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2008年08月29日

クロゴキブリの天敵 ハエトリグモ

飼育施設内は一年中加温しているため,クロゴキブリが繁殖している.
最近,あまりにも増えすぎたので,掃除機による駆除を行っているが,
助けてくれる生き物もいる.

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クロゴキブリ初齢幼虫を捕獲したハエトリグモ.

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拡大.
自分と同じ大きさのゴキブリをくわえている.
アダンソンハエトリ♀でしょうか.
結構ハエトリも最近増えつつあるような気がする.
東京でアシダカグモが捕れれば,放飼しようと考えているが未だ見たことが無い.
従って,クロゴキ成虫は野放し状態であ

2008年08月28日

上海土産

街中の虫屋で虫入れを購入した.

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このように分解して,虫を入れる.

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大きさはこんな感じ.
別の店はこの入れ物専門店があり,象牙で装飾されたものや,
高級骨董品のようなものも販売されていた.
ちなみにこれは10元.日本円にすると150円ほど.
中に入れる虫達は5元~10元で売られていた.
(今入っているゴキおもちゃは日本で購入)

2008年08月27日

上海ゴキブリ事情 まとめ

ゴキブリの調査は,仕事の合間にしか出来なかったが,
当初の予想に反して上海浦東地区では,ゴキブリを1匹も見ることは出来なかった.
ホテルのトラップも捕獲なし.
野外にかけたトラップは,
一日に何回も降る嵐のような夕立で吹き飛ばされて,水が入ってダメ.
上海に住んでいる日本人に聞いたが,やはりあまり見た記憶がないらしい.
という事は,東京よりもゴキブリが少ないのかもしれない.

唯一目撃情報として,「黄浦江の渡し舟の中で見かける」情報があったので,
次回行く機会があれば,調査してみたい.

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黄浦江は水が汚く,生き物は何も見えない.
遊覧船や輸送船が沢山行き来している.

2008年08月26日

上海ゴキブリ事情 その3

住宅街を散策していると,熱帯魚・爬虫類・虫や植物,
怪しげな骨董品を売っている商店街があった.
観光客が行くような場所だと,すぐに「社長時計安いよ」「ロレックス,ロレックス」
と面白いようにいろんな方が声をかけてくれるが,
この商店街は多分知っている人しか入らないのだろう.
誰も声をかけてこないので,静かに落ち着いて見る事が出来た.

こちらでは,鳴く虫を虫ケースに入れ鳴き声を鑑賞する習慣があるらしい.
3種類の虫が売っていた.

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巨大なキリギリス.

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たぶん鈴虫.

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鈴虫の半分の大きさの虫.
どれも1匹ずつ入っている.

買ったついでに店主にこの商店街でゴキブリは見ないか聞いてみた.
すると,たまに排水口や外で見るが,毎日見るほどはいないとの事.
確かに店内の棚隅なども見ても,ゴキブリの形跡は無い.

2008年08月25日

上海ゴキブリ事情 その2

ホテル到着.
泊まったホテルは浦東地区の四星のホテル.
とりあえず,トラップを設置する.

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冷蔵庫下に黄色く見えるのがトラップである.
室内は見たところゴキブリの形跡は無い.
ついでに,今話題の南京虫(トコジラミ)の形跡があるか調べた.
無いようだ.
屋外にはコップトラップを仕掛けてみた.

夜の街を散策するが,姿一つ無い.

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いかにもいそうな住居エリアから,近代的ビル群の中まで歩いてみる.
何もいない.

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巨大なミラーボールの付いた「東方明珠広播電視塔」.

2008年08月22日

上海ゴキブリ事情 その1

先週,4日ほど上海に出張していた.
上海は,緯度でいうと鹿児島県ぐらいの位置にあり,
気候的には東京に近いと聞いていた.
上海のゴキブリに関する文献によると,
クロゴキブリが多く生息しているような事も報告されている.
大都市ではあるが,上海ならではのゴキブリが見つかれば良いと思い出発.

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とりあえず浦東空港到着.
下の看板はリニアモーターカーの案内表示である.
案内文字はそのものである.
乗ろうか迷ったが,荷物が沢山あるのでタクシーでホテルへ.

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車窓より.
浦東新区のビル群が見える.
この地区は現在猛烈なスピードで開発が進んでおり,
世界有数の高層ビル群が立ち並んでいる.

2008年08月21日

ミナミヒラタゴキブリ 飼育法

飼育状況.

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右が石垣産,左が母島産.
同じ環境のつもりなのだが,石垣産は中々殖えない.
水容器にはミズゴケを乗せ,小さい幼虫の潜み場所や産卵場所とし,
シェルターと落ち葉はそれ以上の成長した個体の潜み場所にしている.
今のところ,産卵は乾燥した場所に多くする.
もう一つのカップは,ヤシガラ半分上にミズゴケ.
高湿環境が必要な個体もしくは成長過程で潜り込める様にしている.
飼育温度は冬でも20℃を切らないようにしている.

2008年08月20日

ミナミヒラタゴキブリ 1齢幼虫

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非常に小さな幼虫である.
この小さな幼虫は登攀阻止炭カルを楽に突破する困り者である.
バターも楽に突破する. 

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拡大するとこんな感じ.
体長は2㎜なく,動きが速い為野外での発見・捕獲は大変であろう.

2008年08月19日

ミナミヒラタゴキブリ 中齢幼虫

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写真は終齢に近い幼虫.
特徴として薄茶色の目立たない体色に,複眼の赤褐色と,
腹部背面の黒褐色斑が目立つ.

2008年08月18日

ミナミヒラタゴキブリ 成虫♂♀

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右が♂,左が♀.
並べると雌雄の区別は大きさから出来るが,単体である場合わからない.

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腹面から見ると違いが判る.
右♀,左♂.

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前胸背は無紋で薄黄色の小さな目立たないゴキブリである.
全体色が薄いため,複眼の赤褐色が良く目立つ.
最初に紹介してからいろいろな場所で捕ったが,
本種は地表面に近いが,地表の枯れ葉下などには少なく,
それよりわずか上の場所(倒木樹皮下)から,
ビロウの枯れ葉のある2・3mそれ以上の,乾燥した植物体隙間等に生息しているようだ.

2008年08月15日

ミナミヒラタゴキブリ♂肛下板

Blattellidae チャバネゴキブリ科
Onychostylus Bolivar ウスヒラタゴキブリ属
Onychostylus vilis (Brunner v. W.)ミナミヒラタゴキブリ

日本に産するウスヒラタゴキブリ属は3種1亜種.
外見上はミナミヒラタゴキブリとウスヒラタゴキブリは良く似ていると思う.
2008/3/24ブログ参照.
しかし,♂肛下板の形状が全く異なっており,
腹部腹面腹端部を拡大すると違いが判る.

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ミナミヒラタゴキブリ♂肛下板
矢印の所に茶色の交尾器が見える.

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ウスヒラタゴキブリ♂肛下板

2008年08月14日

Therea petiveriana(ドミノゴキブリ)成虫の色彩

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横から見ると腹部・胸部腹面にも白斑が有るのが判る.
なかなかお洒落なゴキブリである.

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幼虫の地味さからは想像できない.

2008年08月13日

Therea petiveriana(ドミノゴキブリ)羽化

ゴキマニアの中ではすでにお馴染みとなったTherea petiveriana.
幼虫で入手したが,なかなか羽化しなかった.
それが成虫となった.

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この状態では何なのかよく判らないが,しばらくするとこうなる.

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2008年08月12日

ゴキブリの床替え方法 その5

最後に古いケージの洗浄です.
生きている個体を新しいケージに移した後,洗剤を入れ水を入れます.

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こうする事で,残っている可能性のある,生きている個体も卵鞘も,処分できます.
卵鞘がある場合は,しばらく(半日)放置した方が良いでしょう.
すぐ洗いたい場合は,熱湯を入れます.
すると生きている個体がいても,瞬時に死んでしまいます.
ただし,熱湯はプラケの種類(メーカー)により細かいひび割れを起こす可能性があるので,注意が必要です.
実際,私もいくつもやりました.
完全に使えなくなるわけではないですが,がっかりします.
熱湯を入れるまでは大丈夫でも,その直後,容器が熱いうちに水を入れても同じようなことが起こります.
何をやっても割れない容器もあります.
大事に使いたい人,容器の耐久性がわからない人は,洗剤+水を使った方が無難でしょう.

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放置した後,流しに100円均一で買ってきたゴミ受けをセットし,洗います.
そのまま流すと,2度とその流しは使わせてもらえなくなります.
ゴキブリの破片は残らず回収.
ゴミ受けと共に捨て,容器を殺菌し,終了となります.

2008年08月11日

ゴキブリの床替え方法 その4

綺麗になりました.

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ゴキブリ達も喜んで?いるようです.
今回はシェルターの交換はしませんでした.
シェルターには卵鞘が付着しており,また段ボール紙の目の中には,
小さな幼虫が入っています.
ダンボールの代わりにベニヤ板も検討しているが,幼虫のことを考えると,
未だにふみきれない.

2008年08月08日

ゴキブリの床替え方法 その3

準備が出来たので,古い容器から新しい容器に移します.

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汚いですね,しかし,何ヶ月も手入れせずにいてこの程度ですから,
他の生き物の世話の頻度からすると,少ない方でしょう.
ゴキブリの移動はシェルターごと行います.

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移す方法は手です.
万が一逃走した個体がいても捕まえやすいのが理由.
それとシェルターの湿り気などから取替え時期を考える上で素手が一番.

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こんな感じで二つのケージを並べて行います.
左の古い方の炭カルの状態に注意.
ゴキブリガの登ろうとして場所によりとれているのが判ります.

2008年08月07日

ゴキブリの床替え方法 その2

新しいケージに入れる飲み水と餌の準備.

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この容器は大切な種ほど再利用した物を使用している.
再利用に当たっては,綺麗に洗浄後,ハイター等の殺菌剤で殺菌処理している.
新品を使用しない理由は,
・新品の表面には,洗えば落ちる程度ではあるが,正体の判らぬ油の様なものが付いている.
・餌容器は,固形飼料を使っているが,餌が食べられて減ってくると,粉状のカスが出る.このカスが初齢ゴキブリの体に付着し,餌容器から脱出できず,死んでしまう経験をした.また,トルキスタンゴキブリのように壁面を登れない種は新品の餌容器も上手く登れない.
等が理由である.
従って,餌は粉状のものは与えた事が無い.

2008年08月06日

ゴキブリの床替え方法 その1

どんな生き物でも,飼育環境の掃除は必要となる.
汚れる原因は,死骸が溜まってくる事が一番.
従って,掃除の頻度が高いのは繁殖力が高く,
寿命の短い種がどうしても早く汚れる.
その代表種は世界の害虫であるチャバネゴキブリであろう.
その次がワモンゴキブリ・コワモンゴキブリ,トビイロゴキブリあたりだろうか.
今回は上記種を掃除した後であった為,ウルシゴキブリを取り上げた.
基本的には,「逃がさない・生きたまま捨てない.」を厳守して行っている.
特に本種のように卵鞘を産む種は,注意したい.
過去のブログでも,各論的なことは紹介しているのでそちらも参照してほしい.
まず,新しいケージの準備から.

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写真のように水に溶いた炭酸カルシウムを筆でケージ上面に塗りつける.
主に使用しているサイズは中プラケである.
このとき新しいケージだと,炭カル水をはじいて上手く塗れない事がある.
その場合はエタノールや洗剤を少々入れるとはじかず上手くぬれるが,
エタノールは乾燥するときに塗り面がはじいてしまう為,
炭カルを濃い目に溶く必要がある.
私は多少傷が付くがごしごし根気よく塗っている.

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これでケージは完成である.

2008年08月05日

マルゴキブリの成長

昨年11月に生まれたマルゴキブリの幼虫は,少しずつ大きくなり,
中齢から終齢の段階だと思われる.
初齢の頃に比べ,日中はあまり外を出歩く事が無くなった.
また,以前は単独でシェルター内にいることもあったが,
最近は一つのシェルター内に,全ての個体が寄り添うように入っている.

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しかし,成長してきているのでシェルターより,
はみ出してきている個体の写真は撮れた.
ヒメマルゴキブリはすでにF2・F3が生まれているのに,
本種は成長が遅いのか,飼育法が悪いのか,まだまだ成虫にはなりそうに無い.
まだまだナゾ多き種である.

2008年08月04日

鼠の置物

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なかなか良いものがあった.

2008年08月01日

鼠塚

昨日,ねずみ駆除協議会 総会が行われた.
場所は東京 広尾.
今年は子年ゆえ,普段PCO業務に深く関わっているねずみの供養を目的とし,
ここ祥雲寺で開催された.
ここには,明治32年にペストが流行した際,
予防のために殺された,鼠の霊を供養して建てられた動物慰霊碑がある.

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石碑には鼠塚と書かれている.
供養の前に住職の説明があり,裏にはこう記されているそうである.

数知れぬ 鼠もさぞや
うかぶらむ この石塚の
重き恵みに

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興味のある方は,日比谷線広尾駅からすぐの距離にあるので,
行かれてはどうでしょう.
なんとなく肩の重みがとれたような.

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