ゴキブリの害
机の上には色んな物が並んでいる.
継続中の仕事の材料や同定前の検体など.
あるとき,標本に丸く奇妙な穴が開いていた.
誰かのいたずらかと思ったが,こんな手の込んだ事は出来ない.
もしや,クロゴキかと考えていたら,今度はゴキブリがやられた.
見事に同じ手口である.
おそらくクロゴキ.
ゴキブリを駆除するか,標本を放置しないようにするか.
とりあえず後者で対応する事にした.
それにしても,悔しい.
机の上には色んな物が並んでいる.
継続中の仕事の材料や同定前の検体など.
あるとき,標本に丸く奇妙な穴が開いていた.
誰かのいたずらかと思ったが,こんな手の込んだ事は出来ない.
もしや,クロゴキかと考えていたら,今度はゴキブリがやられた.
見事に同じ手口である.
おそらくクロゴキ.
ゴキブリを駆除するか,標本を放置しないようにするか.
とりあえず後者で対応する事にした.
それにしても,悔しい.
最近の頂き物.
右はキーホルダーになっている.
触角の長さがそれっぽい.
中国製.
左はベルギーと書いてある.
ゴキブリの形は以前紹介したゴキパッチンに良く似ている.
元祖かもしれない.
中の板がくの字に曲がり,歴史を感じさせてくれる.
一応機能はする.
現在,この2種を使っている.
左がお馴染みのO酵母製 MF
右が同じく O酵母製 RC4 これは以前ハタネズミを飼育していた際使用していた物で,草食動物用の固型飼料.
MFに比べ緑色をしており,臭いも葉の臭いがする.
これを良く食べるのが以下の種.
Oxyhaloa deusta
Diploptera punctata
Phoetalia pallida
写真はPhoetalia pallidaにあげたときの写真.
ニンジンなども良く食べるが,この飼料も見事に平らげる.
平成22年4月29日(金)~9月26日(日)までの約5ヶ月間,目黒にある財団法人目黒寄生虫館 MPM(Meguro Parasitological Museum)にて特別展示が開催されます.
テーマは「知られざるゴキブリの世界」.
寄生虫展示の一角を利用した展示なので,広いスペースは使っていませんが,日ごろ接する事のない寄生虫を見ながら,変わったゴキブリでも見にいらしてください.
私の標本も展示されます.
ブログに出た個体もいると思います.

こちらがポスター.
さて,このポスターの背景になっているのは何でしょう.
ヒントは展示の中にあるかもしれません.
某製薬メーカーが企画した衛生害虫駆除商材の中のゴキブリとネズミ.
今年,読者の方より教えていただき購入したもの.
ローチトラップから脱走するゴキブリ.
逃げる方向で出てきては商品の広告にはならないと思うのだが・・.
そう真剣に考察する事もないのかな.
赤いリボンがチャーミングである.
♀なのであろう.
こちらもトラップから脱出するように顔を出すネズミ.
他にもいくつかの商品物がある.
教えてもらわないと全く気づかない,見過ごしてしまう.
最後にワッペン.
牙がはえさわやかな顔をしている.
これも,しばらくは店頭にあったが,いつの間にかなくなっていた.
売れたのか,売れないから店頭から外したか?
少し気になるが,店員に聞く気もおきなかった.
今年のブログも今日で終了.
皆様良いお年をお迎えください.
これより,ネズミゴキブリ達の年越しの準備です.
壁を登るゴキブリだそうだ.
パッケージは開けていないので詳細は分からないが,なかなか面白そうである.
2種色違いのラインナップで,種としてはワモンゴキブリかチャバネゴキブリであろう.
触覚は細く長く不快感を与える良い出来である.
チャバネ?バージョン.
ワモン?にしては翅の黒斑がかわいい.
裏説明文.
MADE IN CHINA
のHONG KONG TOY .
1個1,050円でした.
開封用のを翌週買いに行ったら売り切れていた.
早いもので2009年も最後の月となりました.
今年集めたゴキブリ,ネズミグッズを少しずつ紹介します.
まずは Zippo.
これは,今年の物ではなく,十数年前私が会社に入って少し経った頃,
殺虫剤メーカーの有恒薬品工業株式会社(現在の住化エンビロサイエンス株式会社)が販促品として作った物だと記憶している.
当時はバブル全盛の時期だったので,こんなものが生まれてきたのであろう.
絵はプリントではあるが,細かなところまで描かれている.
一昨年の暮れに,韓国の博物館よりゴキブリの写真提供依頼があった.
依頼種はクロゴキブリとヤマトゴキブリ.
そのときは「資料を作りたい」と言うような事の理解で協力したのだが,
昨日,エアメールで1冊の本が届いた.
本の題名は「Museum and Pest Management」
「博物館と衛生動物管理」とでもなるだろうか.
中を見てやっとあのときの依頼内容を理解した.
本書は多種の害虫コントロール手法などが,写真つきで説明してある.
そのクロゴキブリ・ヤマトゴキブリの写真の下に当社社名が掲載されている.
今になって驚いてしまった.
もう少し綺麗な個体を使えばよかったと後悔している.
関係者の皆さん,有り難うございました.
早くも1年が経ってしまいました.
1年かけて見つかったのはこの1種類だけ.
新しい生体を見つけるよりも,おもちゃを見つけるほうが難しい?
これは,ゴキブリ本体が箱の中に収納されており,
たまたま,誰かが遊んで元に戻さず,放置しておいてくれたおかげで,
ゴキブリが付いている事が判った.
1個105円.
色違いで購入.
購入先は大手スーパーの駄菓子やコーナー.
ガムを食べさせようとしてガムを取ると,ゴキブリにはさまれる仕組み.
頭部より.
クロゴキブリと思われる.
裏面.
よく判らないが,頭部が下を向いており,脚や腹節などポイントは押さえてはある.
足立区生物園で特別展示「きらわれものの生きものたち展」が催されていることを展示最終日前日に知り,急遽昨日出かけてきました.
目当てはゴキブリの展示.
展示されていたゴキブリは,左から
サツマゴキブリ
コワモンゴキブリ(展示はワモンゴキブリと記載されていた)
チャバネゴキブリ
ヤマトゴキブリ
グリーンバナナゴキブリ
の5種.
もう少し変わった種があるのかと思ったのだが,この辺が限界か.
でも,結構にぎわっていたので,
ゴキブリも捨てた物ではないと一人で満足.
他にもドブネズミやムカデなど.
やはり私が好きな生き物は皆は嫌いなようだ.
本企画は毎年やっているようなので,
興味のある方は来年の今頃問い合わせして下さい.
ゴキブリの調査は,仕事の合間にしか出来なかったが,
当初の予想に反して上海浦東地区では,ゴキブリを1匹も見ることは出来なかった.
ホテルのトラップも捕獲なし.
野外にかけたトラップは,
一日に何回も降る嵐のような夕立で吹き飛ばされて,水が入ってダメ.
上海に住んでいる日本人に聞いたが,やはりあまり見た記憶がないらしい.
という事は,東京よりもゴキブリが少ないのかもしれない.
唯一目撃情報として,「黄浦江の渡し舟の中で見かける」情報があったので,
次回行く機会があれば,調査してみたい.
黄浦江は水が汚く,生き物は何も見えない.
遊覧船や輸送船が沢山行き来している.
住宅街を散策していると,熱帯魚・爬虫類・虫や植物,
怪しげな骨董品を売っている商店街があった.
観光客が行くような場所だと,すぐに「社長時計安いよ」「ロレックス,ロレックス」
と面白いようにいろんな方が声をかけてくれるが,
この商店街は多分知っている人しか入らないのだろう.
誰も声をかけてこないので,静かに落ち着いて見る事が出来た.
こちらでは,鳴く虫を虫ケースに入れ鳴き声を鑑賞する習慣があるらしい.
3種類の虫が売っていた.
巨大なキリギリス.
たぶん鈴虫.
鈴虫の半分の大きさの虫.
どれも1匹ずつ入っている.
買ったついでに店主にこの商店街でゴキブリは見ないか聞いてみた.
すると,たまに排水口や外で見るが,毎日見るほどはいないとの事.
確かに店内の棚隅なども見ても,ゴキブリの形跡は無い.
ホテル到着.
泊まったホテルは浦東地区の四星のホテル.
とりあえず,トラップを設置する.
冷蔵庫下に黄色く見えるのがトラップである.
室内は見たところゴキブリの形跡は無い.
ついでに,今話題の南京虫(トコジラミ)の形跡があるか調べた.
無いようだ.
屋外にはコップトラップを仕掛けてみた.
夜の街を散策するが,姿一つ無い.
いかにもいそうな住居エリアから,近代的ビル群の中まで歩いてみる.
何もいない.
巨大なミラーボールの付いた「東方明珠広播電視塔」.
先週,4日ほど上海に出張していた.
上海は,緯度でいうと鹿児島県ぐらいの位置にあり,
気候的には東京に近いと聞いていた.
上海のゴキブリに関する文献によると,
クロゴキブリが多く生息しているような事も報告されている.
大都市ではあるが,上海ならではのゴキブリが見つかれば良いと思い出発.
とりあえず浦東空港到着.
下の看板はリニアモーターカーの案内表示である.
案内文字はそのものである.
乗ろうか迷ったが,荷物が沢山あるのでタクシーでホテルへ.
車窓より.
浦東新区のビル群が見える.
この地区は現在猛烈なスピードで開発が進んでおり,
世界有数の高層ビル群が立ち並んでいる.
今年2月に韓国で放送された番組に出演した.
「科学Cafe Animal Science」という結構真面目な番組.
KBSは日本で言えばNHKと同じ様な位置づけらしい.
特集番組で「世界のゴキブリバカ?」ではないが,
ゴキブリを研究しているが実はゴキブリ大好きなゴキバカみたいな内容?.
めずらしくネクタイをしているが,作業服を着ていたら,
着替えてくれと言われ,こうなった.
文化の違いらしい.
私の声は韓国語に吹き替えられており,何をしゃべっているかよく判らない.
変な事はいっていないと思う.
ジャイアントウッドローチ Archimandrita tesselata (Rehn)
グリーンバナナローチ Panchlora nivea (Linnaeus)
新年
早いもので,新しい年がもうそこまで来ている.
見に来て頂いた方,誠に有り難うございました.
今年最後は「ゴキブリのおもちゃ」をご紹介.
と言っても3種しかありません.
左のはゼンマイが付いており,走る構造になっているが開けていない.
売っていないですね.
ムカデやクモなどはあるのですが.
人気の無い生き物ですから,イタズラ用に販売されているだけです.
変な店に行ったらいつも探すのですが,もう何年も新しい物は見てないです.
見つけたら買っておかないと後悔します.
それでは 来年もよろしくお願い致します.
4年ほど前に韓国の釜山に学会のため行ったとき,
確認できたゴキブリがモリチャバネゴキブリ.
海岸沿いの木立の下や,ゴミ箱の下に幼虫が多数生息していた.
しかし,最近調べていて,ある文献に辿り着いた.
それによるとBlattella nipponica Asahinatoha とは違う亜種になっていた.
翻訳してわかり次第またご報告したい.
是非,言ったときは採集して貰いたい.
また変な食べ物があり,これも是非ご賞味頂きたい.
「ゆむし」と言う海に生息する生き物らしいのだが、見た目と味は一致しない.
これを刺身で食べる.
こちらも綺麗な町で,気候はソウルよりだいぶ暖かいと思われる.
先週,仕事で韓国ソウルに行ってきた.韓国と言えば外国.
外国のゴキブリを捕まえようと意気込んで出かけたが,時期が寒すぎた.
と言うか、位置的に日本で言うところの札幌に近い気候で、
おそらく夏であっても生息しているゴキブリはヤマトゴキブリぐらいであると考えられる.
その為今回はゴキブリネタは無し.
宿泊したホテルはソウルではトップクラスのTHE SHILLA SEOUL.
見知らぬ外国人にも親切に接して頂き,大変良い思い出となった.
また,フロントの女性の方も皆綺麗で日本語が良くでき,大変助かった.
皆さんもソウルに行かれたときは,是非宿泊してみてはどうであろう.
庭を散歩したときに見つけたチャコウラナメクジ.
これぐらいしかいなかった.
建築物は綺麗で,庭も良く整備されていた.
沖縄におけるチャバネゴキブリBlattella germanica (Linne)の生息については,
朝比奈正二郎著「日本産ゴキブリ類」では生息しない事になっているが,現在では,飲食店等で普通に見られるようになったと聞きます.
(良く考えると沖縄の厨房に生息しているチャバネゴキブリBlattella germanica (Linne)は実物を見た事がなっかた,本日沖縄より届いたので確認したがチャバネであった.)
写真は大阪産のチャバネゴキブリ,沖縄には生息はしていないが、モリチャバネゴキブリ,沖縄本島のヒメチャバネを比べてみた.
左からヒメチャバネ,モリチャバネ,チャバネである.
残念ながら,オキナワチャバネはまだ標本すらない.
参考までに,オキナワチャバネの前胸背板を.

(朝比奈正二郎(1991)日本産ゴキブリ類,中山書店,東京)
形態では判りにくい面を持つが,卵鞘は混生していると言われるワモン,トビも大きさが全く違う為,卵鞘さえ確認できれば種が判る.
右よりワモンゴキブリ,コワモンゴキブリ,トビイロゴキブリ.
しかし,以前某地下街にゴキブリ採取に出かけた際,ワモンより明らかに長いぼろぼろの卵鞘を採集したので,トビもいると思ったが,そこのゴキブリに詳しい知人に確認したらクロもいる事が判り,結局未だにその卵鞘は同定していない.
ゴキブリの同定には,もっぱら♂成虫の腹端部周辺の形態が用いられる.
その図は「日本産ゴキブリ類」を見て頂ければ良いが,ワモンとトビイロは大きく違うので,写真で紹介する.
翅が邪魔なので腹面から見ると,違いはわかりにくい.
従って,前回翅を切断した個体を背面より観察した.
これはコワモンゴキブリ腹端部背面.
肛上板が四角く角が少し張り出している.

次にトビイロゴキブリ.
肛上板は張り出ることなく短小である.角が円い.

最後にワモンゴキブリ,
肛上板は大きく張り出し,先端が深く湾入する.

これが判れば,どんな紛らわしいトビイロゴキブリでも,直ちに同定できます.
Periplaneta属熱帯産3種を並べてみた.
トビイロゴキブリとワモンゴキブリは外見的特徴である前胸背板が互いに似ている物を比較して並べた.
どれがトビイロゴキブリか判るだろうか.
正解は真ん中がトビイロ.
ワモンの方が大きい事,体格と前胸背の大きさのバランスで,区別できるかも知れないが,
単独で野外で見かけたら,私はたぶん判らないと思う.
コワモンは明らかに違いがわかるが,現場でこのトビイロを見たらちょっと判らない.
ちなみに,ちょっとかわいそうだが,翅を切り取って腹部腹面を比較した.
腹部背面の色彩はコワモンとトビイロがよく似ている.
詳細は次回に.
脱皮は昆虫にとって生死をかけた一大イベントである.その為クワガタなどの甲虫類・ガ類等は,蛹になる際,繭状の安全地帯を作り,その中で蛹化,そして成虫になる.
しかし,今盛りの蝉やトンボなどは普段潜んでいる安全な泥中や土中より危険が一杯の地上で成虫へと変化を遂げる.それ故その時間帯は外敵が活発に行動していない明け方であったり夕方であったりするのではないかと思う.
ゴキブリはどうか?一般的にゴキブリは集団で生活をおこなう昆虫である.生息密度が低くなると成長が遅くなる生き物である.その為,脱皮も皆が周りにいる状況で行われる.時間帯もいつ見ても白いゴキブリがいるので,特に決まった時間はないと思われる(きちんと調べて報告したい).この時生息環境に十分な栄養と餌が足りないと,脱皮の瞬間をつき仲間に食べられる.共食いである.
ムカデやクモ類はまとめて飼育していると頻繁に行っているが,昆虫で共食いをする種を思い浮かべても余り思い出せない.私が飼育した昆虫ではカマキリ類とサシガメぐらいか.
と言うわけで,話が分からなくなってしまったが,大方の昆虫は脱皮殻など食べないような気がするがどうであろう.そんな中ゴキブリは結構食べている.
チャバネゴキブリは腹部と脚を残して後は食べてしまう.
トルキスタンゴキブリも同時期に脱皮したが同じ様な部位を食べ残している.