« ゴキブリ採集   |   メイン   |   ネズミ »

2009年12月18日

ドバイ採集爬虫類に外部寄生したダニ

ドバイに生息しているトカゲの外部寄生しているダニ.

tokadani%20%283%29.JPG

四肢の付け根や鱗の間に寄生しているのは赤い粒がダニだと認識していた.
しかし,目の下の赤く見えるのはトカゲ本来の発色だと思い綺麗なワンポイントだと思っていた.

しかし,ちょっと変だと思い,拡大するとダニであった.
嫌な場所に寄生している.

これに似たダニはニホンヤモリにも寄生している.
しかし,拡大すると違う事は分かった.

tokadani.JPG

日本のダニより体は丸みを帯び,脚が短い.

tokadani%20%281%29.JPG

この錨のような触肢?で抜けるのを防いでいるのだろう.

tokadani%20%282%29.JPG

脚の先にも昆虫の爪のようなハッキリした大きさのものが付いており,この爪でしがみつき,先程の触肢で固定し,血を吸うのだろう.

2009年12月15日

マダガスカルゴキブリ類に寄生するダニ その3

大きさ以外の違いは鋏角の形.

dai%20%281%29.JPG

大きいダニの鋏角.

syou.JPG

小さいダニの鋏角.
これは写真では分かり難い.

腹肛板の形.
腹肛板はダニの腹面下方にある肛門の周りの少し色が付いている三角形の部分.

daiii.JPG

大きいダニ.
真中に口のような楕円部がありその左右に毛が一本ずつ.
その周りにおたふくのような形が腹肛板.

syoii.JPG

小さいダニ.
こちらの方が分かりやすくギターを引く時のピックの形をしている.

恐らく両種とも同属だと思うが同定はまだ出来ていない.
駆除に関しては少し考えてみようと思う.

2009年12月14日

マダガスカルゴキブリ類に寄生するダニ その2

沢山寄生しているのは分かった.
では,ゴキブリ1匹に何匹寄生しているか?
気になったので調べてみた.
と言っても各1個体だけだが.

方法は70%エタノールを洗瓶にて吹きかけ洗い流す.
面白いようにダニがはがれて落ちてくる.

結果は
Elliptorhina chopardi (Lefeuvre) には73匹
Gromphadorhina oblongonota には39匹
結構寄生している.

ここで気が付いたのだが,本種のような小型マダゴキに付いているダニと,
Gromphadorhina oblongonotaのような大型種に付いているダニと大きさが違う.

yaba%20%285%29.JPG

右の大きい2匹はGromphadorhina oblongonota
左の小さい2匹はElliptorhina chopardi (Lefeuvre)
どれもMAXの個体の比較である.
それぞれの拡大.

daise.JPG

大きいダニ背面.

daihara.JPG

腹面.

syouse.JPG

小さいダニ背面.

syouhai.JPG

同じく腹面.

2009年05月27日

イエダニ刺咬部位

クマネズミを飼育していると飼育施設内にイエダニが発生する.
発生密度が低いと,人(飼育者)まで被害にあうことは少ないが,
突如として大発生し,大変な事態となる.
気が付くきっかけは私が被害にあうこと.
最初は「あれ?かゆい.どこかでやられたかな?」程度である.
発生源が飼育施設にあると気が付くのにタイムラグがある.
大体パンツのゴム回りに2,3箇所刺されておかしいと気が付く.

イエダニが主に刺す部位は上から
1. 脇の下
2. 二の腕
3. へそ回り
4. パンツゴム回り(背中方面はあまり刺さない)
5. 股間(前と後ろ)
6. 靴下ゴム回り
となる.
5番は場所が場所なだけに人前で掻くことも出来ず,辛いものがある(笑).

治療は特にしたことは無いが,痒み止めでも塗れば速く収まると思う.
しかし,個人差があるので程度により皮膚科を診療するなど各自対応していただきたい.

%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%80%E3%83%8B%E3%81%AB%E5%99%9B%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%82%B7.JPG

あまり綺麗な写真ではないので恐縮ですが,
イエダニに刺されて掻いた後.

2009年05月26日

イエダニ

ダニ目 中気門亜目 オオサシダニ科
イエダニ Ornithonyssus bacoti(Hirst)
都市部に生息している家ネズミの主要外部寄生虫である.

様々な実験に使用するクマネズミは,通常野外から採集してくる.
するとその体にはイエダニが付着している.

%E5%AD%90%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F%E3%81%AB%E3%83%80%E3%83%8B%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.jpg

この写真は野外で採集したクマネズミ幼獣に付着して吸血しているイエダニ(→).
ネズミの体表や,ネズミが日常的に潜んでいる巣のような箇所に生息しており,
ネズミの体表より吸血し生活している.

ikedani.JPG

血を吸って赤黒くなったダニ.

%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%80%E3%83%8B.jpg

同定をする際はプレパラートを作る.
するとこのように見えるようになる.

「イエダニ」というと,
畳や布団に普通に発生しているダニを指しているかのような表現がしばしば見受けられるが,
本種はネズミが生息していなければ家屋内に発生すえる事はあり得ない.
良く似た種で,スズメやハトの巣に生息するトリサシダニやスズメサシダニなども人から吸血し,
刺咬被害を出すが,いずれにせよ鳥獣類が家屋内外に生息していなければ,発生はしない.

そんな彼らが宿主であるネズミが駆除されたり,死亡したりすると,
餌となる吸血源が無くなり,一時的に人から吸血し空腹を紛らわす.
その時に無数のイエダニが天井等より室内に侵入し問題となる.

駆除方法としては,発生源になっている死鼠の回収や放棄された巣の撤去等,
生息原因の除去も重要であるが,イエダニの場合は直ちに人に被害が出るため,
殺虫剤を使用するのが好ましいと思う.
イエダニ等の中気門亜目はチリダニ類が属する無気門亜目に比べ,
殺虫剤の感受性が高いので,殺虫剤の効果は出易い.

2009年03月18日

エジプト砂漠ローチ ダニ駆除

頭部を中心に付着しているダニであるが,
以下のダニ駆除を行ったが,1週間程度では効果は無かった.
・クン炭マット
・針葉樹マット(市販ダニ忌避マット)
・ダニ忌避スプレー(アルコール主成分)
だめもとで,当社で販売しているニーム製剤の昆虫忌避スプレーを少量筆で付けてみた.
この薬は元々このような目的で使用するものではないが,忌避効果はある.

%E9%A7%86%E9%99%A4%E5%89%8D-1.jpg

塗布前.
隙間が無いほどダニが付着している.
いつ見てもひどい状態だ.

%E7%BF%8C%E6%97%A5-1.jpg

塗布翌日.
ダニが固着していたのが離れ歩き回っている.

%E9%A7%86%E9%99%A4%E5%BE%8C-1.jpg

2日後.
まだ付いているが7割ほどのダニは取れたようだ.
繰り返せば綺麗に落とす事が出来そうである.

ただし,顔面に塗るため,ゴキブリの口から忌避剤が体内に取りこまれる.
その結果,成虫は今のところ(4日後)生きているが,
幼虫は3匹処理し全て死亡した.
気門と口器以外に塗布すれば大丈夫だと思うが,
濃度や塗布の仕方など検討の余地は十分ありそうだ.

2009年03月13日

ボーセリンローチ マットに発生したダニ

生き物を飼育していると,様々なダニや小型のハエが飼育環境から発生する.
特にマット(土やヤシガラなど)使用していると,
その中にいつの間にか様々な小さな生き物が発生する.
小型のハエは主にノミバエ類やクロバネキノコバエ類が多い.
ショウジョウバエ類も発生している事もあるようだが,私は経験が無い.
特に屋外から採集してきた枯葉や土には,
必ずといっていいほどクロバネキノコバエの幼虫や蛹が潜んでいる.
私は室内に持ち込む際,土中の必要な生き物だけ抜き取り,
他は全て廃棄する.
シロアリなどのどうしても土ごと持ち込まなければいけない場合は,
密閉できるプラケか蓋の間に防虫用のシートを挟み,
その中にアシダカグモなどの子供を入れておく.
すると土より発生したコバエ類はクモの餌食となり,駆除してくれる.
結構便利である.

話はそれたが,飼育に使うマット内,
特に加湿しているマットに以前から発生していたダニ.

特にゴキブリの飼育に悪影響は無いので,放置していたが,
エジプト砂漠ローチの事もあり,ついでに調べてみた.

%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%20%285%29.JPG

篩ったマット.
沢山のダニがうごめいている.

%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3.JPG

体長5㎜内外の動きも活発なダニ.
マットを触っていると手にも登ってくる.
しかし,特に刺されたことも無く,今のところ不快なだけであるが,
大事を考えマットの交換と合わせて,同定を試みた.

%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%20%281%29.JPG

頭部拡大.
鋏角が長大で,大きな鋏が見える.
ホコダニ科の1種と思われ,土壌落葉層で自由生活をしている.
食性は土中の昆虫死骸やカビなどと考えられるが,
土壌中のダニの生態はあまり研究されていない.

2009年03月05日

エジプト砂漠ローチ産卵

寄生したダニを何とか取れない物かと,
市販しているダニ忌避マットなるものに数個体入れてある.
ダニは全く取れる気配が無い.
そんな中卵鞘を産み始めた.
朝10時の状態.

%EF%BC%92%EF%BC%8F%EF%BC%91%EF%BC%98%E3%80%80%EF%BC%99%EF%BC%9A%EF%BC%95%EF%BC%92.JPG

まだ形ははっきりとしない.
午後2時.
約4時間後.

%EF%BC%91%EF%BC%93%EF%BC%9A%EF%BC%95%EF%BC%95.JPG

午後8時.
約10時間後.
まだ産み落とされていない.

%EF%BC%91%EF%BC%99%EF%BC%9A%EF%BC%93%EF%BC%90.JPG

翌朝.

%E7%BF%8C%E6%97%A5.JPG

すでに産み落とされていた.
マットに複数飼育していると,大概卵鞘はマット上に転がっている.
その為,ばらばら産み落とすタイプだと思っていた.
しかし,本当は,ちゃんと土中に産み付ける行動をとるようだ.
孵化するといいのだが.
何ヵ月かかるだろう.

2008年11月11日

ニホンヤモリの外部寄生ダニ

営業所の所員が現場から取ってきたニホンヤモリにダニが付いていた.

%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%83%80%E3%83%8B.JPG

今まで私もホオグロやオガサワラヤモリを見てきたが,
こんなダニが付いているのはあまり記憶に無い.
よく見ると赤くて結構目立つ.
早速とって同定しようと指でとろうとしたが,皮膚に喰いついているようで,
簡単にはとれない.

%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%83%80%E3%83%8B%E6%8B%A1%E5%A4%A7%EF%BC%92.jpg

実体顕微鏡で見ると,口の先にヤモリの皮膚らしきものが付いている.
どうやらマダニのように食いついたら中々離れないしつこいダニのようだ.
これでも良く判らないので,プレパラートを作った.

%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%83%80%E3%83%8B%E6%8B%A1%E5%A4%A7.jpg

「ヤマトヤモリダニ Geckobia nipponica Kawashima」と思われる.
成虫の胴長0.4㎜内外.色は朱色(赤くタカラダニのように見える).
分布は本州・九州に普通に生息するヤモリの外部(皮膚)に寄生するとある.
いつも,チリダニ類を見ていると,このように色の付いたダニは非常に綺麗に感じる.

ちなみに,ヤモリは最近駆除依頼が増えてきている.
昔からヤモリは家を守ると言われ大切にされてきた.
現に家屋外に生息している小昆虫類を捕食してくれる,有り難い生き物である.
温かい目で見て欲しいと思う.

2008年10月22日

ゴキブリ飼育ケージ内に発生するダニ 原因と対策

特にジャイアントウットローチを飼育していると発生する特別なダニではなく,
またマットに発生しているわけでもない.
餌として使用している固形飼料が原因で発生している.
それが湿ったマットにふれ,程よい湿度と餌に恵まれ大発生してしまう.
実体顕微鏡で拡大してみると,これはこれで生き物だなと思えてしまう.
正体はケナガコナダニ.

%E3%82%B1%E3%83%8A%E3%82%AC%E7%B2%89.JPG

考えてみれば,本種も実験のために飼育していた事もあるので,
大切な実験動物であるのだが・・・.

子供の時にミルワームを放置していたら,机の上が白く粉を噴いたようになり,
驚いた事があるが,結構普通にいる種である.
防除は比較的簡単で,まず発生源を処分.
周りにいるダニは水洗いで流してしまうか,掃除機などで吸い取ってしまう.
吸血性のダニに比べれば対処は簡単である.
殺虫剤などには感受性が低いとされるので,使用する必要は無いと思う.

2008年10月21日

ゴキブリ飼育ケージ内に発生するダニ

ジャイアントウットローチArchimandrita tesselata (Rehn)の幼虫を飼育しているケージにダニが異常発生していた.

%E3%81%A0%E3%81%AB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88.JPG

ケージに白く無数についているのがダニ.
まあ,たまに起こる事なので驚きもしないが,気持ちのいい物でもないので掃除する事となる.

%E3%81%A0%E3%81%AB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%20%281%29.JPG

ケージと蓋の間にコバエ侵入防止シートを挟んでいるので,
ダニは外にはあまり出てきてはいないが,シートを外すと堰を切ったように出てくる.
オレンジ色に見える部分がダニが溜まっているところ.
このシート,完全に外部からの侵入者を遮断するわけではないが,かなり有効である.

%E3%81%A0%E3%81%AB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%20%282%29.JPG

シートは水洗の後乾燥させ,マットはレンジで「チン」でも良いが,捨てる事とする.

%E7%B6%BA%E9%BA%97%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88.JPG

綺麗になった状態.
ゴキブリ達もうれしそうである.

2008年05月26日

カベアナタカラダニ 5月の様子

浅草の事務所屋上で見つけた.
すでに1㎜近くまで成長しており,写真を撮ろうとしたが動きが素早く,
全然ピントが合わないので,指で当て身をくらわせ,静かになった瞬間を撮った.

%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%8B%20%281%29.JPG

拡大

%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%8B%E6%8B%A1%E5%A4%A7.jpg

上野営業所の人に今年のタカラダニ駆除件数を確認したところ,
台東区は今のところあまり多くないとの事.

皆さんのところはどうでしょう.

2008年03月26日

カベアナタカラダニ その2

このダニは未だに生態がハッキリと判っておらず,
事前に発生を予防する事が難しい.
一般的によく出現するのは,ビルの屋上,テラス,屋外のプールサイド,ブロック塀,ベンチ等の日当たりの良い場所に多い.
採集された個体を調べると,未だ雄は発見されておらず,
雌のみの単為生殖とも考えられている.
%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%99%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%8B.jpg
成長すると1㎜ほどになり,動きが素早く目に付くため嫌われる.
しかし,実害は殆ど報告されておらず,衣類などに付着している個体を知らずにつぶしたりすると,赤くシミが出来程度である.


参考文献:原色ペストコントロール図説Ⅴ,P52

カベアナタカラダニ その2

このダニは未だに生態がハッキリと判っておらず,
事前に発生を予防する事が難しい.
一般的によく出現するのは,ビルの屋上,テラス,屋外のプールサイド,ブロック塀,ベンチ等の日当たりの良い場所に多い.
採集された個体を調べると,未だ雄は発見されておらず,
雌のみの単為生殖とも考えられている.
%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%99%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%8B.jpg
成長すると1㎜ほどになり,動きが素早く目に付くため嫌われる.
しかし,実害は殆ど報告されておらず,衣類などに付着している個体を知らずにつぶしたりすると,赤くシミが出来程度である.


参考文献:原色ペストコントロール図説Ⅴ,P52

2008年03月25日

カベアナタカラダニ その1

ダニ目
タカラダニ科
Balaustium murorum(Hermann)
カベアナタカラダニ

5月初旬より屋外のコンクリート構造物表面に多く出没する赤いダニ.
昨日,子供と家のまわりを散歩していると,
「そう言えばこの辺にいつもいるよね」てな訳で探してみると・・・いました.
RIMG0020%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.jpg
子供連れの良いところは,往来の激しい場所でコンクリート壁を接写していても,
それほど怪しまれないところです.
RIMG0020-%E6%8B%A1%E5%A4%A7.jpg
拡大してもよく判らない.
大きさはまだ針の先程度で,よく見ないと判らない大きさと動きです.
これから約1ヶ月ほどすると,1㎜ほどに成長し,不快生物へと変身します.

2007年12月04日

ゴキブリ飼料に発生するダニその3 ダニの交尾,卵

ケナガコナダニの交尾である.
集団で飼育が可能な生き物は,結構簡単に観察できる.
しかし,小さいので何処でも見られるという物でも無いかも知れない.
%E3%82%B1%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%80%E3%83%8B%E4%BA%A4%E5%B0%BE%20%282%29-1.jpg
コナダニ類やチリダニ類は一般家屋内には普通に生息しており,生息数が異常に増えるとツメダニ類が繁殖し,人が刺される被害が出る.
しかし,近年ウール絨毯や藁床畳の減少により,以前に比べるとその発生は減ってきている.
近い将来,ヒトノミや人回虫のように日本では絶滅に瀕する種になる可能性もあるのでは.
下がその卵.
%E3%82%B1%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%80%E3%83%8B%E5%8D%B5-1.jpg
黒い線と線の幅が定規の1㎜である.
ダニも小さいが,卵はやはりもっと小さい.
でも,卵の格好をしているのは確認できる.

2007年12月03日

ゴキブリ飼料に発生するダニその2

フトツメダニは塵食ダニ類より動きが速く,見方を変えると落ち着きのない動き方ととる事も出来る.
大きさの比較のためケナガコナダニを餌として与えた.
食べる瞬間をとらえようと思ったが,食べてくれなかった.
%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%A6%E3%83%A1%E3%83%80%E3%83%8B-1.jpg

2007年11月30日

ゴキブリ飼料に発生するダニ

ゴキブリを飼育するのに,ネズミの固形飼料を使用している事は以前にお伝えしているが,その餌入れの食べかすにいつも発生しているダニがいる事は以前より気がついていた.しかし,ゴキブリの繁殖や個体に対して危害を与える事はないと同定もせずに放置していたのだが,最近,私の体にダニ刺されのような発疹がたまに出るため,何がいるか調べてみた.
すると,発生している優占種は予想通りケナガコナダニであったが,その中に動きの速い意外なダニがいるのを発見した.
%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%A6%E3%83%A1%E3%83%80%E3%83%8B%20%282%29-kakudai.jpg
フトツメダニCheyletus malaccesisである.
家屋内の塵から見つかるダニは,私が見るものは大抵ミナミツメダニなので,
意外なトコに意外なダニがいる事に驚いた.
ツメダニ類は他のダニを捕食して生活しており,今回の場合はケナガコナダニを捕食し繁殖していたのであろう.
ツメダニ類は吸血はしないが,人の皮膚を刺し痒みを起こす原因となる.
ツメダニ類の累代飼育はした事がなかったが,入手が簡単になった.

Copyright©2007 CIC Inc All Right Reserved.