ミナミヒラタゴキブリ床換え
The cleaning of the breeding case of the Onychostylus vilis.
「種」自体が小さいので,出るゴミも小さい.
プリンカップに入っているミズゴケも乾燥と汚れで固まっている.
本種は,炭カルが少しでも劣化すると,1,2齢幼虫はグングン登りつめる.
ミズゴケもほぐし,汚くなった素材は処分する.
ダンボールのシェルターにも抵抗無く住み着くが,天然素材のほうが見てくれも綺麗.
The cleaning of the breeding case of the Onychostylus vilis.
「種」自体が小さいので,出るゴミも小さい.
プリンカップに入っているミズゴケも乾燥と汚れで固まっている.
本種は,炭カルが少しでも劣化すると,1,2齢幼虫はグングン登りつめる.
ミズゴケもほぐし,汚くなった素材は処分する.
ダンボールのシェルターにも抵抗無く住み着くが,天然素材のほうが見てくれも綺麗.
Breeding method of the Onychostylus notulatus.
野外に生息し,色彩も綺麗なゴキブリであるが,飼育はあまり気をつかった事がない.
普通の飼育.
餌は固型飼料.
水皿に念のためミズゴケを配置するが無くても良さそう.
ただ,固型飼料はダニ(ケナガコナダニ+ツメダニ)が出易いので,ダメな人はやめたほうが良いだろう.
雑食なので,何でも食べます.
でも,本当は植物などを配置した生息環境に近いレイアウトで飼育したいですね.
ブラベルス ギガンテウス飼育.
大きいだけで,特別癖があるようには見えない.
ただ大きいので,羽化時に翅バカが生じる.
そこで,コルクマットを丸め入れてある.
幼虫から成虫まで,コルクの内側に張り付いている.
他の土中性に見える種も,こうしたレイアウトをすると,張り付く状態を好む種がいくつもいると思う.
順次,導入していければと思う.
コロニーローチ.
特別コツがあるわけではない.
チャバネゴキブリと同じ環境で飼育できている.
良く増える.
特徴といえば,糞がカンザイシロアリのように乾燥していて,高密度で飼育していても臭いは少ない.
内地に分布するウスヒラタゴキブリは,2回飼育して失敗している.
島嶼の亜種として,こちらの方が癖がありそうな感じだが,ダニ大発生や放置による大干ばつにも耐え復活している.
野外種は,一度減少傾向に向かうと再生が難しいが,本種は何とかいけている.
湿地帯を設け,餌は固型飼料.
炭カルもミナミヒラタゴキブリほどは登らない.
昆虫飼育室が今の場所に移転し,約1ヵ月.
室内の捕虫器にノミバエが少しだが捕獲されていた.
気にはなっていたが,忙しさに追われ,原因究明をせぬまま放置していたが,やっと原因が分かった.
タイ産のPeriplaneta属ケージを掃除しようとしたら,わっと出た.
あわてて蓋をして屋外に.
良く見ると,水容器の中に幼虫.
防虫紙の内側に無数の蛹.
さらにシェルターにも蛹.

良く見ると,シェルター隙間内に成虫がジッとしている.
気がつかずにシェルターを使いまわしていると,いつまでたっても駆除できない.
侵入した原因は,防虫紙に1mmほどの穴が開いていた.
そこから侵入,脱出していたのだろう.
ゴキブリ飼育をしていると,ノミバエの発生は良く耳にしたが,まさか自分の所でも出てしまうとは思わなかった.
ゴキブリ飼育している施設をたまに見るが,防虫紙を使っていない.
ゴキブリ同士のコンタミ防止と,雑虫侵入防止に防虫紙は欠かせない.
目指せ根絶!
マットを加湿する際に大変重宝している.
ポイントは噴口部分.
これは正規品にはついていない噴口.
ホームセンターとか行くと,別売りでいくつか売っているので,用途に合わせカスタムすると使いやすくなる.
害虫種のゴキブリ飼育には使う事は少ないが,野外種の飼育には使う事が多い.
この手の材料は一度使用すると不衛生になりがちで,使い捨てが理想と思うが,定期的に,必要なサイズが,必要数入手できるほど,予算と出物が少ない為洗って再利用している.
殺菌は始めのうちは,レンジでチンをしていたが,殺菌しすぎると,使いはじめに必ずカビが大量に発生する.
新品の素材のほうが最初のカビカビが多い気がする.
カビカビはあきらめていたが,レンジが面倒になり,乾燥だけで再利用すると,意外と使い始めのカビカビが少ない.
変に全ての微生物を処理すると,環境中に含まれる発育の早いカビなどが真っ先に出るだろうか.
といったわけで,最近は天然素材が必要な大事な種には新品を使わず,古いものを優先的に使うようにしている.
なんとなく汚い話になったので,私はこうしているという事で.
生き物を扱った後は,ちゃんと手を洗いましょう。
こちらが使用している炭酸カルシウム.
左はタルク.
タルクは昔から使われている素材らしいが,私はあまり使わない.
理由としては,縫った後の見栄え.
こちらが炭カル.
こちらがタルク.
粉っぽく,綺麗に塗れない.
多分タルクにもさまざまな製品があり,もっと綺麗に塗れる製品があると思うのだが.
性能はどちらも同じだと思うが,処理後の耐久性は炭カルに分がありそうだ.
先週のなぞの餌ですが,ご質問が少しあったので改めて取上げました.
こちらがそれ.
ペットネズミのおやつ的な商品.
多分,どのゴキブリに与えても食べると思うが,常食として与えるには高価なので,固形飼料を食べてくれる種には与えたことが無い.
固形飼料を好まない種には与えてみたのだが,食いつきの良い種もある.
これのどこが良いのか?
もしかしたら,ベビーでなく生のコーンの方が良く食べるかもしれない.
シーズンになったら与えてみようかと考えている.
本製品.
一つ気がかりが.
何を食べるか分からん種には,煮干やら犬の餌やら雑多をミックスして与えているが,この写真のように,みなカビが発生する中で,元気にカビる事無くあり続ける姿.
頼もしいと言うか,恐ろしいと言うか.
マルゴキに関してはまだ変な影響は出ていない事だけお伝えしておきます.
皆様,連休は如何でしたか?
あ,まだ休みの方もいらっしゃるかも知れませんね.
この陽気では,ゴキブリシーズン開幕です.
頑張って採集しましょう.
私はというと,全日会社で仕事をしていました.
おかげで,論文の検索や取り寄せが一気に片付きました.
さて,本題 Panchlora sp."Giant"の飼育.
通常のPanchlora nivea と全く同じで問題は起きていない.
タッパーの中はヤシガラと腐葉土のハーフ&ハーフ.
全マットの時は,マット乾燥が致命的になったと記憶しているが,この飼育に変わってからは,タッパー内マットが結構乾燥していても,深さがあるせいか危うい状態になった事は無い.
しかし,乾燥させない事に越した事はない.
餌は固型飼料.
たまに昆虫ゼリーを与えると,瞬く間に食べきるので,無理して与える必要は無いと思う.ただし,水場を常設していての事である.
日本産3種
外国産3種を飼育した中で,水に対して最も依存性が高いと思われる.
餌は固型飼料.
落ち葉.
たまに昆虫ゼリー・ニンジンを与えているが,別に必須ではないと思う.
いつ見ても何匹かは水中に没している.
卵胎生で幼虫は腐葉土ケースの中に潜り込んでいる.
成虫はシェルター外部にいることが多い.
日本国内における本種の分布は,今のところ小笠原に限定されている.
飼育自体はチャバネゴキブリと変わらない.
なぜ分布が広がらないのか.
今のところ良く分からない.
餌は草食系げっ歯類の固型飼料を与えている.
飼育ケージ内が干草の臭いがする.
水と餌とシェルターだけでたくましく殖えている.
過去に全滅危機を乗り越えた系統.
やはり何かの加減で卵鞘の孵化率が異常に低いケースがある.
今回,放置(餌・水は切らさないように)してみたらちゃんと幼虫がいるではないか.
ということで,飼育に関してはこれでよいのかと思う.
産卵場所として,コルクボードを入れておくと,好んで産卵する.
ひとつだけ注意として,高密度飼育はあまり良くない気がする.
Pseudomops septentrionalis
眺めていると,成虫より大きな幼虫がいる事に気づいた.
いくらなんでもでかすぎる.
飼育者の中には,何種も混ぜ合わせて飼育している人もいるようだが,それはそれで管理された混合飼育であれば,熱帯魚なども中の良い異種同士を入れ,観賞するから良いのだが,これは少し困る.
見たところ1匹だけ.
幼虫から推測するに,ハイイロゴキブリに見えるが成虫になるまで放置することにする.
問題は,いつどうやって混入したか.
ハイイロであれば,現在ハイイロと本種は別の棚にケージが入っており,自力で混ざることは考えにくい.
入手時にすでに混ざっていたと考えるのが自分的には納得できる.
まあ,良くある事と言ってしまえば良くある事かもしれない.
昆虫の飼育餌といえば「昆虫ゼリー」.
ムカデやハチといった毒虫までカバーする万能餌.
ゴキブリの飼育にも最近良く使う.
ヨロイモグラがゼリーを食べる様子.
もちろん,飲み水は基本であるので入れている.
食性がわからない種にはとりあえず使う.
しかし,無くてはならない物でも無さそうであるが・・・.
いろいろ使ってみたが,乳酸系はゴキブリには人気なし.
意外と○○タンパクゼリーとかより,安価な単味の物の方が好む気がする.
アルゼンチンフォレストローチ.
餌ローチの代表格.
餌切れ,水切れにも強く,よく殖える.
何と言っても幼虫が強い.
糞も乾燥しており,飼育していて臭いがほとんど感じられない.
事務所が移転して初めての冬を迎えている.
以前居た所は,空調管理されたビルの中であったので,室温や湿度の管理はあまり気を使わなかった.
今の場所は,暖房は入っているが隙間風がどこからともなく入ってきて,温湿度管理が大変である.
棚の最上部に置いた温度計.
上は28℃.
湿度23%.
下はこの位置で23℃.
上下の高さは約180cm.
現在,棚の高さ(温度)により,低温に強そうな種と,弱そうな種を分けて置いている.
ゴキブリの飼育ケースは,主にプラケ中を使っている.
しかし,プラケといっても様々な種があり,どれを使うかは個人の自由.
私の場合,いろいろなメーカーを使った結果,今の2種に落ち着いている.
メーカー名は写真から推測してもらうとして,この2種何が良いかというと,四角い.
重ねるのに便利だし,変に膨らんでいないので,収納にも場所を取らない.
熱湯を入れてもひびが入りにくい.
蓋の密閉度は左はきつめ,右は余裕がある.
キツイと言っても,ダニや小型幼虫が逃げ出しても嫌なので,紙タイプの防虫シートを入れている.
防虫シートもそれぞれ違いがあり,左の蓋とケースの隙間が少ない場合は薄めのシート.
右のケースは隙間が少しあるので厚めのシート.
ちなみに炭カルを使っていても逃げる幼虫はミナミヒラタゴキブリなどの小型野外種.
余裕で登ってくるので,そういった種を飼育する場合は,左のキツメで飼育する.
同種産地違いが結構あるので,絶対に逃げない,逃げても入らない.
の2重のコンタミ対策である.
室内で加温飼育していても,冬になると成虫は少なくなり,幼虫が主となる.
累代を重ねると家畜化され,この辺の越冬メカニズムが狂うと聞くが,体に記憶されたリズムはそう簡単には狂わないのだろう.
飼育に関しては,熱帯種とは違い,室内であれば加温なしで越冬するであろう.
屋外種,ウルシゴキブリ.
しかし,その飼育は簡易で他のゴキブリ属と同様に飼育できる.
餌は固形飼料のみ.
野外種なので,床材や天然素材のシェルターを入れてもいいが,管理が大変になるのと,それがゴキブリのために快適かは別のような気がする.
ゴキブリ科の他種同様,飼育しやすい.
飼育方法も同じ.
その割には,国内の分布は広くなく,
茶系ゴキブリ科 3種の国内生息割合は,今の個人的な想像では,
№1 ワモン
№2 コワモン
№3 トビイロ
こんな順位.
トビイロの生息を確認したら是非教えてください.
今週,ペストロジーで発表します.
水を替えようと思ったら,餌が全く入っていなかった.
餌容器に餌を入れるとたちまち群がったので,手で与えてみると,予想通り皆集まってくる.
持ち上げても一心不乱に食事をするトビイロゴキブリ♀成虫.
よほど腹が減っていたのだろう.
手から餌を採るようになるのは,ペット飼育でも重要な要素だと思う.
ワモンゴキブリやクロゴキと一緒.
増え始めると,餌の消費がバカにならない.
そして臭い.
チャバネゴキブリやワモンゴキブリと同様の仕様.
給餌・餌水に関しては常時摂れるようにしているが,これだけ増えると1週間程度切れても適当に補給するようで問題ない.
ダンボールのシェルターはチャバネの5mm幅ではなく10mm幅が使い易い.
掃除前なので少々汚い.
外見はNauphoeta cinerea に良く似ている.
飼育に関しても同じ.
乾燥,絶食に強く,卵胎生でよく増える.
モリチャバネゴキブリと同様のセット.
乾燥にも比較的強く,モリチャバネより容易.
本種も飼育は比較的容易である.
野外での生息環境は水分の多い環境が多いようだが,私の個体群は,写真のようなマット無しで飼育が可能である.
特別なシェルターとして,木の皮を2枚ほど入れている.
餌は固型飼料のみ.
ワモンゴキブリなどの国産Periplaneta属は飼育が簡単である.
少数の採集個体から飼育を始めると,初めはゆっくり,F1が卵を産み始めると爆発的に増える.
そうすると餌と水の消費が増え,手間がかかりだす.
冬の温度管理だけ気をつければ飼育できる.
ゴキブリの実験材料に「かぼちゃ」をもらった.
余ったので,大型種のケージに入れて見た.
Archimandrita tesselata.
よく食べてくれる.
数時間後見ると,潜って食べている.
野外でも様々な果実を食べているのであろう.
大型種なだけにかぼちゃが良く似合う.
Blaberus giganteus .
Aeluropoda insignis.
Princisia vanwerebecki.
Gromphadorhina oblongonota.
どの種も,皮まで残さず無くなっていた.
家庭から出る生ゴミも少量であれば処理してくれそうだ.
ただし,一つ気になった事は,種によって糞が黄色くなり,人の糞の様相を呈することが分かった.
右が水,左は固型飼料.
たまにおやつでニンジン.
マットは朽木や腐葉土,ヤシガラ適当ミックス.
最初は湿っているが,そのうち乾燥してくるがそのまま.
個体数が少ない場合は加湿したほうが安定するが,増えたら乾燥のままでどんどん増えている.
本種もケースを登るので,炭カルは必須.
マダゴキ系は,小さな幼虫が潜伏出来る隙間を作るのが良さそうである.
こうしてから,初齢幼虫の生存が良くなった.
モリチャバネゴキブリの飼育は,産地により難易度が違うような気がする.
累代するのであれば,暖かい地方の個体群をお勧めする.
餌は固形飼料.
水場にミズゴケを置いているが,南の個体群は必要ないことが多い.
現在,こんな感じで普通に増えている.
手入れは1~2ヶ月に一度ほど(これは中のゴキブリ数により前後すると思う).
増えてくると,餌の消費が早く餌だけはもう少し短い間隔であげている.
密度が高くなるほど飼育が安定するようだ.
大型で成虫になるまで時間のかかる種も,増えたら当然ケージは汚れる.
死骸と生体,卵鞘が混在している.
水容器も汚れがひどい.
ガーゼを齧るのでもう少し放置すると,ガーゼが落ちる.
落ちると蓋のヘリを齧りだすので,「ぺチン,パチン」といった不気味な音を出し始める.
逆にその音がすると,「水無いな」と分かるしだい.
交換後.
だいぶすっきりしましたが,一月もすると元の状態に戻る.
現在,この2種を使っている.
左がお馴染みのO酵母製 MF
右が同じく O酵母製 RC4 これは以前ハタネズミを飼育していた際使用していた物で,草食動物用の固型飼料.
MFに比べ緑色をしており,臭いも葉の臭いがする.
これを良く食べるのが以下の種.
Oxyhaloa deusta
Diploptera punctata
Phoetalia pallida
写真はPhoetalia pallidaにあげたときの写真.
ニンジンなども良く食べるが,この飼料も見事に平らげる.
family Blaberidae
subfamily Blaberinae
genus Lucihormetica Zompro & Fritzsche, 1999
species Lucihormetica subcincta(Walker,1868)
本種の繁殖にやっと成功したので,飼育方法としての柔軟性がまだ分からないので,とりあえずオガサワラゴキブリのように飼育をしている.
食性は朽木も齧るし,マウス固形飼料も良く食べる.
マット飼育をしていると,床の交換時が分かりにくいが,マットの総量が3割ほど減ったので交換することとした.
篩にて幼虫を拾う.
幼虫が小さいと,篩の目から落ちるので,篩を使った手抜き選別は幼虫の大きさがポイントとなる.
♀成虫と幼虫.
♂成虫.
変わったゴキブリである.
このように集まる.
新しいケージ.
古いケージと視覚的に違うのは水容器が綺麗なところだけ.
マダラゴキブリ類には必ず水が入ったプール状の容器を入れている.
また,部分的な湿地帯を作る時に重宝する.
これがストック状態.
ケージの大きさや,生体の大きさなどを考慮し,様々なサイズを使い分けている.
これは,そのタッパーなどに入れるマット類.
左はヤシガラマット.
右は落ち葉.
通気は維持して,雑虫が入り難いように防虫シートを蓋の開口部に貼り付けている.
開けるとこうなっている.
下が土,上が朽木マット+
これも通気は維持して,雑虫が入らぬように防虫シートを貼っている.
一見綺麗に見えるが,昨年夏より飼育を始めて初めての床換えである.
水容器のガーゼは腐敗によりカップの内外で分裂.
上に水苔が残っているので乾燥を見落としにくい.
タッパー内の落ち葉は良く食べられ,その下のマットは糞が堆積している.
左から右へ生体を移す.
左のケース底には,丸い独特の糞に黴が生えたまっていた.
餌は,ユーカリの枯葉を,ジッパーつきのビニール袋に詰め込み,
加湿して嫌気的に腐葉土を作るように保存.
目的は雑虫を殺す事.
ビニール越しに生き物が見えなくなったら,上記写真のように乾燥保存.
与える前に再度通気できる袋に加湿して保存している.
シェルターの底も糞で詰まってしまっている.
再利用するときは,ピンセットを差し込んで糞をかき出す.
シェルターを移動した後に残った糞の山.
作業後.
綺麗になりました.
ホタルゴキブリ床換え.
作業前.
本種は壁面を非常によく登る.
登攀防止に塗っている炭カルもこのようにすぐに落ちてしまう.
糞も同サイズのチャバネゴキブリに比べ粉っぽく,
溜まると湿度がたまりカビが出やすい.
本種も床換えの多い種である.
訳は限られたスペースの中に高密度で飼育していても,
減らずに増えていく性質にある.
交換前.
水場のガーゼが食べられ少なくなっている.
登攀防止の炭カルも侵食が進んでいる.
いつものように,横に新しいセットを準備し,シェルターごと虫体を移す.
また1ヵ月後には同じような作業が待っている.
たまに聞かれるのが,
「屋外性の特に小型ゴキブリは何を食べるのか良く判らない」
といった事.
要するに 様々な餌を与えてみても食べた痕跡が見られない.
餌が減っていない.
そんな事象がこういった疑問に繋がるようだ.
実際,私も新しい種を導入した際は,餌に何が良いか少しは検討する.
この時導入した個体数が沢山いればいいのだが,
大概は数個体がいいところ.
そんな数個体が喫食する量なんて高が知れた物である.
まして小型の種や,幼虫ともなればその喫食量は微々たる量である.
ちなみにワモンゴキブリの成虫の1日の喫食量は約130㎎といわれる.
それしか食べないのに,マットを入れ2,3種類の餌を置いたら,
彼らは雑食が基本であるので.マットの中の物や,
何種類も置かれたものを少ししか食べない.
まして,気になるから毎日観察する.
恐らく食べていてもそれに気が付く前に餌が腐敗して交換したりしているのだと思う.
ヒメマルゴキブリを例にとると,
私も導入直後は何を食べるか判らず,キノコが良いとか,青海苔だとか.
いろいろ与えてみたが食べている痕跡はあまり判らなかった.
個体数が増えてわかったが,沢山いると餌の消費はちゃんと判る事.
このように固形飼料が見る見る無くなっていく.
まずはいつものように隣に新しいケージをセットし,並べておく.
黒いものが入っている容器はヤシガラの上にミズゴケをのせている.
透明な容器は水にミズゴケ.
餌はいつものネズミの固形飼料.
古いケージの中の各容器を撤去する.
この時,容器内に残っている個体を新しいケージに移すのであるが,
1齢などがマットの隙間に潜んでいる為,
探して移すのは,細かい作業となり大変である.
内部容器を移し終えた状態.
大量の糞が溜まっている.
水場を入れるので,どうしても湿度が高くなり,汚れやすくなってしまう.
国内最大種のヤエヤママダラゴキブリ.
試行錯誤の飼育の末,だんだん増えてきた.
それに伴いケージも大きくなってきている.
掃除前の状況.
汚れているように見えないが,中はこんな状態に.
糞の山.
汚れた水場.
水の中にも大量の糞が沈んでおり,野外では水中で脱糞する事が多いと思われる.
いろいろ飼育しているが,本種ほど水中に没している種は他にいない.
ヤマトゴキブリ床換えを久しぶりに行った.
なぜ久しぶりかと言えば,本種は通常屋外で越冬しながら,
成長する種であるため,室内で飼育しても冬期に成長がストップし,
脱皮や産卵が少なくなる.
その為,成長に伴う脱皮殻や死骸が,他の熱帯性のゴキブリに比べ少ない.
クロゴキブリもその傾向にあり,死骸が出るのは主に秋~冬に集中する.
そんな訳で,チャバネゴキブリなどの寿命の短いたえず繁殖する種は,
1ヶ月に1度ぐらいしないと糞と死骸の山になってしまうが,
本種は年に1度か2度程度でもそれほど汚れない.
(飼育密度が多くなればそれに比例して汚れやすくはなるのだが)
汚れた状態.
となりに新しいケージを置き,シェルター内のゴミを落とした後,
ゴキブリが入った状態のままシェルターを移す.
このシェルターはもう1年以上使用している.
次に古いケージに残った個体を移す.
この個体群は野外から採集してきてすでに数年経過している為,
この時期でも成虫がいるが,齢の構成は季節により偏る.
これで完了.
綺麗になった.
ダンボールのシェルターも齧られてボロボロ.
餌もちゃんと与えていて,ここまで齧る種はそう見当たらない.
本種と同じマダラゴキブリ科であるヤエヤママダラゴキブリも,
落ち葉を好んで食べるので,植物繊維で出来ているダンボールも,
嗜好的に合うのかもしれない.
手で移動できる物は移動し,最後に古いケージに残った個体を移す.
こんなに沢山の糞や死骸が溜まっていた.
シェルターを移し終えた状態.
左の古いケージにはまだゴキブリが残っている為,
生きている個体のみ移してやることとします.
写真のように古いケースをあてがい,
傾けると元気のいい個体は走り出てきて下に落ちます.
このときいつも不思議に思うのは,コオロギでもそうですが,
下に逃げる個体と,上に逃げる個体がいること.
何度やっても最終的に,傾斜の上方に逃げる個体が残ります.
そんな感じで,終了.
へそ曲がりは古いケースと共に洗ってしまいます.
洗浄に関しては,以前説明したように,洗剤で殺虫するか,
熱湯で殺虫します.
くれぐれも「かわいそうだから逃がす」事はやめましょう.
世界で最も多く飼育されていると思われるゴキブリ.
チャバネゴキブリBlattella germanica(Linne).
その為,飼育方法は様々な方法がそれぞれの施設で行われており.
これが一番正しいという方法は今は判りません.
目的が何であるかにより,レイアウトに変化を持たせればよいと思います.
屋外種飼育に木の枝や落ち葉を入れるのであれば,
チャバネゴキブリは厨房機器のミニチュアなんてのも有りかもしれません.
交換前.
餌はカスばかりとなり,水容器のガーゼは糞や脱皮殻で汚れています.
登攀防止の炭カルもゴキブリの執拗なアタックにより薄くなっているところがあります.
水容器に使うガーゼは事前に必要な大きさにカットして準備しておきます.
キョウトゴキブリの飼育に際して,水容器にミズゴケをのせていたが,
ミズゴケにもゴキブリに対して相性があるような気がする.
この辺は,何も検証していないので,あくまで「気がする」だけであるが,
私はこだわって商品を選ぶようにしている.
一番優先するのは,農薬等が入っていそうな物,処理されているものは避ける.
農薬等に関しては,野菜などを餌として与える際は,極力注意している.
ミズゴケのランクはAAAやAAなどAが増えると高級になるようである.
はじめの内は何が何でもAAAを探していたが,
あたり前だが,AAAだからゴキブリに相性が良いとは限らないようだ.
細かい事を書くと混乱するので,
現在の選ぶポイントを.
①100円均一の商品は,作り溜めするとカビが生えやすかった.
(カビが生えやすいのは逆を言えば何も添加されていなくて,良いのかもしてないが)
②パッケージされたミズゴケの色が,白か茶色の2色しかないものを選ぶ.
(赤く見えるのは??である.)
③Aにはこだわらない.
④加水した際,変なにおいがしない(苔の臭いはする).
という事で,現在近くの店に売っていて,あまり問題が出ていないのがこちら.
どうでも良い事であるが,私のこだわりである.
床換えである.
本種はチャバネゴキブリのようにサイクルが短くないので頻繁には交換しないが,
排泄物にはアンモニア臭のような特殊な臭いがあり,今回写真を撮ったついでに,
交換した.
する前.
特別なセットで飼育しているわけではない.
ケースの下に堆積した排泄物.
他種に比べて白っぽくなる.
さらさらしているので,これだけ捨てる手抜きも出来ないではないが,
衛生状態を考慮すると,たとえゴキブリでも清潔にして悪い事は無いと思う.
これは,新しく準備したケースに,古いケースに取り残されたゴキを移しているところ.
ここで溜まった糞や,死骸を除去する.
そして,完成.
綺麗.
こちらはもう少しと言うところで力尽きた個体.
この個体も♀.
原因として脱皮のときの湿度かと思うのだが,まだ良く判らない.
対策として,原因が判らないので取りようが無いが,
累代飼育を継続させるだけであれば,発生率は50%いかないと思うので,
多頭飼育すれば何とかなると思う.
♂ではほとんど起こらない.
従って,野外採集個体は比較的簡単に多数の子供を産むので,
それをいかに終齢まで維持するかがポイントとなる.
特にジャイアントウットローチを飼育していると発生する特別なダニではなく,
またマットに発生しているわけでもない.
餌として使用している固形飼料が原因で発生している.
それが湿ったマットにふれ,程よい湿度と餌に恵まれ大発生してしまう.
実体顕微鏡で拡大してみると,これはこれで生き物だなと思えてしまう.
正体はケナガコナダニ.
考えてみれば,本種も実験のために飼育していた事もあるので,
大切な実験動物であるのだが・・・.
子供の時にミルワームを放置していたら,机の上が白く粉を噴いたようになり,
驚いた事があるが,結構普通にいる種である.
防除は比較的簡単で,まず発生源を処分.
周りにいるダニは水洗いで流してしまうか,掃除機などで吸い取ってしまう.
吸血性のダニに比べれば対処は簡単である.
殺虫剤などには感受性が低いとされるので,使用する必要は無いと思う.
ジャイアントウットローチArchimandrita tesselata (Rehn)の幼虫を飼育しているケージにダニが異常発生していた.
ケージに白く無数についているのがダニ.
まあ,たまに起こる事なので驚きもしないが,気持ちのいい物でもないので掃除する事となる.
ケージと蓋の間にコバエ侵入防止シートを挟んでいるので,
ダニは外にはあまり出てきてはいないが,シートを外すと堰を切ったように出てくる.
オレンジ色に見える部分がダニが溜まっているところ.
このシート,完全に外部からの侵入者を遮断するわけではないが,かなり有効である.
シートは水洗の後乾燥させ,マットはレンジで「チン」でも良いが,捨てる事とする.
綺麗になった状態.
ゴキブリ達もうれしそうである.
飼育状況.
右が石垣産,左が母島産.
同じ環境のつもりなのだが,石垣産は中々殖えない.
水容器にはミズゴケを乗せ,小さい幼虫の潜み場所や産卵場所とし,
シェルターと落ち葉はそれ以上の成長した個体の潜み場所にしている.
今のところ,産卵は乾燥した場所に多くする.
もう一つのカップは,ヤシガラ半分上にミズゴケ.
高湿環境が必要な個体もしくは成長過程で潜り込める様にしている.
飼育温度は冬でも20℃を切らないようにしている.
最後に古いケージの洗浄です.
生きている個体を新しいケージに移した後,洗剤を入れ水を入れます.
こうする事で,残っている可能性のある,生きている個体も卵鞘も,処分できます.
卵鞘がある場合は,しばらく(半日)放置した方が良いでしょう.
すぐ洗いたい場合は,熱湯を入れます.
すると生きている個体がいても,瞬時に死んでしまいます.
ただし,熱湯はプラケの種類(メーカー)により細かいひび割れを起こす可能性があるので,注意が必要です.
実際,私もいくつもやりました.
完全に使えなくなるわけではないですが,がっかりします.
熱湯を入れるまでは大丈夫でも,その直後,容器が熱いうちに水を入れても同じようなことが起こります.
何をやっても割れない容器もあります.
大事に使いたい人,容器の耐久性がわからない人は,洗剤+水を使った方が無難でしょう.
放置した後,流しに100円均一で買ってきたゴミ受けをセットし,洗います.
そのまま流すと,2度とその流しは使わせてもらえなくなります.
ゴキブリの破片は残らず回収.
ゴミ受けと共に捨て,容器を殺菌し,終了となります.
綺麗になりました.
ゴキブリ達も喜んで?いるようです.
今回はシェルターの交換はしませんでした.
シェルターには卵鞘が付着しており,また段ボール紙の目の中には,
小さな幼虫が入っています.
ダンボールの代わりにベニヤ板も検討しているが,幼虫のことを考えると,
未だにふみきれない.
準備が出来たので,古い容器から新しい容器に移します.
汚いですね,しかし,何ヶ月も手入れせずにいてこの程度ですから,
他の生き物の世話の頻度からすると,少ない方でしょう.
ゴキブリの移動はシェルターごと行います.
移す方法は手です.
万が一逃走した個体がいても捕まえやすいのが理由.
それとシェルターの湿り気などから取替え時期を考える上で素手が一番.
こんな感じで二つのケージを並べて行います.
左の古い方の炭カルの状態に注意.
ゴキブリガの登ろうとして場所によりとれているのが判ります.
新しいケージに入れる飲み水と餌の準備.
この容器は大切な種ほど再利用した物を使用している.
再利用に当たっては,綺麗に洗浄後,ハイター等の殺菌剤で殺菌処理している.
新品を使用しない理由は,
・新品の表面には,洗えば落ちる程度ではあるが,正体の判らぬ油の様なものが付いている.
・餌容器は,固形飼料を使っているが,餌が食べられて減ってくると,粉状のカスが出る.このカスが初齢ゴキブリの体に付着し,餌容器から脱出できず,死んでしまう経験をした.また,トルキスタンゴキブリのように壁面を登れない種は新品の餌容器も上手く登れない.
等が理由である.
従って,餌は粉状のものは与えた事が無い.
どんな生き物でも,飼育環境の掃除は必要となる.
汚れる原因は,死骸が溜まってくる事が一番.
従って,掃除の頻度が高いのは繁殖力が高く,
寿命の短い種がどうしても早く汚れる.
その代表種は世界の害虫であるチャバネゴキブリであろう.
その次がワモンゴキブリ・コワモンゴキブリ,トビイロゴキブリあたりだろうか.
今回は上記種を掃除した後であった為,ウルシゴキブリを取り上げた.
基本的には,「逃がさない・生きたまま捨てない.」を厳守して行っている.
特に本種のように卵鞘を産む種は,注意したい.
過去のブログでも,各論的なことは紹介しているのでそちらも参照してほしい.
まず,新しいケージの準備から.
写真のように水に溶いた炭酸カルシウムを筆でケージ上面に塗りつける.
主に使用しているサイズは中プラケである.
このとき新しいケージだと,炭カル水をはじいて上手く塗れない事がある.
その場合はエタノールや洗剤を少々入れるとはじかず上手くぬれるが,
エタノールは乾燥するときに塗り面がはじいてしまう為,
炭カルを濃い目に溶く必要がある.
私は多少傷が付くがごしごし根気よく塗っている.
これでケージは完成である.
ゴキブリ飼育の際,餌を写真のようなプリンカップに入れて与えている.
餌のカスが飛び散らず,交換が簡単に出来るのでほとんどの種に導入している.
この餌皿に卵鞘を産み付ける種がいる.
主にPeriplaneta属に見られる.
これはコワモンゴキブリ.
餌を食べつくした後,卵鞘がゴロゴロ現れる.
これはワモンゴキブリ.
トビイロゴキブリ.
全く産んでいない.
餌の近くに産み付けるのは,
孵化した1齢幼虫がすぐに餌を食べる事が出来るようにとの,母の思いやりであろうか.
飼育温度は20℃を割らないように心がける(最低温度はチャレンジしていない).
生息地であるテキサスからメキシコあたりの気温はモントレーで最低気温8℃らしい.
とするとかなりの低温にも耐えると考えるが,
ペットローチにそんな仕打ちをしてもしょうがないので,高めに設定しよう.
先にも書いたが,幼虫は乾燥を嫌うので湿潤な環境を作ってやる.
飼育している過程(風景)を楽しむのであれば,
昨日のトカゲを飼育するような形が良い.
しかし,マット交換をする際,1齢幼虫を探し出すのは大変である.
そこで,今回のセットとなる.
右からシェルター.水容器の上に水苔をのせ,広葉樹の樹皮をかぶせた物.
ヤシ殻マットを半分ほど入れ,その上に水苔をかぶせた物.左下も同じ.
植物は特に必要ないと思う.
現在1齢幼虫はこの様に水苔の中や樹皮の裏,ヤシ殻マットと水苔の隙間に潜んでいる.
見た目は悪いが利点として,
①死亡した個体の回収や,大掛かりなマット交換をしなくて済み,餌もカビる事無く,管理し易い.
②プリンカップ内はケースにマットを敷き詰めるより表面積が狭く乾燥しにくい.
③まだ生態がよく判らない面もあり,万が一多様な環境を好む場合,
選択肢が広がり絶滅は免れる可能性が高い.
④コバエ(クロバネキノコバエ類)が発生しにくく,発生しても処理しやすい.
なお,以上の事は全て私見であり,実行して,死滅しても責任は負えません.
そこをご理解の上,参考程度に活用下さるようお願い申し上げます.
幼虫と成虫の好む環境が違うらしい事はすでに述べた.
飼育に関してもその様な環境を作って維持していけば,
飼育はそれほど難しくはないと思えるようになった.
一番手っ取り早いのは,クワガタ成虫やトカゲ類の飼育するセットで良いと思う.
上はトカゲ用.
しかし,前回その様なセットで全滅させた.
原因はマット全体が加湿してあるので餌がカビやすくなる.
そこで適度な湿潤状態で維持しようとする.
維持出来れば良いのだが,うまく行き始めると手を抜き初める.
成虫は乾燥しても元気なのでケージを外見で眺めて成虫が沢山元気でいる.
うまくいってると思いこんでしまう.
ある時中を覗くと,実は乾燥のため幼虫は全滅.
そうこうしているうちに成虫も産仔せずに死に絶え,終わり.
となる訳である.
炭酸カルシウムをゴキブリ登攀防止に良いといったが,一応重大?な欠点もある.
1.高密度で飼育している場合や,垂直面を登りたがる種の場合,こまめに見ていないと写真の様に炭カルがすれて無くなり,すごい事となる.
写真正面のケージ内面に塗った炭カルが全て落ちており,そこより天井面に這い上がってしまった.
2.ケージ内が炭カルにより白くなり,見た目が汚くなる.
それでもやはり油系の物より良いと思う.
本種の飼育もゴキブリの中では簡単である.しかし,ワモンゴキブリなどの休眠しない熱帯産は1年もしないうちに色々なステージが一ケージ内に混生する様になるが,本種は加温して飼育しても休眠による成長が滞る時期があり,長く室内で飼育していると全ステージが揃うそうだが,私の手元にいる個体群は,春先は成虫がいなくなる.滅びるわけではないため,良いのだが,一年を通して成虫をストックする事はまだ難しい.
しかし,クロゴキブリ飼育の良いところは,言い換えればワモン・コワモン・トビイロ・イエ(スズキはまだ飼育した事がない)などの熱帯性のゴキブリに比べ成長に時間がかかる為,ゴキブリ飼育にはつきものの淘汰をする回数が少ない点である.
シェルターは成虫が入れる為,幅10㎜以上あった方がよい.
床替えは3,4ヶ月に1回やれば十分である.
以前も少し紹介したが本種は昆虫の中でも大きさがあり,飼育も簡単である為,世界中で研究用として飼育されている.従って様々な飼育方法があると思うが,その一例として当社で行っている方法をご紹介する.
餌,水,シェルターは以前ご紹介した通りである.
特別な事として,シェルターは幅が広くないと,成虫が入れない.
餌を大量に食べるのでこまめに補給する.しかし,1週間ぐらいは無くなっても問題ない様である.
チャバネゴキブリの様に一生が短くない為,死骸が溜まらない.
よって床替えは3,4ヶ月に1回やれば十分である.
以前も少し紹介したが本種は昆虫の中でも大きさがあり,飼育も簡単である為,世界中で研究用として飼育されている.従って様々な飼育方法があると思うが,その一例として当社で行っている方法をご紹介する.
餌,水,シェルターは以前ご紹介した通りである.
特別な事として,シェルターは幅が広くないと,成虫が入れない.
餌を大量に食べるのでこまめに補給する.しかし,1週間ぐらいは無くなっても問題ない様である.
チャバネゴキブリの様に一生が短くない為,死骸が溜まらない.
よって床替えは3,4ヶ月に1回やれば十分である.
多くのゴキブリ類は6本の肢の跗節の先の爪の間に爪間板(Arolium)と呼ばれる部位が発達しており,これを使用して垂直なガラス面等を自在に移動する事が出来る.
この様な生き物を脱走させずに飼育するには,その壁面登攀能力を阻止しない事には,世話をする度に脱走される事になり,おそらく大問題になると考えられる.
そこで飼育容器壁面上部に幅5~10㎝に以下のものを塗りつけると滑って登れなくなり,蓋を開けても壁を伝って逃亡する個体はいなくなる.
トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea Burmeister)の爪間板

バター(マーガリン)
炭酸カルシウム(私が現在行っている方法で水に溶かし,筆で塗りつける)
ワセリン:流動パラフィン(1:1)(学会出版センター昆虫実験法より)
ワセリンのみ
炭酸カルシウムの良いところは,油系のものより洗うのが楽な事.
しかし,この方法でもミナミヒラタゴキブリ初齢幼虫は登る事が出来る.
シェルターはゴキブリが落ち着いて暮らせる様に,狭く暗くを考え作る.
以下がうちで使っているシェルターである.
現在,土中に潜らない種は殆どこれを使っている.
幅のある物は国産ではヤエヤママダラゴキブリ(Rhabdoblatta yayeyamana Asahina
)外国種ではブラベラス属などの厚みのある種に使用している.
材料は以下の通り.殺虫剤や忌避剤等が使用されていない物を選ぶ.
割り箸(100均)
ボール紙(出来れば昆虫資材を購入した時の物を使用)
のり(でんぷん糊)
ゴキブリは種類によってはかなりタフな生き物で,うっかり水をきらしても,それが原因で殺すようなことはあまり無い.しかし,屋外性のゴキブリ類は結構弱い者もいる.気を付けて飼育した方がよい.
では給水の方法である.調べると色々有るようだが,私がやっているのはプリンカップフタ中央に穴を開け,ガーゼを適当な大きさに切り,水を吸い上げる方法.
プリンカップは何度も洗って穴があくまで使用する.
水が飛び散らないため,飼育ケージ内を乾燥した状態で維持しやすい.
他の方法として
・ 野菜,果物を与える.
・ 三角フラスコに脱脂綿を浸して入れる.(学会出版センター昆虫実験法より)
・ ネズミ用やニワトリ用小型給水器を使う. (学会出版センター昆虫実験法より)
等がある様だ.
様々なゴキブリ飼育情報を見ると,ゴキブリの餌には皆さん様々なものを与えていらっしゃるようです.原則雑食なので人間が食べる物はおそらく何でも食べると思われます.リンゴ等のフルーツ,野菜,腐葉土,種によっては朽ち木等.
私が与えているのはネズミ飼育用の固形飼料と水のみ.飼育種の9割近くはこれだけで飼育が出来ています.たまに生け捕り用のスペシャル練り餌をお裾分けすると,瞬く間に完食するところを見ると,本当は色々なものが食べたいのかも知れません.
O酵母工業㈱製実験用動物飼料
写真の様なプリンカップに入れて与えると,ダニ(ケナガコナダニが多い)が湧いてもすぐに捨てる事が出来管理しやすい.