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2012年10月31日

マルバネゴキブリの謎


The mystery of Hebardina yayeyamana

本種は,「雄がいない」とか,「単為生殖する」など様々な噂がささやかれていたし,私も半分信じていました.

朝比奈(1991)に,あれだけ多くの個体が採集されているのだが,雌しか得られていないというのがなんともロマンを感じ,単為生殖説が生まれたと予想するが,

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こちらは♀成虫.

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そして,♂成虫.
一回り以上雌に比べ小型で細い.
尾突起もはっきりと確認できる.

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卵鞘.
これは期待しても良いでしょう.

ちなみに単為生殖の可能性は0とは言い切れませんが,今まで飼育した経験から考え,まず無理でしょう.

2012年10月30日

ワモンゴキブリの寿命

The life of Periplaneta americana

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産卵されてから1,018日生きた個体.
卵期間50日.
幼虫期間180日
成虫期間788日
約2年10ヶ月.
2年6ヶ月過ぎた頃から特に気にかけていたが,よく生きたと思う.
卵期間は,私のところでは38~51日.
幼虫は長い個体で534日の記録があるので,まだまだ記録は伸びそうだ.

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はたして,この寿命を越える個体が現れるか?
まだ候補はいるので楽しみである.
ワモンを繁殖させずに1匹だけ飼う.

こうゆう楽しみもいいかもしれない.
ただし,雌は単為生殖し,卵鞘は孵化するので,増えてしまう事もある.
ちなみに,あまり産卵しない個体ほど長生きする傾向にあるようだ.

2012年10月29日

Eurycotis floridana またまた脱走

Eurycotis floridana escaped again.


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こんな状態でした.

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炭カルも片面は全く付いておらず,

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防虫シートもこの通り.

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中を見ると,水は無い,餌は無いはで,これでは怒りますな.

チャバネゴキブリなどは,個体群によって,すぐこんな状況になる事もあるが,防虫シートに穴を開ける能力は無いので,脱走は無い.

本種も体が大きいので大事には至らないが,よくない管理です.

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ケージを変えておしまい.
水と餌に群がる状態.

この生命力を見るに,害虫として扱われてしまう訳が分かる気がします.

2012年10月26日

Morphna dotata 無性卵

The asexual egg of Morphna dotata


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今年2度目の卵排出.

一度目は若気の至り と若干焦りながらも,希望を持っていたが,2度続けて起ると諦めが付くというもの.

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雄がいないので同定は出来ないが,Morphna dotata ではないかと思われる.

大きくて,綺麗な種なのだが,残念.


2012年10月25日

Schaben, Biologie - Haltung - Zucht


Blattodea,Biologie – morphology- breeding


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先日購入した本.
ドイツ語で書かれているが,絵や写真は綺麗で,専門用語は何と無く分かるので,持っていても損はないかも.

アク○ホリックにて販売中.
2,400円.

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雌雄の見分け方や,お馴染みの種が多いがペットローチの説明がカラー写真とともに載っている.

2012年10月24日

Therea regularis

Therea regularis

変わったゴキブリを入手しました.
羽化するまでは,信じられませんでしたが,こんな変化もあるんですね.

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白玉.
Therea petiveriana.

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そして,オレンジ玉.
Therea regularis.

両種ともインドに生息.
インドといっても広すぎてどこだか分からない.
あれだけ広い土地と気候があれば,未記載種も沢山いるでしょう.
まあ,記載するのが大変なわけですが.

これは♂なので,雌雄のタイミングが合うか.

2012年10月23日

ゴキブリ生け捕りトラップ結果 つづき.


Continue as a result of a cockroach capturing-alive trap.

トラップを設置した場所は当然ワモンが発生している場所.

回収していると沢山見かける.

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通路で踏まれた中齢ワモン.

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その側のコンクリートクラック内に潜む多分成虫ワモン.
アンテナだけが左右に揺れて妙な威圧感に包まれている.

しかし,こんなにいるなら手で捕った方が早い.

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そんな訳で,そうする事に.

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こんなもんです.

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粘着シートにも生きたまま付いている.
これは♀.

上手くはがせば,これ1匹で1年後は数十匹~数百匹に殖やす事ができる.

2012年10月22日

ゴキブリ生け捕りトラップ結果

The result of a cockroach capturing-alive trap.

回収してきました.

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どうですか.
綺麗ですね.
捕まっている気配がないです.

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炭カルを塗った部分を見ると,ゴキブリと思われる足跡が付いています.
しかし,数は少ないですね.

中央の誘引剤は食べられたのか無くなっています.

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あまり期待をせずに中を調べると1匹幼虫がいました.
設置した場所が天井裏だったので,生息密度は高くなかったと思われます.

これなら,ビントラップの方が成績良かったかも知れません.

つづく.

2012年10月19日

またノミバエ

Reincarnation of Phoridae

飼育室に,ノミバエが飛んでいるので,おかしいとは思っていたが,怪しいケースは全く正常.
外からの侵入も考えられる捕獲数なので,それほど危機意識は持っていなかったが,やはり発生源が室内にあった.

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ヒメチャバネゴキブリの中.

発生数は5,6匹程度だったが,完全駆除しなければどこに飛び火するか分からないのがこの種の恐ろしいところ..
殺虫剤は使えないのでいつものアルコール駆除.

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この大きさの虫であれば簡単に動きを封じ込める.

希少種に入られたら一大事なので,数十匹を新容器に移し,他は淘汰する.

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左がエタノール,右がゴキブリを捕獲して移すプラビン.

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以前は,ショウジョウバエ培養に使っていたが,お役御免になり,採集ビンに使っている.

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すっきりしたが,これだけいればすぐにもとの数に回復する.

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侵入した原因を考えたが,コバエ防止シートに空いた1mm程度の穴.
これしか考えられない.
気をつけましょう.

2012年10月18日

コロセウス幼虫の擬死

Sham death of the larva of Blaberus colloseus


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擬死と気軽に書いたが,ウィキペディアを見るだけでも様々なタイプがあることに驚いた.目的は外敵に遭遇した時に自分のみを守る事.
昆虫以外にもヤスデやヘビなどにも見られる行動らしい.

Lucihormetica verrucosa のグループの幼虫もよく固まる.


ちなみにタヌキ寝入りも擬死とは知らなかった.

ゴキブリを通して,少し知識が広がった.

2012年10月17日

硫黄島 10月の生物


The living thing of Iwo-To.October , 2010.

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このときは,今まで見た中では,最もよく南硫黄島が見えた.
しかし,滞在の長い人に聞くと,もっとはっきり見えるときもあるそうだ.

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山頂は相変わらず雲に隠れている.

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ミナミヒラタゴキブリ.

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オガサワラゴキブリの幼虫を襲っているアシダカグモ.

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オオムカデ.
ここのは父島の個体より大型が多い.

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アカガシラカラスバト.
光に反射すると赤紫色に光大変綺麗です.

2012年10月16日

ネバダオオシロアリの巣作り


Making the nest of a Zootermopsis nevadensis.

イエシロアリ3年物の壊滅がショックで,それ以来,こまめにシロアリも床換えを実施することにした.

本種も,調子良さそうであったが,キノコが生えたりと腐朽が進みそうなので前回垂木などを餌として与えたが,結構シロアリには好評で,盛んに摂食,巣を構築しだした.

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クヌギの産卵木も入れてあるが,垂木も同じ様に食べている.

やはり家の方が好みでしょうか.

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女王が何所に居るか分からないが,動きが外から観察できるのは楽しい.
そのうち出てくるかもしれない.

2012年10月15日

龍ヶ崎 秋の昆虫


Insecta found in Ryugasaki during autumn.

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階段を登れずうろついていたカメムシ幼虫.
体色が濃紫のメタリックに発色して綺麗だ.
シロヘリクチブトカメムシの幼虫ではないかと思うが.

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研修所の入口脇にあった鉢皿に生き物発見.

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コシマゲンゴロウ.
久しぶりに見ました.

夕方暗くなってきた頃,窓から巨大な飛行物体が.

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ケラでした.
ケラって飛ぶんですね.
知っていたような気がするのですが,実際飛んできた時はなんだかさっぱり分かりませんでした.
クロゴキブリの飛翔と同じ感動でした.

2012年10月12日

またまた 机に招かざる客 

Often He is an uninvited visitor to my desk.


カネタタキといい,不明のゴキブリ(正体判明)といい,いろんな虫が出没する.

本日は,超メジャーなチャバネゴキブリでした.

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動きは比較的とろいので写真は撮りやすい.

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いい気になって撮っていたら,結構あちこち歩かれた.

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産卵中の♀.
捕獲しておいて良かった.
侵入経路も判明.
現場から回収してきたネズミ捕獲器の回路内に侵入していた個体であった.

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ちなみに前回の謎ゴキはPhoetalia pallida でした.

なぜこんな所にいたか,これまた人には言えない心当たりがあり.
原因判明で一安心.

2012年10月11日

ゴキブリ生け捕りトラップ Made in USA.


The capturing-alive capture machine for cockroaches.Made in USA..


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結構大型の滑って落ちる落とし穴タイプのトラップ.
取引先の企業から,面白いものがあるとの事でお借りした.

本当は,粘着シートも付属するちゃんとしたゴキブリ駆除器.

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白いのは滑りを良くする為の炭カル.
製品には粉がついていたが,粉だらけになるので,炭カルにした.
捕獲して生かすために,固型飼料とニンジンをラップで包み,少しだけ切れ目を入れた.
真中に,付属の誘引剤を置く.

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完成品.

これを,上野のワモンゴキブリが生息している天井裏に設置.

回収は今月中旬.
お楽しみ.

2012年10月10日

エタノール殺虫 その2

Insect killing using alcohol. Vol.2

エタノールによる殺虫は,微小な昆虫に威力を発揮する.
前回はヒトスジシマカでしたが,今回は強敵ニクバエ.

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止まった瞬間を狙い,必死に霧吹きのコックを握り何とか仕留める事が出来た.

一度飛行能力が殺がれればこちらのもの.

しかし,そこいらじゅうアルコール臭が漂う事になるのは仕方ない.

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こうなると何の種かさっぱり分からない.

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乾燥させてポーズをとらせたついでにハエのオモチャとの比較.

こんなものでしょう.
ちなみにシリアカニクバエでした.

2012年10月09日

Eurycotis sp.( Saint Martin)産卵


Laying eggs of Eurycotis sp.( Saint Martin)

いくつかの雌が産卵を始めた.

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産卵後も濃茶にならない卵鞘がいくつか見られる.
この傾向は,卵鞘を産み落とす大型のゴキブリによく見られる.
特に本属を含め,Eurycotis属やDeropeltis属に多く見られる.
インブリの影響もあるかもしれないが,今のところ累代をする上で,特別支障は感じていない.
しかし,Archiblatta hoeveniiのように,突然孵化率0%になる種もいたので,油断は禁物である.

2012年10月05日

ヨロイモグラゴキブリ衰弱


Macropanesthia rhinoceros has become weak.

最近,若い個体が殖えて来ており,飼育は安定していると思っていた.

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そんな中,Adult 雄の動きが鈍くなって,腹節も伸びた変な状態になっている.

寿命が長い本種とは言え,いつかは尽きるはず.

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つきた後は標本にしようと思い,隔離飼育にしたが何と無くまだ生きている.

こんな容器に入れると,昔クワカブをやっていた頃のショップの陳列に見えて,とても弱っている昆虫に見えない.

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しかし,触角は先端が欠損して,高齢といった風貌である.


2012年10月04日

机の上に来客


The cockroach which haunted the desk

様々な虫が出没する事務所だが,今回はこれまた珍客が.

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これは明らかに国内種ではない.

なぜ飼育室ではなく,事務所にいるのか.
原因と種は大体検討つくが,とりあえず終齢のようなので,飼育して確認する事にする.

2012年10月03日

ワモン出現


Periplaneta americana appearance.


ゴキブリ類の飼育は大体夜間に行う.

だからって「ワモンが徘徊しても良い」との関係は全くないが.

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オガサワラゴキブリの飼育棚にワモン発見.

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遠目に雄と分かったので,真剣に捕獲体制をとらなかったのだが,逃げた.

いずれはトラップに入るとは思うが.

2012年10月02日

綺麗な生き物なんですが


It is a beautiful living thing. (Pseudomops septentrionalis


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よく増え,飼育環境が多少悪化しても,もろい感じはしません.

分布はUSA,メキシコ,コスタリカ.
結構広い地域に見られるようです.

しかし,インドに行った時も,インド原産のTherea属を探しましたが,見つかりません.害虫種なら見つかりますが,野外種は生息ポイントが限られているのかもしれません.

2012年10月01日

ニホンヤモリ

Gekko japonicus

出勤すると,階段の脇で発見.


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外ではたまに見かけたが,事務所内では初めて.
どこかの通気窓から入ったのだろう.

飼って見ようかと捕まえたが,飽きて逃がす時機が冬になりそうなので,窓からはなしてあげた.

ヤモリはご存知のように「守宮」「家守」と書き,昔から可愛がられてきた.
アシダカグモ同様,家の周りの小昆虫を餌にしている有益な動物である.

しかし,近年,「気持ち悪い」といった理由から駆除の対象にされつつあり,人間の生物嫌いもここまで来たか!と嘆かわしくなる.

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