Archiblatta hoevenii羽化
♂の羽化.
頭を下に向け,背中(中・後胸)より亀裂が入り脱皮がスタートする.
久しぶりの脱皮シリーズである.
とここで電話が入り,終わって見てみると脱皮途中で下に落ちていた.
一応,全て脱げているようなので,また元に戻した図.
次第に羽が伸びてくる.
セミの羽化のようだ.
大分骨格が固まり色が付いてきた.
ここまで要した時間は,約7時間.
完全に固まるまではまだ数時間かかりそうだ.
それにしても,電話さえなければ途中も見れたのに,残念である.
« ジャイアントウッドローチ | メイン | スカンクローチ »
♂の羽化.
頭を下に向け,背中(中・後胸)より亀裂が入り脱皮がスタートする.
久しぶりの脱皮シリーズである.
とここで電話が入り,終わって見てみると脱皮途中で下に落ちていた.
一応,全て脱げているようなので,また元に戻した図.
次第に羽が伸びてくる.
セミの羽化のようだ.
大分骨格が固まり色が付いてきた.
ここまで要した時間は,約7時間.
完全に固まるまではまだ数時間かかりそうだ.
それにしても,電話さえなければ途中も見れたのに,残念である.
そろそろ産むかと思っていたが,転がし産卵されてしまった.
もしかしたらいくつかすでにマット内に産卵されているかも知れないが.
これが孵化すればF2が取れる.
もう少し累代を重ねれば,維持しやすい個体群が出来るかもしれない.
産卵とは関係ないが,右がたぶん終齢の♀.
左がその一つ前の♀幼虫.
ジャイアントローチのペア揃っての写真.
昨年末に,♀成虫かと思っていた個体は,どうも終齢幼虫であったようで,
脱皮殻と共に巨大な赤黒い♀がいた.
腹部だけを比較しても,雌雄の大きさの違いがわかる.
やはり♂の方が早く成虫になる.
結局ペアが揃うまで,産卵されてから8ヶ月近くを要した.
さあ,F2は取れるであろうか?
結果は春頃になるであろう.
F1個体の中で最初に成虫になった♂が死亡した.
翅はぼろぼろなので,展翅する事にする.
記録を見るとこの個体の寿命は35日.
たぶん本来の寿命ではないと思うが,同じような♂のみが長翅のDeropeltis属も♂は意外と短命を経験しているので,短いのか弱いのかどちらかであろう.
翅を開くと第一腹節に分泌線の毛叢が目に付く.
拡大.
後方より.
見慣れた薄型のゴキブリ腹部と比べ,厚く丸みを帯び,改めて特殊なゴキブリだと思う.
本種のように大型で良く増える種は,食欲もパワフルである.
腹が減っていると人目もはばからずバリバリ食べる.
これはニンジンを食べているところ.
入れたらすぐに数匹集まり食べ始めた.
ひとくち毎に見る見る減っていく様は圧巻である.
ホラアナゴキブリなどは,何十匹いようが何を食べているのかサッパリ判らない.
給水も同じ.
水を大きな顎でワサワサ飲んでいく.
やっと少し成虫が羽化してきたが,その影には脱皮不全が続出した.
上左の♀は突然死.
しかし,後脚腿節が不自然に長く曲がっているのが判るだろうか.
上右の♀幼虫は,外見は殆ど異常がなかったが,息絶えていた.
左下3匹と,上右2番目は♂の羽化失敗か加齢時の脱皮失敗.
この他にも,脱皮不全を齧られて捨てたものや,相当数の死虫が出ている.
これを見ていたら,エイリアン4のリプリー(シガーニー・ウィーヴァー)をクローンで甦らせる際に失敗した,サンプルがストックされている研究室のシーンを思い出した.
翅が伸びた完品がやっと出た.
左の♂の上方にいる赤い無翅の個体は♀成虫ではないかと思うが,翅が出ないので判りにくい.
大きさは頭部から翅端まで約55㎜.
動きは大きさのわりに意外と素早く,改めてゴキブリだと認識する.
下手に触ると臭い液を出すので,あまり触りたくないゴキブリだ.
見て楽しむ種ではないだろうか.
翅は腹端を越え,Deropeltis属の♂のようだ.
ジャイアントローチ Archiblatta hoevenii ♂成虫.
7月に孵化してまだ4ヶ月ほどである.
翅も曲がってしまっている.
大きさが小さいような気がするが,始めて見るので判らない.
何はともあれ,見たいと思っていたので感動である.
Blaberus giganteus も高率で翅バカが出る.
羽化場所を特設してやると少しは改善されるが,
本種も早急に対策を考えないと,皆これでは情けない.
この状態で止まっているのはほとんど失敗する.
成長するにしたがい,脱皮失敗が多くなってきている.
簡単にはいかないようだ.
中齢幼虫になって,雌雄がハッキリしてきた.
上の個体が♂.
下が♀.
突然死した♂個体.
体長は30㎜を優に超える.
4ヶ月ほどでこのサイズまで育てば,あと4ヶ月あれば成虫になりそうである.
横より.
翅芽がハッキリ確認できる.
腹端部も♂の特徴が出ている.
急ですが,これから出張となり,そのまま来週のペストロジー学会参加となる為,来週の更新が止まります.
Archiblatta hoevenii 脱皮不全.
どうやら脱皮の途中で食べられたようです.
本種は他の種に比べると密度は低くして飼育しているが,
自然界のようには行かないようだ.
体長は20㎜を越え,存在感も出てきた大きさ.
このサイズになると,後脚腿節がオレンジに発色してくる.
Archiblatta hoevenii 幼虫の脱皮.
普段はシェルター内に潜んでいるが,脱皮の時には外に出て行なう.
飼育密度の問題もあるでしょうが・・.
孵化に要する期間は約3ヶ月.
90日ほど要した.
1卵鞘の孵化数は18匹~.
1齢幼虫の大きさ8ミリ内外.
卵鞘がBIGなので幼虫もBIGである.
形態は成虫をそのままスケールダウンした形.
通常成虫と幼虫は少しは見た目で分かる違いがあるものだが,
本種は良く似ている.
くさい臭いを出すところも親そっくり.
手に付くと風呂に入ろうが,一晩寝た位では臭いが取れない.
Archiblatta hoevenii の産卵
2009年4月1日に♀成虫を入手.
産卵日(確認できた産卵)
4/3
5/1
5/11
6/5
7/6
の合計5回.
産卵開始から産み落とすまで24時間以上要した.
2009/9/12にケース掃除で出てきた卵鞘は8個.
幼虫数96匹 死亡確認4匹 合計100匹.
1卵鞘からの孵化数は平均14匹.
親が死亡したのが7/11なので残る3個の産卵日はその間に産卵されていた事になる.
すると,産卵間隔は10日から20日.
卵鞘の大きさは20mm内外.
うち孵化は7個,1個は未孵化.
★になる直前に産んだ卵鞘は孵化していたので,残る一つは望み薄.
卵鞘の埋め込みはマット内に行い,マット表面より5mm以内に産み付けられていた.
写真真中に見える.
ついに標本になる日が来ました.
手元に着てから約4ヶ月.
この大きさのゴキブリであれば,他属の例から推測するに,
半年以上は楽に生きそうである.
頭部拡大.
改めて手にとり,細部を観察すると,昆虫の素晴らしさが実感できます.
多くのゴキブリの場合,この頭部は前胸の下面に隠れ,
上から見え難くなっています.
それが,本種がゴキブリらしくない(私だけ?)理由です.
後方より.
世界のジャングルには同属でもっと巨大な種や,色彩が派手な種が生息しているかもしれません.
いつか,アマゾンのジャングルの中でゴキブリ採集をしてみたいです.
Archiblatta hoevenii (Giant Roaches)
マレーシアに生息するといわれる大型のゴキブリ.
手許に来てから飼育環境に少し馴染んだ様なのでご紹介します.
当時結構注目を集めていたようなので,ご存知の方も多いと思う.
飼育に関して調べてみたが,国内はもとより海外でもさっぱり情報が見つからない.
国内でも知る限り1名飼育されているようだが不明な点が多い種のようだ.
体長は70㎜内外.
体に厚みがありカマドウマやキリギリスといった外観を持ち,
刺激を与えると「ギギイ」と鳴く.
やはりゴキブリではなく無翅のキリギリスでは?
なんてことは やはり無い.
ちゃんとゴキブリの卵鞘を産んだ.
巨大な卵鞘で産み始めてから産み落とすまで丸2日要した.