こちらはもう少しと言うところで力尽きた個体.
この個体も♀.
原因として脱皮のときの湿度かと思うのだが,まだ良く判らない.
対策として,原因が判らないので取りようが無いが,
累代飼育を継続させるだけであれば,発生率は50%いかないと思うので,
多頭飼育すれば何とかなると思う.
♂ではほとんど起こらない.
従って,野外採集個体は比較的簡単に多数の子供を産むので,
それをいかに終齢まで維持するかがポイントとなる.
分類として,ゴキブリの病気と言えるかどうか,判断に迷うが,
本種を飼育していると頻繁に起こるトラブルである.
特に♀終齢幼虫から成虫に脱皮するタイミングが一番多い.
胸部背面に脱皮の為の亀裂が入り,新成虫が古い骨格を脱ごうとしたところで力尽きた感じである.
立派な♀であったので,残念である.
本種を飼育するに当たって,特殊な条件として水浴場を設ける事としている.
実際,採集をした人の話では,水中で魚を捕っていると網に入っていると聞く.
飼育してみると,写真のように水に入り,腹端部だけを出し,
結構な時間入っている.
一見ボウフラの呼吸のように思ったが,
ゴキブリの気門がそんなところにあるはずもなく・・・・.
この水場を掃除すると,必ずかなりの量の糞が溜まっている事から,
水中で特殊な排泄をしているのではないかと思っている.
ヤエヤママダラゴキブリRhabdoblatta yayeyamana Asahinaその後である.
F1は終齢近くまでは順調に成長するのだが,
最後の脱皮でつまずく個体が多く見受けられる.
♂は100%近く成虫まで羽化するが,♀はきっちりデータは取ってないが,
無事に成虫となるのは50%に近いのではないだろうか.
今回も失敗1件成功1件となってしまった.
こちらが失敗し,すでに外骨格が固まってしまった♀.
まだ生きていたが,残念ながらこれではどうにもならない.
下が成功した抜け殻.
♀である.
原因を考えるに失敗した個体は比較的乾燥した場所で脱皮をはじめており,
成功した個体は,写真でも判る通り,水苔のある湿気のある場所で脱皮している.
しかし,各個体が脱皮する場所は選べるようになっており,
当然本能的に適した環境に移動して,脱皮を成功させると思うのだが.
1齢幼虫の体長6㎜内外.本種は卵胎生であるがゆえ卵鞘を体内で保護し,脚の生えた幼虫を産む.その数は飼育環境が複雑なのでは数えたことはないが,一度一旦体外に出された卵鞘が脱落した物を数えたことがあるが,片側50個,2列に並んでいるので,単純に考えても100匹は生まれる.実際今回も沢山いる.
白いのが生まれたての幼虫,その上のスジのある茶色い物が母親の翅.
本種1齢幼虫は国内最大種だけに大きい.チャバネゴキブリの中齢幼虫はある.
マダラゴキブリ科の幼虫は,どれも水が好きで床替えの最中に水中に落ちてしまったが,尾端を水面に出し気持ちよさそうにジッと水につかって動かない.
屋外種の特徴として,人の手を恐れないのか何なのか,平気でどんどん登ってくる.一寸目を離すと袖から中に入ってくる.
ヤエヤママダラが産仔し,生息密度が高くなったのでプラケ大に移し替えた.
本種は国内のゴキブリでは最大種で,体長はワモンゴキブリをも凌ぐ.
石垣島産♀個体 51㎜
比較(左♂,中ワモンゴキブリ,右♀)
体色(上面から見た目の色合い)も衛生害虫種とは違い落ち着きのある色で,森林内樹皮や落ち葉に紛れると分からなくなる.
動きは意外と素早く,結構飛ぶ仕草はするが,逃走が怖くて自由に飛ばしたことはない.
飼育に関しては,中齢幼虫以降で採集した個体は,F1の終齢幼虫までは比較的簡単に行くが,私はF2まで行かせた事が無く,今回は前回の失敗もふまえ,色々と策を練っている.飼育難易度は私的には難しいクラスに入る.(グリーンバナナとも少し違う,滅びに向かった個体群は何をやってもうまくいかなくなる.)